TikTok Shopとは？日本導入の可能性や海外の事例を解説

このように、東南アジアを中心に盛り上がりを見せているTikTok Shopについて、知りたい方も多いのではないでしょうか。

SNSの新機能や仕組みは早いタイミングで導入しなければ、競合に先を越されてしまい兼ねません。

そのため、海外の動向を観察して、今から検討することがおすすめです。

今回は、TikTok Shopの仕組みや日本導入の可能性、海外での成功事例などを解説します。

この記事を執筆しているのは、TikTokフォロワー数約19万人の「けんちゃん（あるごめとりい）」を運用する経験豊富な編集部です。

TikTok Shopとは？機能と仕組み

TikTok ShopとはSNS型のEコマースで、アプリ内で商品を見つけて購入までスムーズな購買体験を実現させるシステムです。

TikTok Shopでは、以下の3つの方法から、商品を販売・購入することができます。

商品販売に加えてコミュニティの構築も行えるため、TikTok Shopの利用は企業にとって大変有効な集客ツールとなり得ます。

TikTokで商品をバズらせるコツについては、別記事のTikTok売れとは？成功事例7つを紹介！を合わせてご覧ください。

1. Live Shopping

ライブ配信の最中に、ユーザーが興味のある商品をタップできます。

また、買い物かごアイコンを閲覧することで、直接購入が可能です。

2. Shoppable videos

フィード動画から商品を購入できる機能です。

商品リンクと買い物かごアイコンをタップして、直接買い物ができます。

3. Product showcase

TikTokアプリ内の、ブランドまたはクリエイターのアカウントページから、商品を購入できます。

直接商品にアクセスして買い物が楽しめます。

TikTok Shopを展開している国｜日本はいつ？

実は中国では、2019年ころからライブ配信とEコマースの融合が始まっています。

さらに、中国独自のTikTok（Douyin）では、2021年にEコマースによる流通総額が約17兆円にまで達しました。

このような流れを受け、Global版のTikTok Shopが始動したのは2021年で、最初に導入された国はインドネシアです。

大変需要が高く、2023年末までには流通総額が約2兆8,800億円まで伸びる見込みと言われています。

seller centerと呼ばれる、TikTok Shopの登録国は以下の8つです。

アメリカでも2022年11月からのテスト期間を経て、2023年9月にTikTok Shopがスタートしました。

アメリカの動向は日本の雛形となりやすいため、今後どのようにユーザーに浸透していくかを観察するとよいでしょう。

TikTok Shopを導入するメリット4つ

日本でも利用できるようになった場合、自社でもTikTok Shopを導入すべきかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、TikTok Shopを導入するメリットを4つ解説します。

1. コンバージョン率が高い

TikTok Shopでは、ワンタップですぐに商品を購入可能なため、高いコンバージョン率が期待できます。

ホームページやECサイトへ誘導する必要がなく、ユーザーの離脱を防ぎやすくなります。

直観的な操作に慣れたTikTokユーザーの、購買意欲をすぐに満たせて売上につながることがメリットです。

2. 案件を依頼しやすい

TikTok Shopが提供するアフィリエイトプログラムにより、直接クリエイターと連絡が取れます。

自社や案件のイメージに合うクリエイターを簡単に探せて、スムーズにコラボ依頼ができるのもよい点です。

3. パフォーマンスを分析できる

パフォーマンスやトラフィック、顧客レビュー、取引データなどの分析を行うことが可能です。

ユーザーの動向や反応を見ながら分析と改善を繰り返し、パフォーマンスの向上に役立てることができます。

4. キャンペーンが展開しやすい

TikTok Shopでは、自社商品を宣伝するためのキャンペーン用プラットフォームがあります。

多くのプロモーションツールが用意されており、自社の目的に合ったキャンペーンを展開できます。

TikTokのキャンペーンに興味がある方は、関連記事の「TikTokキャンペーンとは？1から徹底解説！」の記事も合わせてご確認ください。

TikTok Shopの成功事例3つ

海外では、TikTok Shopによるマーケティングで売上が大幅に向上した企業の事例が多くあります。

ここでは、TikTok Shopの成功事例を3つご紹介します。

1. Rebellious Fashion

アパレルブランドの「Rebellious Fashion」は、TikTok Shopでクリエイターとのコラボを重視しました。

アフィリエイトプログラムに参加した結果、3ヶ月で収益を約45倍まで増加させることに成功しています。

そのうち、アフィリエイトの販売シェアは約80%を占めており、TikTok Shopの効果の高さを証明した事例です。

2. Benefit Cosmetics

化粧品メーカーの「Benefit Cosmetics」は、自社ブティックからライブ配信とショートビデオを作成しました。

TikTokショップでのローンチをアピールしたところ、ライブの視聴者数は62万人以上にものぼった成功事例です。

ローンチからわずか3日で、新たに2万5千人のフォロワー数を獲得しました。

3. TT Media

企業コンサルティングやスタートアップ支援を行う「TT Media」は、TikTok Shopでオーディエンス分析の実施に加え、バイヤーのペルソナを作成しました。

戦略的なマーケティングにより、急速にアカウントおよびライブストリームを成長させ、1か月で504,000ドルの収益をもたらしました。

TikTokとShopifyの連携について

Shopifyは、ECサイトの運営や管理が行えるプラットフォームです。

日本でも2021年にTikTokとの連携が発表され、すでに導入している企業も少なくありません。

こちらは、TikTok Shopとは異なるサービスですが、Shopifyを利用すると、TikTokユーザーに対して商品を宣伝してスムーズに購買行動につなげられます。

TikTokとShopifyの連携方法を要約すると、以下の通りです。

TikTokの運用事例2選

最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のTikTokアカウントの運用事例をご紹介します。

株式会社ジンジブ

株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました。

具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。

企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援した結果、半年で再生回数100万回超えが計3本、総いいね数が約30万、フォロワー数は立ち上げの0人から約7,500人まで増加しました。

THL専門学校

THL専門学校 様より「学校の認知拡大と新規入学希望者の集客をしたい」というご希望を頂き、弊社ではZ世代に強い認知力を誇る「TikTok」を利用した運用代行を行いました。

下記のように、エンタメ要素のあるコンテンツから意外と知らないマナーの紹介まで、幅広く企画しております。

企画後の撮影から編集、投稿、分析、改善までも一貫してご支援させていただきました。

運用代行の結果は、半年強で総いいね数が約60万、フォロワー数は立ち上げ初期から約10,000人まで増加、中でも「結婚式お呼ばれマナー　テーブルマナー編」では再生回数300万超えを達成しました。

まとめ

海外で話題のTikTok Shopの仕組みや導入している国、成功事例などをご紹介しました。

今回の内容をまとめると、以下の通りです。

TikTok Shopは、企業にとって導入するメリットが多く、大変有効なマーケティングツールです。

今後、アメリカでTikTok Shopがどのように展開されるのか注視しつつ、いつ日本で導入されてもいいように準備を進めておきましょう。

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株式会社pamxyのTikTok運用代行

株式会社pamxyでは、TikTok運用代行サービスを行っています。

実際に弊社で運用しているアカウントは、累計フォロワー33万人、TikTok内コンテストで2度優勝、TikTok公式クリエイターに認定されています。

アカウント運用の中で培われたノウハウを生かして、SNS累計登録者120万人超のプロのSNSマーケターがTikTok運用を一からサポートします。

今回の記事のように「TikTokの機能をマーケティングに活用したい」という方や、「動画を投稿したいが忙しくて時間がない」という方にぴったりのサービスです。

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