- Pinterest広告とは何なのか?
- 自社では運用する必要があるのか?
- そもそもPinterestとは何なのか?
上記のように感じている担当者も多いでしょう。
Pinterest広告は、2022年6月から利用開始された新しい広告媒体です。そして現在は多くの企業および担当者から注目を集めている広告と言えるでしょう。
Pintarest広告をうまく活用すれば、より強烈な宣伝、ブランディング効果が得られるでしょう。
しかし、実装間もないPinterest広告運用のノウハウはほとんど出揃っていません。それどころか仕様やデザインもあまり周知されておらず、とにかく基礎知識から学ぶのが重要です。
そこで本記事では1万人以上のフォロワーを有するInstagramアカウントや、その広告運用に携わるマーケドリブン編集部が以下を解説します。
- サービスとしてのPinterestの特徴
- Pinterest広告の仕様や仕組み
- 実際に出稿する方法
本記事を読めばPinterest広告の基本を理解できます。出稿を検討している方はぜひご参考にしてください。
Pinterest(ピンタレスト)とはどのようなサービス?
まず、Pinterestがどのようなサービスなのか把握しましょう。シンプルですがやや革新的な部分があるので、その点を理解しておく必要があります。
Pinterest(ピンタレスト)=画像・動画を共有、発見するサービス
Pinterestは、自身が手に入れたインターネット上の画像や動画をWeb上で共有したり、入手したりできるサービスです。
気に入った画像をピン(保存)して、情報収集するのが基本的な活用方法。
わかりやすくいうと、Pinterestは誰しもが自由写真をピン留めできるコルクボードです。ここには自身が掲載して人に見せたり、あるいは誰かの写真を保存したりします。
これをWeb上でやっているのがPinterestと考えましょう。
Pinterestでは「好きな服」「行きたい場所」などといったジャンルで画像が仕分けされています。要するにコルクボードが何種類かあると考えて問題ありません。
これを利用して画像や動画の収集や共有をより深く楽しめるように設計されています。
利用者は女性が76.7%
Pinterestの利用者は女性がメインです。
statistaの調査によればPinterestの男女比率は男性15.3%、女性76.7%(2022年1月現在)。かなり女性側に偏っています。
他のSNSやWebサイトでも女性ユーザーが多いケースは少なくありません。しかし8割近くが女性に集中しているのは、かなり珍しい傾向です。
ちなみにInstagramの男女比は、ガイアックスの調査によれば男性43%、女性57%です。
つまり商材が女性向けなら、Pinterestはかなりフィットするでしょう。男女比率だけでいえばInstagramよりもすぐれています。
ただしユーザー数はまるで違う点に注意。Pinterestの日本でのユーザー数は、CNET-Japanによれば870万人(2020年12月時点)。
一方でInstagramはアクティブ(定期的にログインする)ユーザーに限定しても3300万人が存在すると公式にアナウンスされています。
ユーザー側の利用方法
Pinterestはユーザーによって以下のように活用されています。
- 気に入った画像が出てきたらピンする
- 自身の画像を投稿して他のユーザーと共有する
つまり保存と共有が、Pinterestの基本的な機能です。また興味があるコンテンツに「Like」をつけるシステムもあります。
さらに自身専用のBoard(コルクボード)を開き、そこにお気に入りの画像や動画を保存(ピン止め)できるサービスも。
やっていることはSNSとさほど変わらず、誰でも簡単に利用できます。ただし広告の出向先としてPinterestを検討しているなら、どのようなサービスなのか、実際に利用して正確に把握しておくのがよいでしょう。
Instagramとの違い
Pinterestは、Instagramと比較して以下4点が違います。
- 既存の画像や動画シェアしうる
- 過去のコンテンツが風化しづらい
- リンクを掲載できる
- 今後のための判断材料をそろえる
最も大きな違いは、シェアされる画像や動画です。Instagramでは自身が撮影、製作した画像や動画を共有するのが基本。
Pinterestもそのように使われますが、既存の画像や動画もシェアされやすいのがInstagramとの相違点です。
またPinterestの場合、過去に投稿されたコンテンツが風化しづらい部分もあります。検索すれば、たとえ古いコンテンツでもすぐにヒットするからです。
リンクを貼れるのもPinterestならではの特徴。Instagramは一部の広告をのぞいて外部リンクを掲載できません。しかしPinterestでは誰でも自由にリンクを掲載できます。
Pinterest(ピンタレスト)広告の特徴やフォーマット、デザイン
続いてPinterest広告の特徴やフォーマット、デザインなど、基本的な部分を理解しましょう。
これはPinterest広告を構成する以下5点をおさえるとわかりやすいでしょう。
- キャンペーンタイプ
- 広告グループ
- プレースメント
- 広告フォーマット
- 入札タイプ
- これを理解しておけば、Pinterest広告を問題なく利用できます。
なおサイズや画像形式などの基本的な仕様もここで全て解説しているのでご参考にしてください。
キャンペーンタイプ(配信のねらい)
Pinterest広告には3つのキャンペーンタイプ、つまり配信のねらいを設定できます。
タイプ | 手法 |
認知度の向上 | ブランドの認知度アップ 動画視聴回数の増加 |
比較検討をうながす | 比較検討 |
コンバージョン数を増やす | コンバージョン数増加 カタログ販売 |
キャンペーンタイプは、ひとつの広告に対して1つだけ設定できます。選択すれば、その目的を達成するために必要な項目を設定できます。
またキャンペーンタイプに応じて入札内容や選択できるフォーマットも変化するので注意してください。
広告グループ(ターゲティングの実施)
Pinterestには、広告グループという概念が存在します。これは分かりやすくいえば、「ターゲティングの項目」です。以下図表の「広告」を指定するれば、より適切なターゲティングが実施できるようになっています。
広告グループ(ターゲーティング) | ターゲティング概要 |
属性 | 顧客の年齢や性別、場所や言語、利用するデバイスなどの想定 |
興味(インタレスト) | どのようなジャンルに興味を持っているユーザーに届けるのか |
キーワード | 何のキーワードで検索された場合に広告を表示させるのか |
オーディエンス | 顧客リストやWebサイトに訪問した経緯がある、あるいはPinterestでこれまでの自社のコンテンツを閲覧したユーザーに対してターゲットづける |
拡張 | 設定した選択したのと似ているキーワードで検索したユーザーなどターゲットに。想定されるユーザー層を大きく広げる |
アクト・ア・ライクオーディエンス | 指定した固有のオーディエンスと、同じ行動を取る人物に広告を表示する |
広告グループを選択すれば、自社の広告が誰に向けて公開されるのか、細かく調整できます。
広告運用ではターゲティングのむずかしさを感じている人は多いでしょう。しかしPinterest広告を出稿する際には広告グループによるアシストを受けられます。
プレースメント(配信面の選択)
プレースメントとはPinterest広告をどこに配信するか設定するセクションです。
プレースメントの設定ひとつで、Pinterest広告のパフォーマンスは大きく変動します。
選択できる配信面は以下のとおり。
- ホームフィード(トップページ画面)
- 検索結果
- 関連するピン
複数の配信面を同時に選択することも可能。これならより多くのユーザーにリーチできるようになります。
広告フォーマット(広告のデザインや形式の設定)
Pinterestには、以下のような7つの広告フォーマットが用意されています。
広告フォーマット | 概要 |
画像ピン(通常の画像と同じ形) | デフォルトのフォーマットで、画像1枚のシンプルスタイル |
スタンダード動画 | 通常の画像と同じサイズの動画を投稿できる |
ワイド動画 | Pinterestがスマートフォン上で閲覧された時、画面上全体で表示される |
カルーセル | 2〜5枚の画像を同時に投稿できる。ユーザーは1枚ずつスワイプして閲覧できる |
コレクション | 3枚の画像と、その上部に表示される大きな画像の動画(スマートフォン表示のみ対応) |
アイデアピン | 複数画像や動画、テキストなどを組み合わせ1枚のコンテンツとして表示 |
ショッピングアド | 「Pinterestカタログ」機能。ユーザーがクリックすると、商品を購入できる |
Pinterestは、新しい情報を検索するためのサービスです。
Pinterest広告もまた、ユーザーに対して表示されるべき新しいコンテンツのひとつ。これは通常の広告とほぼ同様のデザインとして表示されます。
この点を活用するため、「画像」や「動画」など、通常のコンテンツに自然に織り交ぜられる手法が好んで活用されます。
またPinterest広告に設定できる画像・動画の仕様は以下のとおりです。
画像 | |
ファイル形式 | PNG・JPEG |
ファイルサイズ | デスクトップ:20MB アプリケーション:32MB |
アスペクト比 | 2:3または1,000×1,500 |
タイトル | 最大100文字 |
説明文 | 最大500文字 |
動画 | |
ファイル形式 | .mp4、.mov、.m4v |
ファイルサイズ | 最大2GB |
動画の長さ | 4秒〜15分 |
エンコード | H.264、H.265 |
タイトル | 最大100文字 |
説明文 | 最大500文字 |
入札タイプ/(費用形態の選択)
Pinterest広告では、広告費用は入札制で管理されています。これをうまく利用すれば、必要最低限の費用で広告出稿することが可能。
Pinterest広告の場合、入札タイプは「キャンペーンの目的」に応じて以下のように枝分かれしています。
キャンペーン目的 | 入札タイプ |
コンバージョン数向上 | CPA(コンバージョン単価の平均額) |
ブランド認知度 | CPM(1000インプレッションに課金) |
動画視聴 | CPV(2秒以上試聴された場合に課金) |
比較検討 | CPC(広告クリックごとに課金) |
カタログ販売 | CPA(コンバージョン単価の平均額) |
このようにキャンペーンの目的に応じて入札タイプ、つまり費用形態が設定されています。
ちなみに選択できる入札方法の種別として、「カスタム入札」か「自動入札」の2種類が用意されています。
カスタム入札は、ユーザー自身で入札額を設定するタイプ。つまりいつでも自由に、支払う上限額を設定できます。
自動入札では、設定した予算で1日数回、自動的に入札を実施するものです。もちろん最小限のコストで最大限のリターンが得られるようにアルゴリズムが計算して入札します。
【補足】注目される背景
Pinterest広告が注目されるのは、2022年6月1日にスタートした新しい広告だからです。
Pinterestはそれなりに大きなサービスですが、長らく広告サービスがリリースされませんでした。それがようやく公式にサービスとして始まり、各社が研究を始めた格好です。
InstagramやTwitterなどの広告と同様に重点的に利用するべきか、自社でも検討してみましょう。
2022年10月29日現在はまだ、各社がPinterest広告のポテンシャルを見極めたり、あるいは適切な活用方法を探ったりしている状態が続いています。
Pinterest(ピンタレスト)広告を利用するメリット
Pinterest広告を利用するメリットとして、以下5点があります。
- 通常の画像と動画に自然な形で出稿できる
- 新しい商品を探しているユーザーにアピールできる
- 広告フォーマットが豊富
- 女性ユーザーにアプローチしやすい
- インパクトのある画像や動画でアピールできる
Pinterest広告は、とにかく自然な形で出稿できるのが大きなメリット。また情報収集に意欲を持つ、あるいは若年層や女性ユーザーにリーチしやすいのもポイントです。
広告フォーマットが豊富だったり、広告自体にインパクトがあったり、広告担当者が求める要素は一通り揃っています。それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。
通常の画像と動画に自然な形で出稿できる
Pinterestで検索すると画像や動画がずらりと表示されます。ここに自然に織り交ぜる具合で、自社の広告を出稿できます。
広告を出稿するときはいわゆる「広告色」が出てしまい、ユーザーから忌避される懸念があります。これに悩まされている担当者も多いでしょう。
しかしPinterestは通常の画像や動画の中に自然に表示されるので、忌避感を抱かれづらいのがメリットとなります。さらに「広告だから」といってタップやクリック避けられる懸念も、ある程度少なくなります。
新しい商品を探しているユーザーにアピールできる
新しい商品を探しているユーザーにアピールできるのもポイント。
Pinterestは、「自身好みの新しい画像や動画を探したい」と考えるユーザーをターゲットにしたサービス。ユーザーも実際にその目的で、Pinterest上を回遊します。
そこにユーザーが興味を持ちそうな広告を出稿可能。そうすれば、すでに新しい情報を得たいモチベーションがあるユーザーは、広告をクリックしやすいでしょう。
広告フォーマットが豊富
広告フォーマットが豊富なのも、Pinterest広告の魅力。先ほども触れたとおり、以下6つのスタイルを選択できます。
- スタンダード動画
- ワイド動画
- カルーセル
- コレクション
- アイデアピン
- ショッピングアド
これだけ多彩な広告フォーマットを用意しているサービスは他にはそうそうありません。自社とその製品、サービスにフィットする形で出稿しやすくなります。
女性ユーザーにアプローチしやすい
Pinterest広告は、女性ユーザーにアプローチしやすい利点も有しています。
statistaの調査によればPinterestの男女比率は男性15.3%、女性76.7%(2022年1月現在)。かなり女性側に偏っています。
コスメやファッションなど、商材が女性向けなのであれば、Pinterest広告はより効率的な出稿先になりうるでしょう。
反面、ミドル層以上の男性ユーザーにアプローチするには、Pinterest広告は少なくとも向いているとは言えません。もちろん男性も利用しているサービスですが、メイン層ではなく、またサービス利用者数が少ないため絶対数が少ないのも気になるところ。
インパクトのある画像や動画でアピールできる
インパクトのある画像や動画で、自社をアピールできるのもポイントです。
Pinterestではコンテンツが大きなサイズで表示されるように工夫されています。広告の見え方ももちろん同様で、大画面で強く訴求可能。
またワイド動画などではスマートフォン画面一面に広告が表示され、ダイナミックにアピールできます。
Pinterest広告のフォーマットはいずれも力強い訴求力を持っているのがメリットだと言えるでしょう。
Pinterest(ピンタレスト)広告の出稿方法
Pinterest広告を出稿するには、以下のステップをクリアする必要があります。
- ビジネスアカウントとアドアカウントを作成する
- 自社サイトを認証する
- アカウントの権限を認証する
- キャンペーン・グループ・ピンを設定する
- 審査を通過する
初期設定は、やや面倒かもしれません。しかしそれさえクリアすれば、その後は簡単に広告出稿できるようになります。
それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。
ビジネスアカウントとアドアカウントを作成する
最初にPinterestでビジネスアカウントとアドアカウントを作成しましょう。一般ユーザー向けのアカウントもありますが、これは登録不要です。
手順は以下のとおりです
- 「ビジネスアカウントを作成する」へ移動する
- 画面右上の「ログイン/登録」をクリックする
- メールアドレスとパスワードを作成する
- 「アカウントの作成」をクリックする
- 「プロフィールを作成する」を入力
- 「業種」について入力する
- 画面の指示に従い「次へをクリックする」
- 「×ボタン」を教えて、ビジネスアカウントへ移動する
ここまでで、ビジネスアカウントが設定されました。続いて以下の方法でアドアカウントを使えるようにします。
- 画面左上の「広告」を選択し、アドマネージャを選択する
- 名前の横にある「V」のアイコンを選択する
- 「新しいアドアカウントを作成する」を選択する
- アドアカウント名を入力して、「お支払い情報を設定する」を選択する
- 「広告ガイドライン」を熟読し、同意する
- 新しいアドアカウントについて、支払い方法を追加する
- 「保存」を選択する
これで、アドアカウントが利用できるようになりました。
自社サイトを認証する
続いて自社サイトの認証を実施しましょう。これは「サイトが間違いなく自社で所有しているドメインのもの」だと証明する手続きです。
自社サイトを認証する方法は、大きく分けて3つあります。
- 所定のHTMLタグをWebサイトに記入する
- WebサイトにHTMLファイルをアップロードする
- ドメインホストにDNS TXTレコードを追加する
この手順はPinterestのヘルプセンターにて詳しく解説しています。またプロバイダによって手順が微妙に異なりますが、これも一覧で紹介されています。
このステップはヘルプセンターを閲覧しながら進めていくのが遅す目です。
アカウントの権限を認証する
続いてアカウントの権限を認証するステップに移りましょう。
手順は以下のとおりです。
- ビジネスアクセスを選択する
- パートナーを選択する
- 「パートナーを追加する」をクリックする
- 認証したい店舗の「ビジネスID」を入力する
「パートナーを追加する」を選択して、アカウントに権限を付与する
キャンペーン・グループ・ピンの設定
ここから広告を詳しく設定します。以下の点を検討しながら決めていきましょう。
- キャンペーンタイプ
- 広告グループ
- プレースメント
- 広告フォーマット
- 入札タイプ
これらはPinterest広告のマネージャの指示に従っていけば簡単に設定できます。
ただし「何をどこに出せば成果が得られるのか」は、担当者の力量による部分です。自社の商材とPinterest広告の内容を総合的に判断し、どのように出稿するか検討しましょう。
そしてこの際、「Pinterestタグ」の設定も必要です。これはPinterest広告と、自社Webサイトとの間でのパフォーマンスを測定するために使います。
Pinterestタグを設定しておけば、何人のユーザーが自社Webサイトへアクセスしたのか、うち何割が商材を購入したのかなど、重要な情報をトレース可能です。
審査を通過する
Pinterest広告を利用するうえで少々やっかいなのが、審査を受ける必要があること。広告ガイドラインを遵守しているのが条件となります。
<注意すべきガイドライン項目>
- アダルト・ヌードコンテンツではない
- センシティブなコンテンツではない
- その他アルコールや金融製品など、一部商品ごとに定められているジャンルでの規則を守れている
特に薬機法に関連づいた違反が起こりがちなので注意しましょう。
無事審査を通過すれば、Pinterest上の指定した配信面に広告が配信されます。
Pinterest(ピンタレスト)広告に関するQ&A
本記事ではPinterest広告を解説しました。最後によくある質問についてQandAを解説します。
- 費用はいくらから運用できる?
- 日本でのリリースはいつ?
- ログインできないときはどうすればよい?
- Pinterest広告はうざいのでブロックされる?
それぞれ詳しく解説するので、ご参考にしてください。
費用はいくらから運用できる?
Pinterest広告は、まず1日1万円程度から運用するのがよいでしょう。そこから広告のパフォーマンスや競合他社の様子を観察しつつ、予算を増減するのがよいでしょう。
場合によっては、予想よりも低い予算で運用できるケースも多々あります。
日本でのリリースはいつ?
日本でリリースされたのは2022年6月1日。まだ日が立っていないのでPinterest広告の実力が十分に理解されていない部分もあります。
今後はPinterest広告がどの程度活用され、どのような成功事例が出てくるか注視するのが重要です。
また広告ではなくPinterest自体がサービスとして日本でどのようにポジショニングするかも重要。InstagramやTwitterなどを脅かすくらいに成長すれば、広告を運用する意味合いも出てくるでしょう。
一方でPinterestはギズモードから名指しで批判されるなど、日本ではやや印象が悪い部分もあります。
こういった部分がフォーカスされてユーザー数が伸びなければ、広告運用のやり方も考え直す必要が出てくるかもしれません。
ログインできないときはどうすればよい?
Pinterestのビジネスアカウントには、「ログインができない」トラブルが頻繁に報告されています。
同様の問題が起こったら以下のように対応しましょう。
- メールアドレス・パスワードを間違えていないか確認する
- アカウントが自動停止されていないか確認する(されているのであれば、パスワードリセットを実施する)
- 利用停止されている場合は、Pinterestに異議を申し立てる
Facebook、Googleでログインできない場合は、ヘルプセンターの「設定の変更」を参照にして対応する
これでログインできない問題はほとんど解決できます。
Pinterest(ピンタレスト)広告はうざいのでブロックされる?
Pinterest広告を出稿しても、ブロックされる可能性はあります。
ただしこれはPinterest広告に限った話ではありません。どんな出稿先でもコンテンツブロッカーなどで封鎖される可能性はあります。
なお「Pinterest広告がうざいと言われている」話を聞いたことがある人もいるでしょう。しかしこれは事実ではなく、正確には「Pinterest自体が検索結果を邪魔するからうざい」と言われています。要はサービス自体が悪く言われているだけです。
たとえば「SPY×FAMILY 時間」とGoogleで検索した場合、明らかにアニメの放送開始時間がユーザーニーズとなるでしょう。
もちろん検索結果もそれに準じます。しかし、その中にPinterestが(悪いことにそれなりによい順位で)表示し、クリックすると「登場人物の女の子の画像ばかり表示される」といったケースがあるのです。
これでは、「アニメの放映開始時間を調べているのだから、邪魔をするな!」と思われても仕方ありません。この点はギズモードでもかなり痛烈に批判されていました。
しかし、これはPinterestを使っていないユーザーからの批判で、またPinterest広告自体が「うざい」と言われているわけではありません。上記の検索結果上の問題も、最近は改善されつつあり、今後広告運用で大きな問題とななりづらいでしょう。
まとめ
本記事ではPinterest広告の特徴やメリットを解説しました。最後に重要なポイントを解説します。
- Pinterestは画像や動画を共有・発見するサービス
- 利用者は女性が76.7%
- Pinterestには6種類の広告フォーマットがある
- ターゲティングやキャンペーンも自在に設定できる
- Pinterest広告は通常の検索結果に自然に織り交ぜられるのがポイント
- 女性ユーザーにアプローチしやすい側面も
- その他広告のインパクトの強さなど、メリットはさまざま
Pinterestはそれなり大きなサービスで、そこに展開される広告サービスもまた、企業にとって重要な存在。
本記事を参考にPinterest広告を運用できるか、一度検討してみましょう。
マーケター募集中
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