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YouTube運用のKPIとは?目的別の設定例や主な指標・注意点を解説

「YouTubeのKPIには何を設定すればよいかわからない」

「再生回数や登録者数だけで成果を判断してよい?」

「目標値や改善の優先順位の決め方を知りたい」

YouTube運用を事業成果につなげたい担当者ほど、このような悩みを抱えやすいものです。

目的に合う指標を選べば、動画の課題と次に取るべき施策を整理できます。

一方、指標を増やしすぎたり、他社の数値をそのまま基準にしたりすると、自社の成果を捉えにくい点に注意が必要です。

 

そこで今回は、KPIとKGIの違いから目的別の設定例、測定・改善方法まで解説します。

自社のYouTube運用に必要なKPIと運用ルールを見直す参考にしてください。

編集部
編集部
本記事を執筆・監修しているのは、不動産・人材・金融・クリニック・観光など多岐にわたる業界のSNS運用代行の成功実績があり、累計登録者数200万人超えの自社SNSを運用している株式会社pamxyが運営するマーケドリブン編集部です。

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西江健司

監修者

株式会社pamxy 代表取締役CEO. 西江健司

早稲田大学卒業後、株式会社TBSテレビに入社し、特番の総合演出などを務める。2019年に独立し、株式会社pamxyを創業。
自身が運営・出演するYouTubeチャンネル あるごめとりい の登録者数は130万人を超える。
その他にも ミッドナイトムーン・【アニメ】ALGOMETRY も運営を行う。
pamxyではSNSマーケティング支援・IP・シーシャ事業 chmelを展開。

YouTube運用のKPIとは?

YouTube運用のKPIとは?

YouTube運用のKPIとは、問い合わせや売上などの最終目標へ進む過程を、継続的に確認するための中間指標です。

運用状況を数値で把握し、改善につなげる役割があります。

ここではKPIとKGIの違いや、YouTube運用でKPIを設定する重要性について解説します。

 

KPIとKGIの違い

KGI(Key Goal Indicator)は、売上や問い合わせ件数など、最終的に達成したい成果を測る指標です。

一方、KPI(Key Performance Indicator)は、KGIへ至る途中の行動や成果を測ります。

KPIはKGIから逆算し、改善行動と結び付く数値に絞ることが重要です。

たとえば、月間問い合わせ30件をKGIとする場合、次のように流入と成果率へ分解できます。

区分 指標例 役割・関係
KGI 月間問い合わせ30件 最終的に達成したい事業成果
KPI YouTube経由のサイトセッション1,500件 問い合わせにつながる流入
KPI セッション キーイベント率2% 1,500セッション×2%=30件
編集部
編集部
自社の単価や商談化率まで含めて分解すると、現場で動かせるKPIを選べます。

 

YouTube運用でKPIを設定する重要性

KPIを決めると、YouTube動画を投稿した後に何を確認し、どこを修正するかをチームで共有できます。

主な役割は次の3つです。

  • 運用成果の可視化:目標に対する進捗を定期的に把握する
  • 改善箇所の特定:表示、視聴、外部流入など、停滞している段階を見つける
  • 評価基準の共有:担当者や制作会社が同じ条件で結果を判断する

YouTubeの再生回数や登録者数が増えても、問い合わせや売上が伸びたとは限りません。

KGIと関連するKPIを併せて見れば、チャンネルの成長と事業成果を分けて評価できます。

定例会では数値の増減だけでなく、次に試すYouTube企画や導線の変更まで決めると、KPIが実際の改善に役立ちます。

 

YouTube運用における主なKPI指標一覧

YouTube運用における主なKPI指標一覧

YouTubeのKPIは、動画が表示・視聴され、次の行動へ進む流れに沿って選びます。

似た名称でも測定範囲が異なるため、指標の定義と用途を確認しておきましょう。

YouTube運用における主な指標は次のとおりです。

指標 意味 主な用途
インプレッション数 サムネイルがYouTube上で表示された回数 動画がどれだけ視聴者の目に触れたかを確認
インプレッションの
クリック率
サムネイル表示後に動画が視聴された頻度 タイトルやサムネイルなど、動画の訴求力を確認
視聴回数 動画が視聴された回数 コンテンツの接触量を確認
ユニーク視聴者数 選択期間内にコンテンツを視聴した推定ユーザー数 コンテンツがどれだけの視聴者に届いたかを推定
総再生時間 ユーザーが動画を視聴した時間の合計 コンテンツがどれだけの時間視聴されたかを確認
平均視聴時間 視聴を継続したユーザーの平均視聴時間 1回の視聴がどれだけ続いたかを確認
視聴者維持率
平均再生率
動画内での視聴者の残存状況
動画全体の平均視聴割合
離脱箇所や動画の尺・構成の課題を特定
登録者の増減数 択期間に獲得・解除されたチャンネル登録者数の変化 視聴者がチャンネル登録につながっているかを確認
新規・リピーター
ライト・コア視聴者
初めて視聴した視聴者や、継続的に視聴している視聴者などの区分 新規視聴者の獲得と継続視聴の状況を確認
コメント
高評価・共有
動画やチャンネルに対する視聴者の反応 視聴者の反応やコミュニティの動きを把握
終了画面
カードのクリック
各要素の表示後にクリックされた回数や割合 次の動画や登録などへの誘導効果を確認
サイト流入数 YouTubeから自社サイトに訪問したセッション数 YouTubeから自社サイトへの送客状況を確認
キーイベント数・率 重要なアクションが発生した回数や割合 サイト流入後の成果を確認

サムネイルのCTR(クリック率)と外部サイトへのリンククリック率は、分母や測定対象も異なる指標です。

視聴回数とユニーク視聴者数も同じではありません。

KPI表には指標名だけでなく、定義やデータの取得先、確認頻度も記載しておくと 、担当者が変わっても同じ基準で運用できます。

 

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【目的別】YouTubeのKPI設定例5つ

【目的別】YouTubeのKPI設定例5つ

企業のYouTubeアカウントでは、目標によって追うべきKPIが異なります 。

まずは、達成したい目標に合わせて 中心指標と補助指標を選びましょう。

代表的なYouTubeのKPI設定例は、以下のとおりです。

  • 認知拡大
  • 商品やサービスへの理解促進
  • ブランドファンの獲得
  • 問い合わせや商品購入の獲得
  • 採用応募の獲得

 

認知拡大

認知拡大では、既存のYouTube視聴者の繰り返し再生だけでなく、どれだけ新しい視聴者に動画が届いたかを確認します。

中心となるKPIは次のとおりです。

  • ユニーク視聴者数
  • 新規視聴者数
  • インプレッション数
  • 視聴回数

認知拡大のKPIは、視聴回数だけでなく、ユニーク視聴者数と新規視聴者数を組み合わせて評価します。

インプレッションが増えても視聴につながらない場合は、テーマ、タイトル、サムネイルの整合性を見直します。

 

商品やサービスへの理解促進

理解促進を目的とするYouTube動画では、再生回数だけでなく、どこまで視聴されたかを確認することが重要です。

動画の尺が異なる場合は、時間と割合の両方を確認しましょう。

  • 平均視聴時間
  • 平均視聴率
  • 視聴者維持率
  • 終了画面要素のクリック率

理解を深める目的でKPIを設定する際は、重要箇所で離脱が増えていないかを確認し、結論の提示順や説明の長さを調整します。

視聴後の反応を確認したい場合は、コメントの内容や資料ページへの移動などを補助指標に加えると、動画の改善に役立つ判断材料を増やせます。

 

ブランドファンの獲得

YouTubeを活用したブランドファンの獲得では、一度の視聴だけでなく、再訪や継続的な反応が生まれているかを見ます。

確認したいKPIは次のとおりです。

  • ライトな視聴者・コアな視聴者
  • 登録者の増減数
  • 高評価・コメント・共有

YouTube登録者数はアクティブな視聴者数と一致しないため、月間視聴者やライトな視聴者・コアな視聴者も併せて確認します。

シリーズ企画や出演者、投稿テーマごとに変化を比べると、動画の継続視聴につながる要素を特定できます。

編集部
編集部
コメントの数だけでなく内容にも目を通し、次の企画やコミュニケーションに活かしましょう。

 

問い合わせや商品購入の獲得

問い合わせや購入が目的なら、YouTubeからサイトへの流入と、その後の成果までを一つの流れで捉えます。

主なKPIの設定例は次のとおりです。

  • YouTube経由のサイトセッション数
  • 問い合わせ・購入に設定したキーイベント数
  • セッション キーイベント レート
  • 売上・客単価・成約率

YouTubeからの流入・サイトのセッション・問い合わせ・売上は、それぞれ別の計測段階です。

UTM付きリンクとGoogleアナリティクス(GA4)、顧客管理データを組み合わせ、どの段階で成果が止まっているかを確認します。

視聴が増えても成果指標が伸びない場合は、YouTube動画内の案内とリンク先の内容を同時に見直しましょう。

 

採用応募の獲得

採用では、YouTube動画の視聴から採用ページへの訪問、応募、面接、採用までに時間差があります。

動画指標だけで完結させず、採用管理データまでつなげて評価します。

段階 KPI例 確認する課題
送客 採用ページへのセッション数 動画から詳細情報へ進めているか
応募 応募数・セッション キーイベント レート 応募要件やフォームで離脱していないか
選考 面接数・面接移行率 応募者が選考へ進んでいるか
採用 採用数・採用率 採用につながる応募を獲得できているか

採用を目的とするYouTubeのKPIには、応募数だけでなく、面接や採用まで進んだ割合も含めて確認することが重要です。

候補者の適合度も採用管理データと照らし合わせ、動画別の応募経路や採用状況を比較すると、次に増やす企画を検討する材料になります。

YouTubeから集客へつなげる施策については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

 

YouTubeのKPI設定方法4ステップ

YouTubeのKPI設定方法4ステップ

YouTubeのKPIは、管理画面に表示される数字から選ぶのではなく、運用目的とKGIから逆算して決めます。

目標値だけでなく、測定方法と改善を担う体制まで設計しましょう。

KPIの設定は次の4ステップで進めます。

  1. 運用目的とKGIの設定
  2. KPIツリーによる指標の整理
  3. 自社データに基づく目標値の設定
  4. 測定方法と運用体制の決定

 

1. 運用目的とKGIの設定

最初に、企業のYouTubeアカウントを、何のために運用するかを明確にします。

認知、集客、採用などの目的が混在する場合は、優先順位も決めましょう。

  • 成果:何を達成したいか
  • 期間:いつまでに達成するか
  • 数値:どの程度の成果を目指すか

KGIは成果・期間・数値を含め、達成したかを判定できる形にします。

たとえば「2026年度末までに、YouTube経由の月間問い合わせを30件にする」と置けば、必要な流入数やコンバージョン率などのKPIに分解できます。

経営目標や営業計画と整合するKGIを選び、動画運用だけの都合で決めないことが大切です。

 

2. KPIツリーによる指標の整理

KPIツリーの作成例

次に、KGIを達成するための要素を分解し、KPIツリーとして整理します。

問い合わせを例にすると、次の関係で表せます。

月間問い合わせ30件 = YouTube経由の1,500セッション × セッション キーイベント レート2%

KPIツリーでは、担当者が施策で動かせる指標まで分解することがポイントです。

サイトセッションが少なければYouTube動画内の導線を、成果率が低ければリンク先やフォームを改善します。

編集部
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複数の経路がある場合は、検索、概要欄、広告などに分け、改善の対象を明確にしましょう。

 

3. 自社データに基づく目標値の設定

目標値は、業界平均や他社事例をそのまま採用せず、自社の過去データを基準に置きます。

比較する際は、以下の条件をそろえます。

  • 通常動画、YouTubeショート、ライブなどの形式
  • 動画の尺とテーマ
  • 公開後の経過日数と集計期間
  • 検索、関連動画、広告などのトラフィックソース

YouTubeのKPIに設定する目標値は、データが少ない段階では確定値ではなく、検証する仮説として扱います。

一定本数の動画を公開した後に中央値やばらつきを確認し、達成可能性と改善余地のある水準へ更新します。

編集部
編集部
目標値と併せて見直し日を決め、結果に応じて段階的に調整しましょう。

 

4. 測定方法と運用体制の決定

最後に、YouTubeのKPIについて、担当者・測定ツール・集計期間・確認頻度・数値が目標値から外れたときの対応などを決めます。

週次では直近の動画を、月次では複数動画の傾向を確認します。

頻度 確認内容 決めること
週次 直近動画の表示・視聴・離脱の変化 次回動画の企画・タイトル・構成の修正
月次 複数動画の傾向とKGIへの寄与 目標値・予算・投稿方針・サイト導線の見直し

KPIの数値を確認する際は、次の施策・担当者・期限を残します。

ダッシュボードの更新だけで終わらせず、改善の実行までを運用ルールに含めることが重要です。

 

YouTubeのKPIを測定する方法

YouTubeのKPIを測定する方法

YouTube上の表示・視聴・エンゲージメントに関するKPIは、YouTube Studioが主な確認先です。

サイト流入や問い合わせ、購入などのキーイベントはGoogleアナリティクス、その後の成約や採用などの成果は顧客管理・採用管理データで追います。

ここでは、KPIに応じた各ツールの使い分けを解説します。

 

YouTube Studioのアナリティクス

YouTubeのKPIを確認する方法は、チャンネル全体と動画単位で異なります。

チャンネル全体ではYouTube Studioの「アナリティクス」を開き、動画単位では「コンテンツ」から対象動画の「アナリティクス」へ進みます。

主な確認先は次のとおりです。

  • リーチ:インプレッション、CTR、視聴回数、ユニーク視聴者数
  • エンゲージメント:総再生時間、平均視聴時間、視聴者維持率
  • 視聴者:月間視聴者数、チャンネル登録者数、新規・ライト・コアな視聴者
  • 詳細モード:期間、動画、トラフィックソースなどの条件を設定した比較

KPIを分析するときは、チャンネル全体と動画単位を使い分け、比較条件をそろえて数値を読みます。

同じ指標でも集計する対象や期間によって数値が変わるため、公開直後の小さな変化だけで結論を出さないことが大切です。

 

Googleアナリティクスや顧客管理データ

自社サイトへの流入を示すYouTubeのKPIは、誘導リンクにUTMパラメータを付け、GA4の「トラフィック獲得」で確認します。

UTMパラメータとは、どの動画や施策からアクセスしたかを識別する目的で、URLの末尾に付ける情報です。

主な項目は次のとおりです。

  • utm_source:流入元
  • utm_medium:流入手段
  • utm_campaign:施策名
  • utm_content:動画やリンクの識別

命名を統一すると動画ごとの流入を比較しやすくなり、成果につながった動画を見極める材料になります。

GA4では問い合わせや応募を「キーイベント」に設定し、YouTube施策のKPIとして訪問後の成果まで確認することが大切です。

編集部
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商談・面接・採用は、同じ期間の顧客管理・採用管理データと照合しましょう。

 

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YouTubeのKPIを改善する4つのポイント

YouTubeのKPIを改善する4つのポイント

YouTubeのKPIは、数値を確認するだけでなく、変化に応じて施策へ結び付けることが重要です。

企画・動画構成・継続視聴・外部導線に分けると、改善の優先順位を明確にしやすくなります。

YouTubeのKPIを改善する際に押さえたい4つのポイントは、以下のとおりです。

  1. 測定結果に応じた企画・サムネイルの見直し
  2. 離脱箇所を踏まえた動画構成の最適化
  3. 継続視聴を促す企画とコミュニケーション
  4. 問い合わせや購入へ導く導線設計

 

1. 測定結果に応じた企画・サムネイルの見直し

YouTubeのKPIを分析するときは、インプレッションとCTRを組み合わせ、動画がどの程度表示されているか、表示された後にどの程度クリックされているかを確認します。

代表的な見直し方は次のとおりです。

  • インプレッションが少ない:視聴者のニーズ、テーマ、YouTube上での露出状況を確認する
  • インプレッションはあるがCTRが低い:タイトルとサムネイルの訴求内容を明確にする
  • CTRは高いが平均視聴時間が短い:タイトル・サムネイルと内容のずれ、冒頭部分の構成を見直す

YouTubeのKPIは、CTRだけで判断せず、クリック後の視聴時間も併せて評価しましょう。

編集部
編集部
過度な表現を避け、視聴者が期待する内容を冒頭から示すと、ミスマッチを防ぎやすくなります。

 

2. 離脱箇所を踏まえた動画構成の最適化

視聴者維持率は、YouTube動画の構成を改善するうえで重要なKPIです。

グラフに谷がある場面は、視聴者がスキップまたは離脱した可能性を示します。

該当箇所を再生して、次の原因を確認してみましょう。

  • 本題に入るまでの前置きが長い
  • 同じ説明や映像が重複している
  • タイトルやサムネイルで示した内容と実際の説明がずれている

離脱箇所を特定したら、削る・順序を変える・図や具体例を加えるなど、原因に合う修正を選びます。

視聴者維持率が高い場面も確認し、次回の構成に取り入れられる要素を見つけましょう。

また、動画の長さや内容が近い動画と比較しながら、内容の進行とともに視聴者維持率が徐々に下がる傾向も踏まえて改善しましょう。

 

3. 継続視聴を促す企画とコミュニケーション

YouTubeチャンネルのリピーターが少ない場合は、単発動画の完成度だけでなく、次も見たい理由が伝わっているかの確認が欠かせません。

関連テーマをシリーズ化し、動画内や終了画面で次の動画へ案内すると、継続して視聴しやすい流れを作れます。

継続視聴を増やす鍵は、企画の一貫性と視聴者との対話を両立することです。

コメントへの対応やコミュニティ投稿から疑問や関心を拾い、次の企画へ反映すると、再訪のきっかけを作りやすくなります。

こうした取り組みの効果は、リピーター数やコア視聴者数といったYouTubeの指標にも表れる可能性があります。

 

4. 問い合わせや購入へ導く導線設計

YouTubeからのサイト流入が少ない場合に見直すのは、動画内で案内するタイミング、概要欄の文言、リンク先ページの内容です。

サイトへの流入はあるものの成果につながっていない場合は、動画とページの訴求が一致しているか、フォームの入力負担が大きくないかを確認します。

導線は、視聴者が次に知りたい情報を、自然に受け取れる順序で設計することが大切です。

すべての動画に同じ案内を置かず、視聴者の検討段階に合わせて資料、事例、相談ページを使い分けると、無理のない行動につなげやすくなります。

こうした導線の見直しは、セッション・キーイベント率や問い合わせ数といったYouTubeのKPI改善にも直結します。

 

YouTubeのKPIを評価する際の注意点

YouTubeのKPIを評価する際の注意点

YouTubeにおけるKPIの数値は、動画形式、流入元、公開後の期間、指標の定義や計測方法によって変わります。

異なる条件の数字を並べると、改善すべき点を誤って判断するおそれがあります。

YouTubeのKPIを評価する前に、確認したい4つの注意点は以下のとおりです。

  • YouTubeショートと通常動画を区別する
  • 自然流入と広告経由の成果を分ける
  • 比較条件とデータ量を確認する
  • 再生回数や登録者数だけで判断しない

まずは、YouTubeショートと通常動画でKPIの見方がどう変わるのかを確認しましょう。

 

YouTubeショートと通常動画を区別する

YouTubeショートと通常動画では、視聴行動や重視するKPIが異なります。

形式を混ぜず、それぞれの特徴を踏まえて指標を選び、同じ条件で比較できるデータを確認することが大切です。

形式 中心に見る指標 比較時の注意
YouTubeショート
  • 視聴回数
  • エンゲージビュー
  • 視聴を継続した割合
  • 平均再生率
視聴回数の定義変更をまたぐ期間はエンゲージビューも確認
通常動画
  • インプレッション
  • CTR
  • 平均視聴時間
  • 視聴者維持率
動画の尺とトラフィックソースをそろえる

YouTubeショートの視聴回数は、2025年3月31日から再生またはリプレイの開始時点で数える方式に変更されました。

2026年8月24日からは、この方式が通常動画やライブ配信にも拡大されています。

従来の基準による数値は、YouTubeアナリティクスの「エンゲージビュー」で確認できます。

定義変更をまたぐ期間は、視聴回数だけを単純比較せず、エンゲージビューなどの指標も併用して確認します。

編集部
編集部
レポートには対象形式と期間を明記し、同じ条件で推移を読みましょう。

 

自然流入と広告経由の成果を分ける

YouTubeでは、オーガニック流入と広告経由のトラフィックを分けて評価することが重要です。

広告を利用する場合は、目的に応じて次の指標もKPIとして確認します。

  • 広告費
  • 視聴単価(CPV)
  • 獲得単価(CPA)

オーガニック流入と有料トラフィックを分け、同じKPIとして合算しないことが重要です。

YouTubeアナリティクスのフィルタやGoogle広告の管理画面を使い、広告による視聴とオーガニックな視聴を分けて評価します。

編集部
編集部
認知目的と獲得目的でも評価軸が異なるため、広告キャンペーンの目的に合うKPIを設定しましょう。

 

比較条件とデータ量を確認する

YouTubeでKPIの数値を比較するときは、次の条件がそろっているかを確認します。

比較条件が異なると、企画の差ではなく集計方法や視聴者の流入経路の違いを見てしまうためです。

  • 公開後の経過日数
  • 動画の尺と形式
  • 集計期間
  • 検索・関連動画・外部・広告などの流入元

YouTube動画の公開直後や視聴回数が少ない段階では、KPIの数値が大きく変動しやすい点に注意が必要です。

CTRは一定のデータが集まってから比較し、視聴者維持率は同程度の長さの動画と比べます。

毎回同じフィルタを使えるよう、レポートに比較条件を記録しましょう。

 

再生回数や登録者数だけで判断しない

YouTubeの再生回数や登録者数といったKPIは、チャンネル規模の参考値ですが、問い合わせや採用などの事業成果を直接示すとは限りません。

登録者が継続して視聴しているかも別に確認する必要があります。

KPIとKGIを照合し、数字が止まっている段階までさかのぼって原因を探してください。

問い合わせが伸びない場合は、視聴者像、動画テーマ、サイトへの導線、リンク先の成果率を順に確認します。

目立つ数字だけに偏らず、事業目標へつながる一連の指標で判断しましょう。

 

YouTubeのKPIに関するよくある質問

YouTubeのKPIに関するよくある質問

最後にYouTubeのKPIに関するよくある質問をまとめました。

 

1. クリック率や視聴者維持率の目安は?

YouTube公式サイトでは、クリック率2〜10%が目安とされています。

ただし、全チャンネル・全動画の半数が含まれる分布であり、推奨目標ではありません。

新しい動画や100視聴未満では範囲が広がるため、自社の過去動画を同じ流入元で長期比較し、視聴者維持率は同程度の尺と比べましょう。

 

2. 立ち上げ初期はどのKPIを優先すべき?

立ち上げ初期はKGIに直結する最小限の指標を選び、インプレッション、CTR、視聴者維持率から表示・クリック・視聴のどこに課題があるかを確認します。

データが増えた後、目的に応じて外部流入や成果指標を追加しましょう。

 

3. KPIはどのくらいの頻度で見直すべき?

投稿ペースに合わせて週次で個々の動画の変化を確認し、月次で複数動画の傾向とKGIへの寄与を見直す方法が実務的です。

公開直後の変動だけで判断せず、あらかじめ決めた期間で比較しましょう。

 

4. YouTube広告と通常投稿は同じKPIで評価する?

YouTube広告と通常投稿のKPIは、配信条件と費用が異なるため分けて評価します。

広告では視聴回数や成果数に加えて広告費、CPV、CPAを確認し、通常投稿では自然流入による視聴と継続視聴を中心に判断しましょう。

 

まとめ

この記事では、YouTube運用におけるKPIの意味や主な指標、目的別の設定例、測定・改善方法を解説しました。

今回の内容をまとめると、以下のとおりです。

  • KPIはKGIから逆算して設定し、改善行動へつなげる
  • 認知・理解・ファン化・問い合わせ・採用に合う指標を選択する
  • データは期間・流入元・指標定義などをそろえて比較する
  • GA4と顧客管理・採用管理データによる成果確認も大切

自社だけでKPI設計や改善サイクルを整えるのが難しい場合は、YouTube運用代行への依頼も選択肢の一つです。

目的から指標と施策を一緒に整理し、事業成果につながる運用体制を整えましょう。

 

YouTubeの運用事例

最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。

  • ナイツ塙の自由時間
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  • この記事を書いた人

マーケドリブン編集部

マーケドリブン編集部は、累計登録者数200万人超の自社SNSを運用し、多業種の法人企業様に対しても、SNS運用代行の成功実績を豊富に持つ株式会社pamxyが運営しています。最新のマーケティングトレンドや実践的ノウハウを、現場視点でわかりやすく発信しています。