SNSマーケティング

【2024年】介護職の人材募集|SNSの活用方法と成功事例を紹介

「介護の人材募集はどうすればいい?」

「介護の人材をSNSを使って募集できる?」

「SNSを使った介護の人材募集についての成功事例が知りたい」

このように、介護職の人材募集とSNSの活用方法について詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか。

現代では、マーケティングだけではなく人材募集までもSNSの使い方が重要な鍵と言えます。

今回は、SNSを利用した介護職の人材募集についてのメリットやデメリット、成功事例などをご紹介します

この記事を執筆するのは、登録者数120万人のYouTubeアカウントやフォロワー数18万人のTikTokアカウントなど複数のSNSを運用するPamxy株式会社の編集部です。

編集部
ぜひ参考にして、介護職のSNS採用にご活用ください。

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介護の人材募集に最適なSNS採用とは?

介護の人材募集に最適なSNS採用とは

SNS採用は、別名「ソーシャルリクルーティング」とも呼ばれており、SNSを活用して採用活動を行うことです

具体的にはYouTubeやTikTok、InstagramなどのSNSで自社アカウントを開設し、採用につながるような情報発信をします。

SNS先進国のアメリカでは、ソーシャルリクルーティングが重要な採用ツールと言っても過言ではありません。

2023年には、アメリカ企業の採用担当者やブランディング部署において98%がSNSを利用、そのうち65%が採用に特化したアカウントを運用していました。

日本でもSNS採用が注目され始めており、今後の企業の採用のメインツールとなっていく可能性が高いと言えるでしょう。

参考:content stadium「Social recruiting: 2023 statistics and trends」

 

介護職の人材募集|SNSを活用するメリット5つ

介護職の人材募集|SNSを活用するメリット5つ

介護職で人材募集をする際に、SNSを利用すると、下記のようなメリットがあります

  1. ターゲティングがしやすい
  2. 会社の雰囲気が伝わりやすい
  3. スクリーニングが行える
  4. 応募までスムーズな流れを作れる
  5. 費用対効果が高い

ここでは、各メリットの詳しい内容を解説します。

 

1. ターゲティングがしやすい

各SNSには、ユーザー層の特徴があり、年齢や性別、属性などのターゲティングがしやすいことがメリットです

また、日々進化するアルゴリズムにより、自社のターゲットユーザーに投稿が表示されやすいことも特徴です。

「介護」「採用」などをはじめとした関連ハッシュタグに加え、自社独自のハッシュタグを利用することで、よりターゲットにリーチしやすくなります

 

2. 会社の雰囲気が伝わりやすい

一般的なホームページに掲載されているような文字や画像からだけでは、会社の雰囲気は伝わりにくい場合もあります。

しかし、SNSではさまざまな情報を発信できることが強みです。

介護職員の働く姿や利用者とのコミュニケーションの様子などを公開することで、ユーザーが興味を抱くきっかけにつながります。

 

3. スクリーニングが行える

SNSで採用活動をして応募があった場合、相手のアカウントを通して、人柄をはじめとしたさまざまな情報を読み取ることが可能です。

どのような情報を発信しているのか、普段の様子などを確認することで、事前にスクリーニングできます

編集部
履歴書や面接時には引き出せない情報にアクセスできる可能性もあり、ミスマッチを防ぐ対策にもつながります。

 

4. 応募までスムーズな流れを作れる

採用募集をかけるときは、自社サイトの採用ページのリンクを貼ればスムーズな流れを作れます

人材紹介会社や採用イベントなどを通して、応募者を募る手間が省けるのも良い点です。

 

5. 費用対効果が高い

SNSは、無料でアカウントを開設して運用できるものがほとんどです。

そのうえ、13歳から49歳までの年代では約9割がSNSを利用しています。

したがって、運用コストを抑えながら効率的に情報を発信することが可能です

一方で、2020年の新卒採用コストは、一人につき平均93.6万円もかかっています。

SNSの自社アカウントで採用活動ができれば、人材紹介会社や求人広告などに支払う費用を抑えられます

編集部
また、ミスマッチも減らせるため、費用対効果が高いのがメリットです。

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介護職の人材募集|SNSを活用するデメリット3つ

介護職の人材募集|SNSを活用するデメリット3つ

SNSを利用した介護職の人材募集は、メリットだけではなく、下記のようなデメリットもあるのが事実です

  1. 運用にリソースが必要
  2. SNS炎上するリスクがある
  3. SNSのノウハウが必要

ここでは、各デメリットの内容を解説します。

 

1. 運用にリソースが必要

SNSのアカウントを開設するのは簡単ですが、定期的に情報を発信しなければ採用活動にはつながりません。

採用アカウントを運用するスタッフをはじめ、企画の考案やコンテンツの制作を行うための時間など、SNSの運用にはリソースが必要です

編集部
多忙で人手不足な介護業界で、リソースを確保できるかどうかも重要なポイントとなります。

 

2. SNS炎上するリスクがある

SNSは拡散力があり、採用でも高い効果を得られる一方で、炎上のリスクもつきものです

投稿の表現方法や利用者とのやりとり一つにしても、炎上の火種となる可能性があります。

SNSで炎上すると採用活動も上手くいかなくなり、事業所のイメージダウンにつながることも少なくありません。

そのため、SNSを運用する際にはマニュアルの作成をはじめ、炎上の対処法なども心得ておくことが大切です

SNS炎上時の対応方法!対応事例も解説」の記事内で、SNSの炎上による影響や対応方法について解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

3. SNSのノウハウが必要

SNSを運用したとしても、採用活動が必ず上手くいくとは限りません。

自社アカウントが認知され、ターゲットユーザーにリーチすることが重要です

投稿を続けているのにほぼ視聴されない、フォロワーが増えないなどの理由から、介護事業所の中には運用をやめてしまうケースも少なくありません。

SNS採用に関してのノウハウがない場合は、運用代行会社に依頼するのもおすすめです

運用代行会社に依頼することで、コンテンツの作成から分析や改善まで、一気通貫で委託できます。

下記の記事内で、おすすめの運用代行会社についてご紹介していますので、依頼を検討している方はぜひあわせてご覧ください。

 

介護職の人材募集|SNS採用の方法

介護職の人材募集|SNS採用の方法

SNSを利用して介護の人材募集をするにあたり、何から始めればいいのか分からない方は多いのではないでしょうか。

SNS採用の方法・手順の概要は、以下を参考にしてください

  1. 採用活動の目的を明らかにする
  2. ペルソナを設定する
  3. ターゲット層に合うSNSを選ぶ
  4. 運用フローを決める
  5. 投稿する企画を考える

採用活動の目的をはじめ、どのような人材を獲得したいのか、運用のフローなど、細かな部分まで設計する必要があります。

詳しい内容は、「SNS採用完全マニュアル|企業の活用方法や運用のコツを紹介」の記事内で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

また、人手不足にお悩みの介護業界の方は、「【2024年】介護業界の人手不足の原因・解決策を大公開」の記事もぜひ参考にしてください。

 

介護職の人材募集におすすめのSNS

介護職の人材募集におすすめのSNS

自社が求める人材が多く利用しているであろうSNSを選ぶことが、SNS採用では重要です

各SNSには異なる特徴やユーザーの年齢層、傾向などがあります。

SNS 国内アクティブユーザー数 年齢層 特徴
YouTube 約7,000万人〜 10〜50代 長尺の動画
TikTok 約1,700万人〜 10〜20代 縦型画面の短尺動画
X(旧Twitter) 約4,500万人〜 10〜20代 140文字以内のテキスト
Facebook 約2,600万人〜 30〜60代 実名登録制・画像・動画
Instagram 約3,300万人〜 10〜30代 女性ユーザーがメイン・画像・短尺動画
LINE 約9,500万人〜 10〜50代 コミュニケーションツール・チャット型
LinkedIn 約300万人〜 20〜50代 ネットワークの構築が可能・ビジネス型

各SNSの特徴の詳細は関連記事の「SNSマーケティング戦略完全版!成功事例3社も紹介を合わせてご覧ください。

 

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介護職の人材募集|SNS採用の成功事例5社

介護職の人材募集|SNS採用の成功事例5社

最後に、介護業界ですでにSNSで人材募集を行い、採用活動に成功している事例を5つご紹介します

  1. 元気グループ
  2. ライフホープ
  3. フロンティアの介護
  4. 新富士病院グループ
  5. 日本福祉サービス(株)

 

1. 元気グループ

元気グループでは、4年前からYouTubeで採用活動を行っています

1〜3分程度の、介護現場で働くスタッフにフォーカスしたドキュメンタリー動画は、140万回以上視聴されたものもあり、大きな反響を呼びました。

概要欄には元気グループの採用サイトのリンクを設置し、興味を持ったユーザーがスムーズにアクセスできるよう導線を張っています。

 

2. ライフホープ

TikTokアカウント:ライフホープ

ライフホープでは、「ギャルすぎる介護士」というTikTokアカウントを運用しています

介護という一見地味なイメージの職場で、派手で華やかなギャルの介護士キャラを登場させて、そのギャップが反響を呼んでいます。

プロフィール欄には採用サイトのリンクを設置し、投稿にも時々職員の募集を口頭で呼びかけています

ギャルも活躍中の職場で残業もない、社長が優しいなど、「自分でも働けそう」と思えるように、投稿内容にも工夫がされています。

 

3. フロンティアの介護

フロンティアの介護では、人事部でInstagramの採用アカウントを運用しています

フォロワー数は約3,500人で、採用情報とともにダンス動画も投稿しています。

ダンスなどのエンタメ要素を含む動画は親しみやすさが出るため、ポジティブなイメージを持たれやすいことが特徴です。

投稿の際には、投稿の概要欄に給与や勤務地を明記しており、応募者とのミスマッチを防ぐのにも効果的と言えます。

 

4. 新富士病院グループ

新富士病院グループでは、Xで採用活動を行っています

応募のハードルを下げるために、無資格でも内定後に研修が受けられることをアピールしたり、介護職員の画像を投稿したりしています。

自社採用サイトへのリンクも添付しており、興味を持った求職者が詳細を確認できるよう導線を貼っています。

 

5. 日本福祉サービス(株)

日本福祉サービス(株)では、介護の表だけではなく、裏側まで包み隠さずにYouTubeで配信しています

社長の介護業界を変えたいという熱意や業界が抱える問題に対する怒りなど、本音トークが大きな共感を呼び、採用活動に成功している事例です。

「介護業界の変革Ch」では、スタッフの様子などもドキュメンタリー形式で配信しており、見ごたえのある内容になっています。

YouTubeの他にも、InstagramとTikTokも合わせて運用しているため、効率的にターゲットにリーチできることも強みです。

 

まとめ

介護職の人材募集について、SNSの活用方法や成功事例などをご紹介しました

今回の記事の内容をまとめると以下の通りです。

  • SNS先進国のアメリカでは約6割の会社が採用アカウントを持っている
  • SNSを利用した介護の人材募集はターゲティングがしやすく費用対効果が高い
  • SNSの人材募集はスクリーニングもできる
  • SNSで人材募集を行う際には炎上しないよう注意する
  • 年齢層や特徴の異なるSNSがあるためターゲットに合うSNSを選択する

介護職の人材募集は、多くの人が情報収集するSNSの利用が適しています

上手く活用して自社の魅力を伝え、人材の獲得につなげていきましょう。

 

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  • この記事を書いた人

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