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YouTubeで使えるアンケート広告とは?データの信頼度やメリット

YouTubeアンケート広告をご存知でしょうか?

動画を再生した時に表示されるアンケート広告のことです。

「YouTubeでのアンケート広告はマーケティングリサーチとして有効なのか?」
「どのような場合に使うと良いのか?」

このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

YouTubeアンケート広告を利用する前に、この広告はどのような効果をもたらすのか、しっかり理解しておく必要があります。

 

まずYouTubeアンケート広告を使えば、ブランドリサーチとしての有効な効果を発揮します。

さらには、コツを掴み上手く使うことでマーケティングリサーチとしても活用できるでしょう。

月間20億人ものアクティブユーザーがいるYouTubeでアンケート広告を発信できることも大きな強みであるといえます。

本記事では、そんなアンケート広告で得るデータの活用方法・実際の運用方法やデータの信頼度について解説しています。

是非参考にしてみてください。

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YouTubeアンケート広告とは?

YouTubeアンケート広告とは?

YouTubeアンケート広告とは、動画の再生前に表示される選択肢型の簡易的アンケートのことです。

実際動画を開いた時に、この広告を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

Google consumer Surveys」という、2012年にGoogleが提供を開始した企業向けサービスによるYouTubeアンケート広告機能です。

アンケート広告の正式名称は、TrueViewインストリーム広告です。

画面内に表示される広告やアンケートがこれに該当します。


このように5択のアンケートが表示されます。

アンケートの回答時間は設けられていますが、「回答を送信」ボタンを押すと広告画面が終わり動画が再生されるようになっています。

 

Youtubeのアンケートは広告機能の一貫

YouTubeアンケートの正式名称は、「YouTubeアンケート広告」ではなく「ブランドリフト調査」です。

ブランドや会社の認知度・好感度調査などに有効とされているサービスです。

アンケートに回答すると、集計情報のみアンケート作成者へ届きます。

 

マーケティングリサーチとして活用できるデータか?

YouTubeの広告機能では、信頼度の高いデータは得られにくく詳細を求める調査には適していません。

アンケートに回答すれば動画が再生されるので、適当に選択をして進む人も一定数存在しますよね。

そのため、マーケティングリサーチとしての活用度や精度は低いです。

ですが、YouTubeアンケート広告を有効活用が出来れば、ブランドイメージ、ブランディング調査には有効な結果が見込める可能性が高いのです。

 

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YouTubeアンケート広告のメリットとデメリット

YouTubeアンケート広告のメリットとデメリット

YouTubeのアンケート広告は、マーケティングリサーチよりブランディング調査の有効度が高い傾向にあります。

それは手軽に、かつ大勢の人へ向けて、ブランドの認知度や好意検討などに関する1問だけの簡易アンケートを実施できるからです。

アンケート広告の活用法を知ることで、実際に求めているブランドの情報収集に役立ちます。

例えば、以下の画像のように、他ブランドとの比較検討とされるブランドイメージを調査することも出来ます。

 

ここでは、アンケート広告のメリットやデメリット・広告の活用方法をご説明します。

どのような特徴があるのか・どのように活用すれば良いのかを知っているかどうかを是非抑えて今後の運用に活かしてください。

 

メリットと活用法

動画を視聴したユーザーに直接ブランドイメージ調査ができる

メリットの1つ目は、「動画を視聴したユーザーに直接ブランドイメージ調査ができる」ことです。

通常のYouTube広告(動画が再生される広告など)は、効果測定の指標は主に「視聴回数」「再生時間」「視聴完了率」「クリック率」「広告視聴単価」があります。

それらの指標では、広告を見た人やクリックをした人がどう思っているかは読み取れないですよね。

アンケートでブランドリサーチの調査することで、実際に聞くことができるのです。

 

ブランディングの効果測定になる

2つ目は、「ブランディングの効果測定になる」ことです。

ブランディングの効果測定とは、どのようなイメージを持たれているかを調査することです。

他の広告で、再生時間やクリック率などで高い数値が出ていても、アンケート調査の結果でブランドイメージが良くないとなると、広告内容などの改善が必要になってきますよね。

アンケート結果を、ブランディングの改善に役立てて行きましょう。

 

デメリットと信頼度

アンケートが表示されるタイミングが悪い

デメリットの1つ目は、「アンケートが表示されるタイミングが悪い」ことです。

YouTubeアンケート広告の表示は、動画を再生したタイミングです。

「早く動画が見たい」という気持ちの時に広告が出るので、広告をスキップする人や、早く動画を見るために適当な回答をする人も多く、ブランドイメージにもマイナスと言えます。

 

アンケートの質問は1問のみ

2つ目は、「アンケートの質問は1問のみ」であることです。

YouTubeアンケート広告は、1問のみを設定することが出来ます。

複数の質問が出来ないので、詳細を調査したい場合は不向きです。

企業側は、性別・年齢・居住地などで絞ることは出来るので、少しでも効果的に広告を配信するためにはこれらのターゲット層をきちんと絞っていきましょう。

 

アンケート回答の選択肢が5問まで

3つ目は、「アンケート回答の選択肢が5問まで」であることです。

アンケートサイトなどでは、30個程度まで選択肢を設定することが出来ます。

一方で、YouTube画面上での広告ということもあり、YouTubeアンケート広告は最大5個までしか選択することが出来ません

選択肢がおおよそ決まっていて選びやすいアンケートでしたら良いのですが、詳細を調査したい場合には、やはり不向きです。

選択肢が少ないと実際に得たい情報の100%を満たすことは難しいでしょう。

 

YouTubeアンケート広告の平均費用は?

YouTubeアンケート広告の平均費用は?

YouTubeのアンケート広告の平均費用についてご説明します。

YouTubeアンケート広告では、アンケートを実施する際に「広告想起」「認知度」「比較検討」「好感度」「購入意向」の5つの測定項目から最大3つまで選ぶことが出来ます。

実はアンケート広告は、通常のYouTube広告とは違い、1回何円という費用のかかり方ではなく、“広告配信にいくら費やしているか”で利用できる測定項目の数が決まるのです。

つまり一定の金額を広告配信に使っている必要があります。

以下は、必要な広告配信金額です。

①測定項目が1つ:15,000ドル/週
②測定項目が2つ:30,000ドル/週
③測定項目が3つ:60,000ドル/週

ドルなので時期によって変動はありますが、2022年9月時点では、1項目で210万円程度の広告費出稿をしていないといけないことになります。

この条件をクリアしている企業がYouTubeアンケート広告を出すことが出来ます。

 

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YouTubeアンケート広告の実施手順

YouTubeアンケート広告の実施手順

設定できる質問・測定項目類

設定できる質問項目は前述の通り、5種類があります。

①広告想起
②認知度
③比較検討
④好意度
⑤購入意向

 

①広告想起(複数回答)

ユーザーが広告を見たことがあるブランドまたは商品を調査することが出来ます。

「この中で、最近広告で見たブランドはどれですか。」という内容のアンケートになります。

 

②認知度(複数回答)

選択肢の中のブランド・商品の中でどれが1番ユーザーの認知度が高いかを調査することが出来ます。

「この中で聞いたことがあるブランド(商品)はどれですか。」という内容のアンケートになります。

 

③比較検討(複数回答)

購入を考えた際、どのブランド・商品を検討するかを調査することが出来ます。

「ブランドを利用する場合、次のうちどれを検討しますか。」という内容のアンケートになります。

 

④好意度(複数回答)

選択肢の中で、好きだと思うブランドをユーザーに選んでもらうことで、どれが好意度が高いかを調査することが出来ます。

「この中にあなたが好きだと思うブランドはありますか?当てはまるものをすべてお答えください。」という内容のアンケートになります。

 

⑤購入意向(単一回答)

選択肢の中から購入する際に選びたいブランド(商品)を選んでもらい、購入意向を調査することが出来ます。

「今度、次のブランドのいずれかを利用する場合、第一候補となるものはどれですか。」という内容のアンケートになります。

この項目のうち何個選べるかは、先程ご説明した出稿費用によって変わるというわけです。

 

実際の実施手順は?

以下が、実際に実施する際の手順です。

1.Google広告にログインする
2.ツールアイコンから“ブランド効果測定”を選択
3.商品欄に入力
4.ユーザーに期待する最終目的のアクションを選択
5.自動で質問が生成される(変更は可能)
6.アンケートの測定項目を選択
7.自社のブランド(商品)名や競合他社のブランド(商品)名を入力
8.保存する
9.承認されたら広告配信開始

 

YouTubeの運用事例

最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。

  • ナイツ塙の自由時間
  • 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】

 

ナイツ塙の自由時間

ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています

弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。

テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。

M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。

 

腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】

山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。

実際に自社でYouTube運用をしてきた登録者数100万人超ノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました

 

チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。

中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。

 

まとめ

マーケティングリサーチとして信頼度の高いデータは得られない

YouTubeアンケート広告は、5つまでの選択肢・1問のみという制限があり、マーケティングリサーチとして詳細なデータを得る事は難しいです。

また、動画を早く見たいという思いから適当な選択にしている人も多く、信頼度が高いデータとは言えません。

 

ブランドイメージの調査には有効

1問のみの気軽なアンケートではあるので、好意度や認知度などのブランドイメージの調査には有効です。

 

費用感は大きい

測定項目の数によって、広告配信費用も変わり、1つにつき何百万もの広告費出稿が条件になるため費用感は大きいです。

 

代行することも可能

YouTubeアンケート広告を実際に実装するには、条件をまずクリアしていなくてはなりません。

その上で、配信内容も決めていかなくてはならないので、専門家の知識があることで、より活用できる振り幅が広がっていきます。

費用感は大きくとも、ブランディングの改善に繋がる一歩となるので、是非試してみてください。

 

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