近年、YouTubeやSNSを利用したマーケティング手法が注目されています。
特にYouTubeを利用した動画マーケティングは、認知度・知名度の向上やコスト削減などの観点から、多くの企業で活用されるようになりました。
しかし、YouTubeに動画を投稿している人の中には、「再生数が伸びない」「動画を拡散したいけど方法がわからない」とお悩みの方も多いです。
そこで今回は、YouTubeのチャンネル登録者数100万人超えの「あるごめとりい」を運営するマーケドリブン編集部が、YouTube動画を拡散させる4つの効果的な方法をご紹介します。
拡散性の高い動画作成のコツやSNSを利用した拡散方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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YouTubeを拡散させる4つの方法
早速本題であるYouTube動画の拡散方法についてご紹介します。
おすすめは以下の4つの方法です。
- インフルエンサーに依頼する
- 広告を活用して宣伝する
- SNSを運用して動画を拡散する
- YouTubeの機能を利用する
インフルエンサーとのコラボ
YouTube動画の効果的な拡散方法の一つとして、インフルエンサーとのコラボが挙げられます。
YouTubeやSNSなど様々な媒体で活躍するインフルエンサーは、若年層からの認知度も高く大きな影響力を持っています。
そんなインフルエンサーにコラボや動画紹介を依頼することで、YouTube動画の拡散や自社商品・サービスの宣伝効果を狙うことができます。
特に、動画を拡散したいターゲット層をフォロワーとするインフルエンサーに依頼することで、拡散・宣伝効果を高めることができるでしょう。
ただし、インフルエンサーに依頼するには費用がかかります。影響力の大きい人ほど、当然ながら費用も高くなります。
インフルエンサーマーケティングについては「【インスタ】インフルエンサーマーケティングとは?支援企業も紹介!」 で解説しているのでぜひご覧ください。
広告を活用して宣伝する
短期的な認知度・知名度の向上を目的とするなら、広告媒体を活用して宣伝することも効果的です。
ネット上にはYouTubeの広告はもちろん、SNS広告やディスプレイ広告など様々な広告媒体が存在します。
それらの広告媒体を活用することで、短期間での動画の拡散や認知度・知名度の向上を狙えるでしょう。
もし拡散に広告を活用するのであれば、YouTube広告がおすすめです。細かくターゲットを設定できる上に、成果報酬型であるため広告費を抑えることができます。
YouTube広告については、「YouTube広告の出し方をYouTube広告の専門家が解説!」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
SNSを運用して動画を拡散する
YouTube動画を拡散したいのであれば、SNSを活用する方法も非常に効果的です。
TwitterやInstagramといったSNSを運用し、YouTubeと連携することで拡散・宣伝効果が期待できます。
具体的な方法としては、YouTubeの概要欄にSNSのリンクを設置したり、SNSの投稿内で動画URLを差し込んだり等が挙げられます。
ただし、この方法で注目を集めるためには、ある程度のフォロワー数が必要になります。
一からアカウントを立ち上げる場合には、かなりの時間と工数がかかる可能性もありますので、短期的な効果を望む方には不向きと言えます。
SNS運用を行う時間がない方や短期間で成果を出したい方には、SNSの運用代行の利用がおすすめです。
SNSの運用代行を依頼できる会社について「SNSマーケティングに強い会社12選!【アプリ別徹底解説】」の記事でご紹介しています。
各会社の特徴やサービスについても解説していますので、SNSの運用代行を検討している方はぜひ参考にしてください。
YouTubeの機能を利用する
動画を拡散したいと考えるのであれば、まずYouTubeで使用している機能を見直してみるのも一つの方法です。
YouTubeには様々な機能が搭載されています。
例えば、サムネイルの設定や概要欄、動画内のリンク設置やチャンネルの再生リストのカスタマイズなどです。
その他にも多くの便利な機能があり、基本的に無料で利用できます。
それらの機能を工夫して活用するだけでも、動画拡散のチャンスを高めることができるでしょう。
YouTubeの機能については「【1から解説】YouTube企業アカウント運用の流れ」の記事内でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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拡散性の高いYouTube動画作成のコツ
続いて、拡散性の高いYouTube動画を作成するコツを解説します。
- ターゲットを決める
- オリジナリティを意識
- 広告要素は抑える
- 短く印象的な動画にする
- VSEOを最適化する
拡散方法を試す前に、これからご紹介する5つのポイントが押さえられているか確認しましょう。
ターゲットを決める
拡散性の高い動画作りを目指すのなら、まずは自社のターゲットを明確にしましょう。
ターゲットを明確にしないことには、動画の方向性やコンセプトも定まりません。
多くの人に視聴して欲しいからといって万人受けするような動画を作成しても、結局誰の心にも響かない内容になってしまいます。
動画を作成する上で、ターゲットを明確にすることはとても大切です。
ターゲットに狙いを定めた動画作りを意識することで、一部の人々からの注目や共感を集めることができ、結果的に拡散してもらえる可能性も高くなります。
オリジナリティを意識
既に様々なコンテンツが展開されているYouTubeでは、人気のジャンルや過去に流行った動画と類似した内容では、視聴者の目を引くのは難しいでしょう。
そのため、YouTubeで動画を拡散させるには、視聴者に「新鮮さ」や「意外性」を感じさせる必要があります。
自社の商品やサービスを活かし、他の動画にないようなオリジナリティに富んだ作品を作ることによって、視聴者の関心を引くことができます。
動画に注目が集まれば、それだけ話題性も高まり拡散される確率も高くなります。
動画のテーマを決める際には過去に投稿されたものをリサーチして、類似した動画がないかや企画内容が被っていないかをしっかりと確認しましょう。
広告要素は抑える
広告要素を抑えることも、拡散性の高い動画作りのポイントの一つです。
もちろん、自社の商品やサービスをアピールすることは大事なことです。
しかし、広告要素が強すぎると、見ている人が抵抗感を感じて拡散されにくくなる上に、視聴者離れの原因にもなりかねません。
視聴者に拡散したいと思わせるためには、動画にエンターテイメント性や有益性を盛り込み、その上で可能な限り自然な形で宣伝するようにしましょう。
短く印象的な動画にする
拡散性の高い動画を作るには、短く印象的な動画にすることも重要です。
長すぎる動画は印象に残りにくく、最後まで見ずに離脱する視聴者も多くなります。当然、そういった動画が拡散される可能性は低いでしょう。
動画を作成する際には要点を絞り、短時間で視聴できる作品に仕上げることも意識する必要があります。
VSEOを最適化する
VSEOの最適化を図ることによって、検索結果の上位やおすすめ欄に表示されやすくなります。
最低でも以下の対策は行っておきましょう。
- タイトルに重要キーワードを含める
- 魅力的なタイトルやサムネイルの作成
- 概要欄に説明文を入れる
- 関連するタグを設定する
- 動画のテーマに沿ったカテゴリ選択
YouTubeのVSEO対策については「【2024年最新版】YouTubeのVSEO対策を解説!」の記事でも紹介しています。詳しく知りたいという方はぜひご覧ください。
SNSを利用したYouTubeの拡散方法
YouTube動画を拡散させる方法の一つとして、SNSの活用が挙げられます。
しかし、一概にSNSといってもさまざまな種類があり、どのSNSが拡散に効果的かわからないという方もいるかと思います。
ここでは、YouTubeの拡散におすすめのSNSと具体的な拡散方法についてお伝えしていきます。
拡散性に優れたSNSといえば、まず挙げられるのが「Twitter」です。
TwitterではRTボタンを押すだけでツイートを簡単にシェアできるため、コンテンツが拡散されやすいという特徴があります。
他のSNSに比べ、リアルタイムの情報を共有する力が高く、国内はもちろん海外の人々にも動画を拡散させることが可能です。
ツイートに動画リンクを挿入するだけで、簡単にTwitter上で動画を視聴できるようになります。
TwitterでYouTubeの動画を拡散させるコツは、ユーザーが再生したくなるような文章と共に投稿することです。
魅力的な文章に加え、ハッシュタグも上手く活用するとさらなる拡散を狙えるでしょう。
Twitterの運用にお悩みの方は「Twitter運用の5つのコツを徹底解説!」の記事もぜひご覧ください。
TikTok
TikTokは、15秒〜60秒のショート動画を投稿・閲覧できるSNSプラットフォームです。
近年人気を伸ばし続けているTikTokは、10代や20代の若年層だけでなく、30代以降のユーザーも年々増加傾向にあります。
同じ動画系のサービスであることから相性も良く、YouTubeの動画拡散にTikTokを利用するのはとても効果的です。
拡散したい動画の一部を切り取りTikTokに投稿することで、手軽に動画を宣伝することができます。
TikTokでYouTube動画を拡散する際のコツは、冒頭や最も盛り上がる部分など、続きが見たくなるような動画に編集することです。
Instagramには、画像だけでなくさまざまな動画共有機能も搭載されています。
特徴の違う3種類の機能で、効果的に動画の拡散を狙うことができます。
ストーリー | リール | IGTV | |
投稿時間 | ~15秒 | 15~30秒 | 1~60分 |
表示場所 | フィード*の上部・プロフィール画面 | フィード*・リールタブ・発見タブ・プロフィール画面 | プロフィール画面・発見タブ |
閲覧記録 | 残る | 残らない | 残らない |
投稿方法 | スマホ | スマホ | スマホ・パソコン |
その他の特徴 | 24時間で消える・コメントや「いいね!」は残せない | ハッシュタグや文章を入力できる・フォロワー以外のユーザーも視聴可能 | ハッシュタグや文章を入力できる |
*フィード:Instagramにおけるホーム画面のこと。フォロー中のユーザーの投稿を閲覧できます。
ごく短い動画や期間限定で発信したい時にはストーリーズ、短めの動画でハッシュタグの利用や文章を記載したいならリールがおすすめです。
1分以上の動画を投稿したいならIGTVを選びましょう。
また、これからインスタの運用を始める方は「インスタのビジネスアカウントとは?メリット・設定方法を解説」の記事もぜひご覧ください。
YouTube動画の拡散に関する注意点
YouTube動画を拡散する際にはいくつか注意すべき点もあります。
動画の拡散にはリスクが伴うことも理解しておきましょう。
炎上するリスクがある
SNSは拡散性に優れたサービスですが、その力は宣伝以外の面にも発揮されます。
もしも不適切な内容のYouTube動画を公開してしまった場合、瞬く間にSNS上で拡散され、動画やチャンネルが炎上してしまう可能性があります。
特に、企業が最も注意しなければならないのは「ステルスマーケティング」です。
動画を公開した後にステルスマーケティングだとバレた場合、視聴者は騙されたと感じ、企業に対して不信感を抱くようになるでしょう。
一度失った信頼は容易には取り戻せませんので、動画を公開する際には細心の注意を払いましょう。
もし炎上してしまった際には「SNS炎上時の対応方法!対応事例も解説」に対処法を記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
拡散された動画は完全に消すことができない
一度インターネット上に公開し、拡散された情報を完全に消すことは難しいです。
それはYouTubeにおいても言えることであり、動画を公開して拡散されれば、その動画は半永久的にインターネット上に残ることになります。
いくらチャンネルから動画を削除したり非公開にしたりしても、個別に保存されていれば再投稿されてしまいます。
情報を完全に削除するのは不可能だということを、消すことができないタトゥー(刺青)に例えた「デジタルタトゥー」という言葉もあります。
YouTube動画を作成する際には良質なコンテンツを作ることを心がけ、投稿・拡散する前に不適切な内容が含まれていないかよくチェックしておきましょう。
まとめ
YouTube動画の拡散方法や動画作成のコツなどについて解説しました。
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- YouTubeを拡散するにはインフルエンサーへの依頼やSNS活用が効果的
- 拡散性の高い動画作りはターゲット決めとオリジナリティが重要
- 動画作成はVSEO対策も意識する
- 拡散にSNSを活用する際には特徴や機能も踏まえて効果的に利用する
- 動画の投稿には炎上や削除できないリスクがあることを理解しておく
- YouTube動画を公開する際には不適切な内容がないかよく確認する
拡散性の高い動画作成のノウハウを理解して、効果的な拡散方法が実行できれば、多くの人達に動画を視聴してもらうことができます。
YouTube動画を拡散して商品やサービスを宣伝し、自社ブランドや企業の認知度拡大を目指していきましょう。
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