「クリニックの効果的な集客方法がわからない…」
「SNSで患者さんを増やせる?」
「クリニックのホームページでうまく集客する方法は?」
このように、クリニックの集客方法について知りたい方は多いのではないでしょうか。
急速に高まりつつある超IT化社会の波に乗り遅れないためにも、クリニックの集客方法について見直すのは今がよいタイミングです。
また、これから開業するクリニックでも、費用対効果の高い集客方法を実践することで、早い段階で経営を軌道に乗せることができます。
そこで、今回はクリニックの集客方法を厳選して10選ご紹介します。
ホームページやSNSで固定患者さんを増やすためのノウハウも公開しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事を執筆しているのは、登録者数125万人超えの自社YouTubeアカウント「あるごめとりい」を運用する編集部です。
クリニックの集客方法と費用の相場
クリニック向けの集客を検討する際に、気になるのが費用や効果を実感するまでの期間、費用対効果ではないでしょうか。
以下にオンラインやオフラインの代表的な集客方法や費用などをまとめてみました。
【オンライン】
集客方法 | 費用の相場 | 費用対効果 | 効果を実感するまで |
SNSマーケティング | 月額30〜50万 | 高 | 3カ月〜 |
ホームページのSEO対策 | 月額10〜50万 | 高 | 6カ月〜 |
Web広告 | 月額20〜50万 | 高 | 2週間〜 |
MEO対策 | 月額2〜5万 | 高 | 6カ月〜 |
ポータルサイト | 無料〜50万 | 中 | 2週間〜 |
クーポン | 無料 | 高 | 1週間〜 |
【オフライン】
集客方法 | 費用の相場 | 費用対効果 | 効果を実感するまで |
看板 | 10〜50万円 | 中 | 1週間〜 |
チラシ | 1枚3〜10円 | 低 | 1週間〜 |
イベント | 3〜5万円 | 高 | 1週間〜 |
バス広告 | 月額1,000円〜15万円 | 中 | 1週間〜 |
現代の集客では、できるだけ多くの流入経路を持つことが、競合と差をつけるためにも重要です。
そのため、複数のオンラインとオフライン施策を組み合わせて運用しましょう。
クリニックの集客方法10選
クリニックの集客方法には、単発の施策をはじめ、中長期的な運用が必要になるものなどさまざまです。
ここでは、下記の10の集客方法について、具体的な内容を解説します。
- SNSマーケティング
- ホームページとSEO対策
- Web広告の出稿
- GoogleビジネスプロフィールとMEO対策
- ポータルサイトの活用
- クーポンの配布
- 看板の設置
- チラシの配布
- 講演会やイベントの開催
- バス広告の利用
1. SNSマーケティング
SNSは、現代の情報社会の中核とも言えるツールのため、高い費用対効果が期待できる集客方法の一つと言えます。
アカウント登録は無料でできるため、クリニックでも導入しやすいことが特徴です。
クリニックでの活用におすすめの主要SNSは以下の通りです。
- YouTube
- X(旧Twitter)
- TikTok
- LINE
SNSマーケティングの基本的な戦略については、以下を参考にしてください。
- ターゲットに適したSNSの選定
- アカウントの運用
- SNS広告
- キャンペーンの実施
- インフルエンサーの起用
- 競合分析
- ソーシャルリスニング
クリニックでの成功事例も増えており、SNSマーケティングの需要が高まっています。
SNSマーケティングについては、下記の記事内で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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2. ホームページとSEO対策
ホームページをGoogleで上位表示させるためには、下記の3つの対策により最適化を図る必要があります。
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策
- コンテンツSEO
詳しい内容を解説します。
1. 内部SEO対策
Webサイト内部の施策では、主に下記の要素を最適化することが重要です。
- HTMLタグ
- 内部リンク
- テキスト
- 画像
- ページスピード
Googleにホームページが認識されるように、サイト構造の見直しなどを行います。
2. 外部SEO対策
外部SEO対策では、主に下記の要素を最適化します。
- 被リンク
- サイテーション
他のWebサイトやSNS上において、自院のホームページリンクや基本情報が掲載されることにより、Googleのアルゴリズムで評価を上げる施策です。
3. コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ホームページのブログで検索ボリュームの多いキーワードを軸に、質の高いコンテンツを定期的に作成します。
- キーワードの選定
- 関連キーワードの抽出
- 競合サイトの分析
- 構成・記事の作成
- 内部リンクの設計
クリニックのコンテンツSEOでは、「診療科/疾患」+ 「市区町村/駅」などのキーワードで、Googleの上位表示を目指すことが重要です。
3. Web広告の出稿
Web広告はオンラインの集客方法の中では、比較的効果が実感できるまでの期間が短いことが特徴です。
開院時や新たな設備導入時などにも活用できます。
クリニックのWeb広告でよく利用されるのは、下記の2種類です。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
詳しい内容を解説します。
1. リスティング広告
リスティング広告とは、検索画面で上位に固定表示されるテキストのみの広告です。
検索連動型の広告のため、高確率でターゲットの目に留まりアクセス数の増加が期待できます。
ターゲティングでは地域が設定でき、効率的にクリニックの周辺に住む潜在的な患者さんにリーチしやすいことが特徴です。
クリックされるたびに費用が発生し、クリック単価は地域や競合の状況、疾患などによっても異なりますが100〜1,000円程度が相場です。
2. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、バナー画像や動画・テキストが表示されます。
表示場所はGoogleであれば、同社の関連サービスサイト上です。
たとえば、Gmailやアメブロ、YouTubeなどに掲載されます。
視覚や聴覚に訴えられる広告なので、興味を引きやすいのがメリットです。
費用はクリック単価と、1,000回表示されるたびに課金されるインプレッション単価があります。
クリック単価は50〜100円程度、インプレッション単価は500円程度が相場です。
4. GoogleビジネスプロフィールとMEO対策
クリニックへのアクセスや駅からの近さなどは、クリニックを選ぶ際に特に重要視されます。
多くの人がGoogleマップで検索をかけるため、その際に自院のプロフィールが上位に表示されるよう最適化するのがMEO対策です。
Googleビジネスプロフィールのサービスは無料で提供されており、クリニックの基本情報が入力できます。
患者さんの口コミがプロフィールとともに表示され、評価は集客に影響します。
高評価を多く得るためのポイントは、下記を参考にしてください。
- スタッフ全員が笑顔で親切・丁寧な対応を心がける
- 口コミの投稿でプチギフトを贈呈する
5. ポータルサイトの活用
医療機関のポータルサイトでは、全国のクリニックや病院などが掲載されています。
ユーザーにとってクリニックの検索や比較がしやすいことが特徴です。
無料で掲載できるサイトもあれば、予約1件につき費用が発生するサイトもあります。
優位表示や予約機能、順番待ちシステムなどのさまざまな機能を利用するためには、オプションで月額料金がかかります。
同地域の競合サイトも掲載されている場合は、ユーザーにとって比較も簡単に行えるため、差別化をはかる訴求が必要でしょう。
また、ユーザーからの口コミも投稿できるため、評価は集客効果に影響します。
6. クーポンの配布
クーポンは、SNS上の自社アカウントやホームページのブログなどから簡単に配布できます。
デジタルクーポンだけではなく、オフラインのメディアやフリーペーパー上での配布も可能です。
具体的なクーポンの例は以下を参考にしてください。
- インスタ登録で美容クリニックの5,000円オフクーポン
- LINE登録で美肌注射の割引クーポン
クーポンの配布は、LINEと連携した予約システムの導入を検討する際や、SNSアカウント開設時などに効果的な集客方法です。
7. 看板の設置
看板の設置により、基本情報だけではなく、クリニックの好感度を上げたり理念を伝えたりすることも可能です。
看板に入れる情報をはじめ、デザインにも工夫をこらして集客につなげられます。
こだわるポイント例は下記の通りです。
- イメージカラー
- 文字フォント
- 院長や設備画像の掲載
- ロゴマーク
- 主要な治療を記載
通行人や車やバスで通り過ぎる人に向けて、記憶に残る看板を設置することが大事です。
8. チラシの配布
チラシは特定地域に限定して配布できることが特徴です。
直接手に取って情報を確認できるうえ、一定期間目につくところに置かれる可能性もあり、記憶に残りやすいと言えます。
また、同居する家族などの目にも入りやすいのもよい点です。
チラシの内容に関しては、医療広告ガイドラインを守ることが重要です。
配布方法は、ポスティングや新聞の折込、街頭で配るなどの方法があります。
9. 講演会やイベントの開催
院長先生による、健康全般や特定の疾患などの講演会・セミナーを開催するのも一つの手です。
地域住民に向けて無料で開催し、その際に健康に役立つ情報を提供します。
クリニックが講演会・セミナーなどのイベントを開催するメリットは、以下の通りです。
- 認知度や好感度が向上する
- 地域住民へ貢献できる
- 患者さんとのコミュニケーションが取れる
- 院長・スタッフの人柄が伝わる
- LINEお友達登録者数が増える
- SNSフォロワーが増える
- 初診や再診の予約につながる
既存の患者さんに対しても、イベントを開催して交流を深めることにより、患者さん離れのリスクを減らせます。
10. バス広告の利用
バス広告は、ターゲットの年代や地域の特性などによっては高い効果が期待できます。
主なバス広告の種類は、以下の通りです。
- デジタルサイネージ
- 窓側ステッカー
- 外側看板
- 後部看板
- バス停標識下部
デジタルサイネージはバス社内の動画広告で、音声なしで動きのあるアニメや多彩な画面から訴求できます。
外側や後部看板は、走行する車の目にも留まります。
クリニックの集客対策がうまく機能しない理由5つ
「集客対策をしているのに効果がでない…」と悩んでいるクリニックの方もいるのではないでしょうか。
ここでは、クリニックの集客対策がうまく機能しない理由として、以下の5つを解説します。
- SEOやMEOが最適化されていない
- 低評価の口コミが多い
- 認知度が低い
- 競合との差別化ができていない
- 予約管理システムを導入していない
自院の課題を明確化して、改善に活かしましょう。
1. SEOやMEOが最適化されていない
クリニックの集客の根幹ともなるSEOやMEO対策ができていないと、なかなか患者さんは増えません。
自院での対策が難しい内部的な施策は、ノウハウを備えた代行会社に依頼するのも一つの手です。
コンテンツ記事は、自院で定期的に検索ボリューム数の多いキーワードを入れて投稿するなど、SEOを最適化しましょう。
2. 低評価の口コミが多い
口コミやレビューで低評価が多かったり、厳しい意見があったりした場合は、集客に影響することも少なくありません。
患者さんが自院のサービスに対して不満を感じている場合は、返信により丁寧に対応しましょう。
3. 認知度が低い
シンプルに認知されていないために、患者さんが増えないというケースもあります。
認知度を上げるためにはSNS運用やWeb広告、バス広告や講演会など、オンラインとオフラインを組み合わせた集客対策をするのがおすすめです。
4. 競合との差別化ができていない
ポータルサイトに登録していても、競合と同じような内容では潜在層の患者さんに興味を持ってもらえません。
自院独自のアピールポイントを作ることで、差別化をはかりましょう。
具体的な例は下記を参考にしてください。
- 院長の人柄やスタッフの特徴
- キッズスペースの設置
- オンライン診療
- 待ち時間の短縮
- 最新設備の導入
- 院内のデザイン
5. 予約管理システムを導入していない
若年層やITリテラシーの高いミドルエイジ層は、予約はすべてオンラインで簡単に済ませたいと感じています。
予約管理システムは、Webやスマホからの予約以外にも、下記のような多くの機能がついていることが特徴です。
- 診療状況の表示
- 待ち人数の表示
- 電子カルテとの連携
- 自動音声予約
- 事前Web問診
- 予約コメント
- 診察券の選択
予約システムの導入により、集客効果に加え患者さんの管理も効率化できます。
クリニックの集客|成功事例5社
最後に、オンライン施策により集客に成功している下記の5院の事例をご紹介します。
- クリニックTEN
- 東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科
- 西北クリニック
- 今泉スキンクリニック
- 札幌いがらし人工関節クリニック
1. クリニックTEN
東京都渋谷区にある内科や婦人科などの診療を行う「クリニックTEN」は、予約システムの導入により、待ち時間をほぼなくすことに成功したクリニックです。
完全Web予約制とクレジットカード事後決済を採用し、効率的かつ診療に集中できるシステムを構築しました。
2. 東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科
「東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科」では、YouTubeで治療や手術動画を公開しています。
登録者数は35万人を超え、1590万回以上再生されている動画もあり、SNSをうまく活用して集客および収益化にも成功している事例です。
院長先生のプロフェッショナルな手術の腕前や人柄に対して、多くの高評価が集まっています。
YouTubeからの収入源も、クリニック経営を安定させるうえで役立ちます。
YouTubeの運用を検討中の方は、関連記事の「YouTube運用代行会社おすすめ15選!【2024年10月最新版】」も合わせてご覧ください。
3. 西北クリニック
兵庫県神戸市にある「西北クリニック」は、アカウント開設から2年でLINEのお友達登録数を4,200人以上に増やすことに成功しました。
まず、コロナ禍においてワクチン接種後のフォローアップとして、LINEで連絡を取る仕組みを構築したのが始まりです。
加えて、LINEを診察券として利用する仕組みを導入し、高齢者の患者さんのIT化で集客につなげることができました。
4. 今泉スキンクリニック
六本木にある美容医療を提供する「今泉スキンクリニック」では、インスタグラムで割引クーポンを配布しています。
期間限定のクーポンを配ることにより、潜在的な患者さんの来院を後押しできることがメリットです。
同時にYouTubeやFacebookなど、複数のSNSを併用してクリニックの魅力を発信し、集客に成功しています。
5. 札幌いがらし人工関節クリニック
「札幌いがらし人工関節クリニック」では、講演会・セミナーを開催しています。
地元住民に対して、無料で健康情報を提供しています。
セミナーの内容は、痛みの少ない人工股関節やリハビリテーションなどです。
2時間の講座は定員100名まで受け付けており、ホームページ上で参加者の募集を募っています。
まとめ
クリニックの集客方法をはじめ、ホームページやSNSで固定の患者さんを増やす方法について解説しました。
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- クリニックの集客はオンラインとオフラインを組み合わせて行う
- SNSを運用してクリニックの情報発信を行うと集客につながる
- SEOやMEO対策に注力してGoogle検索での上位表示を狙う
- クリニックの課題を解決して高評価の口コミが多くなるように努力する
- 競合との差別化をはかるために独自の強みを作ってアピールする
おすすめの集客方法や成功事例を参考にして、クリニックの経営を安定させるための取り組みを始めましょう。
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