Facebook動画広告を活用すれば企業の売上アップを期待できます。
しかし、活用方法をきちんと把握しなければ、ただ広告費を無駄にするだけになってしまいます。
そこで本記事では『Facebook動画広告の基礎知識を解説』します。
前半ではFacebook動画広告の種類や特徴・費用を、後半では効果的な活用方法をお伝えします。
Facebook動画広告で失敗したくない方はぜひ最後までお読みください。
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Facebook動画広告の種類
Facebook動画広告の種類は、主に以下の3つに分けられます。
- ストーリーズ動画広告
- フィード動画広告
- インストリーム動画広告
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ストーリーズ動画広告の特徴
ストーリーズ動画広告とは、Facebookのストーリーズに掲載できる動画広告です。
インスタグラムのストーリーズ広告と同じです。
ストーリーズ動画広告の特徴
- スマホの画面全体に表示できるため、インパクトを残しやすい
- ユーザーの行動を促しやすい ※1
- 一般ユーザーのストーリーズに紛れるため広告感が無い
ストーリーズ動画広告の目標地点は「認知度アップ」や「商品購入」など、幅広く設定できます。
自社の目的に合わせて活用してみてください。
※1 ストーリーズ広告を見たユーザーのうち58%が詳細情報をWebサイトで閲覧、50%が商品購入サイトにアクセス、31%が店舗でチェック(参考:ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう)
フィード動画広告の特徴
フィード動画広告とは、Facebookのタイムラインで投稿のように掲載できる動画広告です。
フィード動画広告の特徴
- タイムライン上で自動再生されるためユーザーの目に留まりやすい
- 投稿に紛れてタイムラインに流れるので、ユーザーからの嫌悪感が少ない
- 最大241分の長い動画を掲載できる
ストーリーズ広告よりも長い動画で訴求したい方には、フィード動画広告の活用をおすすめします。
インストリーム動画広告の特徴
インストリーム動画広告とは、Facebookに掲載されている動画やライブストリーミングの途中や前後に表示できる動画広告です。
YouTube動画の再生中に流れてくる広告と同じイメージです。
インストリーム動画広告の特徴
- ユーザーが見たい動画の最中に流れるため見てもらいやすい
- 動画再生中・再生前後に、5秒~10分間の動画広告を表示できる
- 動画のクオリティが低いとイメージ低下につながってしまう
商品の購入促進よりも、認知度向上やブランディングに向いています。
Facebook動画広告の要件
上記3広告の要件を表にまとめました。
ストーリーズ動画広告 | フィード動画広告 | インストリーム動画広告 | |
長さ | 1秒~16秒 | 1秒~241分 | 5秒~10分 |
サイズ | 最大4GB | 最大4GB | 最大4GB |
解像度(推奨) | 1,080 x 1,080ピクセル以上 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
アスペクト比(推奨) | 9:16 | 4:5 | 16:9~1:1 |
Facebook動画広告の費用や料金体系
Facebook動画広告の費用や料金体系は次の3つがあります。
仕組み | 相場 | |
CPM方式 | 広告が1,000回表示されるごとに課金 | 150~500円(1,000回あたり) |
CPC方式 | 広告が1回クリックされるごとに課金 | 70~150円 |
ThruPlay方式 | 広告が1回(15秒以上)再生されるごとに課金 | 100~200円 |
1つずつ詳しく説明します。
CPM方式
CPM(Cost Per Mille)とはインプレッション単価のことで、広告動画が1,000回表示されるごとに課金される方式を指します。
CPC方式
CPC(Cost Per Click)とはクリック単価のことで、広告動画が1回クリックごとに課金される方式を指します。
広告動画が表示されても、クリックされない限り費用はかかりません。
ThruPlay方式
ThruPlay(スループレイ)とは視聴単価のことで、広告動画が1回(15秒以上)再生されるごとに課金される方式を指します。
YouTube広告のCPV(Cost Per View)方式と同じです。
Facebook動画広告のメリット
Facebook動画広告のメリットはこの3点が大きいでしょう。
Facebook動画広告のメリット3つ
- ターゲティングの精度がGoogle広告に比べて高い
- 伝えたいことを伝えやすい
- 他のSNS動画広告よりも、広告の最適化に優れている
順番に説明します。
ターゲティングの精度がGoogle広告に比べて高い
Facebook広告のターゲティングはGoogle広告よりも精度が高いため、詳細なターゲティングを行えます。
Google広告の場合は閲覧ページや検索履歴に基づいた推測のターゲティングになってしまいますが、Facebook広告は実際にユーザーが登録した情報に基づいてターゲティングができるからです。
また、Facebookに登録できる情報は多いため得られる情報量も多くなります。
例えば、性別や年齢だけでなく学歴や勤務先・誕生日・興味関心、子どもの年齢・恋愛対象などが登録できます。
伝えたいことを伝えやすい
Facebook“画像“広告は、広告画像内のテキストを少なくすることを推奨しています。
そのため、画像内で伝えられるメッセージは必然的に少なくなります。
一方で、Facebook“動画”広告には推奨されるテキスト量に制限がありません。
伝えたい内容を存分に盛り込めます。
さらに、動画広告では画像広告とは異なり音声や動きも使えるので、より豊かな表現でメッセージを伝えられます。
ユーザーへの訴求力も高くなるため、活用しない手はありません。
他のSNS動画広告よりも、広告の最適化に優れている
Facebook 動画広告は、他のSNS動画広告よりも広告の最適化に優れています。
広告配信の「目的」と「最適化対象」を別々に設定できるからです。
- 目的:広告配信の結果、ユーザーに実行してもらいたいこと
- 最適化対象: 広告表示をする際に最も重要視する項目
最適化対象のみを変更すれば、目的を変えないまま効果的な広告配信方法を見つけられます。
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効果の高いFacebook動画広告の特徴
効果の高いFacebook動画広告は、以下の特徴をあわせ持っています。
効果の高いFacebook動画広告の特徴3つ
- 最初の3秒でインパクトを残している
- 無音でも内容が伝わる
- 自分がターゲットだとすぐにわかる
1点ずつ詳しく見ていきましょう。
最初の3秒でインパクトを残している
これはFacebook 社のデータによると「動画の冒頭3秒を見た人のうち、65%が10秒以上、45%が30秒間以上見続ける」ことが明らかになっています。
Facebook動画広告で効果を出すためには最初の3秒でユーザーの興味・関心を引くことが重要だと分かります。
反対に、最初の3秒で興味・関心を引けなければ、せっかく制作した広告動画もほとんど見てもらえません。
最初の3秒で離脱されないような動画を制作しましょう。
サムネイル画像やタイトルを工夫するのも一手です。
無音でも内容が伝わる
Facebook動画広告は無音再生がデフォルトなので、無音で内容が伝わる動画の方が効果が高くなる傾向にあります。
もちろん音アリでも見れますが、Facebookユーザーの85%は動画をミュート状態で閲覧すると言われています。
成果を出すためには、字幕やテロップを入れて無音でも内容が伝わるようにしましょう。
自分がターゲットだとすぐにわかる
効果の高いFacebook動画は、自分がターゲットだとすぐにわかるものが多いです。
早い段階で自分がターゲットだと認識できると、「先の内容を知りたい」と思われて広告動画を長く見てもらえるからです。
まとめ
本記事をまとめると、次のようになります。
Facebook 動画広告についてまとめ
- 種類は「ストーリーズ動画広告」「フィード動画広告」「インストリーム動画広告」の3種類がある
- 料金体系は「CPM方式」「CPC方式」「ThruPlay方式」の3つがある
- メリットはターゲティングの精度と最適化の優位性、メッセージの伝わりやすさの3つ
- 広告効果を高めるためには、最初の3秒でインパクトを残し、自分がターゲットだとすぐに分かる動画を無音でも伝わるように制作する
本記事を参考に、Facebook動画広告の運用を始めてみてください。
Facebook動画広告で成果を残せば、企業の売上アップやブランディングに繋がります。
この記事が、Facebook動画広告について知りたい方の参考になれば幸いです。
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