YouTube

YouTube運用の際に、最適KPIはどう決めるべき?

YouTubeの企業アカウントを運用する際に重要になってくることといえば、「動画のクオリティ」や「企画」「見やすい動画構成」が思いつくかもしれません。

しかし、YouTubeの運用では、KPIを用いたデータ分析も行うことでより自社のYouTube運用の目的達成が容易になります

今回は、KPIの設定の仕方、KPI設定後の測定時の注意点などを解説していきます。

1.KPI設定前に決めるべきこととは?

2.目的に応じたKPIとは?

3.YouTube内でのKPI確認方法について

4.KPI測定時の注意点2つ

この記事を読んでKPIの重要性を知り、自社のYouTube運用にお役立てください

KPIを設定する前に決めるべきこと

KPIとは、(Key Performance Indicator)の頭文字をとった略語で、「重要業績評価指標」の意味を指します。

つまり、最終目的を達成するための中間目標のことです。

YouTube運用においては、自社がYouTubeを運用する上で達成したい数値目標。と言い換えることができます。

 

YouTubeでのKPI設定の場合は、運用目的によって指標が異なります。

まずは企業アカウントがどのような目的でYouTubeを運用するのか、目的を明確にすることが大切です。

企業アカウント運用の一連の流れについては、「【1から解説】YouTube企業アカウント運用の流れ」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

 

目的に応じた代表的なKPIとは?

YouTubeを運用する場合、目的に応じてKPIの設定項目が異なります。主な最終目標として、3つのパターンが考えられます。

1.認知拡大のためのKPI

2.購買意欲促進のためのKPI

3.ブランドファン獲得のためのKPI

次は、それぞれの最終目標に達するために、どのようにKPIを設定したらよいのか詳しく見ていきましょう

認知拡大のためのKPI

ユーザーへの認知拡大が目的のKPI測定の場合は、主に「インプレッション数」「視聴回数」「ユニーク視聴者数」が重要となりますそれぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)インプレッション数

YouTubeのインプレッション数とは、ユーザーがサムネイル(トップページ画像)を見た数を表します。

インプレッション数が多ければ多いほど、ユーザーの目に触れたということになるので、認知度を測るうえで重要な指標といえるでしょう。

インプレッション数にカウントされる場合は、サムネイル表示が1秒以上、または50%以上が条件となるので、スワイプして一瞬映った程度ではカウントされません。インプレッション数を増やす具体的な方法は、「YouTubeのインプレッション数を増やすたった5STEP‼︎」で紹介しています。

 

(2)視聴回数

視聴回数とは、ユーザーに動画を再生された数を表します。

視聴数が多ければ多いほど多くの人の目に触れたということがいえます。

そのため、自社の認知度を把握する上で最適なKPIと言えます。

(3)ユニーク視聴者数

ユニーク視聴者数とは、一定の期間内に動画を視聴したユーザーの数を表します。具体的には、同じ動画を20回視聴したとしても、ユーザーが同じ場合「再生数20回」でも「ユニーク視聴者数1」と判断されるのです。

認知拡大のためには、多くのユーザーに知ってもらうことが大切なので、この「ユニーク視聴者数」は、実際に届いたユーザー数としてKPIの指標となるでしょう。

 

購買意欲促進のためのKPI

次に、購買意欲促進のためのKPI設定の場合を見ていきましょう。購買意欲促進のためには、「サイトへのクリック率」「視聴者維持率」が重要となります

 

(1)サイトへのクリック率

YouTube運用を自社サービス・商品への流入を目的として行っている場合、サイトへのクリック率が重要となります。YouTubeからサイトへの流入の数を確認し、どの動画がユーザーにとって有益だったか、購買意欲を持つところまで興味づけられたかを分析します。

詳しくはYouTubeクリック率を2倍にするために必要な6つのことで紹介していますので、ご覧ください。

 

(2)視聴者維持率

視聴者維持率とは、視聴者がどのくらい動画を見続けてくれたかを表す指標です。

 

また、視聴者維持率が高いとユーザーにとって「質の高いコンテンツ」とYouTubeのアルゴリズムに認識されます。

YouTubeに質の高いコンテンツと判断されることにより、おすすめ表示に載りやすくなったり、チャンネル登録につながったりするため、結果的にチャンネル登録者数が増え、再生回数も増える効果があるでしょう。

したがって、視聴者が脱線しないよう維持率をキープしたコンテンツを作ることが重要です。詳しくは「YouTubeの視聴者維持率を40%まであげる7つの秘策をご紹介!」で方法をお伝えしています。

 

ブランドファン獲得のためのKPI

3つ目のパターンとして、ブランドファン獲得のためのKPI測定を見ていきましょう。ブランドファン獲得のためには、「登録者数」「高評価数」「コメント数」がポイントとなります。

 

(1)登録者数

登録者数とは、YouTubeチャンネルの登録者数を指します。

チャンネルに登録することにより、最新の動画をいち早く見ることができる「お知らせ機能」が通知されるので、お気に入りのYouTubeチャンネルや何度も見たい動画はチャンネルの登録を行います。

つまり、登録者の数だけそのチャンネルを応援しているファンの数ともいえます。

そのため、ブランドファンを獲得できているか判断する一つの指標となる数字といえるでしょう。

 

(2)高評価数

高評価数とは、1つの動画が良い動画だったかどうか評価を表す数です。その動画がユーザーにとって有益だったか、楽しんで見ることが出来たかなど動画の質をユーザーがボタンで投票します。

高評価が多いとおいうことは、ブランドの動画に対して好印象を持っているということです。

そのため、自社ブランドを好意的に捉えている人の数がわかるため、KPIとして最適です。

(3)好意的なコメントの数

コメント数は、1つの動画内コメントの数を指します。コメントでコミュニケーションを図ることにより、ユーザーが求めていることを深く知ることができます。

コメントには好意的な意見と否定的な意見が寄せられます。

そのため、自社ブランドの商品が顧客に満足してもらえているかどうかを把握する上で重要な指標と言えます。

YouTubeアナリティクスでKPIの確認方法

次に、YouTubeアナリティクスでKPIを確認する方法を紹介します。

KPIを確認する手順は、以下の通りです。

    1、YouTubeStudioを開く

 2、YouTubeアナリティクスをチェック

 3、該当するKPIをチェック

YouTubeアナリティクスについては、「【YouTubeアナリティクス】最重要な5つの指標を紹介」で詳しく記載していますのでご確認ください。

 

KPI測定時の注意点2点

YouTubeでKPIを測定する場合、2つ注意しなければならないことがあります。

この注意点に気をつけることで、より効果的なYouTube運用が可能なの次の2点はしっかりと確認しておきましょう。

 

データが蓄積されるまではKPIを気にしすぎない

まずは、「データが蓄積されるまではKPIを気にしすぎない」ことです。

理由は、チャンネルを開設して間もない場合、比較する対象動画が少ないためです。データが少ないと、傾向を導くための根拠がないため、動画の方向性やユーザーの求めていることが分析しにくい状況となります。

したがって、チャンネルを開設して間もない場合は、数字に囚われることなく動画づくりを行いましょう

 

競合他社のデータより自社の過去のデータとの比較すべき

 競合他社は、運用目的やターゲット設定が異なる場合があるため、他社とのデータと比較してもあまり意味はありません。

重要なのは、自社の過去のデータから分析していくことです。自社で設定したKPIを元に、どれだけ効果があったか、改善すべき所はどこなのかを繰り返し分析することで、質の良いコンテンツ動画が作れるようになっていくのです。

 

ここまで、目的別のKPIのパターンを3つお伝えしました。

KIPIをしっかりと追跡し、達成するために戦略をたてることは非常に難しい作業です。

自社でKPI設定をし、達成するために細かい戦略を立ててYouTubeを運用するのが難しい場合、当社のレポーティング代行をご利用ください。

 

まとめ

本記事では、YouTubeの「KPI」設定に関するノウハウやKPIの確認方法、注意点などをお伝えしました。

ここで、今回の記事のおさらいをしていきましょう。

・「KPI」とは、「重要業績評価指標」でプロセス(中間目標)のこと

・YouTube運用のKPIは、運用目的によって異なるため、最初の運用目的設定が肝心

・代表的なKPIは3つ「認知拡大」「購買意欲促進」「ブランディングファン獲得」

・データが少ないうちはKPIはあまり気にしなくてよい

・KPIを比較する場合は過去の自社データを比較すること

KPIは、自社の目標値を達成するために重要な指標となります。まずは、運用目的を明確にしたうえで、その目的に合ったKPIを設定し、分析や改善を行って質の良いコンテンツ作りに活用していきましょう

 

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