新商品や新サービスをプロモーションする際は、拡散力の大きいSNSを利用すると効果的です。
しかし、SNSをどのように活用すべきかわからない広報担当者・マーケティング担当者の方は多いと思います。
そこで本記事では、『自社SNS累計100万人フォロワーを達成したSNSマーケティングのプロチーム』が、SNSを活用した新商品のプロモーション方法について解説します。
おすすめのツールや成功事例3選・プロモーションを行う上で重要なポイント3点も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読めば、新商品のプロモーション方法について一通り理解でき、自社に合う効果的なプロモーションを実施できるようになります。
新商品 プロモーションを行う目的とは?
プロモーションを行う目的は主に3点あげられます。
プロモーションを行う3つの目的
- 商品・サービスの認知拡大
- 購買意欲の向上
- 自社ブランドの構築
1点ずつ詳しく説明します。
商品・サービスの認知拡大
企業のプロモーションは、商品・サービスの「認知→利用→ファン化→継続利用」という流れで行われています。
そのため、ユーザーとの接点である「商品やサービスの認知」を拡大することにより、ピラミッドでいう土台の部分が大きくなり、最終的な継続利用者の増加に繋がります。
購買意欲の向上
プロモーションを行う目的の2つ目は、顧客の購買意欲を向上させることです。
消費者に「欲しい!」「買いたい!」と思ってもらうために、そのターゲットのニーズに合った適切なプロモーション方法を選ぶことが重要になります。
自社ブランドの構築
自社ブランドを構築するためにもプロモーションは行われています。
プロモーションを通して、顧客に理想的な企業イメージを持ってもらうことができます。
それにより、新商品やサービスを販売する際に、企業のブランド力によって得ている信頼感で、顧客が購入しやすい環境を作ることができるようになります。
SNSマーケティングによる新商品のPR方法
上記で紹介した3つの目的を効率よく行うことができるのが、拡散力の大きいSNSマーケティングを用いたプロモーション方法です。
SNSマーケティングによる新商品のプロモーション方法として、よく用いられている4つの手法を詳しく紹介します。
SNSマーケティングによる新商品のPR方法
- インスタントウィン
- SNS広告
- インフルエンサーマーケティング
- フォロー&リツイートキャンペーン
インスタントウィン
インスタントウィンとは、主にTwitterで行われる「すぐにその場で抽選結果が分かる」キャンペーンのことです。
また、参加方法も「フォロー&RTのみ」もしくは「フォロー&ハッシュタグ投稿のみ」と簡単にできるので、ユーザーのキャンペーン参加率は高いです。
また、RTやハッシュタグ投稿による拡散性が高いため、現在多くの企業から注目を集めているマーケティング手法となっています。
インスタントウィンを行う際の費用相場はおよそ5~120万円で、内訳は以下の通りになっています。
Twitterインスタントウィンの費用内訳
- ツールの初期費用:5万円~10万円
- ツールの月額費用:20万~40万円
- キャンペーンのデザイン費用:10万~30万円
- 雑務費用(当選者への連絡・賞品の発送など):5万~10万円
- オリジナルグッズの制作費用:10~30万円
Twitterインスタントウィンの全てを一任すると費用は高くつきますが、専用ツールを利用するだけであれば5~50万円以内に抑えられます。
インスタントウィンについてはより詳しく後述しますので、ぜひ参考にしてください。
SNS広告
SNS広告とは、TwitterやInstagram・LINEをはじめとした各種SNSで配信される広告のことです。
コスメに興味がある20代女性をターゲットにする場合はInstagramなど、ターゲットに合わせて各種SNSを使い分けることで、費用対効果を最大化することができます。
これらのSNS広告は広告枠をオークション方式で買い取るシステムとなっており、予算に合わせた入札ができます。
最小金額の設定はなく、キャンペーン用に日別の予算をカスタマイズすることも可能です。
また、広告クリックや動画再生など特定のアクションごとに課金制度が設けられていて、SNSごとにその課金額は異なります。
SNS広告ごとの特徴や費用を詳しく知りたい方は、「どのSNS広告を活用すれば費用対効果を最大化できるのか?各SNS広告を比較解説」の記事をご参照ください。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、WebやSNSにおいて多大な影響力を持つ人物である「インフルエンサー」に商品やサービスを紹介してもらうプロモーション戦略です。
インフルエンサーを支持するファンに商品やサービスの魅力を直接伝えることができ、購入意欲・サービス利用を促進できる可能性があります。
インフルエンサーマーケティングにかかる費用は、フォロワー数やいいね数に応じるパターンや、インフルエンサーへの商品提供自体を報酬とするパターンがあります。
インフルエンサーマーケティングを行う際に特に注意するべきことがあります。
それは、「ステマ(ステルスマーケティング)」と呼ばれる宣伝方法です。
宣伝ということを隠し、インフルエンサーがあたかも商品を見つけてきたという欺く手法はユーザーを裏切る行為になり、結果として商品の炎上だけでなく、インフルエンサーの人気を落としてしまう恐れがあります。
そのため、インフルエンサーに広告やPR活動であることを明示してもらうようにしましょう。
インフルエンサーマーケティングについて詳しく知りたい方は、「【企業向け】YouTubeインフルエンサーマーケティング活用の7つのポイント」の記事をご参照ください。
フォロー&リツイートキャンペーン
フォロー&リツイートキャンペーンは、「プレゼント企画」とも呼ばれています。
インスタントウィンの即時抽選とは異なり、フォロー&リツイートを一定期間募集し続け、参加者を集計した後に当選者を発表する仕組みとなっています。
旅行券や家電製品をはじめとした豪華な物を景品にする場合や、個人でプレゼント企画を行う場合に向いているキャンペーンです。
フォロー&リツイートキャンペーンにかかる費用は、景品代や発送料が主となります。
キャンペーンの拡散性が低い場合は、SNS広告と掛け合わせてインプレッション数を上げれば、必然的にユーザーの目に留まる可能性が高くなります。
新商品をPRしたい場合、当選者数が多く、ユーザーのキャンペーン参加率が高い「インスタントウィン」を用いた方が、拡散力が高くなり効果的にキャンペーンを行えると思います。
フォロー&リツイートキャンペーンについては、「Twitterプレゼント企画のやり方【無料テンプレ公開】」の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
インスタントウィンをおすすめする理由
インスタントウィンを利用する際は、即時抽選・即時自動返信機能の実装が必須なので、専用ツールを導入しなければなりません。
専用ツールを使ってまでインスタントウィンをおすすめする理由は3つあります。
ユーザーのキャンペーン参加率が高い
インスタントウィンの参加条件は「フォロー&RTのみ」もしくは「フォロー&ハッシュタグ投稿のみ」と2ステップのみで行うことができ、参加へのハードルが低いです。
また、キャンペーン参加後、すぐに抽選結果が分かるため、ユーザーのキャンペーン参加率が他のキャンペーンに比べて高いです。
そのため、大勢のユーザーにキャンペーンに参加してもらうことができ、効果的なプロモーションを実施できます。
拡散力が高く、新規顧客の行動を喚起できる
インスタントウィンの参加条件をRTにすると、参加者のフォロワーにキャンペーンを周知できます。
自社のフォロワー以外にも、キャンペーンを知ってもらうことができるのは大きなメリットです。
また、RTを見た人がさらにRTしてくれる可能性もあり、さらなる連鎖的な拡散にも期待できるでしょう。
参加条件に「ハッシュタグ投稿」を追加した場合、Twitterのトレンド入りも目指せます。
トレンドに入ればTwitterユーザーの大多数にキャンペーンの存在を知ってもらうことができます。
行動を喚起しやすい仕組みのため、自社のフォロワー以外の潜在的な顧客にも、新商品や新サービスを拡散できるプロモーション手法であると言えます。
SNS運用の工数削減ができる
インスタントウィンツールを利用すると、インスタントウィンキャンペーンの運用サポートを受けることができます。
中には、キャンペーンの企画考案からサポートしてくれるサービスもあり、そのようなサービス利用すれば、SNS運用のノウハウがなくともプロモーションを成功させられるでしょう。
また、キャンペーンを含むSNS運用の分析は重要である一方で、知識0の状態からこなすには限界があります。
そこで、企業に依頼する選択肢を持っておくことやキャンペーン後の分析まで行ってくれるツールを利用することで、自社の負担を減らすことができます。
おすすめのインスタントウィンツール3選
ここまではインスタントウィンをおすすめする理由について触れてきましたが、ここからは実際にインスタントウィンを行う際におすすめのツールを3つご紹介します。
giff letter Twitterインスタントウィン
giff letter Twitterインスタントウィンの費用
要問い合わせ
giff letter(ギフレター) Twitterインスタントウィンは、自社SNS累計100万人フォロワーを達成したSNSマーケティングのプロチームが運用するサービスです。
インスタントウィンツールの提供だけでなく、企画からクリエイティブの制作・事務局(問合せ窓口や配送代行)・広告配信まで一気通貫で行います。
ランディングページの自動生成機能やクーポンの消込機能・フィルタリング機能も利用可能です。
さらに、過去に実施したキャンペーンの実績を基に、成果のシミュレーションを想定する事もできます。
インスタントウィンを企画構成から一気通貫で運用してもらえるため、SNSの知識がない企業でも安心して依頼できるでしょう。
「初めてSNSに挑戦する」「インスタントウィンの効果を最大化したい」と考える企業におすすめです。
キャンつく
キャンつくの費用
- 通常版:40万円~
- ライト版:30万円~
- デザイン:30万円~
- 事務局業務:9万円~
キャンつくは、管理画面上ですべての設定を完結できるTwitterインスタントウィンツールです。
直感的に操作できるため、初めてTwitterインスタントウィンを行う方でも簡単に運用できます。
また、別途費用はかかりますが、ツイート画像やキャンペーンページの制作が依頼できるのも嬉しいポイントです。
SNSの運用に慣れていて、インスタントウィンを初めて実施する企業は、キャンつくに依頼すると良いでしょう。
giftee
gifteeの費用
要問い合わせ
gifteeでは、当選者の抽選だけでなく、デジタルギフトの付与まで依頼できるインスタントウィンツールです。運用の手間なしでインスタントウィンを実施できます。
また、デジタルギフトが500種類以上用意されているため、ターゲットに沿った賞品を選ぶことも可能です。しかし、自社商品やオリジナルグッズを賞品にすることはできません。
「企画内容は決まっているが、運用は面倒だ」と考える企業におすすめです。
新商品のプロモーション成功事例
Twitterのキャンペーンはすでに様々な企業が行なっています。
中には、Twitterキャンペーンの前と後で大きな変化を達成した企業も少なくありません。
では、各企業はどのようなTwitterキャンペーンを実施していたのでしょうか。
ここからはTwitterを用いた新商品のプロモーションに成功した事例を3つ紹介します。
からあげくん × UFO
あ、未確認飛行物体発見(^^)
#ローソン
#UFOの日
#からあげクン#濃い濃い黒いからあげクンhttps://t.co/fILhcojNkq pic.twitter.com/O4BYArsjUz— ローソン (@akiko_lawson) June 23, 2021
ローソン(@akiko_lawson)は、新商品の「からあげクン U.F.O.濃厚ソース味」のプロモーションにTwitterを活用しています。
以下のキャンペーンを行うにあたり、Twitterでユーモア溢れる投稿をして注目を集めました。
- からあげクン各種と日清F.O.商品を一緒に買うと100円引き
- からあげクン1個増量セール
- アプリにて、からあげクン35円引きクーポンの配信
- 「からあげクンF.O.濃厚ソース味」発売記念引用ツイートキャンペーン
内容:「日清 焼そばU.F.O.」の35か月分相当のQUOカード 215,000円分(当選対象1名)
引用リツイートで拡散を狙いつつ、アプリダウンロード数や新商品の購入者数を増やすことに成功した事例です。
小林製薬 X 漫画家
トイレ掃除が楽になる「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」のPR漫画を描きました#ブルーレット #除菌 #小林製薬_PR #トイレ掃除https://t.co/pLgBKVM144 pic.twitter.com/4jB9fhxXbw
— 藤井おでこ (@fuxxxxxroxxka) May 27, 2021
最近ではSNSに漫画やイラストをあげて人気になったインフルエンサーもたくさんいます。このようなインフルエンサーを起用し、新商品をPRしたのは小林製薬株式会社。
上記のキャンペーンを行うにあたり、ユーモアあふれる漫画をあげているインフルエンサー藤井おでこ(@fuxxxxxroxxka)を起用しました。
新商品のブルーレットで「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」という特徴をとてもコミカルに表現されているでしょう。このようにSNSインフルエンサーと言っても色々な方がいるので、自社の新商品に合うような方を検討してみるのはどうでしょうか。
ZONe Utopia
ZONe Energy(@zone_energy_jp)は、新作の「ZONe Utopia」のプロモーションにTwitterを活用しています。
Twitterで告知した内容は、「キャンペーン期間中に対象店舗でZONe Ver.1.3.9を買うと、ZONe Utopiaの無料引換券が必ずもらえる」というものです。
費用をかけず、7.8万人以上のフォロワーに新作をプロモーションできた好例といえるでしょう。
プロモーションを行う上での重要なポイント
プロモーションを行う際は、次の3ポイントが重要になります。
プロモーションを行う上での重要なポイント
- KPIやターゲットの目標設定
- 長期的な視点でプロモーションを実施する
- 今後のPRに生かせるように分析を行う
1ポイントずつ詳細を説明します。
KPIやターゲットの目標設定
プロモーションを成功させるためには、プロモーションの「ターゲットとKPI(中間目標)・KGI(最終目標)を明確に設定」することが重要です。
ターゲットやKPI・KGIを明らかにすることで、適切なプロモーション方法を選ぶことができるからです。
明確な目標を立て、目標達成に適したプロモーション活動を行いましょう。
なお、PR方法として「インスタントウィン」や「フォロー&リツイートキャンペーン」を活用する場合は、ターゲットとして不適切なユーザー(捨てアカウントやスパムアカウントなど)をフィルタリングすることも必要になります。
長期的な視点でプロモーションを実施する
効果的なプロモーションを行うためには、「長期的な視点」を持ちましょう。
単発のプロモーションだと、短期的な効果しか得られないからです。
例えばインスタントウィンの場合、キャンペーンを1度実施するだけではすぐにフォローを解除されてしまい、今後のマーケティングに活かすことができません。
今後のPRに生かせるように分析を行う
プロモーションは、「効果測定と分析・改善を重ねる」ことでより影響力を持つようになります。
閲覧数やRT数・フォロワー増減数などの数値を基に分析を行ってみてください。
正しく分析をすることで、適切な改善案を練ることができます。
なお、先ほど紹介したgiff letter Twitterインスタントウィンでは、SNS総フォロワー数100万人を越えるSNSマーケティングのプロチームが分析を行いますので、SNSの活用が初めての方でも安心してプロモーションを行えるでしょう。
まとめ
本記事の内容をまとめると以下のようになります。
- プロモーションを行う目的は「商品・サービスの認知拡大」「購買意欲の向上」「自社ブランドの構築」の3つ
- SNSを活用した新商品のPR方法は、「インスタントウィン」「SNS広告」「インフルエンサーマーケティング」「フォロー&リツイートキャンペーン」の4つがオススメ
- 中でも「インスタントウィン」は、キャンペーン参加率の高さや拡散力の高さが魅力
- プロモーションの成功には、長期的な視点や明確な目標設定、効果測定・分析が欠かせない
SNSを活用したプロモーションは、ノウハウのない状態から行うのは非常に難しく、大変です。
効果的なプロモーションを実施したいのであれば、ノウハウのある企業と協力する方が確実でしょう。
記事内で紹介したツールの活用も検討してみてください。
この記事が、SNSを活用した新商品のプロモーション方法を知りたい方の参考になれば幸いです。
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