人気YouTuberも次々と参入し始めているTikTok。近年では注目度も上がり、ユーザー数は全世界で10億人を突破しています。若者向けのプラットフォームと見られがちですが、現在は30代や40代にまでユーザー層が拡大していて、今後さらなる発展が見込めるSNSです。
そのため、企業もマーケティングの一貫として、TikTokを活用するケースが増えてきています。今回はTikTokに参入して、動画投稿を行う上で必要となる編集アプリをご紹介。
この記事を読めば、クオリティにこだわった動画投稿が可能になり、フォロワー数の増加が期待できます。
TikTokマーケティングで、自社ブランドの認知度拡大につなげていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
TikTokとは?
TikTokとは、15秒から10分までの動画投稿ができるSNSのプラットフォームです。(2022年3月、10分動画の投稿が解禁)
動画の尺が短いため気軽に利用しやすく、ユーザーも家事の合間や通勤途中など、時間が少しでもあれば視聴できます。
また、TikTokは他のSNSと比べて、最初からおすすめフィードにのりやすい仕組みになっています。そのため、質のよい動画を作れば、フォロワー数が少なくてもバズを生み出すことが可能です。
TikTokでは、スマートフォン画面に対応した縦型の動画形式を採用しており、片手で次々にスワイプしていろいろな動画を見ることができます。TikTok内でも動画を作れますが、高いクオリティを追求する場合は、編集アプリの使用がおすすめです。
TikTok動画の作り方については【1から解説】TikTok動画の作り方完全ガイドで紹介しています。ぜひご確認ください。
TikTok編集を網羅できるアプリ3選
TikTokはアスペクト比が9:16の縦長動画なので、スマホで撮影して、そのまま編集することが可能です。動画は見せ方によって再生回数の伸びが大きく変わってくるため、編集は力を入れたいポイントと言えるでしょう。再生回数を多く取っているTikTokアカウントは、やはり編集が凝っています。
今回ご紹介するのは、TikTokの編集におすすめの次の3つのアプリです。
- CapCut
- iMovie
- InShot
それでは、1つずつ特徴を見ていきましょう。
【CapCut】
『CapCut(キャップカット)』は、TikTokを手掛けるBytedance株式会社が提供する編集アプリです。そのため、CapCut内の音楽はTikTokで用いても著作権に関する心配がありません。全て無料で使えることもあり、TikTokの基本的な編集にはCapCutが使いやすいのでおすすめです。
TikTokの投稿に音楽は欠かせない要素です。しかし、著作権の観点から何でも利用できるわけではありません。TikTokでの著作権については【保存版】TikTokで著作権侵害をしないための鉄則4選!で解説しています。ぜひご確認ください。
CapCutでできることは次の通りです。
- テキストや絵文字の挿入
- 動画をワイプ・分割する
- BGMや効果音の挿入
- 再生速度を調整する
- 逆再生する
- 音声を入れる
ここからは、CapCutの初期設定の方法や機能の特徴・使い方についても簡単に説明していきます。
初期設定
最初に、CapCutアプリを起動して初期設定を行いましょう。
- サービスの規約とポリシーに同意する
- 『新しいプロジェクト』を選択する
- 写真のアクセス権、通知の表示を必要に応じて許可する
- 動画を追加する
ここまでの設定が完了すれば、動画編集画面が表示されるので、必要な機能を選んで編集を開始できます。
テキストや絵文字の挿入
動画の内容に合わせて文字や絵文字を挿入すると、より視覚的インパクトが強まります。次の手順で、テキストや絵文字を入れてみましょう。
- 編集画面下部にある『テキスト』を選択する
- 『テキスト』または『ステッカー』を選択する
- テキストはタップでサイズ変更やスライドして調整する
- 必要に応じて『吹き出し』や『アニメーション』などテキストを加工する
- テキストクリップの表示を確認し、表示時間やタイミングを調整する
動画をワイプ・分割する
ピクチャーインピクチャーとも呼ばれるワイプ機能ですが、メインとなる動画の上にサブ動画を表示できます。また、サイズを調整することで分割表示も可能で、より興味深いコンテンツとなります。
リアクションやビフォーアフターなど、多くの場面で活用できる機能です。
- 『はめ込み合成の追加』を選択
- 『動画』を選択して『追加』する
- サイズや位置を調節する
- 同じ手順で必要に応じて画面を増やす
BGMや効果音の挿入
動画の雰囲気に合った音楽や効果音を入れると、伝えたいことや見せたいものが魅力的に映し出されます。次の手順で音を入れて、動画の世界観をより広げていきましょう。
- 『オーディオ』を選択する
- 『楽曲』または、効果音には『エフェクト』を選択する
- 使用する音を選んだら『+』で挿入する
- 音楽を流すタイミングや長さを調節する
再生速度を調整する
動画をピンポイントでスローモーションにしたり速くしたりすることで変化が生まれ、より見やすく楽しめる動画になります。
- 速度を調整したいクリップを選択する
- 『変速』をクリックし『普通』を選択する
- 好みの速度をスライドして調節する
逆再生する
TikTokでは、シンプルな動作や事柄でも、逆再生にするとバズるケースも少なくありません。「一体何がどうなっているのだろう?」とユーザーが興味を持ちやすいことが特徴です。逆再生の編集は、以下の方法で大変簡単にできます。
- 逆再生したいクリップを選択する
- 『逆再生』を選択する
音声を入れる
動画に吹き替えやアフレコといった音声を追加することが可能です。実況や音読系の動画を投稿する際に役立つ機能と言えます。
- 『音声を追加』を選択する
- 『吹き替え』を選択する
- マイクボタンを押しながら音声を入れる
【CapCut】アプリのインストールはこちら
【iMovie】
iMovieはAppleが無料で提供する動画編集アプリです。iPhoneで撮った動画を簡単にMacBookで編集できるので、大きな画面で編集したい場合にも使いやすいと言えるでしょう。
一方で、PCで編集した場合、投稿の際におすすめのハッシュタグが候補として表示されないというデメリットがあります。そのため、投稿の際にはスマートフォンから投稿するのが良いでしょう。
TikTokのPC運用に関しては意外にもTikTok運用はパソコン(PC)の方がオススメなの⁉で紹介しています。ぜひご覧ください。
iMovieでは、縦位置のまま動画を編集することも可能なので、動画をTikTokに投稿しやすいのもメリットです。縦位置で編集する方法は、以下のステップを参考にしてください。
- 『プロジェクト』の選択画面を開く
- メニューの『ファイル』の中から『新規アプリケーションプレビュー』を選ぶ
- アプリケーションプレビューの説明が出るのでOKを選択する
- 縦長の動画を選択してタイムラインに表示させる
iMovieには、動画編集に必要な基本的な機能が備わっているため、初心者の方にとっても使いやすいでしょう。テキスト入れや楽曲の挿入、動画の加工など、基本的な編集作業が行えますが、iMovieで特におすすめの機能は以下の3つです。
- スライドショー
- スプリットスクリーン
- オープニング動画作成
それでは、詳しい内容を確認していきましょう。
スライドショー
iMovieでは、動画はもちろん、写真でもスライドショーを作成することができます。旅の様子や子どもの成長など、時系列で変化を見せたい時に使うと効果的です。
- 素材を取り込む
- 表示される時間を調整する
- 動画や画像の順番を必要に応じて入れ替える
スプリットスクリーン
2画面に分割表示ができる機能がスプリットスクリーンです。多方向から被写体をアピールしたい時に役立ち、ユーザーにイメージが伝わりやすくなります。
- タイムラインに動画を追加し『+』を選択する
- 『写真』や『ビデオ』から使用したい素材を選び『・・・』を選択する
- 『スプリットスクリーン』を選び2分割にする
オープニング動画作成
オープニングムービーやエンドロール、予告編など、手の込んだ動画が作成できると、競合との差別化が図れます。
- 素材を読み込む
- 動画の長さを調整する
- タイトルやテキストを挿入する
- BGMを追加する
- 共有メニューの『ファイル』からiPhoneにダウンロードする
【iMovie】アプリのインストールはこちら
【Inshot】
Inshotは、iPhoneとAndoridの両方に対応する動画編集アプリです。基本的なフィルタ加工やエフェクト機能に加えて、動画のつなぎ目を自然に見せるトランジションの設定もできます。
iPhoneを使っている方はimovieとの違いが気になると思いますが、Inshotでは次のような点が優れています。
- 4倍速に対応
- アプリ内で色の調整ができる
- ステッカーも付けられる
それでは、一つずつ内容を見ていきましょう。
4倍速に対応
iMovieは2倍速までの速度調整が可能ですが、iPhoneでInshotを使う場合、4倍速まで対応していることが特徴です。いくつかの動画をつなげて再生する低速度撮影をしたい時などに、スピード感のある4倍速は大変便利です。ちなみに、Android版に関しては、2倍速までとなっています。
- 素材を選ぶ
- 編集画面から『速度』を選択
- 再生速度をスワイプして設定する
アプリ内で色の調整ができる
アプリ内で色調を明るくしたりおしゃれっぽく変えたりすることが可能なので、より動画の完成度を高められます。imovieではあらかじめ設定された色調が選べますが、自分で細やかな調整はできません。
- 素材を選ぶ
- 編集画面から『フィルタ』を選択
- 再び『フィルタ』を選択して色調を調整する
ステッカーも付けられる
Inshotでは動画にステッカーを付けられるため、ユーザーの目を惹きたい時などに活用できます。imovieで付けられるのはタイトルのテキストだけなので、ステッカーを頻繁に利用したい方はInshotのほうが使いやすいでしょう。
- 素材を選ぶ
- 編集画面から『ステッカー』を選択する
- 使用したいステッカーを選んで貼る位置を調節する
【Inshot】アプリのインストールはこちら
動画を投稿してみよう
TikTokの動画編集の流れが把握できれば、投稿の準備は整ったも同然で、あとは投稿するのみです。実際に、作成した動画を上げてみて、ユーザーからの反応や競合の動画を参考にしながら、分析・改善していくとよいでしょう。
しかし、最初は上手くいったとしても、再生数やフォロワー数が伸び悩むという壁に衝突することも少なくありません。
TikTokの再生回数が伸び悩んだ時は、TikTokの再生数が伸びないのはなぜ?解決策をプロが解説で、詳しく説明していますので必見です。
また、フォロワー数を増やしたい方は、TikTokフォロワー20万人超えのプロが教えるフォロワーを増やすために必要な4つのことを、ぜひご覧ください。
まとめ
- CapCutはTikTokの会社が運営するアプリのため、楽曲の著作権を気にせず使える
- iMovieはApple専用のアプリで使い方が簡単なので、初心者にもおすすめ
- Inshotは4倍速や細かな色の補正などにも対応し、こだわりの編集ができる
TikTokにおすすめの編集アプリの特徴や使い方について解説してきました。TikTokのような尺の短い動画は、なんといっても視覚的インパクトが大切です。テキストやBGM、分割といった機能を使いこなせれば、多くの再生回数をたたき出すことも夢ではありません。TikTokの編集にアプリを活用し、自社ブランドの認知拡大を目標に質の高い動画を作成していきましょう!
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