「YouTubeのアナリティクスの見方が知りたい」
「YouTubeのアナリティクスは公開すると規約違反?」
「YouTubeアナリティクスで取得できるのは、どんなデータ?」
このように、YouTubeアナリティクスについて詳しく知り、マーケティングに活かしたい方は多いのではないでしょうか。
取得できるさまざまなデータには、ビジネスに役立つ大きなヒントが隠されています。
そこで、今回はYouTubeアナリティクスの見方をはじめ、重要な指標や公開は規約違反になるのかなどについて解説します。
この記事を執筆するのは、姉妹チャンネルを含む累計登録者数200万人超えのYouTubeチャンネル「あるごめとりい」を運用する株式会社pamxyのオウンドメディア編集部です。

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YouTubeアナリティクスとは?
YouTubeアナリティクスとは、チャンネルや投稿動画のパフォーマンスを無料で分析できるYouTubeの公式ツールです。
複数の指標からデータを確認でき、投稿別にパフォーマンスの比較も行えます。
また、特定のデータに絞って取得したりエクスポートしたりも可能です。
投稿した動画に対して、視聴者の反応をはじめ、背景などが探れます。

YouTubeアナリティクスの見方
YouTubeアナリティクスの見方は、デバイスにより手順が異なります。
ここでは、下記の2つに分けて、チャンネルと動画の分析レポートの見方を解説します。
- PC
- モバイル端末
1. PC
【チャンネルの分析レポート】
- YouTube Studio にログインする
- メニューから「アナリティクス」を選ぶ
【動画の分析レポート】
- YouTube Studio にログインする
- メニューより「コンテンツ」を選ぶ
- 分析したい動画のアナリティクスアイコンを選ぶ
2. モバイル端末(Andoroid/iPhone・iPad)
【チャンネルの分析レポート】
- YouTube Studioアプリを開く
- メニューから「アナリティクス」を選ぶ
【動画の分析レポート】
- YouTube Studioアプリを開く
- メニューから「コンテンツ」を選ぶ
- 分析したい動画を選ぶ
- 「アナリティクス」をタップする
チャンネル分析では、コンテンツや視聴者などについて数値化したレポートが確認可能です。
また、動画分析では特定のコンテンツに対するインプレッションや、総再生時間などの確認ができます。
YouTubeアナリティクスで取得できるデータ・レポート
YouTubeアナリティクスでは、アカウントに関する多くの情報を取得でき、チャンネルの成長に活かせます。
【表示可能なレポート】
項目 | 概要 |
チャンネル登録者数 | 自身のチャンネルに登録した視聴者の数 |
視聴回数 | 正式に動画が再生された回数 |
高評価数 | 視聴者が動画を見て満足した評価の数 |
共有数 | 視聴者が他の人に動画を共有した数 |
コメント数 | 視聴者が書いたコメントの数 |
総再生時間 | 動画が再生されたトータルの時間 |
最新の動画 | 最後に作成された動画 |
最近の視聴回数 | 過去7日間に動画が再生された回数 |
人気のショート | 特に注目度が高いショート動画 |
人気の動画とライブ配信 | 特に注目度が高い動画・ライブ配信 |
上位のリミックス | ショート動画の作成に使われた人気の動画 |
ユーザーが見ている動画 | 視聴者が他に見ている動画 |
ユーザーが見ているチャンネル | 視聴者が他に見ているチャンネル |
視聴者層 | 視聴者の性別や年齢、地域など |
【タブ】
分析に便利なタブも活用すると、よりチャンネルのパフォーマンスが把握しやすいことが特徴です。
各タブごとの主な内容は以下を参考にしてください。
タブ | 確認できるデータ |
概要 |
|
コンテンツ |
|
視聴者 |
|
インスピレーション |
|
リーチ |
|
エンゲージメント |
|
収益 |
|
収益タブは、パートナープログラムに参加している場合に表示されます。
また、収益の成長により、タブに表示される内容も変化することが特徴です。
YouTubeアナリティクスで分析するメリット5つ
YouTubeアナリティクスで、分析するメリットは下記の通りです。
- 視聴者のニーズが読み取れる
- 改善点が明確になる
- 視聴者層が把握できる
- トラフィックソースが特定できる
- モチベーションの向上につながる
詳しい内容を解説します。
1. 視聴者のニーズが読み取れる
下記のデータをもとに、視聴者にとって需要が高いコンテンツ、または低いものが把握できます。
- 再生回数
- 高評価数
- 共有数
- 人気動画・ショート動画・ライブ配信
- 上位のリミックス
- ユーザーの視聴動画・チャンネル

2. 改善点が明確になる
需要が低いコンテンツについては、他のコンテンツと比較することで何が足りないのかが把握できます。
具体的には以下の通りです。
- キーワード
- サムネイル
- コンテンツの質
- 企画

3. 視聴者層が把握できる
YouTubeアナリティクスの視聴者タブでは、さまざまな視聴者の情報が把握できます。
性別や年齢などにより、自社が設定しているターゲットと相違がないかがわかります。
相違がある場合は、リアルな視聴者層をもとに、発信やコンテンツの制作、および商品開発など、必要に応じて調整しましょう。
4. トラフィックソースが特定できる
視聴者が、どこから投稿へたどりついたのかを知ることにより、効果測定や改善に役立ちます。
特定できるトラフィックソースは以下の通りです。
- YouTube検索
- ブラウジング機能
- 関連動画
- ショート動画
- YouTube広告
- 終了画面
- 再生リスト
- 通知
- 外部ソース

5. モチベーションの向上につながる
YouTubeアナリティクスを確認し分析を行うことで、継続のモチベーションにつながります。
効果測定して改善を繰り返すことで、徐々にチャンネルの成長を実感できるでしょう。
YouTubeアナリティクスで重要な指標7つ
YouTubeアナリティクスには、特に重視すべき下記の7つの指標があります。
- インプレッション数
- クリック率
- 視聴者維持率
- 視聴スピード
- ユーザーの試聴動画
- エンゲージメント
- 総再生時間
これらの指標の数字や要素をよく分析したうえで、コンテンツの企画や動画の質の改善、VSEO対策を実施していきましょう。
1. インプレッション数
インプレッション数が多くなると、再生回数や登録者数の増加につながります。
インプレッション数は、動画のサムネイルがユーザーのYouTubeサイトやアプリに表示された回数のことです。
インプレッションとして、サムネイルが表示される場所は以下の通りです。
- YouTube検索
- 再生リスト
- トップページ
- YouTubeフィード
- 動画上に表示される次の動画
インプレッション数が多いということは、VSEOが最適化されているという証です。
必要に応じて対策を行い、インプレッション数を増やしましょう。
2. クリック率
多くの類似動画がインプレッションとしておすすめ表示される中で、自社の投稿をクリックしてもらうことが最初の課題といえます。
クリック率を上げるには、タイトルとサムネイルを最適化することが重要です。

具体的には、タイトルの左側に重要なキーワードを盛り込みます。
サムネイルにおいては、視聴者が動画を見てみたいと思うような、斬新かつインパクトのある画像やテキストを入れる必要があります。
クリック率の平均は5%前後のため、8〜10%程度を目指しましょう。
クリック率について詳細を知りたい方は、関連記事の「YouTubeのクリック率を上げる7つのコツ!確認方法や平均値なども解説」も合わせてご覧ください。
3. 視聴者維持率
視聴者が最後まで見続けたいと思える動画は、満足度の高いコンテンツと評価され、YouTubeのアルゴリズム上で重視されます。
視聴者維持率とは、ユーザーが1つのコンテンツをどの程度継続視聴したかを指す指標です。
視聴者維持率は約40%を目標にして、視聴者を飽きさせずに離脱させない工夫をしましょう。
視聴者維持率に関する詳細は「【最重要】YouTubeクリック率と視聴者維持率を解説」の記事をご確認ください。
4. 視聴スピード
動画を公開してどれだけ速く視聴されるかも、YouTubeのアルゴリズムでは重要な指標です。
アルゴリズムとは、AIがおすすめに上位表示させるために行うランク付けの仕組みです。
公開直後に多くの視聴者を獲得できるということは、それだけ投稿の質が高いからと言えます。
視聴者スピードを上げるための対策としては、毎週の投稿日時を固定して告知するなどが効果的です。
5. ユーザーの視聴動画
YouTubeのアルゴリズムでは、閲覧履歴の情報をもとに、ブラウジング機能が最適化されることが特徴です。
そのため、ターゲットユーザーが視聴している動画を分析し、類似コンテンツを作成するとおすすめに表示される確率が高まります。
6. エンゲージメント
エンゲージメントを多く取れる動画も、質の高いコンテンツと評価されるため、おすすめに優位表示されやすいです。
エンゲージメントとは、YouTubeではコメントやいいね、保存、共有など、視聴者によるアクションのことです。
エンゲージメントを多く取るためには、動画内で視聴者に向けてコメントやいいねなどをお願いすると効果が期待できます。
また、保存や共有したくなるような、有益な情報や特別なコンテンツを作るのもおすすめです。
7. 総再生時間
総再生時間の長さは、YouTubeの収益化の条件の一つともなっており、大変重要視されている指標です。
また、YouTubeのサービスを提供するGoogle社では、2015年に総再生時間におけるシステムの特許を取得しています。
YouTubeアナリティクスでは、時間単位で総再生時間をグラフ表示させることも可能です。

他チャンネルのYouTubeアナリティクスデータを見る方法
YouTubeアナリティクスで確認できるのは、自身のチャンネルのデータのみです。
競合のYouTubeデータを確認したい場合は、下記のような外部の分析ツールを使用できます。
- TUBERS
- NoxInfluencer
- kamui tracker
ここでは、それぞれの分析ツールの特徴をご紹介します。
1. TUBERS
「TUBERS」は、多くのデータ保有数を誇る、YouTubeに特化したマーケティングプラットフォームです。
さまざまな分析機能を搭載しており、自社のYouTubeチャンネルの成長に活用できます。
【おすすめポイント】
- ライバル検索
- ランキング・トレンド
- 競合チャンネルの動画レポート
評価率やエンゲージメント率などをはじめ、多角的な視点から自社チャンネル・競合チャンネルの分析が可能です。

2. NoxInfluencer
「NoxInfluencer」は、YouTubeをはじめとする主要SNSの分析に対応しています。
グローバルにサービスを展開しており、20万社以上の導入実績があるツールです。
【おすすめポイント】
- 競合チャンネル比較
- トレンド分析
- 動画タイトル
競合サイトを同時に比較できる他、動画のタイトルやサムネを最適化できるツールも搭載しています。
料金設定は月額2,200円程度から、複数のプランを選択できます。
3. kamui tracker
「kamui tracker」では、豊富なデータベースをもとに、YouTubeマーケティングをトータルサポートするサービスを提供しています。
市場や競合のリサーチにも最適です。
【おすすめポイント】
- トレンド分析
- タイアップ分析
- チャンネル検索
チャンネルやタイアップ、トレンドの分析などを通して、ベンチマークチャンネルが容易に見つけられます。
試用版の申し込みが可能で、価格に関しては問い合わせが必要です。
YouTubeアナリティクスレポートのエクスポート方法
YouTubeアナリティクスレポートをエクスポートする方法は、以下を参考にしてください。
- アナリティクスページの「詳細モード」をクリックする
- 「現在のビューをエクスポート」をクリックして形式を選択する
1. アナリティクスページの「詳細モード」をクリックする
YouTube Studioのアナリティクスページを開いて、右上の「詳細モード」をクリックします。
2. 「現在のビューをエクスポート」をクリックして形式を選択する
画面右上の下矢印「現在のビューをエクスポート」をクリックして、ダウンロードの形式を選択します。
選択できるダウンロード形式は、以下の通りです。
- Googleスプレッドシート
- カンマ区切り形式(.csv)

YouTubeアナリティクスのレポートの公開は規約違反?
自身のアナリティクスのレポートの公開は、規約違反にはなりません。
Google アナリティクス利用規約の第4条に、以下のような内容が記載されており、混乱を招く原因になっているようです。
(b)お客様は www.google.com/analytics/ に保存されるご自身のレポートにリモートでアクセスし、それを閲覧、ダウンロードすることが認められます。お客様は次の行為を行わず、また第三者に次の行為を許可しないものとします。(i)本ソフトウェアまたはその文書の複製、変更、修正、翻訳あるいは二次的著作物の作成を行う行為。
本ソフトウェアとは、Google アナリティクスのことではありません。
以下のように記載があります。
「本ソフトウェア」とは、処理ソフトウェア、GAMC、および / または SDK を指します。
また、Googleサポートも、自身のYouTubeアナリティクスのレポートの公開について問題ないと回答しています。
サイト上でも多くの人が自身のアナリティクスのレポートを公開しています。

まとめ
YouTubeのアナリティクスの見方や重要な指標などについて解説しました。
今回の記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- YoTubeアナリティクスは無料で提供される標準装備の分析ツール
- 取得できるデータはインプレッション数や検索キーワードなど多岐に渡る
- YouTubeアナリティクスを利用することでユーザーニーズが読み取れる
- 分析ポイントは視聴者維持率や視聴スピードなどが重要
- YouTubeアナリティクスは競合分析には対応しないため、ツールの使用がおすすめ
YouTube分析ツールをうまく活用し、チャンネルを成長させて集客につなげていきましょう。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた累計登録者数200万人超えのノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。
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株式会社pamxyのYouTube運用代行
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