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海外向けのYouTube動画制作|ポイントや日本企業の事例を紹介

  • YouTubeを使い、自社商品を海外に向けて宣伝したい
  • YouTubeの自社チャンネルで海外の登録者もいるから、もっと増やしたい
  • 海外向けYouTube動画の事例が知りたい

このように、海外向けのYouTube動画の制作を検討中の方もいるのではないでしょうか。2023年現在、YouTubeの月間アクティブユーザー数は約26億人を誇ります。

また、100か国以上が、各国のニーズに合わせてローカライズされたYouTubeを利用していることが特徴です。

YouTubeは国内のみならず、海外市場でも勝負できる大変強力なSNSと言えるでしょう。

ただし、YouTubeでの海外進出については、やり方を間違えると時間もお金も無駄になり兼ねません。

今回は、海外向けのYouTube動画の制作ポイントや海外向け動画の事例などを紹介します。

本記事は、YouTube登録者数約114万人のあるごめとりいをはじめ、登録者数約20万人のミッドナイトムーンなど複数の人気チャンネルを運用する編集部が執筆しています。

ぜひ参考にして、自社のYouTubeマーケティングにお役立てください。

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YouTubeを海外向けに発信するメリット3つ

YouTubeを海外向けに発信するメリット3つ

海外に向けてYouTubeで自社ブランドのマーケティングを行うと、どのような変化が期待できるのでしょうか。

ここでは、具体的なメリットを3つ解説します。

  1. 販路を拡大できる
  2. 自社ブランドの信頼性の向上
  3. 商品開発アイデアが広がる

 

1. 販路を拡大できる

YouTubeの日本市場は、全世界のわずか5%にすぎません。大きな海外市場に向けて発信することで販路を拡大できます。

日本が抱える少子高齢化問題もあり、国内だけにターゲットを絞るとビジネスの可能性を狭めることになってしまいます。

海外マーケティングが簡単に行える現代では、YouTubeのようなSNSを利用しない手はありません。

 

2. 自社ブランドの信頼性の向上

グローバルに展開している企業ともなると、信頼性が向上します。

海外での認知度が上がると、日本国内でもブランドの価値が上がることは間違いありません。

また、日本よりも海外で先にヒットするというケースも考えられます。

海外向けにYouTubeを運用することで、自社のブランディングが行えるのもメリットです。

 

3. 商品開発アイデアが広がる

海外向けの新たな商品開発をするうえで、YouTubeを通してさまざまなアイデアが得られます

ユーザーの反応やコメントなどから、海外のターゲットの意見を参考にできることも魅力の一つです。

こんな色がほしい、あんな機能がほしいといったコメントやいいねが多くついた動画などから、ニーズに合った海外向け商品の開発が行えます

 

YouTubeの海外市場規模はどのくらい?

YouTubeの海外市場規模

日本でYouTubeが人々の生活に浸透しているのは紛れもない事実です。

エンタメや報道、料理など、さまざまなジャンルのチャンネルを多くの人が日常的に視聴しています。果たして、世界ではどうでしょうか。

2023年1月の統計データによると、世界でもっともYouTubeユーザーが多い国は以下の通りです。

1位 インド    4億6,700万人
2位 アメリカ   2億4,600万人
3位 ブラジル   1億4,200万人
4位 インドネシア 1億3,900万人
5位 メキシコ   8,100万人
6位 日本     7,800万人
7位 パキスタン  7,100万人
8位 ドイツ    7,000万人
9位 ベトナム   6,300万人
10位 トルコ    5,700万人

1位のインドは人口が多い国です。そのため、YouTubeユーザー数も多く、2位のアメリカの約2倍を誇ります

アメリカは日本の3倍以上のユーザー数です。

また、YouTubeの普及率に関しては、以下のデータを参考にしてください。

1位 アラブ首長国連邦 98.7%
2位 オランダ     92.7%
3位 ノルウェー    92.1%
4位 イギリス     91.9%
5位 韓国       91.6%
6位 イスラエル    91.3%
6位 香港       91.3%
8位 サウジアラビア  91.2%
9位 カナダ      90.8%
10位 スウェーデン   90.2%

普及率となるとヨーロッパ諸国や韓国などの数字が高いことが特徴です。海外向けにYouTubeを発信するなら、なるべく市場が大きい国を選ぶとよいでしょう

また、自社商品や日本文化との親和性なども考え、どのような国、言語をターゲットとすべきかを検討するのがおすすめです。

アーティストで人気YouTuberのレぺゼンフォックスは、海外進出する際にインドネシアをターゲットにしました。

その理由は、SNS人口が多く平均年齢も20代、かつ親日国だからです。

編集部
マーケティングのしやすさも意識することが、YouTubeで海外展開する際のポイントです。

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海外向けYouTubeの動画制作のポイント5つ

海外向けYouTubeの動画制作のポイント5つ

海外向けのYouTube動画でも、SEO対策は日本向けのものと同様に行う必要があります。

加えて、海外向けに動画を制作する際には、国内とは異なる対策を実施することも重要です。

ここでは、海外ユーザーの心を掴むためのポイントを5つ紹介します。

  1. 国を設定してキーワードを選ぶ
  2. 国に合ったサムネを制作する
  3. 翻訳に手を抜かない
  4. 現地のYouTuberを起用する
  5. 日本企業であることをアピールする

YouTubeのSEO対策については「【2024年最新版】YouTubeのVSEO対策を解説!」の記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

1. 国を設定してキーワードを選ぶ

海外向けYouTubeの動画制作1. 国を設定してキーワードを選ぶ

YouTubeのキーワードを選定する際には、自社のターゲットとなる国を設定することがポイントです。

アメリカのキーワードを調査したいなら、事前に「アメリカ」を設定したうえでキーワードを洗いだします。

Keyword Tool』は、無料で利用できるキーワード選定サイトで、さまざまな国や言語に対応しています。

GoogleやYouTube、Bingなど、さまざまなプラットフォームでの海外のサジェストキーワードを絞りだせることが魅力です。

また、競合サイトの分析も合わせて行いたい場合は、『Ahrefs』が使いやすくておすすめです。

他社の被リンクの数やキーワードのランキングなども調査できます。基本的には有料ですが、使い勝手がよいためぜひ活用してみてください。

より詳しいキーワード選定方法は、別記事の「YouTubeキーワード選定方法3つ!おすすめツールも公開」をご覧ください。

 

2. 国に合ったサムネを制作する

海外向けYouTubeの動画制作2. 国に合ったサムネを制作する

動画内容が似たものだとしても、日本と同じサムネが外国人にもウケるとは限りません。

ターゲットとなる国の競合サイトをリサーチし、どのようなサムネイルが人気なのかを分析しましょう

編集部
必要に応じて文字の大きさや色などを変えることも検討し、クリックされる確率を上げることが大切です。

YouTubeのサムネイルについては「YouTubeサムネイルの設定方法を紹介! 【超簡単な設定方法を解説!】」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

3. 翻訳に手を抜かない

海外向けYouTubeの動画制作3. 翻訳に手を抜かない

YouTubeで字幕をつける際には、無料の自動翻訳機能が利用できます。ただし、その精度は完璧とは言えません

現地の人にとって、動画の内容が正しく理解できなければ、自社商品の魅力やブランドのメッセージは伝わりにくくなってしまいます。

そのため、字幕に関しては翻訳者に依頼する、または精度の高い翻訳サイトを使うのがおすすめです。

 

4. 現地のYouTuberを起用する

海外向けYouTubeの動画制作4. 現地のYouTuberを起用する

その国で人気があり、なおかつ自社商品との親和性が高い現地の人気YouTuberを起用しましょう。

自社チャンネルに出演してもらったり、自社商品を人気YouTuberの動画や配信で宣伝してもらったりすれば、ブランドの認知度が高まります。

編集部
海外でも『collabstr』などインフルエンサ―のマッチングサイトがあるため、必要に応じて利用するとよいでしょう。

 

5. 日本企業であることをアピールする

海外向けYouTubeの動画制作5. 日本企業であることをアピールする

日本製品は、海外から見ても高品質で信頼性が高いと言えます。

そのため、日本発のブランド・会社であることを積極的にアピールするのも1つの手です。

例えば、女性がトークをするなら着物や浴衣を着用するのもよいでしょう。

また、生産工場や職人を紹介するなど、メイドインジャパンであることを前面に出していくのがポイントです。

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海外のYouTube人気動画5つ

海外に進出するにあたって、世界のYouTubeの人気動画の傾向も押さえておくことが大切です

2022年に多くの再生回数を叩きだしたコンテンツは、どのような内容なのでしょうか。

ここでは、日本のベンチマークとなりやすいアメリカで多く視聴された動画の例を5つご紹介します。

  1. Technoblade
  2. Guardian News
  3.  Dream
  4.  NFL
  5. Mark Rober

 

1. Technoblade

登録者数:1,600万人
ビジネスの導線:説明欄にアパレル販売サイトのリンクを設置

マインクラフトのゲームプレーヤーのテクノブレイドのチャンネルです。

若くしてガンを患っていたテクノブレイドが亡くなった後に、父親が彼に代わって動画を投稿しました。

テクノブレイドからの最後のメッセージとなった投稿は、9,300万回以上再生されています

動画の収益はアメリカ肉腫財団をはじめ、兄弟が通う大学教育に寄付されることが発表されました。

 

2. Guardian News

登録者数:305万人
ビジネスの導線:説明欄にはサブスクリプションのリンクを設置

ガーディアンニュースの公式チャンネルのある投稿が、2022年に大きなバズを生み出しました。

第94回アカデミー賞授賞式の際にウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちした瞬間の動画です。

1.1億回再生され、世界的にも話題になりました。YouTubeでは、報道番組の勢いが世界的にも増していると言えるでしょう。

 

3. Dream

登録者数:3150万人

マインクラフトのプレーヤー・ドリームが、今まで隠していた素顔を公開した動画が多く視聴されました。

2019年から本格的にYouTubeを始めて一躍有名になったドリームですが、素顔については明かされていませんでした。

約4年間隠していたドリームの素顔に、多くの人が興味を持ったのは言うまでもありません。5,500万回以上再生され、トレンド入りを果たしました

 

4. NFL

登録者数:1110万人

アメリカンフットボールリーグの公式YouTubeチャンネルです。

ハーフタイムに行われたミュージックショーの様子を公開した投稿が、1.8億回再生されました。

Dr. DreやSnoop Dogg、Eminemなど、豪華アーティストらのパフォーマンスには、18万件以上のコメントと373万のいいねを獲得しました。

海外のYouTubeでも、スポーツチャンネルは高い人気を誇っています。

 

5. Mark Rober

登録者数:1.41億人
ビジネスの導線:説明欄にはサブスクやビデオ販売リンクを設置

発明家でありエンジニアでもあるマーク・ローバーのYouTubeチャンネルです。

スケールの大きな視聴者参加型の企画が人気を博しています。2022年に投稿したチョコレートファクトリーを再現した動画が1.7億回再生され、話題を呼びました。

マーク・ローバーのチャンネルは、日本語の字幕が出るよう工夫されていることが特徴です。

さまざまな言語の字幕を設定することで、より多くの視聴者を獲得できます。

編集部
チャンネル登録者数や再生数などはすべて2023年4月時点の情報です

 

海外向けYouTube動画・日本企業の事例3つ

実際に、日本企業はどのような海外向け動画を制作しているのか、ここでは事例を3つ取り上げています。

動画の魅せ方や海外ユーザーを惹きつける工夫、コメント欄の反応など、ぜひ参考にしてください。

  1. 資生堂
  2. SIGMA
  3. VOGUE JAPAN

 

1. 資生堂

チャンネル登録者数:3.6万人
ビジネスの導線:公式サイトの商品販売ページのリンクを設置

現地のインフルエンサーを起用した商品紹介動画は、約78万回視聴されています。

コメント欄には成分を詳しく表示してほしい、使ってみたいなど、多くのコメントが寄せられています。

商品に興味を持った視聴者が、スムーズに購入へと進めるよう概要欄には、販売ページのリンクを設置していることがポイントです。

 

2. SIGMA

チャンネル登録者数:2.9万人
ビジネスの導線:公式サイトの商品販売ページのリンクを設置

コンセプト動画を投稿した『SIGMA』の海外向けチャンネルは、約90万回視聴されています。

どの国の人が見ても分かりやすいように、あえてBGMのみの動画です。

その他にも、日本の工場を紹介する動画なども投稿しており、ブランドイメージの向上につながっています。

 

3. VOGUE JAPAN

チャンネル登録者数:107万人
ビジネスの導線:公式サイト・メルマガ購読のリンクを設置

『VOGUE JAPAN』の公式チャンネルでは、日本向けの従来のYouTubeコンテンツに英語字幕をつけて配信しています。

モデルや女優活動をしている三吉彩花さんのメイク動画は、海外の視聴者からも大好評です。

多くの英語コメントも寄せられており、151万回再生されました。

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YouTubeを海外向けに発信する際の注意点

YouTubeを海外向けに発信する際の注意点

YouTubeで海外に向けて発信する際は、安全に運用するためにも以下の点に注意しましょう。

  • 対象地域の文化的背景に対する配慮を欠かさない
  • 情勢に対する配慮を欠かさない
  • 対象地域でブロックされるようなコンテンツを作らない

それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。

 

対象地域の文化的背景に対する配慮を欠かさない

YouTubeを海外向けに発信する際には、対象地域の文化的な背景にも配慮が必要です。

日本では当たり前のことが、海外では大きな意味を持つケースが多々あります。

一例を挙げれば、ギリシャではピースサインが相手を侮辱する行為になるため、動画内ではこのポーズをとるのは避けたほうがよいでしょう。

文化的背景に配慮したコンテンツを作成するには、宇佐市インバウンドマニュアル外務省海外安全ホームページなどが参考になります。

外務省海外安全ホームページでは、各国の「安全基礎対策データ」にある「風俗、習慣、健康等」という項目が特に役立つはずです。

なおこのリンクはオーストラリアのものですが、各国に同様の項目があります。

 

情勢に対する配慮を欠かさない

文化だけではなく、その時期ごとの情勢にも配慮しなければいけません

例えば2023年5月現在、ウクライナはロシアからの攻撃により多大な被害を受けているため、ウクライナ人ユーザーに対しては相当な配慮が必要です。

戦争だけではなく、地震や津波、国内でのショッキングなニュースなど、国や時期によって色々な事情があります。

そういった情勢も踏まえたうえで発信することを心がけましょう。

 

対象地域でブロックされるようなコンテンツを作らない

対象地域で動画公開がブロックされるようなコンテンツは作らないようにしましょう

国によって、YouTube上で視聴できる動画の定義は異なります。

視聴できない場合は、「お住まいの国ではご視聴できません」というメッセージが表示されるため、動画は再生されません。

どの国で何がブロックされるかははっきりと公開されていませんが、基本的にはYouTubeのコミュニティガイドラインを守っていれば問題ないでしょう。

編集部
ブロックされそうなコンテンツを知るには、その国々の文化を理解する必要があるでしょう。

 

まとめ

海外向けのYouTube動画制作のポイントをはじめ、海外の人気動画や日本企業の事例などをご紹介しました。

今回の内容をまとめると、以下の通りです。

  • 海外向けにYouTube動画を発信すると販路を増やせる
  • 海外向けの動画を制作する際にはサムネを海外用に作成する
  • 世界でYouTube市場が大きいのはインドやアメリカ
  • 現地のインフルエンサーを起用するとターゲットにリーチしやすい
  • 日本向けの動画に字幕をつけて配信するのもおすすめ

YouTubeで自社ブランドを世界に向けて宣伝し、ビジネスの可能性をより広げていきましょう

 

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  • この記事を書いた人

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