近年、多くの企業が集客ツールとしてTikTokを活用しています。
TikTokは利用者数も右肩上がりでApp Annie社の発表によると日本のアクティブユーザーは1700万人にも上ります(2021年8月時点)。
今後さらに発展するといわれているSNSの一つです。
さまざまな業界がTikTokに参入する中、最近は不動産系のアカウントや投稿も増えています。
実際にTikTokを使って物件紹介から契約に至るケースも増えているため、集客ツールとして活用できれば十分な成果も見込めるでしょう。
しかし、
- TikTokの活用方法が分からない
- 不動産のTikTokにはどんな投稿をすればいいの?
- TikTok投稿で特に不動産関連で気を付けるべきポイントは?
このように悩む不動産会社の担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産集客のためのTikTok活用術やTikTokを活用して問合せ件数を伸ばしている不動産アカウントを紹介します。
ぜひ、自社のアカウント運用にお役立てください。
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TikTokで不動産情報が注目を浴びている理由
TikTokで不動産情報が増加した理由の一つに、新型コロナウイルスのパンデミックがあります。
パンデミックにより外出が懸念され、店舗に行って物件紹介を受けたり、何件も内見したりする機会が減少しました。
その結果、インターネットを使った物件紹介が流行し、現地に行かなくても内見できるシステムが増えています。その一つがTikTokを使った物件紹介です。
実際にTikTok内で検索されている不動産のハッシュタグの再生回数を見てみましょう。
- 「#デザイナーズマンション」2350万回視聴
- 「#不動産賃貸」3億520万回視聴
- 「#お部屋探し」2億7610万回視聴
※2022年11月現在
このようにハッシュタグの視聴回数から、かなりの人が閲覧していることが分かります。
TikTokは若年層へのアプローチが強いため、これまでリーチできなかった層にアプローチできるのも特徴の一つです。
1人暮らし用や若年層向けの賃貸物件を多く扱う不動産業者は、一早くTikTokに参入したほうがいいでしょう。
TikTokは、マーケティング施策としても広告費がかからないため、運用に成功できれば大きな成果をあげられます。
では、どのような投稿がユーザーに響くのでしょうか。ポイントを見ていきましょう。
【TikTok活用術】不動産情報を投稿する際のポイント
TikTokで物件情報を投稿する際の4つのポイントを解説します。
- ターゲットを決める
- 短い動画にする
- 音楽やナレーションでテンポをよくする
- サムネイル画像に物件情報を記載する
具体的なポイントを見ていきましょう。
ターゲットを決める
物件情報からターゲットを決めて投稿しましょう。
最寄り駅など基本情報以外に、ユーザーが物件を自分毎に捉えられる情報があれば、投稿へアプローチしやすくなります。
例えば、以下のように契約者の状況まで想像することもポイントです。
・2DKで一部屋が3畳の物件
→30歳男性。転職して在宅勤務が増えたため仕事に集中できるスペースを求めている
・1Rでもお風呂が広い物
→22歳の女性。社会人一年目。お風呂でリラックスする時間が好きなので広いバスタブを求めている
このように物件の特徴からターゲットを定めて投稿に反映させることで、物件と合致したユーザーからのアクションも起きやすくなります。
またアカウント自体にターゲットを決めて専門性をもたせるのもおすすめです。
例えば「同棲専用の物件紹介アカウント」「一人暮らし専用の物件紹介アカウント」など、専門性が高ければ、ユーザーが他の投稿を回遊する可能性も高くなります。
短い動画にする
物件情報を集約して短い動画で投稿しましょう。
TikTokは最大で10分の動画投稿ができますが、動画の時間が長いとユーザーがストレスを感じてしまい、途中で離脱するかもしれません。
そのため短い時間で物件の特徴をまとめ、分かりやすく見せることが重要です。
おすすめは「1分以内」です。1分以内に「物件の外観」「部屋の状態」「間取り」「家賃」「周囲の環境」などの特徴をまとめましょう。
ネタがないからといって無理矢理情報を加える必要はありません。短い動画の方が最後まで見られる可能性が高いため、必要な情報を網羅していれば短くても閲覧数は増えます。
分かりやすさと短さが重要なポイントです。
また不動産業と並行して動画編集する人も多いため、本業の負担にならないように最初から動画の構成を決めておくのも有効といえます。
音楽やナレーションでテンポをよくする
物件情報を掲載するだけではなく、見ているユーザーが最後まで飽きずないように音楽やナレーションを付けるのもおすすめです。
テンポがいいと最後まで見やすくなるため、リズムなどのテンポを意識しましょう。
面白いナレーションで個性を出したり、特徴的な音楽を使ったりするとアカウントの印象付けにも役立ちます。
TikTok内で流行っている音楽を取り入れれば、ユーザーに親近感を与えて楽しんでもらえます。
編集が気に入れば他の投稿も回遊する可能性も上がるため、トレンドの音楽は積極的に取り入れましょう。
サムネイル画像に物件情報を記載する
サムネイル画像は、投稿の投稿の顔ともいえる存在です。
そのため、サムネイル画像に物件の情報を記載することでユーザーの興味を引くことができます。
おすすめはサムネイル画像を見ただけで「最寄り駅」「平米数」「家賃」が分かることです。
サムネイル画像によって、クリック率や閲覧数まで変わります。
なぜならサムネイル画像を見て、条件が合致する人はすぐにクリックするからです。
逆にサムネイル画像に情報がなく、物件の画像だけでは引きが弱いといえます。
アカウントのトップから投稿一覧を見たときに、サムネイルに統一感がないと見た目の印象が悪いため、記載する情報やデザイン、フォントは統一しておきましょう。
TikTokで不動産情報を投稿して成功しているアカウントを紹介
次に、実際にTikTokを運用し、フォロワー数を伸ばしているアカウント事例を5つ紹介します。
数ある不動産会社の中でも成功しているアカウントなので、ぜひ参考にしてください。
Simple NAIKEN(シンプルナイケン)不動産
「Simple NAIKEN(シンプルナイケン)不動産」は、大阪のオシャレな部屋を紹介するアカウントです。
フォロワー数は13万3700人(2022年11月現在)と多くのフォロワーを獲得しています。
サムネイル画像は白文字でシンプルな印象です。分かりやすく物件の特徴が記載してあるのが特徴です。
「秘密の地下室があるお部屋」「お城のようなお部屋」など、思わずクリックしたくなるようなキャッチーな言葉でユーザーを引き付けます。
動画の多くは30秒程で物件情報をまとめており、ナレーションと音楽でテンポよく物件紹介をしています。
物件の引きとなる箇所をしっかりと見せているため、気に入ったユーザーは他の投稿も閲覧しやすいといえるでしょう。
TikTokからLINEに誘導しており、実際の部屋探しはLINEから問い合わせる導線になっています。
LAKIA不動産天王寺本店
「LAKIA不動産天王寺本店」は、大阪にある不動産会社のTikTokアカウントです。
フォロワー数は2万6900人(2022年11月現在)を獲得しています。
サムネイル画像はシンプルな白地のフォントに、物件の基本情報が書かれています。
動画は1分以内にまとめられているものが多く、間取りや特徴が冒頭に箇条書きで書かれているため、ユーザーはすぐに物件情報を得られるのがポイントです。
また初めにスタッフが笑顔で登場することで、動画から会社に対しても好印象を与えます。
女性のナレーションなので、投稿に柔らかい印象を与えているのも特徴です。
物件の問い合わせ方法は、電話とLINEが掲載されておりユーザーが好きな方を選択できます。
りっくん不動産
「りっくん不動産」は、首都圏対応のTikTokアカウントです。
フォロワー数は10万7200人(2022年11月現在)獲得しています。
サムネイル画像にはアカウントに登場する「りっくん」が写っており、大きな文字で物件の基本情報が書かれています。
動画だと見逃しやすい情報はコメントにわかりやすくまとめられているのも特徴です。
「りっくん」の特徴的なキャラクターでユーザーへの印象づけに成功しています。
ひとりぐらし
「ひとりぐらし」は、主に首都圏の物件を紹介するアカウントです。
フォロワー数は5238人(2022年11月現在)獲得しています。
サムネイル画像には「最寄駅」「家賃」「広さ」が一目でわかるように記されており、サムネを見ただけでも情報が得られます。
特にこのアカウントのサムネイルはとてもわかりやすいので、真似してみてもいいかもしれません。
ふたりぐらし♡
「ふたりぐらし♡」は、フォロワー数1万9500人(2022年11月現在)の同棲専門の賃貸物件を取り扱う不動産アカウントです。
東京の物件が多く掲載されています。
サムネイル画像には「最寄り駅」「徒歩何分」「物件の特徴」が書かれており、見ただけで物件の基礎情報を得られるのもポイントです。
また「新築」や「築浅」物件がほとんどで、オシャレで綺麗な物件を紹介しています。
新築や築浅の同棲物件を探しているユーザーは、他の投稿も回遊したくなるような専門性の高さも魅力です。
物件探しの問い合わせは、LINEからできます。
まとめ
不動産とTikTokに関する本記事のポイントをまとめます。
- 新型コロナウイルス感染症の影響で、TikTokで物件探しをする人が増加している
- TikTokは若年層へのリーチが強いため、これまでとは違うユーザー層にアプローチできるのも特徴の一つ
- アカウント運営者にファンが付けば自然にフォロワー数やいいねを獲得できる
実際にアカウントを運用する際は、成功している不動産会社のTikTokアカウントを参考にしましょう。
「どんな内容が掲載されているのか」「どんな雰囲気の動画か」といった分析から、自社の投稿に活かすことがアカウント運用を成功に導く秘訣です。
物件情報が分かりやすく得られるのか、ユーザー目線で見ることが重要です。
自社で運営できない場合は、運用代行業者に依頼するのも有効です。専門的な知識を持つことから成果も得やすいといえるでしょう。
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