pamxy代表の西江です。
"pamxyが求める人物像"、そして"スタートアップで働く"とは。
この直球すぎるテーマに正面からぶつかっていきます。
起承転結
スタートアップで働く最大のメリットは起承転結を味わえる事です。
つまり自ら組織や社会における歴史の発端を創れる事とも言えます。
僕はリクルート創業者である江副浩正氏の
『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。』
という金言がスタートアップの求める人物像にぴったりだと考えています。
創業したてのスタートアップは当たり前ですが大企業と比較すると何も整っていません。
このような状況を前にした時に、
「何も整っていないな。」と悲観する傍観者なのか、
「自らの手で創ろう」と歓喜する冒険者なのか。
スタートアップが求めているのは後者の冒険者、
つまり自らissueを見つけ(起)やりきる(承転結)人です。
ですが、忘れてはならないのは会社側として「スタートアップだから」を言い訳にして、
制度を含めたルールを創る事を放棄してはいけないということです。
孤独との戦い
スタートアップのメンバーが直面するのは孤独です。
ですが、ここでお伝えしておきたいのは「孤独」と「一人」は違うという事です。
そもそも人が成長する際に絶対的に必要なのは、「孤独な時間」です。
例えば、重要タスクを任せられた場合に、
意思決定の為に社内外の情報をできるだけ集める胆力が必要になります。
それでも、どうしても情報が揃っていない事は往々にしてあります。
そのような不確実な状況下で意思決定を行う必要があるのです。
そういったタフな経験を積む事で成長ができるのです。
ですが、同時に若い内に重要タスクを任せられる機会が多いとは孤独との戦いになります。
常に追われる立場でもある訳です。
スタートアップにおいては、みんながそれぞれの第一人者であるわけで社内にロールモデルが居ない場合も多々あります。
その状況の中で結果を出し続ける事には、まさに『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。』を実践し続けなければなりません。
成長と膨張
組織が成長すると必ず歪みが生じます。
この際に判断を誤ったまま組織が成長してしまうと、それは組織の成長ではなく膨張なのです。
一見人数も増えて、オフィスも移転し、売上も上がり、なんとなく成長している。
しかし、膨張している場合、少しずつ組織は蝕まれていくのです。
膨張している場合はどこかで天井が来ます。
正直、環境も大事ですが何より大事なのはチームとしての密度なのです。
ハードシングス
スタートアップといえばハードシングスはもはや近所の顔見知りみたいなものです。笑
世の中になにか新しい価値を提供しようと挑戦している際には、必ず何らかの問題が起こります。
むしろ挑戦しているから起こる事なのです。
そして起こる際は不思議と同時多発的に起こるものなのです。
代表的な例としては、クライアントとの問題、離職、契約におけるトラブル。
枚挙に暇がありません。
もちろん起こらないように日々努力するべきですが、
挑戦している限りにおいて、いつだってなにかが起こるものです。
むしろ何も起こらない日が来た時にはその組織では0→1の挑戦が起こっていないとも言えます。
ハードシングスを前にした際に大事なのは、
できるだけそれを最小限に留める事。
然るべき対応をしつつ、周りに悪影響を及ぼさない事です。
僕が気をつけているのは、
どんなことがあっても絶対に落ち込んだ様子を出さない事です。(そもそもあまり落ち込まないのでスタートアップに向いているのかも)
でもここで間違ってはいけないのは、誰にも相談してはいけないという事ではないんです。
あくまで問題にはできるだけフラットに向き合い、然るべき人に相談するのが大事です。
一人で抱え込む事は決してリーダーではありません。
リーダーは自分で何でもやれる人ではなく、チームの一番前に立って結果を出す人なのです。
創業メンバーの重要性
創業メンバーは
- 組織全体のレベル
- 文化醸成
のCAPを創る立場であると思います。
創業メンバーで会社の未来が決まる。
と言っても過言ではありません。
なぜならその後に合流するメンバーの採用基準、育成基準、昇進基準、など
HRの根幹となるあらゆる場面で判断する0→1を創り上げるからです。
また、文化としても目標達成に対する熱量などの基準になります。
なので、創業メンバーが安定するまで、どんなにハードシングスがあろうと
かなり拘るべきです。
創業メンバー足る人で構成されていれば、
事業をピポッドしたとしても何回でも挑戦が可能です。
また、「偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる。」という言葉が示す通り、
偉大なサービスを創るには、偉大なチームが必要不可欠です。
創業者だけで回そうとしても、せいぜい10人前後で壁が来るでしょう。
30人、50人、100人と大きくなるにはマネージャーの存在が必要不可欠なのです。
なので誰を船に乗せるか、という問いはチーム一丸となって真摯に向き合い続ける必要があります。
なので仲が良いとか人間として好きだという事だけでHRにおける意思決定はなされるべきではないのです。