TikTokに動画を投稿し、投稿動画がバズることで、商品やサービスの認知度を圧倒的に高めることができます。
動画をバズらせるためには、「動画が拡散される仕組み」を知る必要があります。この「動画が拡散される仕組み」がTikTokのアルゴリズムです。
アルゴリズムを理解していれば、TikTokで投稿した動画がバズる可能性が格段に上がります。
本記事では、TikTokのアルゴリズムを徹底解説します。
TikTok投稿のバズを利用して、商品・サービスの認知度向上を目指しているマーケティング担当者の方は必読の内容です。
TikTokと他のSNSのおすすめ表示の違い
TikTokのアルゴリズムを知るために、まずはTikTokのフィードがどのような仕組みかを理解する必要があります。
フィードの仕組みの違いは、人気コンテンツの違いにも影響してくるためです。
TikTokはTwitterやInstagramと異なった仕組みでフィードが表示されます。違いは以下の通りです。
- Twitter:時間概念が存在し、リアルタイム性が求められる「フロー型」
- Instagram:投稿を何度も見返すコンテンツに向いている「ストック型」
- TikTok:時間概念が存在せず、過去の投稿が繰り返し再生される「ループ型」
フロー型、ストック型はいずれも時系列でコンテンツが並べられているため、投稿から数ヶ月経過するとタイムライン上に表示されない可能性があります
一方で、「ループ型」の特徴は、過去動画も繰り返し再生されることです。
動画を何度も見返すことが可能で、面白いコンテンツは何度もフィード画面に表示されます。
TikTokの特性を理解しておくことは、アルゴリズムを理解するうえで必須事項なので、必ず覚えておきましょう。
TikTokのアルゴリズムとは
TikTokのおすすめ欄に表示されるためには、TikTok内で優れた動画であると評価される必要があります。
TikTokがどのような基準で動画を評価をしているのか解説します。
アルゴリズムに影響する項目
TikTokは独自のアルゴリズムで動画を表示しています。
TikTok公式はどのような指標を採用しているのかを示してはいません。現状、以下6つの項目が重要だと考えられています。
- 視聴完了率
- 視聴時間
- 反応(いいね・コメント)
- シェア数
- 複数回再生数
- 同アカウントの動画の視聴数
1. 視聴完了率
動画を最後まで視聴された割合を示す指標です。
最後まで見たくなるように、冒頭にフリ、終盤にオチをつけるのが良いと言われています。
最後まで動画を視聴されるように、動画を制作しましょう。
2. 視聴時間
投稿した動画の視聴時間は、おすすめ欄に表示されやすくなるための重要な指標です。
再生回数が多く、視聴時間の長い動画は、人気の投稿と判断されおすすめ欄に表示されやすくなります。
やはり、最後まで動画を見たくなるようなコンテンツ制作を心がけましょう。
3. 反応(いいね・コメント)
TikTokの動画を見たユーザーが、どのようなリアクションを取ったのかを測定する指標があります。
反応の中で重視されるものは、「いいね!」と「コメント」です。
いいね!やコメントの多い動画は、TikTokでも話題の動画と判断され、おすすめ欄に表示される可能性が高くなります。
4. シェア数
シェア数も、おすすめに表示されるためには重要な指標です。
TikTokはユーザーにTwitterやfacebookなどにシェアし良い動画を共有することが可能です。
シェア数が多い動画はアルゴリズムでも評価され、おすすめに表示される可能性が高くなります。
5. 複数回再生数
TikTokの動画は、投稿された動画がループ式に再生されます。
1人のユーザーが何度も見返したくなる動画は、おすすめに表示されやすくなります。
何度も再生をしたくなるような中毒性のあるコンテンツを制作しましょう。
6. 同アカウントの動画の視聴数
同じアカウントが、動画をどの程度視聴しているのかを測定する指標も重要です。
同アカウントの視聴数が多くなれば、おすすめに表示される可能性が高くなります。
おすすめに表示されるためには、上記で紹介した6つの指標で高評価を受ける必要があります。
投稿した動画がそれぞれどのような数値なのかを分析しましょう。
アルゴリズムで重要な項目
TikTokのアルゴリズムで特に重要な項目は以下の4つの指標です。詳しく解説します。
投稿する際には、それぞれの指標を確認しましょう。
1. いいね
受け身のTikTokでのユーザーのアクションの一つが、「いいね!」です。
いいね!をすることで、ユーザーが「リアクションをした」と判断します。
いいね!が多いコンテンツは、ユーザーのリアクションが良い動画と判断され、アルゴリズムで高評価を得られる可能性があります。
また、いいねには保存の意味合いもこめられている場合が多いです。いいねをすることで、再度見返してもらえる可能性が上がります。
2. コメント
ユーザーが思わずコメントを書き込みたくなる動画は、おすすめ欄に表示されやすくなります。
コメント数の多い動画は、いいね!と同様多くのユーザーにリアクションを起こさせたコンテンツと判断してもらうことが可能です。
また、コメントに目を通す時間や記入している時間も動画が再生されるため、結果的に総再生時間が伸びやすくなります。
3. シェア数
TwitterやInstagramなど、外のプラットフォームからTikTokへ流入する動画は、TikTokのユーザーを獲得する動画として評価されやすくなります。
拡散したくなる動画制作を心がけましょう。
4. 視聴維持率
動画をどの程度視聴していたのかを確認することで、影響力のある動画かを判断することが可能です。
視聴維持率の高い動画は、ユーザーにとって良いコンテンツと考えられます。
視聴維持率の計算方法は、以下の通りです。
視聴維持率 = 平均視聴時間 / 動画の長さ × 100
動画を投稿した後は、視聴維持率がどの程度なのかを確認し、長く視聴された動画は何が良かったのかを分析しましょう。
TikTokアルゴリズムに基づいた「いい動画」の作り方
TikTokのアルゴリズムに評価される「いい動画」を作るために、どのようなポイントに意識しながら制作をする必要があるのでしょうか。
TikTokアルゴリズムに基づいた「いい動画」の6つのポイントを解説します。
見返したくなる動画作り
TikTokの動画は、ループ式に再生され何度も見返すことが可能です。
1人のユーザーが1度見て終わるのではなく、何度も見返すような工夫を心がけましょう。
動画を見返すユーザーが増えることで、いいね、再生時間の向上、ユーザーの複数再生に繋げることが可能になります。
最後までみたくなる動画作り
動画を最後まで視聴してもらうためには、最後まで見たくなる構成が必要です。
冒頭3秒の間に、動画のオチや結論を述べる、インパクトのあるタイトルや表現を取り入れて「最後まで見たくなる」「続きが見たい」と感じる動画構成を心がけましょう。
料理、How-to、学問
表現でインパクトを与える動画
ダンス、マジック、おもしろシーン、美男美女 スポーツのハイライト
適切なハッシュタグをいれる
投稿した動画には適切なハッシュタグを入れましょう。
狙うターゲット層の間で人気のハッシュタグを入れることで、その層のユーザーのおすすめ欄に表示される可能性が高まります。
人気のハッシュタグは、動画に関連している、トレンドになっているハッシュタグ(ホットマークがついているハッシュタグ)を選定することでハズレがないでしょう。
また、ハッシュタグの中でも「ハッシュタグチャレンジ」という企業がプロモーション時に活用するタグがあります。
ハッシュタグチャレンジを活用した動画は、おすすめ欄に表示されやすくなるため活用しましょう。
流行りの曲を使う
TikTok内で人気の楽曲を使うことも、バズるために必要なテクニックの1つです。
流行りの曲を簡単に見つける方法は、TikTokのおすすめに表示される動画の音楽をチェックすることです。
日頃から、おすすめの使用音楽をチェックして、自分の動画に使えそうな楽曲をリストアップしておきましょう。
動画の量より質を求める
従来のSNSでは量を多く投稿することで、成果が出ると言われています。
一方でTikTokは量ではなく質を重要視するコンテンツです。
TikTokのアルゴリズムは、動画ごとに評価を下す方式をとっています。
一本一本の質を高め動画を継続的に投稿すると、魅力的なアカウントと判断されおすすめに表示されやすくなります。
動画は量ではなく質で勝負するように心がけましょう。
チャンネルテーマを統一する
バズることで動画がおすすめ欄に多く表示され、不特定多数のユーザーがアカウントに訪れると他の動画をチェックします。
その際、いくつかの動画をチェックして、好きな動画が多ければフォロワーになるでしょう。また、アカウントの他の動画が多く再生されると、おすすめ欄に他の動画が表示されやすくなります。
しかし、バズった動画と投稿した動画に統一性がなければ、フォロワーしてもらえません。
フォロワーや他の動画再生数の機会を失ってしまう恐れがあるので、投稿をする際にはテーマを1つに絞って運用をしましょう。
TikTok動画の再生数が伸びない原因
TikTokに品質の高い動画を投稿しても、必ずしもバズる可能性があるとは言えません。
TikTokの仕組みを理解し、どのような動画を投稿すると再生数が伸びないのかについて把握しておきましょう。
アーリーアダプターの失敗
TikTokは、投稿した動画をアーリーアダプターに反応してもらえるかどうかで伸びが大きく異なります。
投稿直後にアーリーアダプターに届き、いいね!コメントが積極的におこなわれることで多くの視聴者へ動画が表示されます。
しかし、フォロワーが少ないアカウントのアーリーアダプターはランダムなため、好反応を示さないユーザーばかりがアーリーアダプターになると動画は伸びません。
フォロワー獲得は、アーリーアダプターの質を高めるために大切な要素になります。
他媒体誘導のやりすぎ
TikTokで求められる動画は、TikTokのユーザーがアプリ内で楽しむことができる動画を提供することです。
特に注意が必要な動画が、TikTokから外部へと誘導する動画です。
「続きはYouTubeで!」といったテロップが入っている動画を制作することは、必ずしも悪いことではありません。
しかし、他媒体への誘導が激しいアカウントは停止処分を受ける可能性もあります。
直接的に他媒体の誘導をするのではなく、ユーザーがアカウントに興味を持ち、自発的に他媒体へたどりつくようなファン作りを心がけましょう。
TikTokの運用事例2選
最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のTikTokアカウントの運用事例をご紹介します。
- 株式会社ジンジブ
- THL専門学校
株式会社ジンジブ
株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。
- 最後に質問はありますか?と聞かれたときの答え方
- 進学は考えなかったんですか?高卒就活の答え方
- 先輩にいきなり弊社の選考に落ちたらどうしますか?と聞いてみた!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援した結果、半年で再生回数100万回超えが計3本、総いいね数が約30万、フォロワー数は立ち上げの0人から約7,500人まで増加しました。
THL専門学校
THL専門学校 様より「学校の認知拡大と新規入学希望者の集客をしたい」というご希望を頂き、弊社ではZ世代に強い認知力を誇る「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
下記のように、エンタメ要素のあるコンテンツから意外と知らないマナーの紹介まで、幅広く企画しております。
- ブライダル学生あるある
- 飛行機に持ち込んでいい?or 悪い?持ち物3選!
企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援させていただきました。
運用代行の結果は、半年強で総いいね数が約60万、フォロワー数は立ち上げ初期から約10,000人まで増加、中でも「結婚式お呼ばれマナー テーブルマナー編」では再生回数300万超えを達成しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?本記事のポイントをまとめると、
- アルゴリズムの指標を理解して動画コンテンツを制作する
- コメントやいいね、複数回再生される動画を制作する
- 量よりも質を重視して動画を投稿する
これまで動画を投稿しているのにも関わらず結果が出ない方は、本記事で紹介した指標がどのようになっているかを意識して動画を制作しましょう。
アルゴリズムを意識して動画を投稿する中で、必ず意識してもらいたいことがあります。
それは、投稿した動画でユーザーを楽しませることです。
TikTokのアルゴリズムに表示される動画は、どれもユーザーを楽しませるものばかりです。
アルゴリズムを意識することも大切ですが、動画を見たユーザーが「この動画を見てよかった」と感じるようなコンテンツを制作しましょう。
【先着10社/月】無料相談受付中‼︎
株式会社pamxyのTikTok運用代行
株式会社pamxyでは、TikTok運用代行サービスを行っています。
実際に弊社で運用しているアカウントは、累計フォロワー33万人、TikTok内コンテストで2度優勝、TikTok公式クリエイターに認定されています。
アカウント運用の中で培われたノウハウを生かして、SNS累計登録者100万人超のプロのSNSマーケターがTikTok運用を一からサポートします。
「認知度・ブランディングを高めたい」「TikTokを活用してターゲット層にリーチさせたい」「新商品をPRしたい」といった様々な場面におけるニーズにお答えします。
まずは無料相談でサービスの詳細、メリット、活用事例、成功事例、ご利用プランについてお伝えします。
ぜひお気軽にご相談ください。
下記フォームよりお申し込みください。
マーケター募集中
pamxyでは累計160万人超のフォロワーを擁するIP事業で培った、SNSや運用型広告における圧倒的知見を惜しみなく活用し、マーケティングのコンサルティング事業を行っています。
YouTube・TikTok・Instagram・TwitterなどのSNSマーケティングおよび運用型広告支援においては、スタートアップから上場企業まで多くの業界・規模の企業様のご支援実績があります。
マーケティング経験者はもちろん、
未経験の方でもご興味があればぜひ下記からご応募くださいませ。