今や誰もが知っている動画共有サービスYouTube。
そんなYouTubeでチャンネルを開設し活用する企業も多数存在します。しかし、YouTubeの機能全てを活用しきれていますか?
今回は、2020年にYouTubeに登場した新しい動画の形である、YouTube Shorts(ショート動画)についての解説をまとめました。
普通の動画との違いや、YouTube Shorts(以下、ショート動画で統一)から得られる収益、作り方のコツまで解説します。
ショート動画は、構造上通常の動画以上に多くの人の目に届くため、ビジネスで利用すると考えた際にどう活用するかで宣伝効果に大きな差ができることが予測されます。
「これからYouTubeを活用していきたい」「普通の動画投稿はしているけどショート動画はまだよくわからない」などお困りの方はぜひ参考にしてください。
YouTube Shorts(ショート動画)とは
YouTubeのショート動画は2020年9月にインドから展開された、その名の通り最大60秒の短い動画を投稿することのできるサービスです。
日本では2021年の7月よりサービスの提供が開始されました。
通常のYouTune動画とは異なり縦型で、スクロールすることで別の動画を視聴することができます。
ショート動画は世界的に見ても爆発的に伸びているコンテンツであり、2023年の再生回数は2022年の約2倍にまで伸びています。
YouTube Shorts(ショート動画)は収益化できる?
結論から言うと、普通の動画と同様にショート動画も収益を得ることは可能です。
以前までは、ショート動画には広告が導入されておらず、代わりに「YouTubeショートファンド」により収益が得られていました。
しかし、2023年2月にYouTubeパートナープログラムの改訂されたことより、ショート動画も収益化が可能になりました。
YouTubeの収益化やパートナープログラムについては、「【24年版】YouTube収益化の条件・ポイント6選を解説!」の記事内で紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
YouTubeショートファンドは現在は終了
広告収益がないショート動画において、別の収益元として作られたのが「YouTubeショートファンド」です。
YouTubeショートファンドは、広告がないショート動画でもクリエイターや投稿者が収益を得られるように作られました。
このシステムについて、YouTubeの公式では次のように説明しています。
YouTube ショート ファンドは、クリエイティブで独自性に富むショート動画の制作を通じて YouTube コミュニティの発展に寄与したクリエイターに分配される 1 億ドルの基金です。毎月数千名のクリエイターに YouTube ショート ファンドの報奨金の対象であることをお伝えします。
YouTube ヘルプより引用
つまり、ショート動画を投稿しそれらがYouTubeの発展に貢献したと判断された場合、広告のないショート動画からでも収益が得られるということなのです。
YouTubeショート動画の収益化の条件
YouTubeショート動画の収益化の条件(2023年4月時点)は以下の通りです。
- チャンネル登録者が1,000人以上
- 公開動画の総再生時間が4,000時間以上 or ショート動画の視聴回数が 1,000 万回以上
- YouTubeの収益化ポリシー・ガイドを遵守している
YouTubeショート動画の収益化の条件は、基本的に通常のYouTube動画の収益化条件と同じです。
チャンネル登録者数1,000人以上に加え、直近12ヶ月間の公開動画の総再生時間が 4,000 時間以上、または直近90日間でショート動画の視聴回数が1,000 万回以上である必要があります。
また、審査時にチャンネルが収益化ポリシーやガイドを遵守しているや、広告掲載に適したコンテンツか等もチェックされます。
YouTubeの収益化の申請方法について知りたい方は、【YouTubeの収益化】申請方法3ステップを手順ごとに解説!をご覧ください。
YouTubeショート動画の1再生あたりの収益とは?
クリエイターが公表している情報によると、YouTubeショート動画の収益率は通常のYouTube動画よりも低いようです。
通常のYouTube動画が0.05~0.7円程度と言われているのに対し、ショート動画は0.003~0.01円程だそうです。
ショート動画は再生数が伸びやすいという魅力はありますが、収益率を考えると通常のYouTube動画と大きく差が出てしまうのが難点です。
自社チャンネルの収益化を目指している方には、「YouTubeの収益化のパターンとは企業の事例紹介!【担当者必見】」の記事もおすすめです。ぜひご覧ください。
YouTube Shorts(ショート動画)を収益化する方法
YouTubeショート動画を収益化するためには、収益化の条件を満たしたうえで、YouTubeパートナープログラムの規約とショート動画収益化モジュールに同意する必要があります。
ショート動画の収益の分配は、両方に同意した日から開始されます。
同意前に獲得したショート動画の視聴回数は、YouTubeショート動画の収益分配の対象にはならないためご注意ください。
YouTube Shorts(ショート動画)を作るときのコツ
ここでは、YouTubeショート動画を作るときのコツをご紹介します。
最も重視すべきなのは以下の2点です。
- オープニングを工夫する
- 投稿に統一感を出す
それぞれ詳しくご紹介します。
オープニングを工夫する
ショート動画を伸ばすために重要なのが、スキップされない動画をつくることです。
通常の動画と異なる点として、ショート動画の大きな特徴が「上下にスクロールすることで次の動画に切り替わる」という点です。
通常の動画は、「見たい」と思われて選ばれるという流れで視聴されるのに対して、ショート動画はスクロールすると自動的に表示されるため、興味がなければスキップされるという難点があります。
そのため、オープニングを工夫して、動画の出だし数秒でいかに興味を引くかがポイントです。
投稿に統一感を出す
もう一つのコツは、チャンネルで投稿する動画に統一感を持たせるということです。
視聴者は興味を持ったショート動画から、チャンネルの動画一覧を確認する場合が多くあります。
この時に、興味を持った動画と似た動画が多くあれば、チャンネル登録につながりやすくなるという訳です。
より詳しくショート動画を制作するコツを知りたい方は、「YouTubeショートとは?投稿方法や収益化など徹底解説」をぜひ参考にしてください。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた登録者数100万人超ノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。
まとめ
本記事では、YouTubeショート動画の収益化についてご紹介してきました。
今回ご紹介した内容をまとめると以下の通りです。
- YouTube Shorts (ショート動画)は2023年2月から収益化が可能に
- Youtubeショートファンドは現在は終了している
- 収益化するにはYouTubeパートナープログラムの規約とショート動画収益化モジュールへの同意が必須
- ショート動画を作るときはオープニングの工夫と動画の統一感が重要
ショート動画は、チャンネル登録をしていなくても多くの人の目に留まりやすい作りになっているため、より多くの登録者を得るきっかけになります。
これからYouTubeチャンネルを開設する方や、チャンネルはあってもまだショート動画に取り組んでいないという方は、是非この機会に投稿してみましょう。
【先着10社/月】無料相談受付中‼︎
株式会社pamxyのYouTube運用代行
累計登録者100万人の自社チャンネルで培った、売上につながるYouTube運営のノウハウを存分に活用したYouTube運用代行サービスです。
下記のようなお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
ぜひお気軽に下記フォームよりお申し込みください。
まずは無料WEB会議にて、YouTube活用のメリットや同業界の成功事例についてお伝えします。
マーケター募集中
pamxyでは累計160万人超のフォロワーを擁するIP事業で培った、SNSや運用型広告における圧倒的知見を惜しみなく活用し、マーケティングのコンサルティング事業を行っています。
YouTube・TikTok・Instagram・TwitterなどのSNSマーケティングおよび運用型広告支援においては、スタートアップから上場企業まで多くの業界・規模の企業様のご支援実績があります。
マーケティング経験者はもちろん、
未経験の方でもご興味があればぜひ下記からご応募くださいませ。