SNSマーケティング

SNS広告の費用相場|費用対効果や課金方式についても解説

「SNS広告の費用の相場ってどのくらい?」

「SNS広告って費用対効果は高い?」

「SNS広告の課金方式がよく分からない…」

SNS広告は高い集客効果が期待できますが、費用について自社の予算内に収まるのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

今回は、主要SNS広告の費用の相場をはじめ、費用対効果や課金方式などを解説します

この記事を執筆しているのは、YouTubeTikTokなどの総フォロワー数180万人の自社SNSを運用するマーケドリブン編集部です。

SNSの特性やアルゴリズムを熟知しており、SNS広告についてもノウハウをもとに役立つ情報を公開しています。

編集部
ぜひ、貴社のマーケティングにお役立てください。

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SNS広告費用の課金方式6つ

SNS広告費用の課金方式6つ

SNS広告の費用には、主に下記の6つの課金方式があります。

  1. クリック課金
  2. インプレッション課金
  3. 動画再生時間課金
  4. アプリインストール課金
  5. フォロー課金
  6. エンゲージメント課金

ここでは、主要な課金方式の計算式や特徴を解説します。

 

1. クリック課金

クリック課金は、ユーザーがSNS広告をクリックしたタイミングで課金されます

クリック単価はCPC (Cost Per Click)と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷クリック数

広告費が10万円で1,000クリックされた場合、クリック単価は10万÷1,000=100円です。

CPCが低いほど費用対効果が高くなります

編集部
CPCが200円以上の場合は改善や対策が必要です。

 

2. インプレッション課金

インプレッション課金は、SNS広告が一定回数表示されるタイミングで課金されます

多くの場合は、1,000回表示されると課金される仕組みです。

インプレッション単価は、CPU(Cost Per Mile )と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷表示数×1,000

広告費が10万円で表示回数が20万回の場合、インプレッション単価は10万÷20万×1,000=500円です。

インプレッション単価を低くするためには、適切なターゲティングが大切です

 

3. 動画再生時間課金

動画再生時間課金は、動画広告がユーザーに一定時間視聴されたタイミングで課金されます

各SNSにより再生時間の基準は異なりますが、15秒や30秒などユーザーが動画広告から離脱せずに視聴した場合に、料金が発生する仕組みです。

動画再生時間単価はCPV(Cost Per View)と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷動画再生回数

広告費が10万で動画再生回数が2万回の場合、動画再生時間単価は10万÷2万=5円です。

動画がスキップされたり一定時間視聴されなかった場合は課金されないため、費用対効果が高いSNS広告と言えます。

 

4. アプリインストール課金

アプリインストール課金は、ユーザーがアプリをインストールしたタイミングで課金されます

アプリインストール単価はCPI(Cost Par Install)と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷アプリのインストール数

広告費が10万でアプリのインストール数が1,000回の場合、アプリインストール単価は10万÷1,000=100円です。

広告表示のみでは課金されず、インストールされた場合のみの課金なので、高い費用対効果が見込めます

 

5. フォロー課金

フォロー課金は、X(旧Twitter)が採用している課金システムです

ユーザーが自社のSNSアカウントをフォローしたタイミングで課金されます。

フォロー単価はCPF(Cost Per Fan)と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷新規フォロワー数

広告費が10万で新規フォロワー数が2,000人の場合、フォロー単価は10万÷2,000=50円です。

編集部
潜在顧客にリーチしてフォロワーを増やしたい場合などに効果的です。

 

6. エンゲージメント課金

エンゲージメント課金は、いいねやコメント、リツイートなどのユーザーアクションがあったタイミングで課金されます

X(旧Twitter)が採用しており、特にリツイートに関しては高い拡散力が期待できます。

エンゲージメント単価はCPE(Cost Per Engergment)と呼ばれ、計算式は以下の通りです。

コスト÷エンゲージメント数

広告費が10万円でエンゲージメント数が1,000の場合、エンゲージメント単価は10万÷1,000=100円です。

編集部
エンゲージメントは、SNSのアルゴリズムにおいても大変重要な指標であるため、費用対効果が高い課金方式です。

 

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SNS広告費用の相場|主要SNS6つ

SNS広告費用の相場|主要SNS6つ

SNS広告費用は課金方式によって異なり、単価も広告費用やエンゲージメント回数などにより変動します

主要SNS広告費用の相場は以下の通りです。

SNS 課金方法と費用相場
YouTube
  • クリック単価:3~20円
  • インプレッション単価:300~800円
  • 動画視聴単価:5~30円
TikTok
  • クリック単価:10~100円
  • インプレッション単価:100~1,000円
  • 動画視聴単価:5~60円
Instagram
  • クリック単価:40円~100円
  • インプレッション単価:500~1,000円
  • 動画視聴単価:4~10円
  • アプリインストール単価:100~250円
LINE
  • クリック単価:20~200円
  • インプレッション単価:100~1,200円
  • 友達追加課金単価:50~70円
Facebook
  • クリック単価:100円〜300円
  • インプレッション単価:100~500円
  • 動画視聴単価:4~10円
  • アプリインストール単価:100~250円
X(旧Twitter)
  • クリック単価:20~200円
  • インプレッション単価:400~600円
  • 動画視聴単価:5~20円
  • アプリアンイストール単価:100~250円
  • フォロー単価:40~100円
  • エンゲージメント単価:40~100円
編集部
ここでは、各SNSの広告費用の特徴について詳しく解説します。

 

1. YouTube

YouTubeの広告の費用は、視聴回数をもとに変動します

ユーザーが広告を30秒以上視聴、または広告をクリックした場合に、料金が発生する仕組みです。

広告が30秒未満の場合においては、ユーザーが動画広告を最後まで視聴すると課金されます。

クリック単価の相場は3〜20円で、他のSNS広告と比較すると低めです。

インプレッション単価の相場は300〜800円、動画視聴単価は5〜30円です。

YouTube広告の費用については、「YouTube広告の費用相場とは?課金制度や広告種類ごとの目安を紹介」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

2. TikTok

TIkTokの広告費用はオークション形式で、つねに変動します

キャンペーンや広告セットに対して予算を設定します。

広告セットの一日の下限予算は2,000円で、比較的高めです。

TikTok広告のクリック単価の相場は10〜100円、インプレッション単価は100〜1,000円です。

動画視聴単価の相場は5〜60円で、YouTubeと比べると高くなりやすいと言えます。

TikTok広告の費用については、「【2024年最新版】TikTok広告の費用と種類を徹底解説!」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

3. Instagram

Instagramの広告は100円からスタートできるため、低予算でも運用しやすいことが特徴です。

ただし、効果を実感するには1日1,000円以上で設定するのがおすすめです

広告は1日の予算、または通算予算を設定できます。

Instagram広告のクリック単価の相場は40円〜100円、インプレッション単価は500〜1,000円、動画視聴単価は4〜10です。

アプリインストール単価の相場は100〜250円となっており、安くはないですが費用対効果が高い広告です。

編集部
通算予算を選択すると、特定期間を設定することで自動的に予算が最適化されます。

Instagram広告の費用については、「インスタ広告の費用相場は?一日の予算や費用対効果も解説!」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

4. LINE

LINE広告はオークション形式で配信費用が決まります

最低入札単価は1円ですが、月に30万円程度の広告運用費が推奨されています。

LINE広告のクリック単価の相場は20〜200円、インプレッション単価は100〜1,200円です。

LINEならではの友達追加課金の単価は50〜70円で、集客に高い効果が期待できます。

 

5. Facebook

Facebookの広告はMeta社が運営しており、基本的には同社が運営するInstagramと同じ種類の広告が出稿できます

比較的低予算からでも運用でき、月に20万円以下に費用を抑えている企業も少なくありません。

広告単価は、クリック単価は100円〜300円、インプレッション単価は100〜500円、動画視聴単価4〜10円です。

Facebookにもアプリインストール広告があり、単価は100〜250円です。

編集部
Facebook広告は予算の最適化も設定で選択できるため、効率的に運用できます。

 

6. X(旧Twitter)

X(旧Twitter)広告の費用は、自社の予算に合わせて決定できます

月額の相場は基本的な運用の場合は10万円〜で、高い効果を期待したい場合は30万円〜程度で見ておきましょう。

X(旧Twitter)にはさまざまな広告の種類があり、ターゲットに合わせて選択が可能です。

  • クリック単価:20~200円
  • インプレッション単価:400~600円
  • 動画視聴単価:5~20円
  • アプリアンイストール単価:100~250円
  • フォロー単価:40~100円
  • エンゲージメント単価:40~100円
編集部
フォロー課金やエンゲージメント課金は、X(旧:Twitter)ならではの課金制度です。

X(旧Twitter)広告の費用については、「Twitter広告の種類や費用、成功ポイントを解説!」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

SNS広告の費用対効果を高めるコツ5つ

SNS広告の費用対効果を高めるコツ5つ

SNS広告を効率的に運用し、費用対効果を高めるには、いくつかのコツがあります。

  1. ターゲットに合うSNS広告を選ぶ
  2. KPIを設定する
  3. リターゲティングを行う
  4. クリエイティブの最適化
  5. SNS広告の代理店に依頼する

詳しい内容を解説します。

 

1. ターゲットに合うSNS広告を選ぶ

各SNSには利用者の年齢層や性別、強いジャンルなど異なる特徴があります

人気のSNSでも自社のターゲット層に適していない場合は、高い宣伝効果は見込めません。

そのため、各SNSの特徴やユーザー層を把握し、自社ターゲットに合うSNSで広告を出稿しましょう

主要SNSと広告について詳しく知りたい方は、関連記事の「SNS広告とは?種類・仕組み・成功のコツなどを徹底解説」もご確認ください。

 

2. KPIを設定する

SNS広告におけるKPI(重要業績評価指標)とは、集客効果を評価するための指標です

具体的には、クリック数やインプレッション数、コンバージョン数などを測定し、目標値に対する達成度合いなどを確認します。

KPIは最終的な目標数値だけではなく、細かく期間を区切って設定することで、分析や改善が行いやすくなります

 

3. リターゲティングを行う

リターゲティングとは、自社サイトを訪れたことがあるユーザーに対して、広告を配信する手法です

Cookieを利用し、サイトに訪問したことがあるユーザーをリスト化できます。

すでに自社商品やサービスに興味を持っている可能性が高く、リターゲティングを行うことでコンバージョンにつながりやすくなります

編集部
Facebook広告ではカスタムオーディエンス、YouTube広告ではデータセグメントやリマーケティング広告と呼ばれています。

 

4. クリエイティブの最適化

SNS広告のクリエイティブは、視覚的・聴覚的にインパクトやメッセージ性の高いものが求められます

つねにクリエイティブを最適化するには、下記のPDCAサイクルを実践することが重要です。

  • 計画(Plan)
  • 実行(DO)
  • 評価(Check)
  • 改善(Act)
編集部
広告に対するユーザーの反応や効果を測定し、クリエイティブを改善することで費用対効果を高めることが可能です。

 

5. SNS広告の代理店に依頼する

SNS広告の代理店は、SNSのアルゴリズムをはじめ、トレンドや動向などに関して深い知識とノウハウを持っています

各SNSの特徴を把握したうえで、自社に最適なSNSの選定や広告の種類を提案してもらえるため、効果が表れやすいことが特徴です。

自社にノウハウやリソースが足りない場合は、一から始めるよりもプロにまかせたほうが高い費用対効果が期待できます

 

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SNS広告代理店の費用の相場

SNS広告代理店の費用の相場

SNS広告代理店には、下記の2種類の費用形態があります。

  • テーブル制
  • 固定手数料性

テーブル制は、広告の運用額に応じて費用が決まります

手数料の相場は運用金額の約20%です。

仮に、広告運用額が100万円だとすると、SNS広告代理店に支払う費用は20万円です。

 

固定手数料は、運用額に関係なくあらかじめ手数料が設定されています

代理店によって金額設定は異なりますが、クリエイティブの制作やサポートを含めたサービスは10〜20万円が相場です。

マーケティングのコンサルなども依頼したい場合は、さらに追加費用が発生します。

 

SNS広告代理店おすすめ3社

SNS広告代理店おすすめ3社

SNS広告代理店への依頼を検討する際には、ノウハウのある会社を厳選することが重要です

最後におすすめの広告代理店を3社ご紹介します。

  1. 株式会社pamxy
  2. 株式会社AXIS
  3. 株式会社プロモスト

 

1. 株式会社pamxy

株式会社pamxy」は、YouTubeやTikTok、Instagram、X(旧Twitter)などの自社アカウントを運用し、SNSに対するアルゴリズムに関して深い知識を持つ会社です

YouTubeアカウント「あるごめとりい」は、KPIの設定やクリエイティブのPDCAサイクルなどを実施し、登録者数は120万人を突破しています。

圧倒的な実績とノウハウをもとに、成果に直結するサポートを提供できることが強みです

プロの制作陣スタッフによるユニークで質の高いクリエイティブ支援と、包括的なSNSマーケティング支援体制を整えています。

 

2. 株式会社AXIS

株式会社AXIS

株式会社AXIS」は、自社メディアやECサイトなどを運営し、SNS広告に関してもデータと検証に基づいたノウハウを持つ会社です

Facebook、Instagram、LINE、X(旧Twitter)広告に対応し、多くの導入実績があります。

専任担当者制のため、課題のヒアリングから運用、改善の提案まで一貫して行っています。

つねに利益の最大化を目指して、手厚いサポートの提供を惜しみません。

 

3. 株式会社プロモスト

株式会社プロモスト

株式会社プロモスト」は、Webマーケティングやコンテンツ事業のほか、Webリスクマネージメントなども展開し、Web集客に強い会社です

SNS広告では4大SNSのFacebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEの運用サポートを行っています。

顧客の利益を最優先に考え、中長期的な戦略を提案していることが特徴です。

また、英語圏の人材も確保し、グローバルなサービスを展開しています。

 

まとめ

SNS広告の費用の相場や費用対効果、課金方式などについて解説しました

今回の記事の内容を要約すると以下の通りです。

  • SNS広告にはクリック課金やインプレッション課金など複数の課金方式がある
  • SNS広告の費用対効果を高めるためにはKPIを設定することが重要
  • SNS広告を代理店に依頼する際の手数料の相場は運用金額の約20%

SNS広告費用は、上手く運用すればコストを抑えながらパフォーマンスを最大化させることが可能です。

効果の高いSNS広告を運用し、自社の集客に活用しましょう。

 

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