企業X(旧Twitter)アカウントを運用する際に、欠かせないツールがXのアナリティクスです。
XアナリティクスはXのさまざまなデータ分析が可能になり、アカウントの成長や広告分析が期待できます。
本記事では、X(旧Twitter)アナリティクスをどのように使えばより効果的な運用が可能なのか、Xアナリティクスの見方・使い方を紹介します。
Xアナリティクス以外のコツは「Twitter運用の5つのコツを徹底解説!」を参考にしてください。
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X(旧Twitter)アナリティクスとは

X(旧Twitter)アナリティクスは、誰もが無料でできる公式解析ツールです。
過去のツイートや、フォロワーの増加率を解析することが可能になります。
Xアナリティクスを活用して分析をおこなうことで、過去のツイートから「フォロワーの増減数」「ユーザーの注目度」「商品・サービスの宣伝に効果的なツイート」など、知りたい情報を把握することが可能です。
Xアナリティクスのデータを見れば、商品・サービスの宣伝方法をどのようなものにすれば良いか最適か、分析しながら発信することが期待されます。
X(旧Twitter)アナリティクスで使われる用語解説

無料で解析できるX(旧Twitter)アナリティクスでも、使い方を理解していなければ正しい分析をすることができません。
Xアナリティクスでは、過去のツイートを分析するためには最低限の基礎知識が必要です。
次の項目では、Xで頻繁に使用される「用語」について解説をします。
インプレッション数
インプレッション数とは、投稿したツイートがタイムライン上や検索結果で見られた数値を示します。
インプレッション数が多ければ、ユーザーの画面に表示されたことになり、悪いことではありません。
インプレッション数が多いツイートでも、タイムライン上に表示されているだけで、ユーザーはツイートを流していることも考えられます。
インプレッション数を高くするだけではなく、他の数値と合わせて分析をするようにしてください。
エンゲージメント数
エンゲージメント数は、ユーザーがツイートに対して反応したアクションの回数を示します。
ユーザーの反応は以下のアクションです。
- ツイートのクリック・タップ(プロフィール画面、リンクへのクリック、ユーザー名など)
- リツイート
- いいね
- ツイートへの返信
インプレッション数とエンゲージメント数の意味を理解して、Xアナリティクスを活用してください。
エンゲージメント率
インプレッション数とエンゲージメント数を把握していると、投稿したツイートがどの程度興味を持ったツイートなのか、把握することが可能です。
把握するために使われる数値は、「エンゲージメント率」です。
エンゲージメント率が高くなると、ユーザーに対して関心を集めた動画ということがわかります。
計算方法は、「エンゲージメント率=エンゲージメント数÷インプレッション数」です。
エンゲージメント率が高くなるようなツイートを心がけましょう。
プロフィールのアクティビティ
プロフィールページがどれだけ見られたかを示す「プロフィールへのアクセス」や、自分へのメンション(@ツイート)の数などを指します。
これらの指標は、アカウント自体への関心の高さや、他のユーザーとのコミュニケーションの慎重度を測るバロメーターです。
リンクのクリック数
ツイートに記載したURLがクリックされた総数です。
自社サイトへの誘導や、商品・サービスの紹介ページへ送客を目的とする場合、この指標はとても重要になります。
X(旧Twitter)アナリティクスの使い方・見方

実際にX(旧Twitter)アナリティクスをどのように使えば、ツイートを分析できるのか、Xアナリティクスの正しい使い方と見方について解説します。
PCのブラウザorスマホの場合「モバイル版X」を使う
X(旧Twitter)アナリティクスを活用する際は、必ずPCから分析することをおすすめします。
PC画面でXアナリティクス画面を分析すると、トップ画面から、アカウントの成長を把握することが可能です。
一方スマホからも分析は可能で、以下のようにモバイル版Xアプリからの分析が可能です。

投稿したツイートの「ツイートアクティビティ」をタップすることで、ツイッターの反応を調べることが可能です。
ツイートアクティビティでは、「インプレッション」「エンゲージメント総数」「クリック数」「いいね」「プロフィールクリック数」が表示されます。
モバイル版はできる分析が限られているため、全体を把握するためにPC画面から分析するようにしてください。
X(旧Twitter)アナリティクスのログインする
X(旧Twitter)アナリティクスへのログイン方法を解説します。
初めてXアナリティクスを使用して分析をおこなう際は、ログインが必要です。
https://analytics.twitter.com/about
上記のURLにアクセスをします。
URLにアクセスをすると、「はじめる」というボタンがあるので、クリックします。
クリック後はアカウント情報を入力し登録が完了します。
「ホーム画面」の見方
X(旧Twitter)アナリティクスでは、ホーム画面でアカウントの動向を把握することが可能です。
ホーム画面では大きく分けて2つのポイントでデータを解析すると、アカウントの直近の動向を感覚的に知ることができます。

上の赤い枠で囲った「過去28日のパフォーマンス変動」と、下の赤い枠で囲った「月ごとの概要とハイライト」について解説します。
「過去28日でのパフォーマンスの変動」の見方
過去28日でのパフォーマンスは、アカウントの直近の動向です。
インプレッション、プロフィールへのアクセス、リプライ数、フォロワーの数など、アカウントの成長度合いを直感的に判断するとが可能です。
「月ごとの概要とハイライト」の見方
月単位で分析をする際には、「月ごとの概要とハイライト」に注目してください。
各月のツイートの状況を分析することができます。
分析できる項目は以下の通りです。
- インプレッション数の多い「トップツイート」
- 最もフォロワーの多いユーザーを獲得したデータがわかる「トップフォロワー」
- エンゲージメントを最も多く獲得した「@ツイート」
- 最も多く表示された「メディアツイート」
月ごとの概要をチェックすることで、その月に最も良い投稿は何かを視覚的に把握することができます。
「ツイートアクティビティ」の見方
ツイートアクティビティでは、直近の28日間の数値を視覚的に分析することが可能です。
いつ自分のツイートが多く見られたのかも把握することができます。
「ツイートアクティビティ」は、画面上部の「ツイート」をクリックすることで、開くことができます。
詳しい分析方法を4つの区分に分けて解説します。

分析でよく使用するタブは、赤い枠でマークしました。
分析をする際に活用する機会が多く、どのような分析が可能になるのか、以下で詳しく解説をします。
「過去28日での1日ごとのツイート数とインプレッション数」の見方
28日間のツイートとインプレッション数の数がグラフで表示されます。
1日に発信したツイート数と、オーガニックインプレッション数(タイムラインや検索で自然に表示された回数)を把握することで、発信したツイートがどの程度タイムライン上に表示されたのかを把握することが可能です。
「個別のツイート詳細」の見方
個別のツイートという項目をクリックすると、個々のツイートに対して「インプレッション数」「エンゲージメント数」「エンゲージメント率」を知ることができます。
個別ツイートの詳細を追っていくことで、ツイッターで最も反応のあったツイートを分析することが可能になります。
「人気のツイート詳細」の見方
人気のツイートは、28日の中で最もインプレッション数の高いものを表示します。
インプレッション数の高いものから順に分析することができるので、TLに最も表示されたツイートはどのようなものなのかを把握することが可能です。
「動画のツイート詳細」の見方
ツイートだけではなく、投稿した動画が何回再生され、最後まで動画を視聴していたかなど、動画で知りたい情報を把握することも可能です。
トップページから「詳細」をクリックし、その後「動画タブ」をクリックすると、動画の解析が可能になります。
動画の再生回数だけでなく、動画が最後まで視聴されたかを測定する完了率も把握することができます。
動画の完了率も再生回数と合わせて確認してください。
なぜX(旧Twitter)の分析が重要なのか?
X(旧Twitter)アナリティクスは、「アカウントの成長度合い」を調べるためのツールです。
アカウントを成長するためには、アナリティクスの分析だけではカバーできず、別の分析も必要になります。
Xでどのようなコンテンツが流行しているのかを調査するだけでなく、最近のトレンドの傾向など、Xで注目を集めるために必要なあらゆる要素を把握したうえでの運用が必要です。
ここでは特に分析時に意識したいポイントをご紹介します。
効果の高いツイートの傾向を把握する
インプレッションやエンゲージメント率が特に高かった「トップツイート」を定期的に分析しましょう。
画像や動画のコンテンツ、文章のトーン、ハッシュタグの使い方、テーマのような共通点を見つけることで、ユーザーに評価されやすい投稿の「勝ちパターン」が明確になります。
その傾向を今後のコンテンツ制作に活かすことで、アカウント全体の反応率向上が期待できます。
最適な投稿時間を見つける
ツイートアクティビティのデータを活用し、曜日や時間帯ごとのインプレッション数や魅力を比較しましょう。
これにより、フォロワーが最もアクティブで、反応が得やすい「ゴールデンタイム」を特定できます。
ユーザー層の生活リズムを想定し、最も情報が届きやすいタイミングを狙って投稿することで、ツイートの効果を最大化できます。
フォロワーの興味を理解する
アナリティクスのオーディエンスデータから、フォロワーの性別、時代、地域、そして特に興味を持っているトピックの傾向を把握できます。
どういった層が、どういった投稿に興味を持っているかを理解することで、今後の投稿戦略に役立ちます。
実績のある企業への依頼をオススメする理由

X(旧Twitter)をどのように活用すれば良いか「運用するために気をつけるべきポイントがわからない」そのような場合は、実績のある企業へ依頼することをおすすめします。
Xの分析をプロに依頼するのであれば、実績のある企業への依頼がおすすめです。
実績のある企業へ依頼をするメリットは2点あります。
ノウハウがある
実績のある企業は、X(旧Twitter)分析のノウハウやデータを大量に保有しています。
依頼をすれば、自社アカウントの分析の他、競合企業のXを分析し差別化を図るためには、どのようなX運用をすべきか、分析データを元に効果的なツイートをレクチャーしてもらうことが可能です。
手間や時間を節約できる
X(旧Twitter)で分析をするための手間や時間を省くことが可能になります。
実績のある企業に依頼をすることで、Xの成長動向をチェックしてもらえるだけでなく継続的なマーケティングを一任することが可能です。
分析をする時間や手間を省きながら、自社の商品やサービスのツイートをエンゲージメント率の高い投稿に改善することも期待できます。
ご不明な点等ございましたら、大手カフェ店舗公式アカウント様のフォロワーを8日間で2.5万人増加させた実績のある株式会社pamxyにお問い合わせください。
X(旧Twitter)アナリティクスについてよくある質問

ここまでX(旧Twitter)アナリティクスの見方や具体的な活用方法について解説してきましたが、実際に利用する上での細かい疑問点も多いかと思います。
このセクションでは、Xアナリティクスに関して頻繁に寄せられる質問について回答をまとめました。
利用前の不安や運用中に生じた問題を解決するための手引きとしてご活用ください。
X(旧Twitter)アナリティクスは無料で使えますか?
はい、Twitter(X)のアカウントさえあれば、誰でも全ての機能を無料で利用することが可能です。
特別な利用申請や追加料金は一切かかりません。
PC版のXにログインし、メニューからアナリティクスを選択するだけで、すぐに自分のツイートやフォロワーに関する詳細なデータの分析を開始できます。
スマホからアナリティクスは見られますか?
スマートフォンの公式アプリから見ることはできますが、PC版のような詳細な分析機能は利用できません。
詳しく分析したい場合は、PC版の利用がおすすめです。
他人のアカウントの分析を見ることはできますか?
いいえ、公式のX(旧Twitter)アナリティクスで閲覧できるのは、自身が管理権限を持つアカウントのデータのみです。
プライバシー保護の視点から、競合他社など第三者のアカウントのインプレッション数やフォロワーの属性といった内部データを直接確認する術はありません。
アナリティクスのデータはいつから見られますか?
データは、自分が初めてX(旧Twitter)アナリティクスを有効化した瞬間から収集が開始されます。
そのため、過去に遡ってデータを確認することはできません。
アカウントを開設したら、最も早い段階で一度アナリティクスにアクセスし、データ収集を開始させておくことを強く推奨します。
まとめ
- X(旧Twitter)アナリティクスはツイッターの成長度合いを確かめるツール
- X(旧Twitter)アナリティクスは無料で活用が可能
- 分析をすることでアカウントは成長できるが素人にはハードルが高い
Xアナリティクスを活用する際は、アカウントを成長するために必要な解析ツールです。
正しい解析方法を把握していれば、アカウントを飛躍的に成長することが可能になります。
本記事で紹介したノウハウを活用して、X(旧Twitter)分析をおこないましょう。
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