- 自分の作品を販売したい!
- 自社の商品をSNSで展開したい!
上記のように考えている人は多いでしょう。しかし作品や商品を上手くアピールできず悩んではいないでしょうか?
品質のよいものでも、ネットショップに来て購入されなければ意味はありません。
そこでおすすめなのはインスタ販売です。いわゆるInstagramショッピング機能を利用した集客・販売方法です。
インスタ販売を利用すれば、Instagramにいる3,300万人(2019年6月現在)のアクティブユーザーに作品、商品を宣伝できます。
そこで本記事では1万人規模のInstagramアカウントを運用するマーケドリブン編集部が以下を解説します。
- Instagramショッピングの仕組みやメリット
- インスタ販売を始めるための準備や費用
- 成功させるためのポイント
本記事を読めばインスタ販売のことはほとんど理解できます。ぜひInstagramで作品や商品の販売をスタートしましょう。
インスタ販売とは?Instagramショッピングについて
インスタ販売とはつまり、Instagramのショッピング機能を利用した販促方法です。まずは以下の基本を理解しましょう。
- Instagramショッピングの仕組み
- インスタ販売を使う5つのメリット
- インスタ販売のデメリットは2つだけ
- ハンドメイド作家、企業、誰でも有効活用できる
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
Instagramショッピングの仕組み
Instagramショッピングでは、投稿した画像にURLとマークを貼り付けます。これをクリックすれば、ネットショップにジャンプすることが可能です。
これによりInstagramをながめていたユーザーが購入ページへアクセスできるようになります。
また画像とともに商品の詳細や価格もテキストで添付する機能も可能です。そうすることでより細かく商品や作品をアピールできます。
ユーザーから見れば、再検索の手間もなく直接ショップへアクセスでき、すぐにでも購入できるので便利です。
そのほか1枚の画像に複数URLを追加したり、スライドショー形式で関連商品を紹介したり、幅広いやり方で訴求できます。
このように基本的な機能はネットショップとさほど違いはありません。Instagramの投稿画面がカタログのような役割を果たし、商品を紹介するため視覚情報により発信できるのが強みです。
インスタ販売を使う5つのメリット
インスタ販売を利用するメリットは数えきれないほど存在します。
今回はその中でもより大きなものを以下に5つピックアップしました。
- 3,300万人のアクティブユーザーにアピールできる
- 投稿するだけでカタログが完成する
- タグ付けを利用できる
- ストーリーなどの投稿スタイルを利用できる
- ファンを獲得できる
まず3,300万人のアクティブ(定期的にログインする)ユーザーへアピールできるのは強力です。通常のwebサイトでは、サイト自体に訪れるユーザーに狙ってアピールすることも難しいのでインスタでの販売は非常に魅力です。
また普通に投稿するだけで、カタログが完成するのもメリットです。投稿が表示されるだけでユーザーに商品の比較検討の機会を与えられ、なおかつ投稿はストックされていくので簡単に商品のカタログが完成します。
またストーリーなど、多彩な投稿スタイルを活用でき、タグ付けなども自由自在に行えます。他のユーザーと連携し相乗効果にも期待できます。
投稿を繰り返せば自身のファンを獲得でき、うまくいけばバズを起こせる可能性もあります。
インスタ販売のデメリットは2つだけ
ただしInstagramショッピングには、注意したいデメリットが2つだけあります。
- アカウントの運用に時間がかかる
- 場合によってはお金もかかる
最大のデメリットはアカウントの運用に時間がかかること。定期的に商品写真を撮影したり、それをまとめて投稿したりするのは大変です。
時には動画を撮影したり、コーディネートを考えたり、本格的にやろうと思えばいくらでもタスクはあります。
さらにお金がかかるケースもあります。商品の写真撮影をカメラマンに依頼したり、画像加工ソフトを購入したりすると、無料では運用できません。
ハンドメイド作家、企業、誰でも有効活用できる
Instagramショッピングは規約さえ守っていれば誰でも利用できます。個人のハンドメイド作家でも、企業の担当者でもかまいません。
Instagramが定めるルールだけしっかりと守ればOKです。
特に個人のハンドメイド作家にはおすすめ。キレイに写真を撮影すれば、いわゆる「インスタ映え」で、商品をよりよい形でアピールできます。
インスタ販売の準備とやり方!費用はいくら?
インスタ販売は誰でも簡単に始められます。必要な準備は以下のとおり。
- 専用のFacebookアカウントを用意し、ビジネスマネージャを作成
- Instagramアカウントをプロアカウントにする
- Facebookとアカウントとの紐付けをおこなう
- 利用している販売アプリとInstagramアカウントを連携する
- Facebookカタログに販売アプリの商品を掲載する
- Instagramで投稿する
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
専用のFacebookアカウントを用意し、ビジネスマネージャを作成
最初にFacebookアカウントを用意しましょう。InstagramはFacebook(現在はMeta社)の支配下にあるサービスで、両方のアカウントがないとショッピング機能が利用できません。
Facebookのトップページから、専用のアカウントを用意しましょう。
これが終わったら次にビジネスマネージャを作成します。手順は以下のとおり。
- ビジネスマネージャのトップページに移動し、「アカウント作成」を選択する
- ビジネス名・名前・メールアドレスを入力し、「次へ」をクリック
- インスタ販売の内容に準じたビジネスの詳細を入力して「送信」をクリック
Facebook側での操作はいったん完了です。
Instagramアカウントをプロアカウントにする
続いて、所有するInstagramアカウントをプロカウントにしましょう。手順は以下のとおり。
- Instagramトップ画面右上の自身のアイコンをクリック
- メニュー左下の「プロアカウント」を選択する
- 「ビジネス」を選択する
- プロフィール写真、販売元の情報を入力する
- 紐付けするFacebookアカウントを選択する
これでプロアカウント化がなされ、Instagramショッピングの機能が使えるようになりました。
Iプロアカウントになることでインサイト分析も使えるようになっています。インサイト分析ではPV数やクリック数を確認することが可能です。
今後、インスタ販売のパフォーマンスを高めるうえで頻繁に使うので覚えておきましょう。
関連記事:インスタのビジネスアカウントとは?メリット〜運用まで解説
利用しているECサイト・ネットショップアプリとInstagramアカウントを連携する
続いて利用しているECサイト・ネットショップアプリとInstagramアカウントを連携しましょう。
ただしこの手順は、アプリごとで異なります。それぞれのヘルプページなどでやり方が確認できるので参照してください。
たとえばBASEならヘルプで解説されています。ほとんどのアプリで同じようなサポートがあるので調べてみましょう。
Facebookカタログに販売アプリの商品を掲載する
続いてFacebookカタログに、販売アプリの商品を掲載しましょう。これがのちにInstagram上でもカタログ的な役割を果たします。
手順は以下のとおりです。
- カタログのページを開く
- 「スタート」をクリックする
- 販売する商品の種類を選択して「次へ」をクリックする
- 「商品情報をアップロードする」を選択
- カタログの所有者となるビジネスマネージャアカウントを選択SEO対
- カタログの名前を入力して作成をクリックする
これでFacebookカタログが完成しました。
続いてECサイト・ネットショップにある商品情報を個別に入力します。これには「コマースマネージャ」か「Instagramアプリ」の利用がおすすめです。
それぞれの手順はMeta社のヘルプセンターで細かく解説しているのでそちらを参照しましょう。
Instagramショッピングの審査を受ける
最後にInstagramショッピングを利用できる状態か審査を受けましょう。手順は以下のとおりです。
- Instagramの「設定」を開く
- 「ビジネス」を選択する
- 「ショッピング設定する」をクリックする
- 必要事項を入力する
これでInstagramショッピングの審査に入ります。なお完了するまで2、3日かかることもあるので注意してください。
【注意】ECサイト側の販売手数料はかかる
Instagramのショッピング機能自体は無料です。しかしECサイトで定められる販売手数料は発生します。
インスタ販売でも手数料は計算に入れておく必要があるので注意してください。
【バズるかも!】インスタ販売を成功させる6つのポイントと注意点
インスタ販売を成功させるには、6つのポイントがあります。
- アカウントを運用しよう
- アカウントの世界観を作り、一貫させよう
- 丁寧でわかりやすい案内を心がけよう
- ユーザーニーズを掴もう
- インスタライブで距離を縮めよう
- ハッシュタグを活用して流入数を増やそう
おそらく多くの人はインスタ販売をやったことがなく、どうすればよいかピンとこないでしょう。
もちろんやり方は様々ありますが、上記6点を根気よく続ければ、商品・作品のクオリティ次第ではあるものの、成功にグッと近づきます。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
関連記事:インスタいいね率とは?いいね率を高める方法を徹底解説!
アカウントを運用しよう
インスタ販売ではInstagramアカウントを運用するのが大切です。
つまり単なるカタログとして放置するのではく、定期的に魅力的な写真や動画を投稿する必要があります。もちろんこれはカタログの追加という形でも問題ありません。
そうすることでInstagramアカウント自体が盛り上がり、フォロワーやPV数が増加します。
最終的にアカウントの運用が売上やリピーターの獲得へとつながるでしょう。
関連記事:インスタ(Instagram)のコンサル・運用代行とは?
アカウントの世界観を作り、一貫させよう
アカウントの世界観を作り一貫させるのも重要です。これができていないと、安っぽく、雑然とした印象を与えてしまいます。
ブランドや作品にはコンセプトがあるはずです。それをアカウントに反映させましょう。
具体的には写真・動画・テキスト・販売ページなどあらゆる点で世界観を表現します。
たとえばJILL STUART Beautyのアカウントが参考になるでしょう。写真や動画がきらびやかでガーリー、テキストは明るい印象で統一されています。
当然販売サイトも、同じデザイン性で統一されています。企業アカウントであればできるだけこういった事例を参考にしたいところです。
丁寧でわかりやすい案内を心がけよう
インスタ販売を成功させるにはユーザーを「Instagram→ネットショップ・ECサイト」とジャンプさせる必要があります。そのためには丁寧でわかりやすい案内を心がけることが大切です。
商品URLや値段はもちろんですが、素材や大きさ、カラーなどできるだけ多くの詳細を伝えます。そもそもECサイトの購入ページにジャンプできる点も記載しておきましょう。
値段を載せないのはNG!
インスタ販売ではあえて値段を載せない手段を取っている人もいます。こうすることで購買意欲を落とさないのがねらいでしょう。
ただし値段を載せないと、そもそもネットショップにアクセスすらされづらくなれます。そうすると関連商品との比較検討がなされず、獲得できたはずの売り上げも失われるでしょう。
値段を載せようが載せまいが、ユーザーの予算を超えれば購入されないのは同様です。インスタ販売では商品詳細とともに値段もきちんと公開しましょう。
ユーザーニーズを掴もう
ユーザーニーズを掴むのも、少しずつ身につけていきたいところです。
Instagramアカウントを運用していれば何の反応がよくて、何が今ひとつ反響を得られないか徐々にわかってくるでしょう。
商品や作品にもそれを反映すると効果が見られます。たとえばイヤリングの投稿がキーホルダーの投稿に比べて、いいね数や保存数などの指標がいい場合、イヤリングの販売に集中すべきです。
インスタライブで距離を縮めよう
インスタライブで距離を縮める方法もあります。インスタライブでは、写真とテキストでは伝えられない魅力を伝えることが可能です。
また自身の人間性や作り手としての思いも、より強く伝えられます。それが売上につながることも少なくありません。
インスタライブで商品や作品をアピールする、「ライブコマース」を実施することも可能です。要するに生放送で宣伝、販売ができます。
ハッシュタグを活用して流入数を増やそう
インスタ販売ではハッシュタグを活用するのも有効です。
ハッシュタグを投稿につければ、ユーザーがハッシュタグを辿ってアカウントにアクセスしやすくなります。つまりより商品や作品をより多く露出させることが可能になります。
ハッシュタグをたどって来たユーザーは、そのジャンルに興味があると考えられます。
実施する難易度も低く、誰でもすぐに活用できます。各種ツールも充実しており困らされる場面はほぼありません。
ハッシュタグの運用は「インスタでの集客で役立つハッシュタグとは」でも解説しているので参考としてください。
インスタ販売に関するよくある質問Q&A
本記事ではインスタ販売について詳しく解説しました。最後に気になる点に少し触れていきましょう。
- Instagramでハンドメイド作品を売るのは違法?
- DMで販売するのはNG?
- インスタ販売、本当にうまく行くの?
- おすすめのECサイトは?
- インスタショッピングの審査に落ちてしまう理由は?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
Instagramでハンドメイド作品を売るのは違法?
Instagramでハンドメイド作品を売るのは違法ではありません。
自身で作って売るのは通常のビジネスです。法に触れる要素はいっさいありません。
ただしハンドメイドと称しつつ著作権がある絵柄やキャラクターを使っているなどの問題があれば、違法性が問われるかもしれません。もちろん偽造品なども販売不可です。
あくまでもオリジナルの作品を取り扱うようにしましょう。
DMで販売するのはNG?
別にDMで販売してもかまいません。個人の作家やインスタグラマーで、実際そうしている人もいます。
手数料もかからず、DMのほうがスピーディーに手続きできるケースもあります。
ただし、代金未払いやキャンセルなどのトラブルが起こりやすいので注意が必要です。インスタのDMでの販売は、間にネットショップやECサイトを挟む場合と違い、商品の持ち逃げがあってもおかしくありません。
またDM上でトラブルがあった場合Instagramもネットショップもサポートしてはくれないので注意しましょう。
インスタ販売、本当にうまくいくの?
絶対にうまくいく、とまでは言いきれません。ただしサービス規模やシステム・機能の充実度を考えれば、きちんと工夫すれば収益は高められます。
実際に成功事例も多々あります。「北欧、暮らしの道具店」や「山崎実業」などが、企業運用では参考となるでしょう。
個人であれば成功しているハンドメイド作家のアカウントをチェックするのがおすすめです。
樋口愉美子さんやシモオオゾノミホさんなどの発信内容や写真の撮り方、伝え方などから学ぶことは多々ありそうです。
おすすめのECサイト・ネットショップは?
インスタ販売を実施するなら以下が幅広く活用されています。
まだECサイトやネットショップがないならいずれかを利用してみましょう。
インスタショッピングの審査に落ちてしまう理由は?
審査に落ちてしまう理由として以下が挙げられます。
- ビジネスアカウントに設定できていない
- Facebookビジネスマネージャの作成上限に達している
- InstagramとFacebookが連携できていない
- フォロワーが少なすぎる
- 商品や作品が、Instagramの規約やポリシーに違反している
1から3までは、先ほど紹介したインスタ販売の準備とやり方をもう一度確認すればOK。
また4のように、アカウントのフォロワー数が少なすぎると審査で弾かれる場合があります。
この場合は誰かをフォローしてフォローバックしてもらいましょう。
そしてフォロワー数が多い状態でトライすればおおむね審査はクリア可能です。
やっかいなのは5、規約やポリシーに違反していた場合です。この場合はMetaビジネスヘルプセンターの記載を確認して、適合しない商品は排除しましょう。
まとめ
本記事ではインスタ販売のやり方や成功のポイントを解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- インスタ販売はInstagramのショッピング機能で作品や商品を売ること
- 投稿画像にネットショップや購入ページへのURLを貼り付けられる
- 商品情報や価格も掲載可能
- 3,300万人のユーザーにアプローチできたり、バズる可能性があったり、メリットははかり知れない
- ハンドメイド作家には、インスタ映え、無料といった点でおすすめ
- インスタ販売の始め方はそうむずかしくはない
- 成功させるにはアカウント運用に力を入れる
- 世界観を統一させたり、ていねいな案内をしたりするのもポイント
- ユーザーニーズを掴み、作品や商品に反映させるのも大切
近年では個人も企業もこぞってInstagramの集客や販売に力を入れています。
莫大な数のユーザーへリーチできる割に、無料で利用できるのが魅力的。金銭的にはリスクがないので、ぜひ一度活用してみましょう。
過去の成功事例から学んでいけば、Instagram経由での売上を大きく伸ばしたり、ファンを集めたり、あるいは全国規模でバズが起こるかもしれません。
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