TikTokは、右肩上がりに利用者数を伸ばしているSNSの一つです。
集客ツールとして注目されており、マーケティング施策としてTikTokアカウントを運用する企業も増えています。
利用者の多くは10代、20代の若年層といわれていますが、近年では40代や50代など幅広い層が利用しています。
TikTokの効果を最大限引き出すためには、機能を使いこなすことが重要です。
中でも「リミックス機能」をご存知でしょうか。リミックス機能とは、他のユーザーが投稿した動画を切り取って、加工する機能のことです。
リミックス機能をうまく活用できれば、より多くの人にアプローチできます。
この記事では、リミックス機能の使い方やメリット、活用ポイントまで具体的に解説します。ぜひ、TikTokのアカウント運用にお役立てください。
【TikTok】リミックス機能とは
リミックス機能とは、他のユーザーの投稿を自由に切り取り、加工する機能のことです。
特に流行りの動画と自分の動画を組み合わせたリミックス動画が人気となっています。
例えば、人気クリエイターが作成した動画やバズっている動画など、すでに閲覧数やファンが多い動画と自分の動画をうまく組み合わせられれば、閲覧数が増えてシェアや拡散も狙えます。
リミックス機能を上手く活用して、動画の面白さやオリジナリティーを高めましょう。
また、自分の動画が他のユーザーにリミックスされたときは、そのリミックス動画にこちらのアカウントが表示されます。
狙ってできることではありませんが、「他のユーザーにリミックスされてバズる」という可能性もあることを理解しておくといいでしょう。
TikTokのリミックス機能のメリット
リミックス機能の大きなメリットは、投稿のネタに困らないことです。
投稿済みの動画をベースに作成するリミックス動画は、0から動画を作成するのとは違って、自分でネタを考える必要がありません。
例えば、自社商品の動画を投稿するときは「テーマ」「構成」「撮影」など0ベースでアイディアが必要です。
しかし、リミックス機能を使えば商品と合致するトレンド動画を探し、それをベースに構成を組み立てて動画を作成できます。
企業アカウントは、「中の人」として社員が登場し、人気を得ているアカウントも数多くあります。
「中の人」がバズってる動画を真似するリミックス動画も、アイディアとしていいでしょう。
動画内に自社の商品やサービスをいれて、「宣伝」と「面白い動画」を同時に届けられるのもリミックス機能のメリットです。
もちろん、企業のブランディングからズレないよう注意が必要です。
このように0ベースの動画制作と比べると、リミックス機能は労力に大きな差があるといえるでしょう。
またトレンドの動画を使えば、多くの人に閲覧される可能性が高まります。
海外で人気の動画をいち早く取り入れて動画を作成できれば、日本で最初にバズるかもしれません。
加えて、人気の投稿を切り抜くことで、どんな投稿がバズリやすいのかも分析できます。
【TikTok】リミックス機能の使い方
リミックス機能の使い方を解説します。
リミックス動画は以下の手順で作成可能です。
①リミックスしたい動画を表示する
②右下にある矢印マークをクリックする
③画面の下部にある「リミックス」を選択する
④「リミックスを作成」が表示されたら「試す」ボタンを押す
⑤動画の切り抜きたい部分を選択する
⑥「次へ」ボタンを押すとカメラが起動するため、自分の動画部分を撮影する
⑦動画の投稿設定が表示されるためキャプションやリンクなど必要な情報を設定して「投稿」をクリックする
リミックス動画は、切り抜き部分を選択したあとに自分の部分を撮影し、設定して投稿するだけです。難しい操作は不要なため、初心者でも手軽にできます。
ちなみに自分の動画は3秒以上必要です。切り抜き部分がメインにならないように、バランスを見ながら作成しましょう。
【TikTok】リミックス機能が使えない時の対処法
リミックス機能の最適化について説明します。
もしも「リミックス機能が使えない」「自分の動画が他のユーザーにリミックスできない」という場合は以下の2点を確認してください。
- 公開・非公開アカウントを確認する
- 自分の動画をリミックスできるユーザー範囲を設定する
公開・非公開アカウントかを確認する
リミックス機能は、公開されているアカウントのみ有効な機能です。非公開アカウントでは使用できません。
そのため、アカウントの公開設定を以下の4つの手順で確認しましょう。
- TikTokのトップメニューから「プロフィール」をクリックする
- プロフィールの右上の三本線をクリックする
- 「設定とプライバシー」から「プライバシー」をクリックする
- 「非公開アカウント」のオンオフを確認する
アカウントが「公開」となっていればリミックス機能が使用できます。
次に自分の動画に対してリミックスできるユーザー範囲を設定しましょう。
自分の動画をリミックスできるユーザー範囲を設定する
自分の動画をリミックスできるユーザー範囲は「設定とプライバシー」から設定可能です。
設定方法は以下の手順で行います。
- TikTokのトップメニューから「プロフィール」をクリックする
- プロフィールの右上の三本線をクリックする
- 「設定とプライバシー」から「プライバシー」をクリックする
- 「リミックス」からユーザー範囲を設定する
「リミックス」には、「誰でも」「相互フォロワー」「自分のみ」の3つの項目が表示されます。
「誰でも」を選択すると、すべてのユーザーが自分の動画をリミックスできます。
集客を目的としているアカウントの場合は、基本的に「誰でも」を選択するのがおすすめです。
自分の動画がリミックスされた場合、相手の動画に自分のアカウントも系さ入れるため、ユーザーが流入する可能性があるからです。
「相互フォロワー」は互いにフォローしている同士であれば自分の動画をリミックス可能です。
「自分のみ」は、文字通り自分のみということです。
他のユーザーに自分の動画をリミックスさせたくない場合は「自分のみ」を選択しておきましょう。
18歳以下のユーザーのアカウントは「誰でも」は設定できません。TikTokは年齢によってもプライバシー設定が違うため注意しましょう。
【TikTok】リミックス機能の活用ポイント
リミックス機能を使いこなすための3つのポイントを解説します。
- 切り取り部分を前半に出す
- 切り取りとオリジナルに違いを出す
- 得意分野とリミックスの部分を組み合わせる
切り抜き部分を前半に出す
リミックス動画の多くは、前半に切り抜き部分を表示させ、後半をオリジナル部分にする構成がほとんどです。
前半に切り抜き部分を出すことで「この切り抜き動画に関係していますよ」とユーザーに提言することにつながります。
何が表示されるか分からない状態よりも「この動画に関係するのか」と前提が分かればユーザーも内容が入りやすくなるといえます。
トレンドの動画の切り抜きであれば、閲覧した人も多いため、ユーザーにとってはより馴染みやすくなります。
切り抜きとオリジナルに違いを出す
動画にギャップがあればあるほど「面白い」とユーザーに感じさせます。
そのためリミックス動画も、切り抜き部分とオリジナル部分に違いを出して、ギャップを意識するのがおすすめです。
「比較動画」とは、前半と後半で比較した動画にすることです。
例を出すと、前半の切り抜き部分で「難しい技を成功させた動画」を流し、後半は「難しい技にチャレンジするも失敗する動画」のように比較させ、明確な違いを見せることでユーザーを楽しませます。
極端な例ですが、前半は「女子高生が流行っているダンスを踊っている動画」、後半は「サラリーマンがそのダンスを踊るのも動きがぎこちない動画」のようなギャップがあると、より面白いといえます。
「続編動画」は、文字通り切り抜き動画の「続編」を意識した動画です。
前半部分の動画に対し、後半は前半に対するアンサーのような動画を作成すると、一つのストーリーのような動画になります。
得意分野とリミックスの部分を組み合わせる
切り抜き動画と自分の得意分野を組み合わせることで、オリジナル要素が高い動画となります。
例えば、メイクアップアーティストが「正しいメイクブラシの使い方」という動画を作成するとき、前半部分に「メイクブラシを間違って使っている動画」を流すことで説得力が増します。
見ているユーザーにとっても、前半と後半を比較することで、より分かりやすくなるでしょう。
また海外で人気の動画と、自分の得意分野の動画を組み合わせられれば、見ごたえのある動画になります。
TikTokの運用事例2選
最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のTikTokアカウントの運用事例をご紹介します。
- 株式会社ジンジブ
- THL専門学校
株式会社ジンジブ
株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。
- 最後に質問はありますか?と聞かれたときの答え方
- 進学は考えなかったんですか?高卒就活の答え方
- 先輩にいきなり弊社の選考に落ちたらどうしますか?と聞いてみた!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援した結果、半年で再生回数100万回超えが計3本、総いいね数が約30万、フォロワー数は立ち上げの0人から約7,500人まで増加しました。
THL専門学校
THL専門学校 様より「学校の認知拡大と新規入学希望者の集客をしたい」というご希望を頂き、弊社ではZ世代に強い認知力を誇る「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
下記のように、エンタメ要素のあるコンテンツから意外と知らないマナーの紹介まで、幅広く企画しております。
- ブライダル学生あるある
- 飛行機に持ち込んでいい?or 悪い?持ち物3選!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援させていただきました。
運用代行の結果は、半年強で総いいね数が約60万、フォロワー数は立ち上げ初期から約10,000人まで増加、中でも「結婚式お呼ばれマナー テーブルマナー編」では再生回数300万超えを達成しました。
まとめ
TikTokのリミックス機能について解説してきました。
本記事の内容をまとめます。
- リミックス機能とは、他のユーザーの投稿を自由に切り取り加工する機能のこと
- リミックス機能は、複雑な操作も必要なく簡単にリミックス動画を作成できる
- リミックス機能を最適化するためにアカウントの「公開設定」と「リミックスのユーザー範囲」を先に確認する
- リミックス機能が有効な活用になるためには3つのポイントを押さえるべきである
集客を目標にTikTokのアカウント運用している場合、自分の動画がリミックスされることで、より多くの人に認知される可能性があります。
リミックス機能は大きな可能性を秘めているといってもいいでしょう。
面白い動画を作成してユーザーを楽しませれば、フォロワーの獲得や集客につながります。ぜひリミックス機能を活用しながらアカウント運用しましょう。
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株式会社pamxyのTikTok運用代行
株式会社pamxyでは、TikTok運用代行サービスを行っています。
実際に弊社で運用しているアカウントは、累計フォロワー33万人、TikTok内コンテストで2度優勝、TikTok公式クリエイターに認定されています。
アカウント運用の中で培われたノウハウを生かして、SNS累計登録者100万人超のプロのSNSマーケターがTikTok運用を一からサポートします。
「認知度・ブランディングを高めたい」「TikTokを活用してターゲット層にリーチさせたい」「新商品をPRしたい」といった様々な場面におけるニーズにお答えします。
まずは無料相談でサービスの詳細、メリット、活用事例、成功事例、ご利用プランについてお伝えします。 ぜひお気軽にご相談ください。
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