「コンテンツマーケティングのKPIの設定方法が知りたい」
「KPIとKGIの違いって?」
「SNS運用のKPI例や指標は?」
このように、コンテンツマーケティングのKPIについて知りたい方は多いのではないでしょうか。
企業がコンテンツマーケティングを成功させるうえで、KPIを正しく把握して設定することは大変重要です。
しかし、KPIは知識がない場合、難しく感じてしまう人も少なくありません。
そこで今回は、コンテンツマーケティングのKPIとは何かをはじめ、設定方法や指標などを詳しく解説します。
この記事を執筆するのは、登録者数120万人超えの自社YouTubeアカウント「あるごめとりい」をはじめ、複数のSNSアカウントを運用する編集部です。
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コンテンツマーケティングのKPIとは?
KPIとは、Key Performance Indicatorの略語で、マーケティング用語として使われています。
日本語に直訳すると「重要業績評価指標」です。
目標達成までのプロセスを、細かく分けて評価・測定する際の指標を指します。
また、コンテンツマーケティングとは、動画やテキスト、画像などをはじめとしたコンテンツを、SNSやオウンドメディアなどで配信する手法です。
したがって、コンテンツマーケティングのKPIとは、コンテンツで集客をするうえでの成果や進歩を評価するための指標です。
コンテンツマーケティングのKPIの設定方法
コンテンツマーケティングのKPIは、下記の4ステップで設定できます。
- KGIを設定する
- 指標をリストアップする
- 数値化できて運用可能な指標を絞る
- KPIを設定する
1. KGIを設定する
最初に、コンテンツマーケティングの最終目標となる指標であるKGIを設定します。
具体的な例は以下を参考にしてください。
- 売上を1年間で20%上げる
- サブスク利用者数を1年後に1万人増やす
- 3年後に市場シェア率ナンバー1を目指す
2. 指標をリストアップする
次にKPIの指標となり得るものを、具体的な数字とともにリストアップします。
- 新規顧客を3,000人獲得する
- 顧客の満足度を90%以上に上げる
- アプリダウンロード数1万件を目指す
- 特定キーワードでキーワード検索上位3位以内に入る
チーム内で意見を出し合い、多くの指標をリストアップしましょう
3. 数値化できて運用可能な指標を絞る
指標のリストアップの後は、多くの指標の中から実現可能性の高い指標を厳選することが重要です。
評価測定が必須なため、数値化できる指標が望ましいと言えます。
自社にとって優先すべき指標を絞りましょう
指標を絞る際には、カスタマージャーニーマップを活用するのがおすすめです。
顧客が自社商品やサービスを認知し購入にいたるまでのフェーズを細かく分けて、図に表します。
カスタマージャーニーのフェーズは、主に下記の4つに分けることができます。
- 認知
- 興味
- 比較検討
- 購入
それぞれのフェーズで顧客の思考や行動などを想定し、コンテンツマーケティングに必要なタッチポイントも下記のように書き出しましょう。
商品:リップクリーム【ペルソナ:独身で会社勤めの美容意識が高い30歳女性】
フェーズ | 行動・思考 | タッチポイント |
認知 |
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興味 |
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比較検討 |
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購入 |
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4. KPIを設定する
最後にカスタマージャーニーを通して絞り込んだ指標を、KPIとして設定します。
商品:リップクリーム【ペルソナ:独身で会社勤めの美容意識が高い30歳女性】
フェーズ | コンテンツ例 | KPI例 |
認知 |
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興味 |
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比較検討 |
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購入 |
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KPIを設定する際には、結果であるKGIに対するプロセスの構図がわかりやすいように、KPIツリーを作成するのもおすすめです。
KPIツリーとは、KGIを頂点とするロジックツリーの図です。
KGIから枝分かれしたKPIをツリーのようにさらに枝分かれさせて、目標達成のために必要なプロセスを設定します。
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コンテンツマーケティングのKPI例・指標【SNS運用】
SNS運用におけるコンテンツマーケティングのKPIの代表的な例として、下記のような指標を設定できます。
- シェア数
- いいね数
- フォロワー数
- 保存数
- 投稿数
詳しい内容を解説します。
1. シェア数
SNSコンテンツは拡散されるとバズるという現象がおき、企業の認知度や商品の売上に大きく影響します。
自社のSNSコンテンツがどのくらいシェアされるかは、SNS運用を行ううえで重要な指標です。
2. いいね数
ユーザーが動画や画像、テキストなどのコンテンツに満足すると、多くの「いいね」がつきます。
高評価の数をコンテンツマーケティングの指標として設定することで、質の高いクリエイティブの制作ができているかどうか評価できます。
3. フォロワー数
SNS運用のコンテンツマーケティングでは、フォロワー数も重要な指標です。
フォロワー数が増えなければ、情報を発信しても多くの人に届きません。
4. 保存数
保存される投稿は、ユーザーにとって大変価値が高いコンテンツということです。
後で見返したり友達にシェアしたり、次のアクションにつながります。
SNS運用をするうえで、保存数はKPIとして設定するのがおすすめです。
5. 投稿数
SNSは、定期的な投稿を継続することで認知度が高まり、アカウントが成長します。
新規で自社アカウントに訪れるユーザーも、過去の複数の投稿を見てフォローや登録を決めることが少なくありません。
長期的な目線で、投稿数もKPIとして設定するとよいでしょう。
コンテンツマーケティングのKPI例・指標【サイト訪問】
自社サイトへの訪問における、コンテンツマーケティングのKPIの代表的な例として、下記のような指標を設定できます。
- サイト訪問回数
- サイト訪問者数
- 表示回数
- ページ遷移率
- 離脱率
詳しい内容を解説します。
1. サイト訪問回数
サイト訪問回数はセッション数とも呼ばれ、ユーザーがサイトを訪れた回数をカウントします。
同じ人が3回訪れるとカウントは3回です。
ECサイトやBtoCのサイトは、サイト内で成果に直結します。
そのため、サイト訪問回数は特に重要な指標と言えます。
2. サイト訪問者数
サイト訪問者数もサイト訪問回数と同様に、設定すべきKPIです。
サイト訪問者数は、同じ人が3回訪れてもカウントは1回です。
サイト訪問回数が多くても1人のユーザーが何度も訪れている可能性もあるため、正確なサイト訪問者数を把握することも大切です。
3. 表示回数
表示回数はページビューとも呼ばれ、特定のページが表示された回数のことです。
表示回数が多いほど、売上向上や問い合わせなど、KGIを達成できる可能性が高くなります。
4. ページ遷移率
ページ遷移率とは、ある特定のページから異なるページへユーザーが遷移した割合です。
たとえば、自社サイトのホームから自社ECサイトなどへ、ユーザーがどのくらい離脱することなく遷移したかで、効果を測定できます。
KPIとしてページ遷移率を設定し、導線がうまく機能しているかを確認しましょう。
5. 離脱率
離脱率とは、ユーザーがサイトを訪れた後に、特定のページを閲覧して離脱した割合のことです。
どのページでユーザーの興味が薄れたのかを測定できます。
離脱率をKPIとして設定する際には、数値が低いほどユーザーが他のページを閲覧しているということです。
コンテンツマーケティングのKPI例・指標【コンバージョン】
コンバージョンにおけるコンテンツマーケティングのKPIの代表的な例として、下記のような指標を設定できます。
- コンバージョン数
- コンバージョン獲得単価
- クリック率
- クリック単価
- 受注単価
詳しい内容を解説します。
1. コンバージョン数
コンバージョン数は、成果の獲得数のことです。
具体的には、 商品の注文をはじめ、サービスの申し込み、アプリのダウンロードや資料請求などを指します。
2. コンバージョン獲得単価
コンバージョンを獲得するのにかかった単価を、KPIとして設定するのもおすすめです。
コンバージョン獲得単価は、低いほど費用対効果は高くなります。
最適な単価でコンバージョンにつながっているかどうかを測定できます。
3. クリック率
クリック率は、表示回数に対して何回クリックされたかの割合です。
クリック率をKPIとして設定し、クリック率を評価してコンテンツの改善につなげられます。
4. クリック単価
クリック単価は、1回のクリックにかかった費用のことです。
コンバージョンのためのKPIとしてよく使われます。
広告にかかった費用を、クリックされた回数で割ったものがクリック単価です。
5. 受注単価
受注単価は、1件の注文を受けるのにかかった単価のことです。
受注にかかった総費用を受注件数で割って算出します。
受注単価もクリック単価と同様に、コンバージョン獲得のために重要な指標であり、低く抑えることが理想です。
コンテンツマーケティングのKPI|目標達成のコツ
コンテンツマーケティングのKPIを設定し、最終目標までスムーズに達成するためには以下のようなコツがあります。
- 集計の効率化
- 定期的な解析
- KPIは状況に合わせて変更する
それぞれの内容を解説します。
1. 集計の効率化
複数のKPIを数値化して集計していく必要があるため、できるだけ簡単かつ効率的に集計することが大切です。
たとえば、GoogleスプレッドシートやExcelでデータを管理し、自動計算やマクロ機能などを利用すると、集計の効率化がはかれます。
また、SNS分析ツールやMAツールを使うのもおすすめです。
2. 定期的な解析
KPIを設定した後は、定期的に数値の動きを追って解析することが重要です。
KPIの設定値にうまく適応できていない場合は、コンテンツの改善を行います。
3. KPIは状況に合わせて変更する
つねにビジネスを取り巻く状況を見極め、場合によってはKPIを変更することも大切です。
最初に設定したKPIが上手く機能しないと感じた場合や、方向性を変える必要がある場合などは、KGIに最速で到達するためにKPIを変更しましょう。
まとめ
コンテンツマーケティングのKPIについての定義や設定方法、指標などを解説しました。
今回の記事の内容をまとめると下記の通りです。
- コンテンツマーケティングのKPIとは、コンテンツ集客の進歩を評価するための指標
- KGIは最終的な目標達成のために、長期的な成果状況を評価する指標
- KPIは数値化できて運用可能な指標にする
- KPIの集計や自動計算やツールなどを利用して効率化する
- KPIは状況に合わせて変更することもできる
コンテンツマーケティングは、細かくKPIを設定して解析することが成功の鍵と言えます。
長期的な視点でビジネスの成長を評価・測定し、コンテンツマーケティングの集客につなげていきましょう。
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