あなたは、大手企業とスタートアップを天秤にかけたとき、どちらのキャリアに魅力を感じますか?
2022年9月にpamxyに中途入社した八子さんはマーケティング事業部に所属し、リーダーとして企業向けのIP事業に取り組んでいます。
しかし、彼はもともと大手食品メーカーの出身。早稲田大学を卒業後、新卒で営業職としてキャリアをスタートしています。その後「ある理由」から2回の転職を経て、pamxyに転職しました。
大手企業で活躍していた彼がなぜスタートアップに魅力を感じ、pamxyに転職したのかについて伺いました。
新卒で就職するなら大企業
pamxyに入社する前までの経歴を教えてください。
大学卒業後、私が最初に入社したのは大手の食品メーカーでした。その後、IT企業や外資系大手コンサルティング会社を経験して、2022年9月にpamxyに転職しました。
新卒で大手食品メーカーを選んだ理由や、仕事内容を教えていただけますか?
大学時代、新卒で就職するならまずは大企業に勤めたいと思っていたんです。割と身近な商材で当事者意識を持てたらと思い、食品メーカーを選びました。
その会社では棚割りを中心とした、小売店などに向けて加工食品の営業活動をしていました。スーパーの店内にディスプレイってあるじゃないですか。目につく場所に自社商品を置けるようにするのがめちゃくちゃ重要なんですよ。
店舗の統括本部でクライアントと商談して棚割りを決めていくんです。営業活動は大変な面もありましたけど、お客様によくしてもらっていました。やりがいを持って取り組めていましたね!
縦割りの組織で疑問を感じた「自分の価値」
大手企業でやりがいを感じていたのに、なぜ転職を決意したのでしょうか?
仕事は楽しかったのですが、会社の全体像や、自分がしたことがどれくらい会社に貢献できているのか見えづらい部分があったんです。
大手企業では業務が細分化されていて基本的に分業制なので。そうですね、私の担当範囲では目標数値を達成できていましたが、もともと誰もが知っている食品ブランドだったので・・・。
「商品力が圧倒的ななかで、自分はどれくらい価値を出せているのか?」
「自分は組織にどのくらい貢献しているんだっけ?」と思いました。
ビジネスにおける自分の「介在価値」って言うんでしょうか…。
新しいことを始めてみたくなったんです。だから2社目は無形商材領域で、興味のあったインターネット業界を選びました。葬儀のマッチングプラットフォームを運営するIT企業です。
大きな転換でしたね。転職後について聞かせてもらえますか?
2社目では、新規開拓と既存顧客対応を担当していました。顧客に提案を続けていくうちに事業開発だったり、事業推進だったり、アライアンス(企業間の業務提携)に関する業務をやってみたくなったんですね。
その頃、外資系大手のコンサルティング会社からオファーをいただきました。これが3社目です。
3社目では、クライアント企業の業務改善や売上向上プロジェクトなどを受け持っていました。コンサル業界は未経験だったのもあって、アウトプットを出すのがチャレンジングでしたが(苦笑)。
pamxyに入ったら見えてきた「会社の全体像」
pamxyに転職したきっかけと、入ってから感じたことについて教えてください。
私は実は代表の西江と浪人期から早稲田大学を一緒に目指してきた古い仲なんです。
売れる仕組みを構築するマーケティング領域に元々興味があったのですが、西江から声を掛けてもらったのがきっかけですね。
入ってみて感じたのは、何よりも裁量権が大きいことです。pamxyでは年齢や勤務年数に関係なく、仕事が一任されます。大企業のように上長(上司)にお伺いを立てなければならないといったこともありません。
あともう1つは、会社の全体像が見えやすいところです。経営陣との距離が近いので、今後会社の方針がどうなるのか、そのなかで自分の部署に任された仕事がどのくらい組織の発展に寄与するのかがわかるんです。
例えば、私は法人のクライアントに向けてYouTubeの動画運用支援を行っています。そこからわかったのは、私がクライアントの課題に本気で取り組むことでpamxyに貢献できることです。
私が担当しているクライアントもそうなんですけど、動画の運用はあくまで手段でしかありません。向き合うべきはその先にあるクライアントの課題です。KGIやKPI(設定目標をどのくらい達成したか測る指標)の達成に向けて施策を行うことが大切になります。
「動画の企画から認知を広げ、視聴者に満足してもらうにはどうすればよいのか?」といったことに真摯に取り組むうちに、露出が増えて他の企業様とのタイアップに発展したんです。クライアントのビジネスが成長する様子を目の当たりにできました。
単に「動画を制作して納品します」ということではなく、クライアントが持っている数字に真剣に向き合った結果だと思います。それで、これがpamxyの実績になるわけです。
クライアントの課題に向き合うのは、大変ではありませんか?
私は業界未経験で入社しているので、最初は何をやったらいいのかわからなかったですね。新しい領域なのでいろんな問題が出てくるのはしかたないかと。
でも、pamxyは代表の2人が民放TV局出身ですし、大手広告代理店出身の仲間もいるので社内にはその道のプロが集まっています。
仕事で困ったら手を差し伸べてくれる仲間がいるのがいいですね。自分一人だと解決策が思い浮かばないことも結構ありますが、そういう時は頼れるんです。
大手企業とスタートアップ、両方経験して得たものとは?
大手企業での勤務経験が今の仕事に活きている点はありますか?
立ち回りのしかたですね…コミュニケーションスキルとも言いますか。企業組織にはいろいろな立場の方がいますよね。社内外においてです。
大手企業のクライアントともお付き合いをさせていただくなかで、私は目の前のカウンターパート(担当者)だけではなく、その裏にいる稟議権を持つ方々(キーマン)を意識して動くことができていると思います。
これは私が縦割り組織の大手企業を経験したから身についていることで、社員研修などで学べることではないと思います。
あと、大手コンサル時代には「考え方」も身に着けました。それまでは、起きている事象に対して「原因はAだ」と決めつける傾向があったんです。
でも、顧客の業務改善や売上向上に真剣に取り組むなかで、ある事象が起きた場合、その原因の可能性は幾通りかあり、分析しながら答えを見つける大切さを知りました。そういったスキルは、今のクライアントワークにも活きています。
守備範囲は広く「問い」を楽しむ
大手企業からスタートアップ転職を検討中の方に「心がけたほうがよいこと」があれば教えてください。
これは「守備範囲の広さ」に繋がると思いますが、決められた仕事以外にもいろんな仕事に挑戦するスタンスを持つことです。
普段の仕事以外のところで問題が発生することもあるので、問いを楽しめるくらいがいいですね。建設的に考えて解決策を見つける姿勢です。それで、定型外業務が増えすぎて「うっ」ってなったら、抱え込まずに仲間に助けを求めます。
大変なときもありますが、自分がやっていることがどのくらい会社の実績に寄与していて、今後自分次第で 会社を変えられるという点が大きな魅力です。大手時代と比べても、やっぱり非常に大きいものがありますね。それが私の場合、自分の介在価値につながっています。
最後に、pamxyに興味をお持ちの方にメッセージをお願いします。
大手企業にいて物足りなさを感じたり、変化が欲しいと思ったりしているなら、転職の情報収集だけでもしてみて良いのでは?と思います。
それでもし、pamxyに興味を持たれたのでしたら、ぜひ話だけでも聞いてみて欲しいです。pamxyの社員は一人ひとりしっかりフォローしてくれるので、業界未経験でも安心していらしてください!