YouTubeを始動して間もないと、動画を投稿しても視聴回数が伸びず、チャンネル登録者数も増えないという壁に直面する人が少なくありません。
企業のブランディングやマーケティングの一貫としてYouTubeを運用する場合、なんとか対策を考えてチャンネル登録者数を増やしたいものです。
今回は、YouTubeでチャンネル登録者数を増やすメリットや方法などを詳しくご紹介します。
また、YouTubeのアルゴリズムについても言及しています。
本記事を読むと、何を改善すべきなのかが分かり、登録者数の増加が期待できるので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeチャンネル登録者数を増やすメリット4つ
YouTubeチャンネルを運用するにあたって、動画の撮影や編集作業など、時間や人員を投資しなければなりません。
初期はチャンネルが伸びないため、「先行投資をしてまでYouTubeを運用する意味はあるのか?」と、上司から言われた事がある担当者の方も多いのではないでしょうか?
ここでは、YouTubeチャンネル登録者数を増やすメリットを4つ解説します。
1. 企業やブランドの認知度が向上する
YouTubeの登録者数が増えるにつれて、今まで自社企業やブランドの存在を知らなかった潜在顧客にもリーチできるようになります。
通常、企業は認知度を上げるために、テレビや雑誌、SNS広告など、さまざまな媒体を使うケースも少なくありません。
しかし、自社のYouTube公式アカウントの登録者を増やすことで、コストを抑えつつ効率的に認知度の向上が見込めます。
2. 売上が上がる
YouTubeでは説明文と概要欄に、公式サイトやECサイトのリンクを貼ることが可能です。
そのため、商品やサービスに興味を持ったユーザーの、購買行動につながる可能性もあります。
チャンネル登録者数が増えれば、売上アップも期待できるでしょう。
最近はShopifyとYouTubeの連携のニュースなどもあり、今後は更にYouTube上で商品を販売するケースが増加する可能性が高いです。
詳しくは、YouTubeとShopifyが連携!ソーシャルコマースの時代が到来?の記事をご覧ください。
3. 企業の信頼性が高まる
登録者数が少ないと、YouTubeの公式チャンネルかどうか、ユーザーが疑問に感じてしまうこともあります。
最近は偽アカウントによるトラブルも多いため、警戒してしまうユーザーも少なくありません。
一方で、チャンネル登録者数が多いと、会社やブランドとしてより信頼してもらえることがメリットです。
4. 収益化ができる
2023年8月に条件が変更され、以前よりも収益化に手が届きやすくなりました。
新しい条件も加え、現在のYouTubeの収益化条件は下記5つです。
- チャンネル登録者が500人以上
- 直近12カ月の動画の再生時間が3000時間以上または、直近90日間のショート動画の視聴回数が300万回以上
- 直近90日に投稿された動画が3本以上
- YouTubeの収益化ポリシー・ガイドを遵守している
- Google AdSenseアカウントを所有している+年齢が18歳以上であること
自社ブランドをアピールしながら、収益も上がれば、企業にとって収入源が増える絶好の機会です。
より企画にお金をかけたり、商品開発規模を拡大したりと、ビジネスの可能性が広がります。
YouTubeの収益化については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
YouTubeチャンネル登録者数が増えない理由6つ
現在、YouTubeには多くの企業が参入し始めており、以前よりチャンネル登録者数を増やすのにハードルが上がっていることは確かです。
しかし、登録者数が一向に伸びないのには、理由があります。
考えられる原因は以下の通りです。
- 動画の方向性が決まっていない
- 投稿頻度が少ない
- チャンネル登録のお願いをしていない
- チャンネル登録ボタンを設置していない
- 過去の投稿の分析をしていない
- 他サイトとの連携や導線がない
YouTubeの企業チャンネルを軌道に乗せるためには、競合や人気の動画と比べて、自社に足りない点を分析する必要があります。
YouTubeを運用する上で大切なポイント
YouTube運用を成功させるには、YouTubeのアルゴリズムについて理解することが必須です。
YouTubeのアルゴリズムとは、おすすめや関連動画などの表示を順位づけする仕組みのことです。
YouTubeは、莫大なデータとユーザーの行動パターンをもとに、おすすめ動画が表示されます。
そして、YouTubeで動画を見られる場合、ほとんどはおすすめや関連動画からの流入です。
YouTubeのアルゴリズムで重要視される要素は、以下があげられます。
- 再生回数
- 視聴時間
- 視聴者維持率
- 視聴完了率
- クリック率
- 高評価率
- コメント数
ユーザーが楽しめたり役に立つと感じたりする動画は、視聴時間をはじめ、視聴維持率や視聴完了率も上がります。
高評価やコメントも増え、再生回数も伸びるため、より多くの人のおすすめや関連動画に表示されることが特徴です。
これらの要素の評価がバランスよく上がっていけば、チャンネル登録者数も増えるでしょう。
YouTubeチャンネル登録者数を増やす11の方法
「YouTubeチャンネル登録者数を増やすために、具体的に何をすればいいのか知りたい」そう思うSNS運用担当者の方も多いでしょう。
ここからは、YouTubeチャンネル登録者数を増やすための11の方法をご紹介します。
1. コンセプトに一貫性を持たせる
企画の内容はバラエティに富んだほうが視聴者は楽しめます。
しかし、コンセプトが毎回ブレてしまっては、何のチャンネルなのかがよく分かりません。
ブランドや企業が取り扱う商品・サービスに合わせて、コンセプトに一貫性を持たせるようにしましょう。
例えば、塾経営の会社ならコンセプトは教育に関してためになる情報です。
おすすめの勉強法や親御さんの子供への声のかけ方など、関連性のある動画を上げていけば、登録者数は増えていくでしょう。
2. ターゲットを定める
幅広い層に向けて発信すると、結局どの層にも響かずに、なかなか登録者数が増えないことも多いです。
年齢や性別、趣味嗜好など、どんな人に動画を見てもらいたいのかを、事前によく考えることが大切になります。
具体的には、化粧品を販売する会社なら、30〜40代の年齢で肌が気になる働く女性など、ターゲットが定まれば動画が作りやすくなります。
3. 動画を定期的に投稿する
動画に興味はあっても、あまり頻繁に投稿していないと分かると、登録するのを迷うユーザーもいます。
一方で、定期的な投稿があることが確認できれば、登録して次回も見たいという気持ちになりやすいです。
少なくとも週に1回、できれば2回や3回投稿できると、印象に残りやすいでしょう。
1度視聴したチャンネルの動画はおすすめに表示されやすいため、頻繁に同じチャンネルの動画が目に入ることで、登録するユーザーは多いと言えます。
4. タイトルやサムネイルを工夫する
YouTube動画のタイトルやサムネイルを工夫することで、クリック率がグンと上がります。
クリック率が上がることが重要な理由は、「YouTubeクリック率を2倍にするために必要な7つのコツ!」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
具体的には、タイトルに狙いたいキーワードを盛り込み、28文字以内に収まるよう心がけることがポイントです。
また、サムネイルにはテキストなども入れて、タイトルと一致するようデザインすることが大切です。
毎回タイトルとサムネイルにこだわることで、視聴者が最後まで視聴し、登録を検討する流れにつながりやすいでしょう。
タイトルやサムネイルを作成する際のポイントは、「YouTubeタイトルの付け方!累計登録者100万人が伝授!」と「【YouTubeサムネイルの作り方】7つのコツを徹底解説!」でわかりやすく解説していますので、そちらをご覧ください。
5. BGMや効果音を活用する
ユーザーが心地よく動画を視聴できるように、聞きやすいBGMやテンポのよい曲など、動画のコンセプトや内容に合った音楽を使うことが大切です。
必要に応じて効果音もプラスすると、ユーザーはより動画の内容に惹きつけられます。
一方で、違和感のあるBGMや大きすぎる音量を流すと、途中離脱のきっかけとなるため気をつけましょう。
また、BGMや効果音を使用する場合、著作権違反が起きないように注意する必要があります。
著作権違反の心配なく、無料で使える効果音が揃っているサイトについて、「【YouTube効果音】無料で使えるサイト5選!」の記事内でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
6. 動画にテロップを挿入する
動画内で人が話をするだけでは、聞き取りにくかったり理解しづらかったりするケースも少なくありません。
そこで、動画内に音声に合わせてテロップを入れることで、内容がより把握しやすくなります。
また、視覚的に理解しやすいと、聴覚障害を持つ方にも興味を持ってもらえるでしょう。
テロップを作る際のコツは、「YouTubeテロップの入れ方のコツ6選!ツール紹介も」を参考にしてください。
7. チャンネル登録のお願いをする
人気YouTuberは、動画の最初や最後に、視聴者にチャンネル登録を促すのがお決まりです。
動画を最後まで見てくれた人は、興味があって視聴したといえるため、お願いすると「じゃあ、登録しようかな」という気持ちになることもあります。
たとえまだ登録者数が少ない状態でも、今後の企画内容や投稿頻度などを話して、「このチャンネルに登録したら面白そう!」と視聴者に思わせることが大切です。
8. YouTubeチャンネル登録ボタンを設置する
チャンネル登録ボタンは動画の中に設置できるため、視聴者の目に留まりやすいことが特徴です。
オリジナルの登録ボタンを作成するなど工夫して、ユーザーが思わずポチッとしたくなるようなボタンを設置しましょう。
登録ボタンを表示させるタイミングは、動画の終りや動画全体など、自分で選択することが可能です。
YouTubeチャンネル登録ボタンについて、より詳しく知りたい方は、別記事の「【YouTubeチャンネル登録ボタン】効果と設置方法」も、ぜひご覧ください。
9. 動画を分析する
YouTube Studioのアナリティクスを活用し、過去の動画に対する視聴者の反応や動向を把握すると、問題点が見えてきます。
アナリティクスでは、主に次のことが確認できることが特徴です。
- 総再生時間
- 平均視聴時間
- 視聴者維持率
- もっとも視聴されている動画
- 高評価数と低評価の割合
- インプレッション
- インプレッションのクリック率
- トラフィックソースの種類
- 検索キーワード
視聴者がどのようなキーワードや経路から動画を見ているのか、また、どんな内容だと視聴時間が長いのかなどを分析しましょう。
その上で、より視聴者に求められる動画内容に改善していくと、チャンネル登録者数も増えるはずです。
YouTubeアナリティクスについてより詳しく知りたい方は、過去記事の「【YouTubeアナリティクス】最重要な5つの指標を紹介」も合わせてご覧ください。
10. 他のSNSと連携する
YouTube投稿と並行して、X(旧Twitter)やインスタ、TikTokなどの他のSNSも運用すると、効率的にYouTube活動について宣伝できます。
それぞれのSNSと連携させて更新の通知をすれば、より多くのユーザーの目に留まり、登録者数の増加につながります。
特に今の若い世代は、TikTokを使っている人なども多いため、TikTokからの流入を目指す方法は非常に有効と言えます。
11. コラボを企画する
自社商品やサービスと関連性のあるYouTubeチャンネルと、コラボ企画をするのも一つの手です。
コラボ相手のチャンネル視聴者も興味を持ってくれて、チャンネル登録してくれる可能性があります。
ターゲット層が似ていて、お互いメリットのあるYouTubeチャンネルにコラボを依頼してみましょう。
YouTubeのコラボについては、「YouTubeのコラボとは?企業の活用方法やメリットを解説」の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
また、マーケドリブンでは、YouTube登録者100万人までチャンネルを育て上げた実績をもとに、「YouTube完全攻略スライド」を制作しました。
以下のフォームから無料で受け取ることができますので、ぜひご覧ください。
YouTube登録者数を増やす!おすすめ代行会社3社
「YouTube運用が自社では難しいため、ノウハウのある代行会社に頼みたい」という担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日々進化するアルゴリズムへの対応や動画の最適化、また運用にかけるリソースを確保するのが難しい場合も少なくありません。
最後に、YouTube登録者数を増やすのにおすすめな代行会社をご紹介します。
1. 株式会社 pamxy
株式会社pamxyは、自社のYouTubeチャンネル『あるごめとりい』を、設立から3年で登録者数100万人にまで導いた実績を持つ代行会社です。
CEOとCOO自らが演者として出演しており、TBSでバラエティ制作を担当していた経験を活かしてチャンネルを牽引。
高い編集力と総合演出力が強みで、自社で培ったYouTube運用のノウハウをもとに、企画から動画制作、投稿・VSEO対策、分析・改善まで一貫サポートしています。
2. 株式会社STAGEON
株式会社STAGEONは、動画を通してビジネス界に革命を起こすことを理念に掲げ、企業向けYouTubeチャンネルのサポートをメイン事業としています。
多種多様な業種のYouTube運用を担当しており、プロフェッショナルなマーケティングチームがニーズに沿った運用サポートをご提案。
ファンの心を掴む企画力で、トレンドを意識した動画の制作を行う会社です。
3. モバーシャル株式会社
モバーシャル株式会社は、18,000本以上のYouTube動画の制作実績を誇っており、保有動画やチャンネルの最適化を支援しています。
投稿動画に関して細かい分析を行った上で、レポートを作成してもらえるため、自社のYouTubeチャンネルの動向も把握しやすくなるのがメリット。
マニュアル制作のみの依頼も可能で、各企業の要望に応じたサポートを行う会社です。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた登録者数100万人超ノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。
まとめ
YouTubeのチャンネル登録者数を増やすための方法をはじめ、アルゴリズムのポイントなどを解説しました。
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
- YouTubeチャンネル登録者数が増えると企業の認知度や信頼性が高まる
- ユーザーの視聴時間や高評価率などもアルゴリズム上で大切になる
- YouTubeチャンネル登録者数を増やすには登録ボタンの設置も効果的
- 過去動画を分析した上で改善していくと登録者数の増加につながる
- 自社で運用が難しい場合は実績やノウハウの豊富な代行会社の利用もおすすめ
自社のYouTubeチャンネルで発信力をつけると、今後の宣伝や活動がしやすくなります。
分析と改善を繰り返し、定期的に投稿を重ねて、チャンネル登録者数を増やしていきましょう。
【先着10社/月】無料相談受付中‼︎
株式会社pamxyのYouTube運用代行
累計登録者100万人の自社チャンネルで培った、売上につながるYouTube運営のノウハウを存分に活用したYouTube運用代行サービスです。
下記のようなお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
ぜひお気軽に下記フォームよりお申し込みください。
まずは無料WEB会議にて、YouTube活用のメリットや同業界の成功事例についてお伝えします。
マーケター募集中
pamxyでは累計160万人超のフォロワーを擁するIP事業で培った、SNSや運用型広告における圧倒的知見を惜しみなく活用し、マーケティングのコンサルティング事業を行っています。
YouTube・TikTok・Instagram・TwitterなどのSNSマーケティングおよび運用型広告支援においては、スタートアップから上場企業まで多くの業界・規模の企業様のご支援実績があります。
マーケティング経験者はもちろん、
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