「YouTubeで不動産の集客をするにはどうすればいい?」
「不動産YouTuberの成功事例が知りたい」
「不動産会社がYouTubeを運用するメリットは?」
このように不動産会社のYouTube運用について、知識を深めたい方は多いのではないでしょうか。
近年、YouTubeを通して集客を行う不動産会社が増えていますが、成功するためには戦略が必要です。
今回は、不動産事業のYouTubeマーケティングのノウハウや成功事例を解説します。
この記事を執筆しているのは、チャンネル登録者数120万人超えの自社YouTubeチャンネル「あるごめとりい」をはじめ、合計4つのチャンネルを運用する編集部です。
また、これからYouTubeの運用を検討している方は、下記の記事で開設や運用方法について詳しく開設していますので、ぜひあわせてご覧ください。
不動産会社のYouTube集客|メリット5つ
不動産会社の集客は、SNSなどのオンラインだけではなく、オフラインなどさまざまな方法があります。
そのような中で、なぜYouTubeで集客を行うのがおすすめなのか、メリットについて解説します。
- 幅広い年齢層にリーチできる
- 物件情報が伝わりやすい
- 検索エンジンに強い
- 企業ブランディングができる
- 業務の効率化につながる
1. 幅広い年齢層にリーチできる
YouTubeは、幅広い年齢層の視聴者が利用しているプラットフォームです。
10〜30代の約8割、40〜50代の約7割、60代でも約6割が利用しています。
2. 物件情報が伝わりやすい
動画はテキストをはじめ、動きのある映像と音声も入れられるため、多くの情報を伝えることが可能です。
視聴者は視覚と聴覚から情報を取り入れることで、物件のイメージがわきやすくなります。
数千ページの不動産記事の情報よりも、1分の内覧動画のほうがユーザーにとってインパクトは大きいのです。
そのため、YouTubeを上手く活用することで、ターゲットの心に刺さりやすくなることが特徴です。
3. 検索エンジンに強い
YouTubeは、Google社が提供するサービスの1つです。
そのため、YouTubeを運用すると、世界で92%と最も高いシェア率を誇る、Googleの検索エンジンでも自社の投稿がヒットします。
4. 企業ブランディングができる
YouTube動画を通して、不動産物件だけではなく自社の社風も伝えられます。
動画を通して、会社の理念やスタッフの人柄などがわかると、ユーザーからポジティブな感情や親しみやすさなどを抱いてもらいやすいことがメリットです。
5. 業務の効率化につながる
不動産は契約にいたるまでに、顧客とのやりとりや検討など多くの工程と時間がかかります。
しかし、YouTubeで物件についての情報を公開することで、顧客はあらかじめ自身で検討する時間が持てます。
接客や時間などリソースがセーブでき、成約率も上がるので業務効率化につながります。
不動産会社のYouTube集客|デメリット3つ
YouTubeは多くの企業が運用するプラットフォームで、不動産会社にとっても有効的な集客ツールと言えます。
ただし、運用には難しい点があることも事実です。
ここでは、不動産会社がYouTubeで集客を行うデメリットを解説します。
- リソースが必要
- 炎上のリスクがある
- 即効性は期待できない
1. リソースが必要
YouTubeの運用は動画の企画をはじめ、撮影や編集など、多くのタスクがあります。
自社ですべてを行う場合は、ノウハウを身につけるための研修や専門知識のある人材の雇用など、人手も時間も必要です。
YouTubeの運用代行については、「YouTube運用代行会社おすすめ15社!特徴や選ぶ基準も解説」の記事内で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
2. 炎上のリスクがある
YouTubeで不適切発言や行動で炎上すると、すぐに切り抜かれて拡散されてしまいます。
YouTubeでの集客もうまくいかなくなるばかりか、企業のイメージダウンにつながる可能性もあります。
YouTubeを運用する際には、炎上を防ぐためのマニュアルを作成したり炎上時の対応方法を決めたりするなど、事前に対策を取っておきましょう。
関連記事
3. 即効性は期待できない
YouTubeはすでに多くの企業が参入しており、競合も少なくありません。
そのため、登録者数が増えない、問い合わせがこないなど、効果がすぐには感じられないこともあるでしょう。
YouTube|不動産会社のマーケティング方法6つ
実際にYouTubeで集客をするためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。
ここでは、不動産業界に特化したYouTubeのマーケティング方法をご紹介します。
1. 物件の内覧動画を投稿
賃貸をはじめ、マイホーム、投資物件にしても、内覧動画は需要が高いことが特徴です。
多忙なユーザーの他、わざわざ内見には行きたくないけれど物件情報は知りたいユーザーにもリーチできます。
- ロケーション
- 最寄り駅
- 家賃・価格
- おすすめポイント
YouTubeショートも積極的に活用して一般動画へ誘導すると、より多くの流入につながります。
YouTubeショートについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
2. 不動産投資や物件選びのポイント公開
不動産のプロ目線で発信するお役立ち情報は、ユーザーから多くのいいねやコメントなどがつきやすい傾向にあります。
有益な情報を発信する会社だと思われると、チャンネル登録や信頼にもつながります。
具体的に需要が高いのは、以下のようなコンテンツです。
- 内見でチェックすべきこと
- 悪い不動産会社の特徴
- 不動産投資のコツ
- やめたほうがいい物件
3. 不動産に関するQ&Aを企画
視聴者に不動産に関する質問を募集し、YouTube上で丁寧に回答していくのも企画として成立します。
たとえば、賃貸を継続するかマイホームを購入するか迷っているユーザーの質問に、プロの知識で答えていくのもよいでしょう。
コメント欄に質問を書いてほしいとお願いすれば、エンゲージメント率の上昇にもつながります。
YouTubeのアルゴリズム的にもよいので、定期的にQ&A企画を行うのがおすすめです。
YouTubeのアルゴリズムについて詳しく知りたい方は、「YouTubeアルゴリズムの仕組みを解説!【2023年最新版】」の記事をご覧ください。
4. 誘導先リンクを設定する
動画の概要欄には、内見予約のホームページやLINEでの無料相談などの、リンクを設置しましょう。
動画の最後でお問い合わせ方法を伝える他、概要欄をチェックするように促すことが大切です。
5. 不動産キャンペーンを行う
不動産キャンペーンの告知を、動画で大々的に行うのも一つの手です。
期間限定で、以下のようなキャンペーンを展開できます。
- 初期費用◯円
- 仲介手数料無料
- 家賃◯ヶ月分半額
6. 不動産広告を配信する
YouTubeの広告を運用して、不動産物件のマーケティングを行うのも1つの手です。
細かくターゲティングが行えるため、効率的なマーケティングができて費用対効果が高いと言えます。
YouTube広告についての詳細は、関連記事の「YouTube広告の仕組み【完全版】広告費用や種類も解説」もぜひ参考にしてください。
不動産YouTubeチャンネルの成功事例5選
実際にYouTubeを運用している不動産会社は、どのような動画を投稿して集客に成功しているのでしょうか。
ここでは、不動産YouTubeチャンネルの事例をご紹介します。
- 不動産投資の楽待 (らくまち)
- ゆっくり不動産
- あなたの理想不動産
- 不動産Gメン滝島
- RoomPa(ルムパ)│賃貸物件を一緒に内見♪
1. 不動産投資の楽待 (らくまち)
チャンネル登録者数 45.1万人
「楽待」は、国内で最大級の収益物件数を誇る不動産会社です。
視聴者にとって興味深い業界のさまざまな情報を動画にしており、人気コンテンツには以下のようなものがあります。
- 家賃滞納する住人
- 訳あり物件
- 孤独死の実態
不動産業界の闇に関するドキュメンタリーなどが人気を集めており、視聴者からの信頼を勝ち取っています。
また、説明欄では、独自サービスである「楽待プレミアム」会員向け有料動画の、申込みサイトのリンクも設置しています。
チャンネル登録者数も約45万人を突破しており、YouTubeでの収益化にも成功している事例です。
2. ゆっくり不動産
チャンネル登録者数 75.2万人
「ゆっくり不動産」は、個性が光る物件や住宅の内覧の様子を紹介するサイトです。
他社との差別化があり、日本中のユニークな不動産物件の投稿に多くのファンがついています。
視聴回数が多いコンテンツ内容は、以下を参考にしてください。
- 即完成する狭小住宅
- リビ充な間取りの地下付きタウンハウス
- ビルの屋上にある隠れ家
こちらのチャンネルは、不動産会社やオーナーの依頼での物件紹介に対応しているため、個性的な物件があれば依頼を検討するのも一つの手です。
3. あなたの理想不動産
チャンネル登録者数 30万人
「あなたの理想不動産」は、その名の通り視聴者が「こんな家に住んでみたい!」と思うような物件を紹介しているチャンネルです。
見出しやサムネイルも、視聴者が興味を引くような工夫があります。
人気のコンテンツは以下の通りです。
- 20秒以内で電車に乗れる家
- コンテナ型の極小物件
- 90分で完成するドーム型ハウス
動画の概要欄には、間取りや賃料、最寄り駅を記載しています。
また、公式LINEのリンクを設置し、2ヶ月以内に引っ越し検討中のユーザーに登録を促して、反響獲得につなげています。
4. 不動産Gメン滝島
チャンネル登録者数 36.9万人
「不動産Gメン滝島」は、オリンピックお兄さんとしても知られる、メディアにも多く出ているGメン滝島社長のYouTubeチャンネルです。
不動産業界の闇をはじめ、損しないためのノウハウを公開しています。
視聴回数を多く叩き出した動画には、以下のようなものがあります。
- ワンルーム投資で自己破産の危機
- 賃貸VS持ち家論争に決着
- 悪徳業者に騙されないための内見チェックポイント
Gメン滝島氏の裏表のない配信が、ユーザーからの信頼度の向上につながっています。
また、概要欄にはオンラインサロンのリンクを設置し、月に一度は生配信でユーザーからの質問へ回答するなど、YouTube をフル活用している成功事例です。
5. RoomPa(ルムパ)│賃貸物件を一緒に内見♪
チャンネル登録者数 17.3万人
「RoomPa(ルムパ)」 では、関東エリアのおしゃれ物件を、主にYouTube ショートを通して配信しています。
テンポのよい内見動画が人気で、1,000万回再生を超えている投稿もあります。
多く視聴されているコンテンツ内容は、以下の通りです。
- 横幅1人文の激薄物件
- 渋谷まで10分の変な気持ちになる物件
- 1ヶ月で9人退去した物件
動画の冒頭で一番の見どころカットをちょい見せしたあとに、お問い合わせはコメント欄からという記載により、反響を獲得しやすいよう工夫しています。
また、説明欄には間取りや家賃の他にも、共益費や敷金・礼金、物件の築年数や階建、店舗情報などもわかりやすく記載していることも、参考にできる点です。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた登録者数100万人超ノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。
まとめ
不動産会社のYouTubeのマーケティング方法や成功事例について解説しました。
今回の記事内容をまとめると、以下の通りです。
- YouTubeの不動産集客は幅広い年齢層にリーチできる
- YouTube での不動産集客はGoogleの検索エンジンに強い
- Youtubeを運用するためにはリソースが必要
- YouTubeでは物件の内覧動画を投稿するのがおすすめ
- YouTubeの投稿には誘導先リンクを設定する
不動産業界ではYouTubeを使った集客が伸びており、多くの反響獲得につながっています。
ぜひ本記事を参考にして、貴社のYouTubeマーケティングにお役立てください。
【先着10社/月】無料相談受付中‼︎
株式会社pamxyのYouTube運用代行
累計登録者100万人の自社チャンネルで培った、売上につながるYouTube運営のノウハウを存分に活用したYouTube運用代行サービスです。
下記のようなお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
ぜひお気軽に下記フォームよりお申し込みください。
まずは無料WEB会議にて、YouTube活用のメリットや同業界の成功事例についてお伝えします。