YouTube企業アカウントを運用していく上で分析・改善は欠かせないステップですが、以下のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「YouTubeアナリティクスで分析ができるらしいけど、複雑すぎて見方が分からない......」
「指標とか専門用語とか多すぎて訳がわからない」
そこで、本記事ではYouTubeアナリティクスの正しい見方を以下の4ステップで徹底解説します。
この記事を読めば、これまで苦手だったYoutubeアナリティクスを見るのが楽しくなり、Youtubeチャンネルを伸ばすコツが分かる様になります!
- YouTubeアナリティクスとは
- YouTubeアナリティクスのメリット
- YouTubeアナリティクスの見方とは
- YouTubeアナリティクスで見るべき5つの分析指標とポイント
この記事を読んでYouTubeアナリティクスを最大限活用し、自社のYouTubeの向上につなげていきましょう。
目次
YouTubeアナリティクスとは
YouTubeを運用する上で分析・改善は、動画の撮影・編集以上に重要な作業といえます。
YouTubeを分析・改善する際に、ぜひ活用していただきたいのが「YouTubeアナリティクス」というツールです。
YouTubeアナリティクスの概要と分析するメリットを紹介するので、「YouTubeアナリティクスなんて知らなかった!」「アナリティクスがよく分からない」という方は必読です。
YouTubeアナリティクスの概要
YouTubeアナリティクスを使うことで、自社で運用しているチャンネルや動画を「誰が・どこから・どのくらいの時間」見ているのかを把握できます。
YouTubeアナリティクスで分析できるデータは、主に以下の通りです。
YouTubeアナリティクスで分析できるデータ
- サムネイルクリック率
- 視聴者維持率
- チャンネル登録者数
- 視聴者の年齢・性別・地域
- 視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯
- インプレッション
- トラフィックソース
YouTubeアナリティクスを活用することで、上記に挙げたものからさらに細かな情報までチェックできます。
自社で運用しているYouTube企業アカウントのパフォーマンスを知りたい時におすすめのツールです。

無料は思えないほど分析できるデータが多く、機能も充実しているのでぜひ利用してみてください。
YouTubeアナリティクスを分析するメリット
YouTubeアナリティクスを分析すると、以下のようなメリットがあります。
YouTubeアナリティクスを分析するメリット
- 視聴者のニーズが把握できる
- 修正箇所を把握でき、ブラッシュアップしやすくなる
- 視聴者や登録者の数を増やすための対策が立てやすくなる
YouTubeアナリティクスでは、「誰が・どこから・どのくらいの時間」動画を見ているのかを把握できます。
YouTubeアナリティクスで得られるデータを分析することで、視聴者がどのようなコンテンツを求めているのか・動画の中で修正すべき点がどこか、といったことが分かるのがメリットです。
また、ニーズや修正すべきポイントが分かれば、よりターゲットに合わせたコンテンツ作りができます。

YouTubeアナリティクスでユーザーニーズや改善すべき点を把握すれば、より効率よくパフォーマンス性の高い動画を作成できます。
YouTubeアナリティクスの見方
YouTubeアナリティクスにはさまざまな機能が搭載されており、見方が分からない方もいるかと思います。
ここでは以下のステップでYouTubeアナリティクスの見方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- YouTubeアナリティクスにアクセスする方法
- YouTubeチャンネルの全体像を確認する
- 動画の現状を確認する
- 視聴者の分析
必要なデータや確認したいパフォーマンスによって、見方も変わります。
YouTubeアナリティクスの見方を1つずつ確認していきましょう。
YouTubeアナリティクスにアクセスする方法
YouTubeアナリティクスは、自分のチャンネル内の「YouTube Studio」からアクセスすることができます。
<YouTubeアナリティクスにアクセスするには>
- YouTubeにログインする
- 右上のアイコンをクリックして「YouTube Studio」を選択する
- 左側のメニューバーからアナリティクスを選択
- 概要・リーチ・エンゲージメント・視聴者を使い分けて数値を確認する

アナリティクスのレポートは、GoogleスプレッドシートやCSVファイルにエクスポートができるので、別のファイルにデータを集約させたり、他の人に共有したいときに便利です。
YouTubeチャンネルの全体像を確認する
YouTubeアナリティクスでは各動画のデータはもちろん、チャンネル全体のデータも把握できます。
自社チャンネルの総合的なパフォーマンスを確認したい場合は、YouTubeアナリティクスの「概要」タブから以下のデータを分析してみてください。
概要
- チャンネル登録者数
- 視聴回数
- チャンネル再生時間
- リアルタイム視聴回数
- 人気の動画
概要タブを開くとYouTubeチャンネル全体のパフォーマンスが表示され、平均的な傾向を確認できるのが特徴です。

公開後すぐに再生回数を確認したい時におすすめです。
動画の現状を確認する
チャンネル全体のパフォーマンスやデータを把握したら、公開済み動画の現状もチェックしてみましょう。
左側のメニューから「コンテンツ」ページに移動し、データを確認したい動画のサムネイルをクリックすれば確認できます。
動画の現状に関するデータとして、以下が表示されます。
動画の現状を確認できるデータ
- 視聴回数
- チャンネル登録者数
- 総再生時間
- 視聴者維持率
チャンネル登録者数は、動画を視聴した後にチャンネル登録された数を指します。
コンテンツを視聴したユーザーが魅力を感じたかどうかが表されるので、YouTubeを運用する上で重視すべき指標です。

ユーザーがどのタイミングで離脱したのかを把握できます。
視聴者の分析
登録者数や再生回数を増やしていくにはユーザーニーズの調査が欠かせません。
視聴者に関する分析は、YouTubeアナリティクスの「視聴者」タブで確認できます。
視聴者を分析できるデータ
- ユニーク視聴者数
- 視聴者あたりの平均視聴回数
- チャンネル登録者数
- 視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯
- 「年齢と性別」・「地域」・「字幕の利用が上位の言語」
視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯は、動画を公開するタイミングを決めるのに便利なデータです。
ライブ配信で集客しやすい時間を狙えたり、より多くの視聴者が見てくれる時間に合わせてコンテンツをアップロードしたりできます。

YouTubeアナリティクスで見るべき5つの分析指標とポイント
YouTubeアナリティクスにはさまざまな分析指標が用意されていますが、以下の5点は必ず確認しましょう。
- サムネイルクリック率
- 視聴者維持率
- 顧客流入チャネル
- インプレッション数
- 期間分析
それぞれの分析指標ポイントがどのようなものか解説していくので、ぜひ参考にしてください。
サムネイルクリック率
「サムネイル」とは本の表紙のようなもので、ユーザーが動画をクリックするかどうかに大きく影響を与えます。
サムネイルクリック率は検索結果で表示される時の順位にも影響し、とても重要な分析指標です。
サムネイルクリック率のポイント
- 平均的なサムネイルクリック率は3〜8%、
- 「サムネイルクリック率が高い=サムネイルが魅力的」といえる
サムネイルクリック率の平均は3〜8%と言われているので最初は8%を目指し、徐々に伸ばしていきましょう。
「サムネイルクリック率が高い=ユーザーにとって魅力的なデザインである」ともいえます。
ユーザーがクリックしたくなるようなデザインのサムネイルを制作するのがポイントです。

コンテンツの内容がよくても、クリックされなければ見てもらえません。
以下の記事ではサムネイルの作り方に関して解説しているので、こちらもご覧ください。
視聴者維持率
「視聴者維持率」は動画がどこまで再生されたかを示し、10分の動画を5分再生すると視聴維持率は50%と計測されます。
視聴者がどのタイミングで離脱したのかを把握でき、パフォーマンスを分析する上で重要な分析指標です。
視聴維持率のポイント
- 視聴維持率は40%前後が平均
- 視聴維持率が下がった箇所=ユーザーの興味を惹きつけられなかった箇所
YouTubeにおいて、10分程度の動画であれば視聴維持率は40%前後が平均です。
ますは40%を目指し、徐々に60%に達するようにブラッシュアップしましょう。
視聴維持率がガクッと下がっている箇所は、視聴者の多くが離脱しているということです。
動画の中で視聴者維持率が下がっている箇所を確認し、改善すべきポイントがないか確認する必要があります。

以下の記事で視聴者維持率について詳しく解説しているので、こちらもぜひ読んでみてください。
顧客流入チャネル
視聴者がどのような経路で自社のチャンネルにたどり着いたのかというデータも、重要な分析指標です。
顧客流入チャネルに関するデータは、YouTubeアナリティクスの「リーチ」というタブの中の「トラフィックソース」から確認できます。
顧客流入チャネルを分析できる指標は以下5点です。
顧客流入チャネルを分析できる指標
- 外部
- 関連動画
- 再生リスト
- YouTube検索
- ブラウジング機能
外部サイトでは、視聴者が動画にたどり着く前に見ていたサイトやアプリなどを確認できます。
また、視聴者が見ていた関連動画や流入するきっかけとなった再生リストなども見られるのが特徴です。

ペルソナをイメージしやすくなり、ターゲットに刺さるコンテンツを制作しやすくなります。
インプレッション数
YouTubeアナリティクスのインプレッション数とは、サムネイルがYouTube内で表示された回数のことです。
検索結果はもちろん、おすすめの動画や再生リストなどで表示された数も含みます。
インプレッション数のポイント
インプレッション数だけではパフォーマンスの良し悪しを判断できない
「インプレッション数が高い=YouTube内で表示されている回数が多い」ということを示します。
しかし、クリック率が低い場合は要注意です。
表示されているのにクリックされないということはサムネイルやタイトルに問題があるので、改善しなければなりません。
このようにインプレッション数は他のデータと組み合わせながら分析することで、より正確にパフォーマンスを把握できます。

せっかくの機会を逃さないように、タイトルやサムネイルにこだわるのがおすすめです。
分析期間の指定
YouTubeアナリティクスで表示されるデータは、デフォルトのままだと「公開から現在まで」になっています。
これまでの累計を確認したり推移を把握したりしたい場合は、デフォルトのままでも問題ありません。
以下のようなシーンでは、分析したい期間を指定して分析するのがおすすめです。
期間分析がおすすめなシーン
- 今月公開した動画のパフォーマンスを確認したい時
- 試験的に導入した施策の効果をチェックしたい時
- 季節やイベントに関する動画のパフォーマンスを見たい時
上記のシーンは例の一部なので、必要とするデータや目的に応じて期間を指定することを意識しましょう。

アナリティクスの累計データは動画公開から2日経たないと、正確には反映されないことも覚えておきましょう。
まとめ
本記事では、YouTubeアナリティクスの正確な見方について解説してきました。
ここでもう一度改めて、本記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。
- YouTubeアナリティクスを使うことでユーザーニーズや改善すべき箇所を効率よく把握できる
- YouTubeアナリティクスでは、チャンネル全体・各動画・視聴者の分析が可能
- サムネイルクリック率・視聴者維持率・顧客流入チャネル・インプレッション数・分析期間の5つは重要な分析指標
これからYouTubeアナリティクスを活用する方も、既に活用されている方も上記のポイントを押さえてYouTube企業アカウントを分析してみてください。
YouTubeアナリティクスを利用して、効率よく分析・改善を行っていきましょう。
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