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YouTube広告の出し方は?種類と出稿の手順を解説

マーケドリブン編集部

SNSマーケティングの基礎から実践までを解説します。 得意領域はYouTubeマーケティング。 登録者数累計100万人超のチャンネル運用担当、 元民放キー局、TV制作会社などのメンバーが所属。

本記事は「YouTube広告を出稿したいが、種類や手順が分からなくて困っている」といったお悩みを解決できる記事になっています。YouTubeは、約71%の日本人が利用していると報告されています。多くの人の目に触れるYouTube内に広告を出すことは非常に有効だと言えるでしょう。この記事を読むことで、YouTubeにおける広告の種類や特徴、実際に出稿する際の手順を知ることができます。YouTube広告が初心者の方には必読の内容となっていますので、ご覧ください。

広告動画5種類を紹介

YouTubeの広告には以下の5つの種類があります。

  • TrueViewインストリーム広告
  • TrueViewディスカバリー広告
  • バンパー広告
  • アウトストリーム広告
  • マストヘッド広告

それぞれの広告動画の特徴や強みをご紹介します。

TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、YouTubeで最も一般的と言えます。ストリームとは、インターネットに接続した状態で映像、音声データが楽しめる再生方式です。つまり、この広告はYouTube動画が再生されている時に組み込まれる動画広告になります。YouTube動画の開始前や終了後、合間に視聴者に表示されます。インストリーム広告には、スキップ可能なものとスキップが不可能なものの2種類が存在します。

インストリーム広告は、YouTubeの代表的な広告です。そのため、まずはYouTubeでオーソドックスな広告を打ちたいという企業におすすめの広告です。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、関連動画が表示される場所やYouTubeの検索結果、モバイル版のYouTubeのトップページなどに表示される広告です。インストリーム広告と違って、視聴者が広告をクリックして、初めて動画広告が再生したり、サイト外のLP(ランディングページ)へ移動する広告となっています。つまり、クリックなどのアクションを視聴者が行うことによって初めて課金されるクリック単価がディスカバリー広告の特徴です。

そのため、YouTube広告の中でも商品やサービスの購買を検討する段階にあるユーザーへのアプローチに効果的です。

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バンパー広告

バンパー広告は、インストリーム広告と同様にYouTube動画の直前や間、終了後に流れる動画広告で、2016年に新しく追加された広告になります。バンパー広告は、インストリーム広告と違って、6秒以内の動画であり、スキップできません。そのため、短い時間で視聴者に大きなインパクトを残す動画の作成が求められます。

広告動画の長さが短く、スキップできないため、幅広いターゲットの目に触れることが特徴です。そのため、最大6秒間でインパクトを与え、自社ブランドの認知を広げたい企業におすすめの広告です。

マストヘッド広告

マストヘッド広告とは、視聴者が動画を探すホーム画面(YouTubeのトップページ上)の最上部にて表示される広告動画を指します。YouTubeアプリを開いた際に表示されるホーム画面に広告が表示されるので、多くのユーザーにアプローチすることが可能です。トップページでは、最初はミュート状態になっていますが、動画の制限時間はありませんので、長時間の動画を広告として表示することも可能です。注意点として、今回ご紹介するYouTube広告の中で、唯一予約型のサービスで、広告の利用には違った手続きが必要になります。

しかし、短期間で多くの視聴者にアプローチすることが可能な広告です。そのため、新キャンペーンの開始など、短期間で大きな成果をあげたい場合におすすめの広告です。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、YouTube以外のプラットフォーム、すなわちWebサイトやニュースサイトに埋め込まれた動画広告を指します。「イン」ストリーム広告がYouTube内で表示される広告に対して、YouTube以外で表示される広告のため「アウト」ストリーム広告となります。広告動画はミュートの状態で動画再生が始まり、動画をタップすることでミュートが解除され、音が出る広告動画です。

YouTube外で表示されるため、普段はYouTube動画を見ない人にもリーチできることが特徴です。また低価格での出稿が可能なことも特徴です。そのため、企業の商品やサービスがYouTube動画を見る層とは少し離れているという企業におすすめの広告です。

YouTube広告の出稿方法

YouTube広告を出稿する際に必要なことは2つあります。

  • 広告用の動画を制作する
  • Google広告での出稿

それぞれで注意すべきポイントがありますので、ご紹介していきます。

広告用の動画を制作する

まず広告を出稿する際には広告用の動画を制作することが必要です。動画広告は、サービスの認知の拡大や視聴者のアクションに繋がりやすいです。

そのため、動画広告では、ユーザーにどのようなインパクトを残したいのかしっかりと考える必要があります。動画制作の際に気をつけるべきポイントを以下に挙げておきます。

  • コンセプトとメッセージを明確にする
  • 初めの5秒で視聴者を惹きつける工夫をする
  • ユーザーにとってわかりやすい動画を制作する
  • 次のアクションを分かりやすくする

1つずつわかりやすく解説していきます。

コンセプトとメッセージを明確にする

1つ目はコンセプトを固めて、視聴者に伝えたいメッセージを1つに絞ることです。動画広告のメッセージが複数になってしまうと動画の情報量が多くなってしまいます。そうすると視聴者に広告をスキップされる可能性が高くなります。また広告を最後まで見た際にも視聴者が「結局、何が言いたかったんだろう」と感じてしまう可能性が高くなります。

初めの5秒で視聴者を惹きつける工夫をする

2つ目は初めの5秒で視聴者にインパクトを残し、続きが見たいと思わせることです。そもそも、動画広告はユーザーが見たいコンテンツの前に出てくる邪魔な存在と思われていることが多いでしょう。そのため、最初の5秒でユーザーを惹きつける工夫がいかになされているかというのは最重要ポイントです。

ユーザーにとってわかりやすい動画を制作する

3つ目はユーザーにとって分かりやすい動画を制作することです。伝えたいメッセージを誰が見ても分かるように表現することでインパクトを残すことができます。その中でも、視覚的にインパクトを残すことは重要です。

次のアクションを分かりやすくする

最後に次のアクションまでの導線を引くことです。YouTube広告では、視聴者をLPなどへ遷移させるために、動画の中や概要欄に自社ページURLを設置しておく必要があります。視聴後のアクションまで考慮して、ユーザーの導線を作っておきましょう。

また自社で広告動画を制作することが難しい場合も多いでしょう。そういった場合は、広告動画制作の依頼という選択もありますので、以上の点を相談しつつ、ぜひ活用してみてください。

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Google広告での出稿の手順

次に実際のYouTube広告での出稿の手順を具体的に説明していきます。

手順は以下のようになります。

  • 新しいキャンペーンの作成
  • 達成したい目標を設定する
  • キャンペーンタイプの設定
  • キャンペーン名
  • 入札戦略
  • 予算と日程
  • 地域
  • 言語

手続き自体は簡単ですが、注意するべきポイントがあるので、解説していきます。

新しいキャンペーンの作成

まずは、広告を出すために、新しいキャンペーンを作成します。Google広告へログイン後、ページの左のサイドバーから「キャンペーン」を選択します。

そして、青い丸のプラスマークを押すと、「新しいキャンペーン」を作成することができます。

達成したい目標を設定する

次に自社で達成したい目標を選択します。選べる目標には以下のものがあります。

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 商品やブランドの比較検討
  • ブランド認知度とリーチ
  • アプリのプロモーション
  • 目標を設定せずにキャンペーンを作成する

自社のYouTube広告の目的に合わせて、目標を選択してください。また、達成したい目標の選択によって、次に選べるキャンペーンタイプが変化します。

今回は、「ブランド認知度とリーチ」を選択して、進めていきます。

キャンペーンタイプの設定

キャンペーンタイプの設定では、どんな広告を出すのか設定することができます。

「ディスプレイ」と「動画」の2種類がありますが、今回はYouTube広告なので「動画」のタイプを選択します。「ディスプレイ」は、YouTubeではなくGoogle検索の結果に表示される広告です。

そして次にキャンペーンのサブタイプを選択します。

キャンペーンタイプ「動画」には以下のサブタイプが選択できます。

  • スキップ可能なインストリーム
  • スキップ不可なインストリーム
  • アウトストリーム
  • バンパー
  • 広告シーケンス

今回は、YouTubeで最も効果的な広告と言われている「スキップ可能なインストリーム」を選択します。

広告シーケンスというのは、上記のサブタイプを、組み合わせて、個々のユーザーに特定の順序で表示するものです。

キャンペーン名

キャンペーン名は自由に決めることができます。広告の内容や期間が、一目見て分かる名前にすると良いでしょう。

入札戦略

入札戦略というのは、狙い通りの広告枠に出稿するために、広告の上限単価や目標単価を設定することです。

入札戦略については、後に詳しく解説します。

予算と日程

次に広告の予算と日程を設定します。予算には「キャンペーンの合計」と「日別」の2タイプがあります。基本的には、広告配信期間の総費用を示す「キャンペーンの合計」の設定がおすすめです。しかし、広告配信の期間が決まっていない、日別で予算の強弱をつけたい企業は「日別」の設定で問題ないです。

地域

特定の地域に住んでいるターゲットに広告を配信したい場合に設定する項目です。地域を設定する場合には、「地域名」か「半径」を絞ることができます。デフォルトでは「日本」という設定になっています。そのため、地域が「日本」で問題ない方は、変更する必要はありません。

言語

広告を配信するユーザーの言語を設定することができます。約50言語から設定することができますが、基本的にはデフォルトである「すべての言語」で問題ありません。しかし、日本語以外の言語を指定したい場合には、設定した地域との相性も確認しておきましょう。例えば、日本にいるアメリカ人観光客をターゲットにしたい場合には、言語を英語にして、地域は日本に設定します。設定した地域と言語が誰をターゲットにしているのかに注意してください。

ターゲットの設定

ターゲットの設定は主に3つの種類に分かれます。

  • ユーザー
  • コンテンツ
  • 入札単価

1つずつ詳しくご紹介していきます。

ユーザー

まず1つ目がユーザーを軸としたターゲットの設定です。これは人を軸としたターゲティング手法で、ユーザーの年齢や性別、興味関心などから絞り込むことができます。ユーザーターゲティングは以下の8つの項目から設定できます。

ユーザーターゲッティングの種類概要
ユーザー属性グループ年齢・性別・子供の有無・世帯収入でターゲットを絞れる
詳しいユーザー特性子供の年齢や住宅所有状況、就業状況など詳しいユーザー情報でターゲットを絞れる
アフィニティカテゴリユーザーの興味、関心を123項目から絞れる
購買意欲の高いオーディエンス商品の価格や比較サイトを閲覧しているなど、購買意欲の高いユーザーに広告を表示する
ライフイベント結婚や就職など、人生の節目を迎えたユーザーに広告を表示する
カスタムインテントオーディエンス指定したキーワードや関連キーワードをGoogle検索したことのあるユーザーに広告を表示する
リマーケティング過去の広告動画にアクションをしたユーザーに再び広告動画を表示する
地域特定の地域に絞り込んで広告を表示する

ユーザーターゲティングでも、8つの種類があるので、自社の動画広告に最適なターゲティングを選べるようにしましょう。

コンテンツ

2つ目が広告を配信する場所でターゲティングを行うコンテンツターゲティングです。企業が指定したキーワードやカテゴリーに関連するYouTube動画やチャンネルに広告を表示することができます。コンテンツターゲティングにも以下4つの項目があります。

  • プレースメント:広告配信先の動画やチャンネル、サイトを指定する
  • トピック:YouTubeとGoogleが分類したトピックから選択して、そのトピックに関連する動画やチャンネル、ウェブサイトに広告を配信できる
  • キーワード:自社が指定したキーワードに関連する動画やチャンネル、ウェブサイトに広告を配信できる
  • デバイス:パソコン、スマートフォンなど使用するデバイスを軸にターゲットを指定する

それぞれ違った切り口でのターゲティングになります。そのため、自社のターゲットに適切に届けるためにはどのコンテンツターゲティングが良いのかをしっかりと見極めましょう。

入札単価

3つ目は入札単価です。YouTube広告は視聴者に表示される前に他の広告とオークションで争い、勝った方が広告が表示されるという仕組みになっています。オークションは入札単価や広告の品質のスコアによって点数が決まり、数値が高ければ表示回数が多くなります。その入札単価は数円から可能ですが、基本的には一日全体の予算1,000円程度から始めると良いでしょう。

入札単価は、広告が1,000回表示されるごとに支払う平均額を指します。そのため、広告の表示1回に使える費用を決定してから、予算を決定するというやり方もあります。

YouTube広告の審査

広告動画のすべての設定を終えた後にYouTubeの審査に通ると広告が運用開始となります。自社がアップロードした広告動画がGoogleの設けているガイドラインに反していないかどうかをチェックする工程を審査といいます。審査までの流れをざっと振り返ります。

  • 広告用の動画をYouTubeに一般公開、または限定公開でアップロード
  • Google広告で新しいキャンペーンを作成
  • 目標やターゲティングの設定を行い、その中で広告動画のURLを添付

ここまで行うと、自動的にステータスが「審査中」になります。

以下、Google審査の概要です。

  • 審査対象:広告内の全てのコンテンツ(広告見出し・説明文・リンク先・キーワード・画像や動画)
  • 審査にかかる日数:1〜2営業日 ※2営業日を過ぎても「審査中」になっている場合は問い合わせた方が良いでしょう
  • 審査のタイミング:広告の入稿、または編集時

また審査基準はGoogleのポリシーとして設けられており、下記の分類になっています。

  • Google ネットワークで宣伝することが禁止されているコンテンツ
  • Google での広告掲載で禁止されている手法
  • 宣伝は可能でも制限があるコンテンツ
  • 広告、ウェブサイト、アプリに関する品質基準

以上4点が一定の基準を満たしていない場合は広告を掲載することができません。

それぞれの基準についてはGoogleポリシーのページで詳細が載っていますので、そちらをご覧ください。

Googleポリシーのページはこちらから

入札、課金システムについて解説

ここでは以下の項目に沿って、入札・課金システムについて解説します。

  • YouTube広告は入札形式
  • 課金システム3種類を解説

それぞれについて詳しく解説していきます。

YouTube広告は入札形式

YouTubeの動画広告は、Google広告で管理・運用されており、入札方式が基本です。これは、希望の広告枠(人気YouTuberのチャンネルなど)に対して、希望上限額を設定しておくシステムです。もちろん、視聴者が多くなるチャンネルに対しては、ライバルとなる広告も多くなるので、入札した広告金額によって競争となります。しかし、入札した広告金額だけでなく、広告動画の品質もスコアに大きく関わってきます。

入札単価×動画広告の品質=スコア

この式のように仮に競合他社に比べて入札金額が低かったとしても、動画のクオリティが高ければ全体のスコアは高くなります。ですので、動画広告の品質を高めることも広告制作において重要となります。

また初めて広告を出稿する際の目安となる費用感をお伝えしていきます。結論としては、YouTube広告費は10万円を最低金額と考えておきましょう。

先ほども言った通り、YouTubeは入札形式なので、競合他社が少ないと安く配信することができます。そのため、希望する広告枠によって必要な予算は異なることは前提として考えておいてください。

YouTube広告費用が10万円程度であれば、広告の出稿だけでなく、広告のインプレッションを分析することも可能になります。そのため、正確な費用対効果やデータの収集といった本格的な広告運用となると最低10万円は予算に組んでおきたいところです。

課金システム3種類を解説

YouTube広告には課金システムが3種類あります。

  • CPC(広告リンクを1クリックする度に課金)
  • CPV(ユーザーが動画視聴する度に課金)
  • CPM(広告表示ごとに課金)

それぞれ名前は似ていますが、違った特徴がありますので、ご紹介します。

CPC

CPCは「Cost Per Click」の略です。つまり、広告のリンク先を1クリックする度に課金される形式です。具体的には、ユーザーが動画広告のサムネイルや見出しをクリックする際に広告費用が発生するという仕組みです。

CPV

CPVは「Cost Per View」の略です。つまり、広告動画が1回視聴されるたびに、課金される形式です。具体的には、ユーザーが広告動画を30秒以上(動画が30秒未満の場合には最後まで)視聴された場合に費用が発生します。

CPM

最後にCPMは「Cost Per Mille」の略です。「mille」というのは、ラテン語でミルと発音して、1,000を意味する言語です。そのため、広告が1,000回表示されるごとに課金される形式です。別名、インプレッション単価とも呼ばれます。

まとめ

  • YouTubeにはインストリーム広告やマストヘッド広告など5種類の広告動画がある
  • 広告用の動画を制作し、Google広告での手順を踏み、詳細な設定をすることでYouTube広告を出稿できる
  • YouTube広告はオークション(入札)形式で、課金システムにはCPC・CPV・CPMの3種類がある

本記事では、YouTube広告を検討している企業に向けて、上記のことについてご紹介しました。YouTubeは市場が大きく、自社のサービスや商品に適切な視聴者に対して、容易にアプローチすることができます。YouTube広告を出稿する際には、適切な広告動画を適切な長さでターゲットに届けることで、広告の効果を最大限に発揮することができますので、ぜひ活用してみてください。

また自社で広告運用が難しいと感じてしまう場合には、カンタンに広告の企画や考案、分析をすることができるサービスもございますので、そちらも検討してみてください。
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  • この記事を書いた人

マーケドリブン編集部

SNSマーケティングの基礎から実践までを解説します。 得意領域はYouTubeマーケティング。 登録者数累計100万人超のチャンネル運用担当、 元民放キー局、TV制作会社などのメンバーが所属。

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