「TikTok売れとはどういう意味で使うの?」
「2021年にTikTokでどんな商品が売れたのか知りたい」
「TikTok売れで成功した企業の事例は?」
このように、TikTok売れというキーワードについて深く知りたい方も多いのではないでしょうか。近年SNSが起こすムーブメントは、ビジネス業界に多大な影響を与えています。
日本より1歩先をいく中国では、TikTokのライブコマース市場において、年間8兆円を超える売上があります。今後、「TikTok売れ」を目指す企業こそが、大きく成長していくでしょう。
今回は、TikTok売れの意味や商品が売れるポイント、成功事例を紹介します。
記事を最後まで読めば、TikTokで自社商品やサービスを売るためにすべきことが把握できるためぜひ参考にしてください。
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【TikTok売れ】とはどういう意味?
「TikTok売れ」とは、TikTok上の投稿や広告を通して商品情報が一気に拡散され、爆発的に売れることを言います。
TikTokで商品が大ヒットすると、その他SNSやメディアでも拡散され、さらなるバズりを生みだすことが特徴です。
幅広く認知され、多くの人が「使ってみたい」「食べてみたい」「自分もほしい」と思うようになります。
2021年は、TikTokの投稿や広告でバズったことにより、驚異的な売上を叩きだした商品がいくつも誕生しました。
日経トレンディが選んだ2021年ベストヒット商品では、『TikTok売れ』というキーワードが堂々の第1位に輝きました。
TikTokが企業にとって、重要な集客ツールとなり得ることが証明されたと言えるでしょう。
TikTokのバズらせ方については、【2023年最新】TikTokでバズる11の裏ワザを解説!も参考にしてください。
TikTokで商品が売れた理由とは?
TikTok売れが起こる理由は、UGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)の効果が大きいと言えます。
UGCとは、企業側ではなく消費者であるユーザーによって制作・発信されるコンテンツのことです。
TikTokはハッシュタグチャレンジと呼ばれる、企業のお手本動画をユーザーに真似た動画の投稿を促す広告があったり、レビューコンテンツを発信するクリエイターがいたりと、UGCが生まれやすいSNSであることが特徴です。
1,000人の消費者を対象に行ったYOTPO調査では、77%の人がプロによって撮影された写真より、ユーザーによって撮影された写真を見たいと回答しており、生のユーザーの声を反映したUGCが消費者に大きな影響を与えていることが分かります。
また、TikTokが持つ独自のアルゴリズムにより、短時間で驚異的な拡散が起こることも少なくありません。
TikTokの評価をパスすると、フィードへのオススメで爆発的にインプレッション数があがります。
TikTok売れは、UGCの増加とTikTokの拡散力の高さによりもたらされる現象と言えるでしょう。
TikTokの詳しいアルゴリズムについてはTikTokアルゴリズム攻略完全版!おすすめ動画の仕組みとは!をご覧ください。
TikTokで企業が商品を売るメリット3つ
「他のSNSで思うような効果がでていないのに、TikTokで商品が売れるのだろうか?」
このようにTikTokの運用を悩む方もいるでしょう。
次はTikTokでマーケティングを行うと企業にとってどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。
1. エンゲージメントの高さ
他のSNSと比較すると、TikTokに関してはエンゲージメント率が高いことが特徴です。
インフルエンサー・マーケティング会社CreatorIQの調査報告によると、SNSで平均エンゲージメント率が最も高いのはTikTokの11.83%でした。
続く2位はYouTubeで2.75%、3位はInstagramで0.35%です。
エンゲージメント率が高いと、おすすめとしてフィードに流れやすくなり、バスるきっかけとなります。
2. 費用対効果が高い
TikTokは短尺動画のためクリエイティブを制作する際にもYouTubeより手間がかかりません。
また、ビジネスアカウントは無料で開設可能で、スマホの標準機能で音楽やエフェクトなどの機能も利用できます。
さらに、自社アカウントから情報を発信したりホームページへの導線を張ったりすることで宣伝費用を抑えられます。
投稿の視聴回数が増えると、広告費用をかけずに商品の販売ができ、費用対効果が上がることがメリットです。
アカウントの開設については、【TikTok】企業アカウントのメリットと作成方法を解説!をご覧ください。
3. バズりやすい
YouTubeなどのアルゴリズムは、フォロワーを増やさないと、動画をバズらせることは難しいと言えます。
一方で、TikTokは一つひとつの動画ごとにおすすめ順位が決定されることが特徴です。
そのため、フォロワーが0人でも動画によってはバズることがあります。1本目の動画でバズる可能性も低くありません。
TikTokの仕組みをより詳しく知りたい方は、別記事のTikTokアルゴリズム攻略完全版!おすすめ動画の仕組みとは!こちらも合わせてチェックしてみてください。
TikTokで商品が売れるには?ポイント3つ
企業がTikTokで商品の宣伝をするにあたってどのような投稿をすればよいのでしょうか。
戦略なしで投稿をしてもなかなかTikTok売れにはつながりません。
ここでは、TikTokならではのコンテンツの作り方を紹介します。
1. マネしたいと思えるコンテンツ作り
UGC増加を目標に、研究して作り込んだコンテンツを作ることが重要です。
マネしたい=面白い、可愛い、カッコいい、新しいといった視点から企画を考えることがポイントです。
ユーザーに「あの商品の使い方をマネしたい」「アレンジバージョンを投稿したい」と思わせる工夫をしましょう。
商品の詳しい説明や特徴は、ホームページなどへの導線を作れば問題ありません。簡単にマネして動画にできることを優先して、コンテンツを作ることがおすすめです。
自社で企画を考えるのが難しい場合は、ノウハウのある代理店会社に依頼するのもおすすめです。
興味のある方は、【2024年6月最新版】TikTok運用代行会社おすすめ18選!費用感も紹介をご覧ください。
2. エンターテイメント要素を含める
遊び要素があると、多くのユーザーはコンテンツをオープンな気持ちで受け入れやすくなります。
広告感があるとスキップされてしまう動画は多くありますが、コンテンツとして面白いものは最後まで視聴されたり、真似されやすいでしょう。
商品紹介を真面目にするよりも、純粋に見て楽しめることでシェアしたりいいねなどのユーザーアクションも増えるでしょう。
エンゲージメント率が高くなるとより投稿動画が拡散されやすくなります。
3. インフルエンサーの起用
TikTokは動画単位でアルゴリズムが評価されるとは言え、フォロワー数が多ければ有利に情報を拡散できます。
企画力が強く、バズらせ方を心得ているTikTokerに依頼して商品やサービスの魅力をPRしてもらうのもおすすめです。
フォロワー数の多いインフルエンサーを起用することで、最初からある程度の拡散が見込めます。
TikTokに強いインフルエンサーについてTikTok案件の相場は?インフルエンサーのマッチングサイトを5つ紹介で紹介してますので合わせてご覧ください!
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TikTok売れの事例・商品7つ
最後に、実際にTikTok売れにつながった企業の商品を紹介します。
それぞれの企業のマーケティング手法やバズが発生する過程などを記載しているため、ぜひ参考にしてください。
1. 【食品】大塚製薬・ファイブミニ
大塚製薬の『ファイブミニ』は、以前はターゲット層が30〜50代の女性であったことから、TikTokアカウントを運用していませんでした。
しかし、自然に若い女性の間でファイブミニのアレンジ投稿などが発生。
コンビニの売り上げが大幅に伸びたことをきっかけに、TikTokで広告を配信しました。
【TikTok売れのポイント】
- インフィード広告でインフルエンサーを起用
- 起動画面広告で商品1パックプレゼントキャンペーンを実施
2021年の6月~7月にかけてキャンペーンを実施し、8月時点で#ファイブミニのハッシュタグは2,000万回越えの大ヒットにつながりました。
2. 【食品】メダラー社・地球グミ
@miyuasmr YouTube見に来てね✨ #地球グミ #planetgummy #지구젤리 #咀嚼音 #大食い #asmr #asmrmukbang #asmrsounds #asmrfood #mukbang #mukbangfood #eatingshow #eatingsounds #food
『地球グミ』はドイツのメダラー社の商品で、日本ではお菓子や雑貨のセレクトショップPLAZAが輸入販売業者として人気の火付け役になりました。
地球ケースを口で割り、中のグミを食べた後には青くなった舌を見せる動画が多く発生しました。
【TikTok売れのポイント】
- 今までにない新しいグミ
- TikTok映えする食べ方
- インフルエンサーによる投稿
地球グミは韓国のYouTubeで注目を集めた後に、日本ではTikTokでインフルエンサーが紹介したことによりバズが発生。
あっという間に拡散され、売り切れ状態が続く大ヒットとなりました。
3. 【コスメ】カネボウ化粧品ケイト・リップモンスター
カネボウのケイトから発売され、TikTok売れにより1年間で350万本を売り上げた『リップモンスター』。
TikTokと共同開発したエフェクトでユーザーに疑似体験を提供し、エフェクト動画は460万回再生を上回るほど大きな話題を呼びました。
【TikTok売れのポイント】
- インフルエンサーの起用
- インフィード広告の配信
- TikTokでブランドエフェクトを開発
また、商品発売と同時にインフルエンサーによるPRも行い、UGCも多く発生。
発売後1週間でセルフメイクの口紅市場においてのシェア率は50%を超え、TikTok売れにより品薄状態となりました。
4. 【コスメ】ルルルン「クレンジングバーム CLEAR BLACK」
@egachannel1
ルルルンのクレンジングバームは売り切れて再販を望む声が爆発するヒット商品となりました。
【TikTok売れのポイント】
- インフルエンサーによる投稿
- TikTok映えする黒い見た目
最初はドンキ限定発売だった【ルルルン】クレンジングバームブラック、TikTokをきっかけにその他SNSでもレビューや口コミが投稿され売り切れが続出しました。
以降はAmazonなどでも販売され、人気商品の一つになりました。
5.【車】株式会社トラスティコーポレーション・ベンツ
ベンツを中心とした中古車を販売する株式会社トラスティコーポレーションでは、社長自らがTikTokで定期的に投稿を行っています。
【TikTok売れのポイント】
- ベンツの外装や内装を動画で詳しく紹介
- 社長の親しみやすさと信頼性
- 販売者への動画インタビュー
TikTok動画をきっかけに、何台もベンツの成約につながり、1千万以上もするベンツも売れているそうです。
動画で車の魅力やお店の信頼性が伝われば、TikTokで高級車の販売も実現する時代と言えるでしょう。
6. 【不動産】スタイリー不動産
スタイリー不動産では、TikTokでさまざまな賃貸物件の紹介をし、人気の物件は40万回以上再生されています。
【TikTok売れのポイント】
- 30秒程度の短くテンポのよいお部屋紹介動画
- 流行りの音楽を使用
- 間取り画像つきの分かりやすいサムネイル
コメント欄では多くの質問が寄せられるなど、高いエンゲージメントも獲得。
問い合わせは毎月100件を超え、そのうち10%程度が内覧につながっており、数多くの契約にもいたっているそうです。
7. 【雑貨】ダイソー・ミニ洗濯機
@koharun.com
ダイソーで販売している手のひらサイズのミニ洗濯機で、メイク用品などの小物を洗う動画がTikTokで拡散され大きなバズを生み出しました。
【TikTok売れのポイント】
- meme動画が多く発生
- 意外な使用方法
「#ミニ洗濯機」のハッシュタグは、2,100万回も使用され、多くのmeme動画が発生。ダイソーのミニ洗濯機は、一時期売り切れ状態となりました。
ダイソーはTikTokを運用していませんが、ユーザー投稿により自然に商品がバズるケースも稀にあります。
まとめ
TikTok売れの事例や商品が売れる理由、売るためのポイントなどを解説しました。今回の記事内容をまとめると以下の通りです。
- TikTok売れが起こる理由はUGCの発生と拡散性の高さ
- TikTokは他のSNSに比べてエンゲージメント率が高く商品のPRにおすすめのSNS
- TikTokで商品をバズらせるためにはマネされやすい投稿の作成が重要
TikTokでは、他のSNSよりもエンゲージメント率が高いことから、戦略次第で商品をバズらせることも夢ではありません。
本記事で紹介した成功事例も参考にし、自社商品のTikTok売れを目指しましょう。
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