「YouTubeアルゴリズムの仕組みが知りたい」
「最新のYouTubeアルゴリズムの傾向は?」
「おすすめに表示されるためには、毎日投稿するべき?」
このように、YouTubeのアルゴリズムについて、疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。
速いスピードで進化するAIシステムにおいて、最新の情報を把握することは、自社チャンネルを成長させるうえで重要な鍵となります。
本記事では、YouTubeのアルゴリズム設計を行うトッド・ボープレー氏のコメントも参考に、最新のアルゴリズムについて解説します。
この記事を執筆しているのは、トータル160万人越えの下記の自社YouTubeチャンネルを運営する編集部です。
- あるごめとりい チャンネル登録者数120万人
- ミッドナイトムーン チャンネル登録者数26万人
- あるごXXX チャンネル登録者数15万人
- 【アニメ】ALGOMETRY チャンネル登録者数12万人
YouTubeのアルゴリズムとは?
YouTubeのアルゴリズムとは、おすすめや検索結果に表示される動画の順番を決める仕組みのことです。
ホーム画面や検索画面、関連動画、急上昇などに乗ると、表示回数が増えるため再生回数が伸びます。
アルゴリズムによって、順位付けられた動画が表示される場所は、以下の通りです。
ホーム画面 | YouTubeアプリを開いた時の画面に、履歴や登録チャンネルなどと一緒に表示される |
検索画面 | 検索キーワードをもとに、関連動画や過去に視聴したものと類似した動画が表示される |
関連画面 | スマホでは画面下側、PCでは画面右側に、関連動画が表示される |
急上昇 | 投稿後に再生回数が一気に伸びると、ホーム画面左上の「探索」で急上昇として表示される |
また、YouTubeはGoogle社が運営するサービスの一つであるため、Google検索結果や動画の一覧としても表示されます。
最新のYouTubeアルゴリズムの傾向は?
YouTubeのアルゴリズムは、2005年の創業以来、時代の流れに合わせて進化してきました。
年々進化の度合いが増す中で、最新のYouTubeアルゴリズムで重要なポイントは以下の通りです。
- 個々の興味や関心に最適な動画が配信される
- ユーザーの履歴と過去に視聴した類似コンテンツに基づいて動画が選別される
「クリエイターはみなアルゴリズムにとらわれ過ぎており、視点を変えるべきです。大切なのはアルゴリズムよりも視聴者です」
上記の発言のように、視聴者を楽しませるというゴールに到達するために、アルゴリズムは設計されています。
そのため、視聴者の好みを探ることがもっとも大切というのが、トッド・ボープレー氏の意見です。
YouTubeでチャンネルを伸ばすためにやるべきことは、視聴者にとって満足度が高い動画を制作することに尽きます。
参考:YouTube’s Algorithm: What You Need To Know In 2023/Search Engine Journal
最新のYouTubeショートのアルゴリズムの傾向
2023年2月から収益化も開始し、勢いに乗っているのがYouTubeショートです。
ここ1年で、YouTubeショートを運用する企業も増えてきました。
YouTubeショートは、YouTubeのアルゴリズムと似た原則に基づいて機能しています。
そのため、新しい動画を視聴者におすすめとして表示する際に、閲覧履歴をとても重要視していることが特徴です。
アルゴリズムは、動画のパフォーマンスに重点を置くのはもちろんですが、加えてユーザーの行動にも注視しています。
総合的にユーザーの興味や関心にもっとも合う動画が、YouTubeショートのおすすめ表示や検索結果に影響を与えると言えるでしょう。
YouTubeのアルゴリズムの歴史
YouTubeは公式サイトを通して、過去に何度かアルゴリズムの変更について発表してきました。
これまでの主な変更内容は、以下の通りです。
年代 | YouTubeアルゴリズムに関する概要・変化 |
2005年~ | 視聴回数を重視 |
2012年~ | 視聴時間・総再生時間を重視 |
2016年~ |
|
YouTubeが始まった2005年ごろ、アルゴリズムが重視していたものは視聴回数でした。
しかし、視聴回数が多いことと動画のクオリティは、直結するとは限りません。
そのため、よりクリエイティブの内容を重視できるように、2012年ごろから視聴時間や総再生時間に重きが置かれるようになりました。
さらに、2016年ごろからはYouTube市場が大きく成長し始めました。
ディープランニングシステムも導入し、より多角的な視点からAIが視聴者に最適な動画を振り分けていることが特徴です。
同時に、ガイドラインの厳守を強化し、不適切な内容に関しては収益化の停止や削除といった措置が取られるようになったことも、大きな変化と言えます。
YouTubeのアルゴリズムの精度も日々進化していることから、2023年はさらにパーソナライズされた動画が選ばれるようになるでしょう。
YouTubeのアルゴリズムに嫌われる理由
視聴者にとって満足度が低い動画内容とアルゴリズムに判断された場合、おすすめには表示されにくくなります。
せっかく作ったクリエイティブも視聴回数が伸びず、時間や労力だけを割くという状況になり兼ねません。
ここでは、YouTubeのアルゴリズムに嫌われる理由について解説しますので、ぜひご参考にしてください。
- テーマや内容が分かりづらい
- ターゲットに合っていない
- コンテンツのクオリティが低い
1. テーマや内容が分かりづらい
本来、需要が高いはずの動画であったとしても、視聴者に伝わらなければ意味がありません。
タイトルの付け方やサムネイルに工夫がなかったり、内容も何が言いたいのかよく分からない内容だったりするのはNGです。
また、情報を多く詰めすぎるのもYouTubeのアルゴリズムに嫌われる理由となるため、バランスを考えて動画を作成しましょう。
2. ターゲットに合っていない
流行りのテーマを取り扱ったとしても、自社のターゲット層に合っていない内容だとスルーされてしまいます。
ターゲットにとって興味がある内容か、喜んでもらえる内容かどうかを精査することが大切です。
3. コンテンツのクオリティが低い
コンテンツのクオリティが低い場合も、視聴者の離脱につながります。
具体的には、動画や音声の品質が悪い他、編集が雑、テロップがないなどです。
YouTubeアルゴリズム対策3つ
最新のYouTubeのアルゴリズムでもっとも意識すべきポイントは、「視聴者にとって満足度の高い動画」の作成です。
ここでは、そのためにやるべき対策を3つご紹介します。
- ペルソナの深堀りをする
- 人気動画のリサーチ
- クリエイティブの質を充実させる
1. ペルソナの深堀りをする
自社のターゲット層をできるだけ細かく設定することで、発信内容の質を上げられます。
誰に向けて発信する動画なのか明確にしないと、ターゲットの心に刺さりにくい動画となってしまい兼ねません。
ペルソナ設定時の項目例は、以下の通りです。
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 職業
- 地域
- 性格
- 学歴
- 趣味
- 価値観
- 悩み
- ペット
【例】
1人暮らしの四大卒の独身女性で30代前半。インドア派で猫を可愛がっている。関東で在宅ワークをしていて、職業はWebデザイナー。田舎暮らしに憧れを抱き、健康によい無添加の食品や商品が好き。運動不足なので、動画で参加できるヨガに興味を持っている。
2. 人気動画のリサーチ
最新のYouTubeアルゴリズムでは、閲覧履歴の情報をもとに、類似コンテンツがおすすめ上位に表示される傾向にあります。
そのため、自社と同ジャンルの競合チャンネルで伸びている企画をリサーチして、類似コンテンツを作成しましょう。
3. クリエイティブの質を充実させる
視聴者を満足させることがもっとも大切なため、クリエイティブの質の充実は必須です。
トークや解説の仕方をはじめ、編集によるテロップの追加や音楽の挿入なども重要な要素です。
また、視聴者が楽しめるまたは役立つ内容、次も観たいと思う内容など、動画の中身を充実させるようにしましょう。
YouTubeのアルゴリズム|毎日投稿は必要?
結論から言うと、毎日投稿はアルゴリズムに直接的には影響しません。
ただし、毎日投稿をしていると認知度が高くなる他、動画への期待感も増え、毎日視聴するのを日課にしてくれるコアな視聴者も出てきます。
ただし、毎日長尺の動画を制作するには、リソースも必要となってきます。
アルゴリズムで大切なことは、視聴者に喜ばれる動画を作ることで、毎日投稿ではありません。
毎日投稿ができるチーム体制が整えられるならOKですが、そうでない場合は、無理のない投稿頻度で定期的に質の高い動画を上げていくことを優先しましょう。
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YouTubeアルゴリズムの8つの指標
視聴者にとって満足度の高い動画を制作するために、特に意識すべき8つの指標をご紹介します。
- 動画の尺
- エンゲージメント
- 総再生時間
- 視聴スピード
- 視聴回数
- キーワード
- 平均視聴時間
- クリック率
1. 動画の尺
企業が運用するYouTubeチャンネルの動画の尺は、最近では1〜4分程度がもっとも多い傾向にあります。
以前は、8分以上だと広告を挿入できることから、10分程度の長尺動画が多い傾向にありました。
しかし、最近はショート動画の流行りもあり、短めの1〜4分程度の動画のほうが需要が高いことが特徴です。
参考:伸びるYouTubeチャンネルの動画の尺の長さ調査レポート/kamuitracker
2. エンゲージメント
動画の中で視聴者に反応を促すのは、エンゲージメントを上げるのに効果的です。
- 「もし、動画を気に入っていただけたら、高評価をお願いします。」
- 「視聴者のみなさんのご意見を、ぜひコメント欄でお聞かせください」
エンゲージメントが上がると、YouTubeのアルゴリズムにもプラスの影響をもたらします。
3. 総再生時間
Google社は2015年に、総再生時間に関するアルゴリズムの特許を取得しました。
そのため、2016年からは総再生時間の長さが、アルゴリズムに影響をもたらすようになりました。
視聴者から長く見られる動画は、良質なコンテンツということに他なりません。
総再生時間を伸ばすためにも、定期的に視聴者が楽しめるコンテンツを作ることが大事です。
4. 視聴スピード
YouTubeのアルゴリズムでは、動画公開後にどれほどの速さで視聴されるかといった、細かな部分まで評価されます。
公開後すぐに多く視聴されるということは、それほど動画を楽しみにしている人が多いということです。
視聴スピードが速いと、急上昇にも乗りやすくなります。
また、同じ曜日や時間帯に動画を上げることを告知すれば、視聴者も動画を見るタイミングを合わせやすいでしょう。
5. 視聴回数
視聴回数は以前ほど最優先される要素ではないものの、視聴回数が増えるとエンゲージメント率も自然と高くなります。
また、同等の条件の動画が複数あった場合、YouTubeのアルゴリズムでは視聴回数が多い動画のほうが優位に表示されることが特徴です。
6. キーワード
よく検索されるキーワードを選定したうえで、動画のタイトルをはじめ、説明欄やタグ、ハッシュタグ、動画内にも、キーワードを盛り込むことが重要です。
視聴者が検索するキーワードとの関連性を高めるために、サジェストキーワードや共起語などを活用しましょう。
最適なタイトルの文字数は28〜40文字です。
重要度の高いキーワードはできるだけ左側に持ってくると、YouTubeアルゴリズムに有利に作用します。
7. 平均視聴時間
視聴回数が多くても、冒頭だけ見て離脱者が多く出るような場合は、動画の質が低かったと判断されます。
その結果、アルゴリズムに嫌われてしまうことも少なくありません。
平均視聴時間が長いほど、結果的に総再生時間も長くなるため、質の高い動画だと判断されやすくなります。
8. クリック率
クリック率を上げるには、一瞬でユーザーの心を掴むインパクトのあるタイトルやサムネイルを作成しなければなりません。
クリック率は一般的に5%前後ですが、検索上位を狙いたい場合は10%を目指すと、YouTubeのアルゴリズムで優位になれる可能性が高まります。
クリック率については、「YouTubeクリック率を2倍にするために必要な7つのコツ!」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
まとめ
2023年最新版のYouTubeアルゴリズムの仕組みについて解説しました。
今回の記事の内容を要約すると、以下の通りです。
- 2023年のアルゴリズムで重要なことは視聴者にとって満足度の高い動画の制作
- 視聴者のペルソナを細かく設定して心に刺さる企画内容を考える
- 競合チャンネルで人気の動画を参考にすると類似動画として表示されやすい
- 視聴スピードも重要なため毎回同じ時間に配信するとよい
- 企業動画の尺は1〜4分程度がもっとも多く作られている
最新のYouTubeアルゴリズムの傾向をしっかりと抑え、自社チャンネルを最適化して集客を成功させましょう。
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