- TikTokのハッシュタグでバズる方法はある?
- TikTokのハッシュタグを設定するポイントは?
- TikTokで人気のハッシュタグは?
若い世代だけでなく、30代や40代にまでユーザー層が拡大しつつあるTikTok。
バズることも多い注目のSNSで、TikTokから社会的なトレンドが生まれることも少なくありません。
そのTikTokでヒットを生む鍵となるのが「ハッシュタグ」です。
本記事では、ハッシュタグのメリットや設定時のポイント、おすすめのハッシュタグやランキングなどをご紹介します。
企業のブランディング戦略として、TikTokの運用をご検討中のマーケティング担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokのハッシュタグとは?
TikTokのハッシュタグとは、投稿に付けられるキーワードのことです。
「#〇〇」という形で記載されます。
ハッシュタグは、ユーザーが動画を分類し、拡散させるために使われるものです。
動画の再生数を増やしたり、流行中のトピックを探したりする際に役立ちます。
アカウントを成長させる上で、ハッシュタグの使い方を理解することや、最適なハッシュタグを見つけることはとても重要です。
TikTokのハッシュタグを設定するメリット
TikTokのハッシュタグを設定するメリットを、以下の3つから解説します。
- 閲覧数の増加が期待できる
- 「おすすめ」に表示されやすくなる
- ユーザーが動画を見つけやすくなる
再生回数の増加が期待できる
ハッシュタグを設定することで、そのハッシュタグで検索したユーザーに、自社の動画が表示される可能性が高くなります。
そのため、再生回数の増加が期待できるのが大きなメリットです。
「おすすめ」に表示されやすくなる
TikTokのアカウント運用を成功させるには、どのようにしてユーザーに自社アカウントの動画を視聴してもらうかが鍵となります。
そこで意識すべきなのが「おすすめフィード」です。
TikTokでは、おすすめフィードに流れてくる動画を視聴するユーザーが多いため、フィードに乗ることで再生回数は爆発的に増えます。
自社アカウントの動画をおすすめフィードに表示させるためには、アルゴリズム上いくつかのコツがあり、そのうちの1つがハッシュタグの設定です。
ユーザーが動画を見つけやすくなる
TikTokの中にはおすすめフィードを見るだけではなく、自分でキーワードを検索して動画を探すユーザーもいます。
キーワードに興味がある熱心なユーザーが動画を見れば、ファンになる可能性も少なくありません。
ハッシュタグを設定することで、興味のあるユーザーが自社アカウントをより見つけやすくなるのがメリットです。
また、自社ブランドを知らない潜在顧客に対しても、関連性の高いハッシュタグを通してリーチできるようになり、動画を気に入ればフォローしてくれる可能性も高まります。
TikTokのハッシュタグ設定時のポイント・注意点
TikTokのハッシュタグを設定するときのポイントや注意点を、以下の6つから解説します。
- ターゲット層を明確にする
- 検索ボリュームの多いハッシュタグを利用する
- コンテンツと関連性の高いハッシュタグを利用する
- トレンドのハッシュタグを設定する
- ハッシュタグの入れ過ぎに注意
- 投稿後は変更できないためよく確認する
ターゲット層を明確にする
まずは、自社アカウントのターゲットを明確にすることが重要です。
単に「多くのユーザーにリーチする」という目的だと、万人受けを狙い過ぎて、特徴のないアカウントになってしまいます。
それでは、ファンを獲得するのは難しいでしょう。
そのため、事前に自社商品やサービスに興味がありそうなターゲットを定め、彼らのために動画を投稿する方が効率的です。
ターゲットを決めるときは、以下のような要素を具体的に決めましょう。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 趣味
- 住所
- 年収
- 休日の過ごし方
検索ボリュームの大きいハッシュタグを利用する
ハッシュタグは、ある程度検索ボリュームが大きいものを選ぶことも重要です。
検索ボリュームとは、何人のユーザーがそのハッシュタグを検索したのかを示した数値のことです。
検索ボリュームが小さい、ニーズのないハッシュタグを設定しても、期待するような効果は得られません。
自社ブランドの個性をハッシュタグでアピールするのも大切なことですが、認知度が低い場合は、多くのユーザーに見てもらえない可能性があることを覚えておきましょう。
多くのユーザーが検索している、需要の高いハッシュタグを使用することで、露出を高めることが可能です。
人気のハッシュタグは競争率も高いですが、注目度も高く検索する人が多いので、より多くのユーザーにリーチしやすくなります。
コンテンツと関連性の高いハッシュタグを利用する
いくら人気のハッシュタグだからといって、自社商品やサービスと関連性が低いワードを選ぶと、逆効果になりかねません。
例えば、ターゲット層とは全く別ジャンルのユーザーからいいねをされると、AIのアルゴリズム上、そのジャンルにリーチしようとします。
その結果、動画との関連性が低くなり、TikTokのおすすめフィードに表示される回数も減ってしまいます。
トレンドのハッシュタグを設定する
TikTokでは継続的に新しい流行が生まれるため、一度人気が出たハッシュタグでも、数日後には視聴されなくなるという場合もあります。
そのため、投稿した動画データを分析して、次の投稿でどのハッシュタグを使うべきか考え続けることが大切です。
今人気のハッシュタグはなんなのか、常にトレンドをチェックし続けましょう。
また、いいねの数や動画の保存数などを追跡しながら、どのようなコンテンツが視聴者に受けているのかを把握し、ハッシュタグを改善していくことも有効です。
ハッシュタグの入れ過ぎに注意
たくさんのハッシュタグを使えば、より効果が増すと思われがちですが、実際はそうではありません。
多くのハッシュタグを使い過ぎると、投稿がごちゃごちゃして見えたり、視聴者に不自然に感じられたりすることがあります。
投稿に使うハッシュタグの数は、3〜6個程度がおすすめです。
投稿後は変更できないためよく確認する
TikTokでは、一度公開した動画や写真のハッシュタグを、後から変更することはできません。
もしハッシュタグを修正したい場合は、元の投稿を削除してから再投稿する必要がありますが、これには時間や労力がかかります。
TikTokのハッシュタグの付け方
次に、TikTokのハッシュタグの付け方について解説します。
投稿時にハッシュタグを設定する手順は、以下の通りです。
- 動画を撮影またはアップロードする
- 投稿の設定画面で「#ハッシュタグ」をタップ
- 「#」に続けて設定したい単語やフレーズを入力する
1. 動画を撮影またはアップロードする
まずは、アプリ下部にある「+」ボタンをタップして、通常通り動画を撮影、またはアップロードします。
必要に応じて編集を行い、完了したら右下の「次へ」をタップしましょう。
2. 投稿の設定画面で「#ハッシュタグ」をタップ
投稿の設定画面が表示されるため、画面上部にある「#ハッシュタグ」をタップします。
3. 「#」に続けて設定したい単語やフレーズを入力する
「#ハッシュタグ」をタップすると、自動で「#」が入力されるため、続けて設定したい単語やフレーズを入力します。
文字を入力すると関連するキーワードの候補が表示され、TikTok上の視聴回数を確認することができます。
単語やフレーズを入力、または候補の中から選択して、画像のように表示されたら設定完了です。
TikTokで人気のハッシュタグを探す方法
TikTokで人気のハッシュタグを探す方法を、以下の2点から解説します。
- 「海外ハッシュタグ」で検索する
- TikTokクリエイティブセンターをチェックする
「海外ハッシュタグ」で検索する
「海外ハッシュタグ」とは、その名の通り海外で流行っているハッシュタグのことです。
近年では「海外で流行ったものが日本でも流行る」という傾向があり、いち早く海外のトレンドをキャッチして動画に取り入れられれば、日本国内でもバズる可能性が高まります。
TikTokクリエイティブセンターをチェックする
TikTokクリエイティブセンターとは、TikTok内のさまざまな情報を集積し、最新のトレンドや広告の例などを公開している、TikTok公式が運営しているサイトのことです。
中でも「トレンド」というメニューでは、「ハッシュタグ」「楽曲」「クリエイター」「TikTok動画」といったカテゴリーが表示されています。
ハッシュタグというカテゴリーを見てみると、「過去7日間」「過去30日間」「過去120日間」の中で、話題となったハッシュタグを見ることができます。
【企業向け】ハッシュタグランキング
企業アカウントを運営するときは、一般の人が使用する流行りのハッシュタグだけではなく、少し違った要素を入れることも大切です。
ここでは、実際に多くの企業が使っているおすすめのハッシュタグをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- #TikTok教室
- #会社紹介
- #ベンチャー企業
- #自社の名前・サービス名
1. #TikTok教室
『#TikTok教室』は、累計540億回以上も視聴されているハッシュタグです。
公式TikTokがユーザーのためになるコンテンツづくりの一環として、『TikTok教室』と題したキャンペーンを展開したことをきっかけに広まりました。
定期的にテーマを変えてキャンペーンが行われており、優秀投稿者には商品や賞金などが用意されていて、参加者も多いことが特徴です。
企業のコンテンツとしては、商品やサービスに関連した「ユーザーのためになる動画」を投稿するとよいでしょう。
2. #会社紹介
企業のTikTokコンテンツの中で、『#会社紹介』のハッシュタグは約1億762万回も視聴されています。
企業のインパクトの強さやギャップの面白さが伝わる動画を作れば、バズる可能性も少なくありません。
若者のユーザーが多いことを念頭に置いて、拡散されやすい会社紹介動画を作ることがポイントです。
ハッシュタグ『#会社紹介』を利用して、多くのユーザーにリーチして親しみやすいイメージを抱いてもらえると、フォロワーの獲得にもつながります。
3. #ベンチャー企業
『#ベンチャー企業』というハッシュタグは、約9億815万回視聴されています。
このハッシュタグで人気のコンテンツを作っている企業は、主に会社内のあるあるネタなどをユーモアたっぷりに配信しています。
ベンチャー企業ならではの若さや、フレッシュ感を前面に出したコンテンツ&ハッシュタグの組み合わせが、視聴者の目に留まりやすいです。
企業の理念やサービス云々といった堅苦しい内容よりも、ユニークさや意外性を感じられる内容の方が、若い世代には支持される傾向にあります。
新しいサービスやビジネス展開をしている企業なら、どのようなコンテンツに付けても違和感のないハッシュタグです。
4. #自社の名前・サービス名
自社の名前を入れたハッシュタグは、オリジナル性がある上に、全てのコンテンツで活用できます。
複数の動画で同じハッシュタグを使用すれば、ユーザーから自社ブランドを認識されやすくなるというメリットがあります。
また、認知度が上がると自社の会社名で検索してくれるユーザーも出てくるため、コンテンツを幅広く視聴してもらえます。
【長期流行】ハッシュタグランキング
TikTokでトレンドになったハッシュタグは、一瞬で流行りが過ぎていくこともあります。
時間をかけてプランを練り編集をして、いざ投稿しようと思ったらすでに流行りが過ぎていた…という状況になりやすいのが難点です。
その対策として、トレンドだけではなく、長期的に使われているハッシュタグも活用してみましょう。
ここでは、何度も流行りを繰り返している、安定感のある人気ハッシュタグを4つ厳選してご紹介します。
- #fyp
- #TikTokレシピ
- #コスメ
- #vlog
動画のストックにも使いやすいハッシュタグのため、ぜひ参考にしてみてください。
1. #fyp
『#fyp』とは、TikTokで約54兆回という視聴回数を叩きだしているハッシュタグです。
もともと海外で火がついたハッシュタグであり、「For you page」の略称です。
TikTok英語バージョンの「For you」は、日本語バージョンの「おすすめ」に該当します。
『#fyp』には、「おすすめに掲載されたい」という運営に対するお願い的な意味が込められています。
とても人気のハッシュタグであり、特に海外進出を考えている企業にとっては、利用価値が高いといえるでしょう。
2. #TikTokレシピ
『#TikTokレシピ』は108億回以上再生されており、グルメなユーザーたちを引き寄せるのに効果的なハッシュタグです。
TikTokが定期的に主催するレシピコンテストがもとになっており、入賞者にはプレゼントやウェブマガジンへの掲載などが用意されています。
食をテーマにした動画は幅広いユーザーにリーチしやすいため、自社ブランドと紐づけられれば、料理動画を投稿するのも1つの手です。
レストランならシェフのおすすめレシピ、農家なら野菜をたっぷり使ったアイデア料理などを、『#TikTokレシピ』とタグ付けして投稿すれば、多くのユーザーにリーチできるでしょう。
3. #コスメ
TikTokのハッシュタグ『#コスメ』は、14億回以上も再生されています。
このハッシュタグを使ったコスメ動画は、特に若い世代の女性の間で人気があります。
美容系インフルエンサー達もこぞって利用しているハッシュタグで、メイクのハウツー動画や新作コスメなどを紹介する動画が多数投稿されています。
4. #vlog
『#vlog』とは、「Video blog」の略であり日常生活を動画にしたものです。
海外では、有名Vloggerも多く存在しており、今日本でも急速に浸透しています。
『#vlog』の再生回数は2010億回以上にも上っており、食事の様子や旅の一コマ、ペットとの触れ合いなど、日常に寄り添ったさまざまな内容が投稿されています。
TikTokの運用事例2選
最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のTikTokアカウントの運用事例をご紹介します。
- 株式会社ジンジブ
- THL専門学校
株式会社ジンジブ
株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。
- 最後に質問はありますか?と聞かれたときの答え方
- 進学は考えなかったんですか?高卒就活の答え方
- 先輩にいきなり弊社の選考に落ちたらどうしますか?と聞いてみた!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援した結果、半年で再生回数100万回超えが計3本、総いいね数が約30万、フォロワー数は立ち上げの0人から約7,500人まで増加しました。
THL専門学校
THL専門学校 様より「学校の認知拡大と新規入学希望者の集客をしたい」というご希望を頂き、弊社ではZ世代に強い認知力を誇る「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
下記のように、エンタメ要素のあるコンテンツから意外と知らないマナーの紹介まで、幅広く企画しております。
- ブライダル学生あるある
- 飛行機に持ち込んでいい?or 悪い?持ち物3選!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援させていただきました。
運用代行の結果は、半年強で総いいね数が約60万、フォロワー数は立ち上げ初期から約10,000人まで増加、中でも「結婚式お呼ばれマナー テーブルマナー編」では再生回数300万超えを達成しました。
まとめ
本記事の内容をまとめます。
- ハッシュタグ設定することで再生回数の増加が期待できる
- ハッシュタグによってユーザーが動画を探しやすくなるというメリットがある
- ハッシュタグ設定時はターゲット層を明確にすることが重要
- ハッシュタグを設定する際はある程度検索ボリュームの多いものを選ぶ
- トレンドのハッシュタグを取り入れることも重要
- ハッシュタグは3~6個程度を設定して入れ過ぎに注意する
ハッシュタグを設定することで、ユーザーが動画を視聴する可能性が高くなり、自社の認知度向上も期待できます。
ぜひ本記事を参考にして、TikTokのハッシュタグを活用してみてください。
【先着10社/月】無料相談受付中‼︎
株式会社pamxyのTikTok運用代行
株式会社pamxyでは、TikTok運用代行サービスを行っています。
実際に弊社で運用しているアカウントは、累計フォロワー33万人、TikTok内コンテストで2度優勝、TikTok公式クリエイターに認定されています。
アカウント運用の中で培われたノウハウを生かして、SNS累計登録者120万人超のプロのSNSマーケターがTikTok運用を一からサポートします。
今回の記事のように「TikTokの機能をもっと活用したい」という方や、「動画を投稿したいが忙しくて時間がない」という方にぴったりのサービスです。
さらには、「認知度・ブランディングを高めたい」「TikTokを活用してターゲット層にリーチさせたい」「新商品をPRしたい」といった様々な場面におけるニーズにお答えします。
まずは無料相談でサービスの詳細、メリット、活用事例、成功事例、ご利用プランについてお伝えします。
ぜひお気軽にご相談ください。
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