- 不動産会社の集客をSNSで行いたい!
- 不動産会社の集客をSNSで行うメリットって?
現在は多くのユーザーがSNSを利用していることから、不動産会社の集客をSNSで行う企業も増えてきています。
しかし、SNSでどのように集客を行えばいいのか、あまり把握していないという担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、不動産の集客にSNSを活用するメリットやデメリット、具体的な活用方法、企業事例などについて詳しく解説します。
また、不動産の集客方法については、「【不動産会社向け】集客方法12選と成功させるコツを解説!」の記事内でも詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
不動産会社の集客にSNSが活用されるようになった理由
不動産会社の集客にSNSが活用されるようになった理由として、一番大きいのは新型コロナウイルス感染症です。
新型コロナウイルス感染症の影響によって、直接対面して営業を行うのが難しくなってしまいました。
その結果、オンライン上でアプローチする企業が増えたため、その手段の一つとしてSNSが活用されるようになりました。
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不動産会社の集客に活用できるSNS一覧
不動産会社の集客に活用できるSNSとして、以下の5つが挙げられます。
- YouTube
- X(旧Twitter)
- TikTok
順番に解説します。
YouTube
YouTubeは、SNSの中でも動画に特化したプラットフォームであり、視覚だけでなく聴覚からも情報を伝えられます。
短時間でも膨大な情報量をユーザーに伝えることが可能です。
また、YouTubeにアップロードした動画は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンに表示されることもあるため、他のSNSよりも集客しやすいのがメリットといえるでしょう。
しかし、YouTube動画を投稿するにあたって、企画の発案から撮影・編集・分析までやるべきことが多く、動画編集やデザインなど専門的なスキルも必要です。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は、SNSのなかでも拡散力が非常に高いので、たとえフォロワーが少なくても、投稿内容次第ではバズらせることが可能です。
不動産に興味がある顕在層はもちろん、興味がない潜在層にも自然とアプローチできます。
しかし、有料プラン以外は投稿で入力できる文字数に上限があったり、拡散力が高いゆえに炎上するリスクもあったりするので、利用時には十分に気をつけましょう。
TikTok
TikTokはショート動画がメインのプラットフォームであり、X(旧Twitter)同様に拡散力が非常に高い傾向にあります。
そのため、初投稿でいきなりバズらせることも十分に可能です。
また、TikTokはショート動画がメインであるため、YouTubeのような長尺動画よりも、作成のハードルが低いというのもメリットといえます。
Instagramは、動画や写真が投稿できるプラットフォームです。
不動産会社の集客において、物件の外観や内装の様子を投稿することで、視覚的にわかりやすく情報を伝えられます。
ストーリーやDM、コメントなどでユーザーと直接やりとりすることも可能なため、円滑に関係性を構築できるのもメリットです。
しかし、現在は集客目的でInstagramを運用している企業が数多くあるため、競合アカウントのリサーチをしっかり行わないと、成果に期待ができない恐れがあります。
Instagramの集客については、「【完全保存版】インスタ集客を成功させるコツ10選!」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
Facebookは、実名登録が基本となっているプラットフォームであるため、他のSNSよりも安心感があります。
また、Facebookを活用しているユーザー層は30〜50代が多いため、一般的な不動産購入・投資の顧客の年齢層ともマッチしています。
Facebook広告を利用する場合には、正確なターゲティングができるため、費用対効果が高いのもメリットです。
ただし、Facebookは他のSNSよりも拡散力が低く、新規ユーザーの割合も少ないため、他のSNSと併用しながら活用するのがおすすめです。
不動産会社の集客にSNSを活用する4つのメリット
不動産会社の集客にSNSを活用するメリットは、以下の4つです。
- コスト削減につながる
- 視覚的に訴求することが可能
- 顕在層だけでなく潜在層にもアプローチできる
- 拡散力が高い
一つずつ解説します。
1. コスト削減につながる
ポータルサイトを活用したりリスティング広告を出稿したりするなど、1人でも多くのユーザーを獲得するために、コストをかけている企業も多いはずです。
一方、SNSは基本的に無料で利用できるので、SNSで集客することによって大幅なコスト削減につながります。
2. 視覚的に訴求することが可能
SNSは、テキストだけでなく写真や動画も投稿できます。
視覚的な訴求が可能となるため、これまで以上に物件の魅力が伝えられるようになり、集客だけでなく成約率の向上にもつながります。
3. 顕在層だけでなく潜在層にもアプローチできる
SNSは、老若男女問わず多くのユーザーが利用しています。
そのため、SNSを活用することで不動産に興味がある人はもちろん、興味がない人にも自然とアプローチできます。
4. 拡散力が高い
基本的にどのSNSであっても拡散力が高いため、SNSを活用することで、自社のことをこれまで以上に認知してもらえるようになります。
投稿した内容が一つでもバズれば、一気に認知されるようになり、短期間で成果を上げることも可能です。
不動産会社の集客にSNSを活用する3つのデメリット
不動産会社の集客にSNSを活用するのは、メリットだけでなくデメリットもあります。
主なデメリットは、以下の3つです。
- 担当者の負担が大きい
- 炎上する危険性がある
- SNSによっては効果に期待ができない可能性がある
順番に解説します。
1. 担当者の負担が大きい
SNSを活用するにあたって、投稿内容を考えたり実際に投稿するコンテンツを作成したりする必要があります。
その他にも、データ分析や競合他社のリサーチなどやるべきことが多数あり、十分なリソースが必要となるので担当者の負担が大きいのがデメリットです。
YouTubeの運用代行については、「YouTube運用代行会社おすすめ15選!【2024年8月最新版】」の記事内で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
2. 炎上する危険性がある
SNSは良くも悪くも拡散力が高いため、不適切な内容を投稿したことで一気に拡散され、炎上する危険性も十分にあります。
炎上によって自社のブランド価値が下がり、売り上げにも大きな影響を与える恐れがあるので、投稿する内容には十分に気をつけましょう。
3. SNSによっては効果に期待ができない可能性がある
SNSといっても、YouTubeや X(旧Twitter)、TikTokなどさまざまな種類があります。
SNSによって利用しているユーザー層が異なるため、自社のターゲットに合ったSNSを選ばないと、想定しているような効果を得られない可能性があります。
不動産会社が集客を行うための具体的なSNS活用方法
不動産会社が集客を行うための具体的なSNS活用方法は、以下の3つです。
- 情報発信を行う
- キャンペーンを実施する
- 広告を配信する
一つずつ解説します。
情報発信を行う
不動産の集客に伴いSNSを活用する場合には、基本的に情報発信を行うのがメインとなります。
主に、以下のような情報発信や企画を行う企業が多いです。
- 物件の内覧動画を投稿
- 物件選びのポイント公開
- 不動産投資のコツや注意点
- 不動産に関するQ&A企画
キャンペーンを実施する
X(旧Twitter)やInstagramにおいて、投稿内容に対して「いいね」もしくは「リツイート」してくれたユーザーにプレゼントを渡すといった、キャンペーンを実施しているアカウントも数多くあります。
また、以下のような不動産キャンペーンの告知を、YouTube動画で大々的に行うのも一つの手です。
- 初期費用◯円
- 仲介手数料無料
- 家賃◯ヶ月分半額
キャンペーンを実施することで、投稿が拡散されて多くのユーザーに認知してもらえるようになり、フォロワー数の増加や認知度の向上につながります。
広告を配信する
SNSでは、広告を配信することも可能です。
年齢や性別、住んでいる地域などを絞って正確なターゲティングが行えるSNSもあるため、広告をうまく活用することで、さらなる費用対効果に期待ができます。
SNSの広告については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
不動産会社がSNS集客を行う際に意識すべきポイント
不動産会社がSNS集客を行う際には、以下2つのポイントを意識しましょう。
- 万全の体制を整えておく
- 誘導先であるホームページにも注力する
順番に解説します。
万全の体制を整えておく
SNSを活用して集客するためには、どのような投稿内容にするのかを考えたり、実際に投稿するコンテンツを作成したりする必要があるので、十分なリソースを確保しなければいけません。
また、成果を挙げるには、長期的かつ定期的に投稿することが求められるため、万全の体制を整えておきましょう。
誘導先であるホームページにも注力する
SNS経由でユーザーから興味を持ってもらったとしても、誘導先であるホームページが見づらかったり利用しづらかったりすると、すぐに離脱されてしまい、最終的な成果にはつながらない可能性があります。
不動産の集客をSNSで行っている企業事例
ここでは、各SNSで不動産の集客を行っている企業事例をご紹介します。
- YouTube|大和ハウス工業株式会社
- X(旧Twitter)|株式会社LIFULL
- TikTok|株式会社日盛ハウジング
- Instagram|積水ハウス株式会社
- Facebook|積水化学工業株式会社
YouTube|大和ハウス工業株式会社
住宅総合メーカーである大和ハウス工業株式会社では、YouTubeにて「大和ハウスグループ公式チャンネル」というチャンネルを運営しています。
230本以上の動画を投稿しており、チャンネル登録者数はまもなく8,000人に到達します。
テレビCMの他に、建築事例についても紹介しており、テロップが丁寧に挿入されているので、誰が見てもわかりやすい動画となっているのが特徴です。
X(旧Twitter)|株式会社LIFULL
https://twitter.com/HOMES_kun/status/1748152228026925316
不動産・住宅情報サービスや有料老人ホームなど、さまざまな事業を展開している株式会社LIFULLでは、X(旧Twitter)にて「ホームズくん」というアカウントを運営しています。
住まい探しに関するお得な情報の配信や、キャンペーンも積極的に実施しており、フォロワー数が15万人以上の人気アカウントです。
住宅に関する知識を紹介した動画も定期的に投稿していて、メルマガに登録してもらうための導線もしっかり設計されている、効果的な運用が行われている事例です。
TikTok|株式会社日盛ハウジング
一般住宅の建築や土木工事、住宅設備機器の販売などを行っている株式会社日盛ハウジングでは、TikTokにて「パルコホーム」というアカウントを運営しています。
主にルームツアーの様子を1分程度の動画として投稿しており、100万回再生越えの動画もあります。
「さまざまな住宅のルームツアーを気軽に視聴できる」とのことで、多くのユーザーから支持されており、フォロワー数が12万人以上の人気アカウントです。
Instagram|積水ハウス株式会社
この投稿をInstagramで見る
住宅建設をメインに、さまざまな事業を展開している積水ハウス株式会社では、インスタグラムにて「積水ハウス株式会社」というアカウントを運営しています。
注文住宅の実例や展示場の様子をご紹介しており、写真だけでなくリール動画も積極的に投稿しています。
投稿頻度が高くキャンペーンも定期的に実施していることから、多くのユーザーから注目を集めていて、フォロワー数は12万人以上です。
Facebook|積水化学工業株式会社
大手樹脂加工メーカーである積水化学工業株式会社では、Facebookにて「セキスイハイム|ハウスメーカー(住宅メーカー) 」というアカウントを運営しています。
フォロワー数は2万人を超えており、自社の商品や展示場、施工事例などに関する投稿がメインです。
まとめ
本記事をまとめると、以下のようになります。
- 感染症の影響によって直接対面して営業するのが難しくなったため、不動産会社の集客にSNSが活用されるようになった
- 不動産会社の集客にSNSを活用することで、コスト削減につながったり、潜在層にもアプローチできるようになったりするなどのメリットに期待ができる
- 不動産会社の集客にSNSを活用するデメリットとして、担当者の負担が大きくなったり、炎上する危険性があったりすることが挙げられる
- 不動産会社が集客を行うための具体的なSNS活用方法として、情報発信やキャンペーンの実施、広告の配信などが挙げられる
- 不動産の集客をSNSで行う際には、万全の体制を整えて、誘導先であるホームページにも注力することが大切である
不動産集客を行うにあたって、SNSを活用することでさまざまな効果が期待できます。
これからSNSを活用しての不動産集客を検討されている方は、ぜひ本記事でご紹介したい内容を参考にしてみてください。
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