- X(旧Twitter)のハッシュタグって何?
- ハッシュタグの付け方や活用方法を知りたい
X(旧Twitter)のハッシュタグは、「#」の記号とキーワードを用いることで、ポスト内容やトピックを分類できます。
しかし、「ハッシュタグが反映されない」「どのように付けたらよいか分からない」「企業での活用方法を知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、X(旧Twitter)のハッシュタグの役割、付け方や使うときの注意点などを解説します。
本記事を最後まで読み、X(旧Twitter)のハッシュタグを有効活用し、ユーザーとのコミュニケーションやキャンペーン参加につなげましょう。
X(旧Twitter)のハッシュタグとは?
X(旧Twitter)のハッシュタグとは、頭に「#(ハッシュマーク)」がついたキーワードを指します。
ユーザーが特定のハッシュタグを検索すると、同じハッシュタグが付いたほかのポストをまとめて閲覧可能です。
「#」が付いている部分は青文字で表示され、リンクやタグとして扱われるようになります。
リンク化しているハッシュタグを選択すれば、同じハッシュタグが付いたポストをすぐに表示できる仕様です。
また、ハッシュタグは設定からミュートすることもできます。
「プライバシーと安全」の項目からミュートしたい単語を保存すれば、そのハッシュタグがついた投稿は表示されなくなります。
X(旧Twitter)のハッシュタグの3つの役割
X(旧Twitter)のハッシュタグの役割は、以下の3つです。
- 情報収集
- 情報発信
- コミュニティの形成
それぞれの役割について詳しく解説します。
1. 情報収集
ハッシュタグは情報収集に役立ちます。
X(旧Twitter)で多くの投稿が表示されているなかでも、特定のハッシュタグで検索を行えば自分が見たいトピックを簡単に絞れるでしょう。
さらに、トレンド欄では人気のハッシュタグが確認できます。
該当するハッシュタグの順位と、どれくらいの件数投稿されているかが一覧で表示されており、リアルタイムでどんな話題がトレンドなのかを把握可能です。
2. 情報発信
ハッシュタグは情報発信にも活用できます。
どのような内容なのかを分かりやすくまとめられて、ときにはトレンドを生み出すこともあります。
投稿内のハッシュタグが気になった場合、ハッシュタグを選択するとすぐにほかの関連ポストも確認できるため、チェックするユーザーも多いです。
フォロワー以外の多くのユーザーに投稿を届けるきっかけにもなるでしょう。
3. コミュニティの形成
コミュニティ形成がされることも役割のひとつです。
ハッシュタグを使い、共通の趣味や興味のあるトピック同士のハッシュタグで情報交換を行う、互いにフォローしてつながるといったことができます。
実際にX(旧Twitter)では、美容・ビジネス・食など多岐に渡ってさまざまな話題が生まれており、ハッシュタグを通じてつながっているユーザーも見受けられます。
X(旧Twitter)の新機能「スペース」や「X(Twitter)サークル」が実装されていることも含めて、今後もコミュニティ形成は盛んに行われていくでしょう。
X(旧Twitter)のハッシュタグの付け方
X(旧Twitter)のハッシュタグは、投稿の中に「#(ハッシュマーク)」に続けてキーワードを入れると簡単に付けられます。
ハッシュタグとして認識されるように付けていれば、投稿の最初・途中・最後などどの場所でも使用可能です。
ただし、「#」を使用していない、投稿内のハッシュタグを文章と区別していないと正しく付けられません。
それぞれの注意点を詳しく解説していきます。
「#(ハッシュマーク)」を使用する
ハッシュタグは必ず「#(ハッシュマーク)」を使用しましょう。
よくある間違いとして、「#」ではなく「♯(シャープ)」を使ってしまうケースが挙げられます。
ハッシュタグとして認識されていないときは、文字が青くなりません。
投稿してから認識されていないことに気付いたときは、編集や再投稿を行ってハッシュタグを有効な状態にしましょう。
また、「#」が半角で入力されているかチェックすることも大切です。
最後に半角スペースを入れる
文章の途中にハッシュタグを入れる場合は、最後に半角スペースを入れるようにしましょう。
半角スペースが挿入されない場合、「#」に続けた文章がそのままハッシュタグとして認識されます。
複数のハッシュタグを入れたいときも、必ず半角スペースを利用してください。
なお、全角スペースや改行を用いたハッシュタグの区別も可能です。
投稿時は文章のレイアウトや文脈に沿って使い分けましょう。
X(旧Twitter)は基本的に全角140文字までが最大文字数です。
商品名をハッシュタグとして使いたいときは、半角スペースを活用して文章の流れに組み込むのをおすすめします。
オリジナルハッシュタグの作成もおすすめ
使用するハッシュタグは、企業や商品に関連するオリジナルのものもおすすめです。
オリジナルのハッシュタグを作成する場合、短く簡潔にしましょう。
長いハッシュタグや漢字・数字などが入り混じる複雑なハッシュタグは、入力ミスや漏れにつながることも多くあります。
多くのユーザーが使いやすいと感じる、内容にあわせたハッシュタグを意識して作りましょう。
X(旧Twitter)公式では、ハッシュタグにアルファベットの大文字と小文字の区別はないと言及しています。
区別はありませんが、視認性を高めるために大文字を含めたハッシュタグを作成するのもひとつの手です。
X(旧Twitter)のハッシュタグに関する注意点
ハッシュタグを利用する場合は、以下のことに注意する必要があります。
- 数字だけのハッシュタグは付けられない
- 使用できない記号がある
- ハッシュタグをつけ過ぎない
- 投稿に関係ないハッシュタグは使用しない
それぞれ詳しく解説します。
数字だけのハッシュタグは付けられない
X(旧Twitter)では、「#2024」というような数字だけのハッシュタグは使用できません。
ハッシュタグは投稿内容を素早く把握するために使われていますが、数字だけのハッシュタグは単体で見ても内容が認識されないためです。
数字と単語を組み合わせるとハッシュタグとして使えるため、「#2024年」「#○○の日2024」など数字以外の文字を交えるようにしましょう。
使用できない記号がある
ハッシュタグでは句読点と「&」「?」といった一部の記号が使えません。
「#(ハッシュマーク)」の後に続けても、使えない句読点や記号の部分からは認識されなくなります。
X(旧Twitter)公式からは使える記号の明記はされていないものの、「・(中点)」「_(アンダーバー)」など使える記号もあります。
ハッシュタグをつけ過ぎない
ハッシュタグは2つまでに留めるのがよいでしょう。
X(旧Twitter)では基本的に文字数が全角140文字に限られており、ハッシュタグを付けすぎると伝えたいことが入りきらないこともあります。
また、ハッシュタグが付きすぎていると、迷惑ポストと判断されてしまう可能性もあります。
X(旧Twitter)公式でも2つまでにすることを推奨しているため、ハッシュタグの数は1~2つに留めてください。
投稿に関係ないハッシュタグは使用しない
投稿に関係ないハッシュタグは使わないようにしましょう。
ユーザーに正しい内容を伝えられず、誤解や通報につながることもあります。
また、ハッシュタグを付けすぎたときと同様、迷惑ポストとして判断されることもあるでしょう。
オリジナルのハッシュタグを使用する場合も、届けたいユーザーに届くハッシュタグを付けられているか必ず確認してください。
トレンドのハッシュタグを使用する場合も、そのハッシュタグの背景や傾向をチェックしてから、投稿に含めることをおすすめします。
企業がX(旧Twitter)のハッシュタグを活用するメリット
企業がX(旧Twitter)のハッシュタグを活用するメリットは5つです。
- フォロワー以外にも情報を発信できる
- ユーザーとの距離感が縮まる
- 投稿内容を的確に伝えられる
- キャンペーンに参加してもらいやすくなる
- UGCの生成につながる
それぞれのメリットについて解説します。
フォロワー以外にも情報を発信できる
ハッシュタグを活用することで、フォロワー以外にも情報発信ができます。
検索を利用してハッシュタグに興味をもったユーザーが、投稿に辿りつくことも多いです。
さらに、トレンドに表示されれば注目を集め、アカウントのエンゲージメントを高めることにもつながります。
ユーザーとの距離感が縮まる
ユーザーとの距離感を縮めるうえでも役立ちます。
X(旧Twitter)ではトレンドのハッシュタグをはじめとして、季節やイベントにちなんだハッシュタグがよく利用されています。
「#○○の日」「#ハロウィーン」などにあわせて関連した投稿を行うことで、親近感を生み出せるでしょう。
どんなハッシュタグが人気なのか調査するときには、検索ツールを使うことも有効です。
なお、X(旧Twitter)の公式からは、話題に上がるハッシュタグの予想や動向をまとめているモーメントカレンダーが発行されています。
モーメントカレンダーも活用すると、投稿の計画も立てやすく投稿のヒントにもなるためおすすめです。
投稿内容を的確に伝えられる
投稿内容を的確に伝える手段としても利用できます。
ハッシュタグは青く色付けして表示されるため、多くの情報が流れるタイムラインのなかでも、ひと目で見つけやすい点が特徴です。
視認性が高いと、自分が欲しい情報がどうかの判断もしやすく、ユーザーの目に留まりやすいといえます。
キャンペーンに参加してもらいやすくなる
ハッシュタグを活用すると、キャンペーンに参加してもらいやすいことも企業のメリットです。
従来はキャンペーンへ参加してもらうために、メールマガジンや公式サイトで情報を登録してもらう手間がありました。
しかし、ハッシュタグを使えば指定のハッシュタグを投稿に入れるだけで、参加している人が判断できます。
ハードルが下がったことから、ユーザーも手間なく参加できるでしょう。
実際に、さまざまな企業が行うキャンペーンでも、ハッシュタグが使われているケースが多くあります。
X(旧Twitter)はリポストで投稿を拡散しやすいことも特徴で、ハッシュタグとあわせて活用すると、より多くのキャンペーン参加者を増やせます。
企画を考える際は、このあと紹介するハッシュタグの活用事例もチェックしてみてください。
UGCの生成につながる
ハッシュタグはUGCの生成にもつなげられます。
UGCとは、消費者が商品や企業について、口コミや評価などをしているコンテンツのことです。
消費者目線のUGCはほかのユーザーが購入を検討する、興味をもつために重要な材料です。
ハッシュタグを活用することで、ユーザーの声を集めやすくどれくらい拡散・保存されているかも確認がしやすくなります。
UGCを集めるためにも、定期的にハッシュタグを付けた投稿を促したり、キャンペーン開催やリアクションを起こしたりするとよいでしょう。
X(旧Twitter)のハッシュタグの活用事例
ここでは、企業によるX(旧Twitter)のハッシュタグ活用事例を紹介します。
- 【公式】カゴメ
- カルビーPR部公式
- 和光堂 | アサヒグループ食品
【公式】カゴメ
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和光堂 | アサヒグループ食品
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味付けは #手作り応援 五目まぜご飯のもとだけ😊
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オリジナルのハッシュタグを利用し、特定のターゲットへ投稿が届きやすいようにしています。
また、アレンジレシピを2つ提示して、どちらの離乳食が気になるかをリポスト・いいねで反応してもらう投稿を行い、エンゲージメントを高める工夫も行っています。
まとめ
今回の記事を要約すると以下のとおりです。
- 「#(ハッシュマーク)」を使い、半角スペースを利用して文章と区別ができればどの位置でもハッシュタグを付けられる
- ハッシュタグは数字のみ・使用できない記号を使わないように注意する
- ハッシュタグを企業で活用すると、ユーザーとの距離感を縮めることやUGC生成などに役立つ
X(旧Twitter)運用でハッシュタグを活用し、ユーザーとのコミュニケーションや投稿内容を的確に把握してもらうことなどに役立てましょう。
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