pamxyでは業務委託のメンバーの方のことを「一緒に事業を推進する仲間」だと考え「バディ」とお呼びしています。
実際、Slackにご参加いただいているバディさんは600名を超えています。
今回は複数のSNSプロジェクトのディレクターとして活動をしている2名のバディさんに、pamxyで仕事をするリアルを聞きました。
海外から地方から
筆者 まずは、自己紹介をお願いします。
山田 早稲田大学を卒業後、旅行会社に入社し、地方で地域活性業務を担当しました。コロナがきっかけで出社が少なくなったこともあり、ブログや広告制作などの副業を始めたのがきっかけで、個人事業主になりました。今は観光×SNSの軸で、カンボジア・タイ・トルコ・ジョージア・ベトナム・インドネシアなど海外を転々としながら活動しています。
大島 早稲田大学を卒業後、地方テレビ局に入社し、情報番組やバラエティ制作、YouTube立ち上げなどを経験しました。今はフリーランスでYouTubeやTikTokのディレクターをしつつ、地方テレビ局の仕事などをしています。
フリーランスという働き方
筆者 お二人とも元々は大手企業様の正社員として働いていたところが共有点ですよね。正社員という安定したところからフリーランスという、一見すると不安定に思えるキャリアに転身した背景を教えていただけますか?
山田 フリーランスになることで安定感は無くなるけれど、このまま会社の中で同じことをやっていても、時代についていけなくなると感じていました。最初は副業でマーケティングの知識を自分で学んで本業に活かそうと考えていましたが、次第にそちらが本業の収入を超えてきたため、フリーランス転身を決意しました。海外に住みたいという想いがあったことも大きいです。
大島 僕の場合はお金のことよりも、自由に動き回りたかったという想いがありました。もともと地方の閉じられたコンテンツを県外や世界に届けたいと思っていたため、収入ゼロの可能性もある中で会社を飛び出しました。一つの会社で、その文化に染まってしまうことが怖かったこともありますし、新しいことをやっていきたい、クリエイティブな仕事をするにあたって会社の外で色々吸収していきたいと思いました。
筆者 フリーランスをしていて大変なことはありますか?
大島 自己管理ですかね。お休みができないというよりは、漠然と休みを取ることが怖いと思う時もあります。
山田 僕は海外にいることもあって土日という概念や日本の祝日は分からなくなったけれど、ストレスなく休みは取れています。
結婚してすぐ独立したので「大丈夫なの?」という声もありましたし、反対もされましたが、応援してくれる人もたくさんいました。妻も海外での生活を楽しみにしていて、一緒にフリーランスでやっていこうと言ってくれたことも、踏み切れた要因です。
フリーランスにおける自己成長
筆者 私もこれまで大きな企業にいたので「背中を見て育つ」ことが会社の中でできていたのですが、スタートアップだとなかなかそうはいかないのがギャップでした。ロールモデルがいないという点では、スタートアップとフリーランスは近いのかなと思いますが、自己成長についてはどう考えていますか?
山田 会社員の頃は憧れの存在がいましたが、確かにフリーランスだといなくなりますね。周りを見るとオンラインサロンに入って、そういう存在を探している人もいます。僕の場合は海外ノマドワーカーの方々と出会える機会もあるので、情報交換をしたりしています。
大島 僕の場合は、会社を辞めてからも成長してると思います。それこそpamxyは、ディレクター同士の繋がりがあったり、渡辺さんをはじめとした社員さんがプロデューサーとしてバディである僕たちと向き合ってくれているので、仕事に責任を持てる人であれば、成長できる場だと思います。
筆者 私個人としては「その人が何を大事にして仕事をしていきたいのか」「何を期待してpamxyと働いてくださっているのか」というところを考えてプロジェクトをアサインしたいと思っているので、結果的に成長を感じていただけるのは嬉しいです。私自身、皆さんからたくさんのことを学ばせていただいています。
求められるスキル
筆者 一方的に色々聞いてしまったので、反対に聞いてみたいことはありますか?
大島 バディに求めるスキルが気になります。今、どんな人と働きたいですか?
筆者 SNSディレクターでしたら、コミュニケーションが素敵な方だと嬉しいですね。もちろん実績やスキルもあると嬉しいですが、例えばSNSマーケティングに関しては今はpamxy内で学んでいただける環境もできつつあるので、必ずしもスキル重視ではありません。どちらかというと、コミュニケーションがしっかりできるかという点を重視しています。責任と愛着を持ってお客様に向き合える方だと嬉しいです。
大島 僕はpamxyと関わる中で「お客様への向き合い方」を学べたのが有り難かったなと思います。
筆者 フリーランスの方と働くと、様々な異なる思考性があって、色々な視点が入ることが面白いですね。なので業務委託の方と働くのはとても楽しいです。もちろん受発注の関係はありつつも、共感と信頼があるから一緒に働けていて、フラットに話せていいなと思います。
pamxyは深く関係値を作れるユニークな場所
筆者 今後、pamxyでやりたいことはありますか?
山田 pamxy以外にも様々な委託先と仕事をしていて、毎月のリソースがバラバラなので、スポットでもお手伝いできたら嬉しいですね。例えば、「案件歓迎中」などやる気アピールや、今はリソースが割けないなどのアピールができるともっとコミットできるかなと思います。
大島 新しいことはもちろんどんどんやりたいですし、今は同じプロジェクトの契約継続がすごく嬉しいです。結果も出ていてお客様とのコミュニケーションができている証拠だと思うので、今後もしっかりコミットしていきたいです。形が変わっても、何かしらの形で繋がってプロジェクトとして支援していけたら嬉しいと思います。
筆者 納品して終わりじゃなく、支援した先の声をいただけるというのはいい仕事ですね。ドライな仕事より「やっていて楽しい」「感謝されて嬉しい」などポジティブに感情が動く仕事の方がいいと思います。想いがある人がいれば任せたいという気持ちがあるので、そういう仕事をやっていきたいですね。
山田 僕が担当しているプロジェクトも、次が4回目の更新で担当者の方はお互いに意見を率直に言い合える関係になっています。その業界を深く知れたり、仲良い人ができたり、継続すれば得られる経験値や繋がりは濃くなっていくので、愛着も沸いています。
渡辺 仕事をする上では、一緒に働きたいと思ってもらうこと、その人に何かしらの利があることが大事かなと思います。後者に関しては、特に業務委託の方であれば、やったことないことにもチャレンジいただける環境をご提供して、結果他のお仕事でも活かせるスキルができればいいなと思っています。三方良しになればいいですよね。
純粋さを持ち続けるpamxy
山田 pamxyの仕事は、いい意味で学生時代と感覚が近いなと思います。もちろんお金や責任は変わっていますが、やりたいことがあったら人を巻き込んで、真剣に話し合える純粋さがあります。表現の自由度が高いですね。
大島 pamxyには様々な仕事をしているバディさんが集まっているので、色々な情報が集まっていると思います。他の業務委託先と比べても、集団のなかで個々が融合しているクリエイティブ集団のイメージです。
山田 他の委託先との違いとしては、他では担当者の方とのマンツーマンのやりとりが多く、点の関わりなのに対して、pamxyはチームとして面の関わりが持てているところがユニークだと思います。特に私はSNSのディレクターを務めているので、関わる人の数がとても多いんですよね。そういった意味でも、愛着のある会社です。
pamxyで活躍できるのは「愛着を持てる人」
筆者 最後に、pamxyをどんな方におすすめしたいですか?
大島 フリーランスになって初めてpamxyでお仕事をさせていただいたのですが、新しい挑戦も経験もできました。それがきっと将来にも活きると思うので、未来にも繋がる環境を求めている方にぜひ来ていただきたいです。
山田 業務委託であっても言われた通りにやるだけでなく、指示の意図を汲み取ったり、成果物の効果も気にしてくれたり、全体を見て愛着を持てる人の方が向いていると思います。自分自身も知見を溜めながら能動的に動ける人や、ノウハウを吸収しながらアウトプットできる人には、とても向いているのではないでしょうか。