「インスタの写真広告を出したいけど、費用はどのくらいかかるのだろう？」
「インスタの画像の広告って効果はあるの？」
このように、インスタ写真広告の運用を検討する中で、さまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
SNSマーケティングが重要な鍵となる今日では、インスタ写真広告を出稿してブランドや商品のアピールをする企業が増えています。動画広告よりもシンプルに作成できることから、初めてインスタ広告を運用する際のお試しとしても最適です。
本記事では、インスタの写真広告の費用や効果、出稿方法やおすすめアプリなどをご紹介します。
最後まで読むと、インスタ写真広告を出稿するにあたって必要な情報を網羅できるため、ぜひ参考にしてください。
インスタの動画広告について詳しく知りたい方は、インスタ動画広告を完全解説！企業の成功事例も紹介をご覧ください。
インスタ写真広告のメリット3つ
広告を運用するには、コストがかかるのはもちろん、社内でのリソースの確保なども必要になります。
そのため、メリットがどれだけ大きいかを見極めて、運用を検討したい方も多いでしょう。ここからは、インスタ写真広告を運用すべき理由や効果を解説します。
1. 瞬間的にユーザーに訴求できる
写真広告は、動画広告のように視聴する必要がなく、瞬時にユーザーにメッセージを届けられます。
画像にすべての情報を詰め込めるため、ストーリーを伝える前に離脱されることがありません。
直接的な訴求でユーザーの心を掴めることが、写真広告を運用するメリットです。
2. クリエイティブの制作費用が安い
静止画の場合は、画像とテキストのみの構成なので、動画より簡単かつスピーディに制作できます。
過去の投稿画像から広告を作成することも可能なため、制作費用を抑えられることもよい点です。
3. ユーザーの想像力をかきたてる
写真広告では、動画ほど多くの情報を伝えられるわけではありません。
だからこそ、ユーザーに想像する楽しみや時間を与えることができ、プラスに作用することも多いと言えます。
インスタ写真広告を掲載できる場所
インスタグラムの写真広告は、画像とテキストから構成されます。シンプル、かつ訴求力が高いことが特徴です。
また、Meta社が提供するサービスであり、Facebookの広告ポリシーに基づいた基準が設定されています。
インスタの写真広告は、以下の場所での掲載が可能です。
- フィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
ここでは、それぞれの写真広告掲載場所の特徴を解説します。
1. フィード
インスタのフィードは、アプリ起動時に表示されるホーム画面の投稿で、随時内容が更新されます。
ユーザーは、フォローアカウントの投稿画像や広告をスワイプしながら閲覧することが可能です。
画像フォーマットを使い、自社ブランドや商品、サービスなどをアピールできます。
2. ストーリーズ
ストーリーズは、視覚的インパクトが強い縦型フルスクリーン表示が特徴です。
投稿内容は24時間で消えるというユニークな性質を持ち、トレンド情報をはじめ、限定的な内容も少なくありません。
若い女性の44％は、ファッション関連の情報をインスタストーリーから得ており、求心力の強い広告フォーマットです。
3. 発見タブ
発見タブでは、ユーザーの趣味嗜好や興味に基づいて、フォローしていないアカウントの投稿が表示されます。
潜在顧客へのリーチが期待でき、自社ブランドの商品の認知度を広げられます。
フィード投稿と同じ画像フォーマットを使い、広告の投稿が可能です。
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インスタ写真広告のサイズやテキストの仕様
インスタグラムの写真広告は、画像サイズが大きすぎるとエラーになってしまうこともあります。
写真広告のサイズやテキストなど、細かな仕様は、以下をご確認ください。
| フィード | ストーリーズ | 発見タブ | |
| ファイルタイプ | JPG、PNG | ||
| アスペクト比 | 正方形 1:1推奨 横型 1.91:1 縦型 4:5 | 9:16 推奨 | |
| 解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 | ||
| テキスト | メイン：125文字以内 見出し：40文字以内 | メイン：125文字以内 見出し：40文字以内 | メイン：125文字以内 |
| ハッシュタグ | 最大30個 | ー | |
| ファイルサイズ | 最大30MB | ||
| 最小幅 | 500ピクセル | ||
ストーリーズは、アスペクト比はフルスクリーンの9:16が推奨されていますが、フィードのサイズにも対応しています。
また、ストーリーズには、お問い合わせなどのアクションボタンが設置できることが特徴です。
そのため、アクションボタンが隠れないように、画像の最上部から約14%と最下部から約20% はテキストを配置せずクリアにしておきましょう。
インスタ写真広告の種類3つ
インスタには複数の広告がありますが、画像を掲載できる広告は次の3つです。
| 広告の種類 | 特徴 |
| 写真広告 | 1枚の画像とフッターの構成で自社商品やブランドを紹介できる |
| カルーセル広告 | 1つの広告に最大10枚の画像が使え、各画像にリンクの設置が可能 |
| コレクション広告 | カバー画像に加え、3点の商品画像を表示できる |
認知度の拡大や個性のアピール、シンプルに伝えたいメッセージなどは写真広告がおすすめです。
複数の商品を紹介したり、ブランドや商品のストーリーを伝えたりする場合はカルーセル広告が最適。また、商品の購入につなげたいなら、コレクション広告を選ぶとよいでしょう。
写真広告以外のインスタ広告の種類について詳しく知りたい方は、別記事の【担当者必見】インスタ広告の種類を徹底解説！も、合わせてご覧ください。
インスタ写真広告の費用目安
インスタ広告の料金形態は、写真広告もその他の動画やカルーセル広告も同じです。
下記の3種類の課金方法から、自社に合ったものを選べます。
- クリック課金（CPC）
- インプレッション課金（CPM）
- アプリインストール課金（CPI）
それぞれの課金方法を詳しく確認していきましょう。
クリック課金（CPC）
ユーザーが写真広告をクリックするたびに課金されるシステムです。
広告が表示されていても、ユーザーのクリックアクションがなければ課金されません。
費用の相場は、1クリックあたり50～100円程度で、広告運用が初めてでも運用しやすいことが特徴です。
インプレッション課金（CPM）
インプレッション課金は、写真広告が1,000回表示された時点で課金されます。
費用の目安は、1,000回表示で500～1,000円程度です。
幅広くターゲットにリーチしたい場合におすすめの課金方法となります。
アプリインストール課金（CPI）
ユーザーが、写真広告からアプリをインストールした時に課金されます。
費用の相場は、１回のインストールで100～150円程度です。
有料アプリでは運用しやすいですが、無料アプリの場合は費用対効果が望めないケースも少なくありません。導入の際にはよく検討しましょう。
インスタ広告の費用についてより詳しい内容は、別記事のインスタ広告の費用はいくら？課金形式も解説！をご覧ください。
インスタ写真広告の出稿方法3ステップ
インスタグラムの写真広告を運用する際には、事前にFacebookのビジネスマネージャアカウントを用意する必要があります。
インスタ写真広告の出稿手順は、大きく分けると以下の3ステップです。
- キャンペーンの作成
- 広告セットの作成
- 写真広告の設定
1つずつ手順を解説します。
1. キャンペーンの作成
最初にキャンペーンの目的を設定します。目的には、以下のような項目があるため、当てはまるものを選びましょう。
- ブランドの認知度アップ
- トラフィック
- アプリのインストール
- リード獲得
- カタログ販売
キャンペーン名を入力して、キャンペーンの作成が完了です。
2. 広告セットの作成
キャンペーンを作成した後は、下記の項目の詳細を設定し、広告セットを作ります。
- オーディエンス
- 配置
- 予算と掲載期間
オーディエンスでは、性別や年齢、地域など、写真広告のターゲティングを行いましょう。
配置では、配信するプラットフォームとしてInstagramを選び、フィードやストーリーズにチェックを入れます。予算と掲載期間を設定すれば、広告セットの作成が完了です。
3. 写真広告の設定
最後に、Facebook、またはInstagramどちらかのアカウントを広告と連携させます。
1枚の画像か複数枚かを選び、広告に使用する画像を設定。
テキストや広告リンク、アクションなどを追加すれば、写真広告を出稿できます。
広告の出し方についてさらに詳しく知りたい方は、【最新版】インスタ広告の出し方を完全解説！をご覧ください。
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インスタ写真広告・クリエイティブ制作のコツ3つ
静止画という限定的な情報から、いかに心に響くメッセージを引き出せるかが重要なポイントとなる写真広告。
シンプルですが、戦略次第で大きなバズを生み出すことも可能です。ここでは、インスタ写真広告のクリエイティブ制作のコツを3つ紹介します。
1. 画像は正方形を準備する
フィード投稿の画像推奨サイズは1:1の正方形です。その他の横長や縦長サイズよりも、視覚的に情報をとらえやすいと言われています。
一方で、ストーリーズで画像をフルスクリーン表示する場合のサイズは、9:16の縦長です。ただし、正方形で表示することも可能なため、フィードとストーリーズの両方に広告を出稿する場合は、1:1のアスペクト比にしておくと使い回しができます。
ストーリーズよりもフィードのほうが広告表示回数が多い傾向にあることから、画像は正方形がおすすめです。
2. インパクトのあるビジュアルにする
ユーザーは、広告のビジュアルにもっとも関心をよせることが特徴で、カラーリングやテキストなどの要素に強く惹きつけられます。
そのため、ユーザーの興味を惹きつけるような圧倒的なビジュアルを作り込むことが重要です。
3.テキストはシンプルかつ響く文章にする
ユーザーは、一瞬のうちに頭に入る文章だけが記憶に残ります。
長すぎるテキストを並べても読んでもらえない可能性が高く、情報が多すぎると頭の中で整理が追いつきません。
できるだけシンプルに短く、ユーザーに伝わりやすい文言にするよう心がけましょう。
インスタ用写真アプリ・おすすめ5つ
多くの素材や機能を搭載したアプリを使いこなすことで、質の高いクリエイティブが制作が可能です。
ここではインスタ用におすすめの写真アプリを5つ紹介します。
1. PhotoDirector
AI技術を搭載した写真編集アプリの『PhotoDirector』は、空模様を変えて独自の世界観を表現できることが強みです。
画像の中の不要な箇所を一瞬で消して調整するなど、ハイレベルな加工が実現する有料アプリです。
また、グリッチエフェクトを駆使した多彩なカラー加工にも対応し、インパクトのあるビジュアルを創りだせます。
2. SnapSeed
『Snapeed』は、Google社が無料で提供しているアプリで、多機能な編集加工が行えます。
ハイライトやシャドウ、色温度など細かな設定により、ブランドが表現したい雰囲気を自由自在にアレンジできることが特徴です。
また、画像の遠近操作やレンズぼかしも可能なため、細部にまでこだわった納得のクリエイティブを作れます。気軽に利用できてハイスペックな画像編集加工ができるツールです。
3. Picsrt
『Picsrt』は、Instagramのフィードやストーリーズ用のテンプレートがあり、サイズ調整の手間が省けて使いやすいです。
標準機能は無料で使えて、必要に応じてリーズナブルな有料バージョンにアップグレードできます。
多種多様なフィルターがそろっており、画像を絵画風やレトロ風などもワンタップ操作で簡単に行えることが特徴です。
4. Promeo
『Promeo』は、ロイヤリティフリーの画像素材を多く取り扱っており、テンプレートを使って簡単にクリエイティブが作成できます。
画像加工の知識がなくても、簡単に広告グレードの編集ができるのが嬉しいポイント。
AIのテクノロジーにより、自動的に魅力的な画像オプションが提案されるため、おしゃれな仕上がりになります。
無料でアプリをインストールでき、機能によってはアプリ内課金が必要です。
5. YouCam Perfect
『YouCam Perfect』は、インスタ映えする美肌画像編集をサポートするアプリで、小顔やシミやシワの除去、白い歯などの加工に対応しています。
500種類以上のテンプレートをそろえており、コラージュ画像もスピーディに制作可能です。
画像をアニメーションと融合させて、芸術性や季節感を演出することもでき、幻想的な世界観を引き出せます。
標準機能は無料で使用できますが、エフェクトなどにこだわりたい場合は有料プランの利用がおすすめです。
まとめ
インスタの写真広告の費用や効果、おすすめアプリなどをご紹介しました。
今回の記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- インスタの写真広告の掲載場所はフィードとストーリーズ、発見タブの3箇所
- 画像を使った広告の種類は、写真広告とカルーセル広告、コレクション広告の3つ
- 写真広告は動画と比べると低コストでクリエイティブが作成できる
- インスタ写真広告の費用は予算に応じて設定でき100円前後から運用可能
- 写真広告のクリエイティブはアプリを使用して簡単に制作できる
試しにインスタの写真広告を運用してみたいという場合は、無料アプリでクリエイティブを制作してみるのも1つの手。
ユーザーの反応を見ながら、必要に応じて改善や有料アプリを検討するのがおすすめです。
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