pamxyで展開しているお茶のブランド「yahime saryo」。
未経験で自社ブランドのPR担当に抜てきされたのは、マーケティング事業部でコンサルタントをしていた赤松悠衣さん。
自身のSNS運用やデザインの経験を生かして、クリエイティブの制作から運用まで一貫して行う自社ブランドのPR施策と今後のキャリアについて話を聞きました。
はじめに赤松さんの自己紹介をお願いします
2021年9月から業務委託として勤務し、同年12月にpamxyに入社して2年目になります。
入社前はフリーランスとして広告代理店5社で運用代行やデザインの業務に携わっていました。
当時はInstagramに注力し、立ち上げから担当したコスメアカウント2つが10万フォローを達成、その他ギフト系アカウントも立ち上げから担当し5万人以上のフォローを達成しました。
pamxy入社後は、マーケティング事業部にてYouTubeやTiktokなどの動画コンテンツに注力し、担当していた金融系YouTubeチャンネルで単価が1件数百万する商材のコンバージョン数が他SNSの2倍以上獲得、獲得単価も広告CPAの2分の1という優秀なチャンネルを育てられたのではないかと思っています。
TikTokでも立ち上げから担当したアカウントの初回投稿で150万回再生を獲得したりと期間がかかったものもありましたが。結果が出せているものが多く嬉しく思っています。
その後、コマース事業部に移動し「yahime saryo」のPR・マーケティング担当をしています。
pamxyではどのような業務を担当していますか?
コマース事業部で「yahime saryo」のPR・マーケティング担当として働いています。
ミッションはユーザーの購入やリピート率を高め、ブランドを成長させていくことです。
立ち上げてから間も無いので手探りになってしまうことが多いですが、企画考案や広告・SNSなど全ての施策において目的に対して何が最善策であるのか一つ一つ仮説を立てながら試行錯誤を繰り返し、周りを固めて実行しています。
自身が顧客・市場リサーチから始め、商品開発、企画、物撮り、クリエイティブ制作、SNS運用、広告運用等一気通貫して行ったものがローンチされる時はやはり嬉しくなりますね。
携わったものがWebサイトや各種SNSに反映されるというのは非常に達成感がある瞬間です。
「yahime saryo」はどのようなブランドなのでしょうか?
「yahime saryo」は「新たな和の世界を、未来へ紡ぐ。」をミッションに、「日本茶と洋菓子が生みだす贅沢なひととき」をお客様にお届けしています。
私たちの日常の中で「お茶」という飲み物は広く浸透し親しまれている反面、茶葉から急須で入れた甘みや旨みを感じる日本茶であったり、お茶を点て四季を感じながら菓子を振る舞う茶道などの「お茶を嗜む文化」は日々薄れつつあります。
奥ゆかしくも人との「和」を紡ぐ「日本のお茶文化」。そんな文化を新しい和の世界として再定義することで、未来へ紡いでいきたい。そんな想いが込められているのが「yahime saryo」です。
実はpamxyCOOの斉藤さんのご実家がお茶農家ということもあり、日本の素晴らしい「お茶文化」を世界へ伝えていきたいという想いで立ち上がりました。
自身も日常的にお茶を淹れて飲むことが好きで、学生時代に茶道をやっていた経験もあったので、この想いを伝えるためにはどうしたらいいのかとブランドコンセプトから一緒に思案を重ねてきました。
「yahime saryo」のPR施策ではどんな事を行っているのでしょうか?
現在行っているPR施策は大きく4つになります。
- SNS戦略の立案/運用
- Web/SNS広告戦略の立案/運用
- PRメディアへの出稿
- 自社IPを活用したPR戦略立案
複数の事業を少人数で行っているのでどの部分がPRを行った時に一番成果にインパクトがあるのかを考えて注力するスタイルです。ディレクションや手を動かす業務は自身で行いますが、施策によって必要な知識であったり考え方が違うため自分で調べてもわからないことはマーケティング事業部の方やコマース事業部の方と連携しながら進めることもあります。
その上で自分とは違う思考フローであったり、新たな知見が溜まっていくことは素敵なことだなと感じています。
先程あげた各施策を通して成果を上げるため日々奮闘していますが、共通して難しいと感じたことはブランドコンセプトをチームに浸透させながらプロジェクトを推進するという点でした。
「yahime saryo」はコンセプトがシンプルだからこそ、少しデザインをプラスするとガラッと印象が変わってしまったり、コンセプトと合致しないクリエイティブになるところは本当に困難に感じているところです。
そのようなコンセプトであるためにちょっとした違和感や差異を無視せず、「yahime saryo」らしさをとことん突き詰めることが重要だと思っています。
物撮りの際もなるべく物を使わずにライトで暖かさ表現したり、デザインでいうと文字の余白の開け方であったり、デザインに反映するコピーはどういった言葉選びをするかというような細かな部分も最終的に世に出るもの全て反映されるものなので試行錯誤しながら制作しています。
その中で自分の伝えたいことや行って欲しいことなどを的確に相手に【伝える】ということも重要視していて、どのようにしたら相手に納得してもらい、伝わりやすいのか考えながら業務に励んでいます。
幅広い分野をご自身で担当されているのですね
事業の立ち上げフェーズだからこそ、全部一人でやっているのでタスクの範囲が広く多い仕事ではあります。
人数に対しての事業数が多く事業の全体感が掴みやすいですがその分難易度が高いと日々感じています。
広告運用に関しては初めての経験だったので各ツールの仕組みや関数など、運用するために知らなければいけない知識のインプットが少し大変でしたが「これができるようになった!」ということが増えていく事を実感するのは非常にワクワクしますし、新しいことに対して「食わず嫌い」をしないタイプなのでマルチにできることはプラスに捉えています。
そしてただPRを行うだけではなく製造数や予算、期間、ロジスティクス等、事業の全体感をみて考えながら進行を行うので、事業単位で物事を見れることは貴重な経験だと感じています。
楽しいことややりがいを感じることはありますか?
「yahime saryo」は立ち上げからまもない事業なので、自分が出したアウトプットがすぐ数字として表れるところであったり、自身で業務や作業を仕組み化したものが反映されていくところに大きなやりがいを感じます。
自分が立てた仮説であったりやり方などを自分自身で打ち返すことによって今まで主観的だった考え方からより周りに目線を向け思考できるようになったと感じますし、「事業の本質」や「ゴール」からブレることなく進められます。
「yahime saryo」は少人数で事業を行っているので、1人で行う業務の種類が多いところも特徴であり面白い部分だと感じています。
もちろんマルチタスクな分、知識のインプットがかなり必要であったりなど大変な部分もありますが、自分に知見が溜まっていく事を実感しながら働けることは非常に満足しています。
「yahime saryo」に関してこれからの展望はありますか?
現在はオンラインでの販売のみなので、いずれは実店舗を持ちたいと考えています。
デパ地下などで有名パティスリーと「yahime saryo」の店舗が並んでいたら素敵ですよね笑
期間限定品や他商品のラインナップも作っていきたいです。
個人としてやっていきたいことはありますか?
短期的には運用型広告を極めていきたいと考えています。
理由は2つあります。
1つ目は運用型広告が新規顧客獲得の要であると認識しているからです。
新規顧客を増やす方法はSNS運用などのメディアを使用したり、サイト運営や紹介など多岐に渡りますが、一番即効性がありインパクトが出る方法は運用型広告だと考えていて、
その上その他の施策よりもコストがかかる部分なので一番に極めたいことだと感じています。
2つ目は運用型広告自体も、扱える人もより需要が高くなっていくと感じているからです。
純広告に憧れを感じつつも、 やはりこれからの時代はよりデジタルにシフトしていくと感じています。なので今後pamxy内で運用型広告のパイオニア的存在が必要になった際に「運用型広告何でもできるマン」として他事業のお手伝いやアドバイスをするような人になるために運用型広告を極めたいと思っています。
長期的には「尊敬されて成果の出せるマネージャー」になることです。
担当事業や状況によって優れたマネージャー像は異なってくると思いますが、前述した目標は徹底して目指していきたいです。
現在事業を一貫して見れる環境にいるので一事業にたくさんの関係者がいることを肌で感じるとともに「人」の重要さを痛感しています。
仕組み化をした後でも、人材依存をしている状況でも一緒に働いている人の姿勢や人格はその人や周囲のパフォーマンスに影響が出てくると考えています。
なので一緒に働いて下さっている人たちがやる気を出せる、より成果を出せる、やりがいを感じられる。そんな環境が作り出せるような人間を目指していきたいです。
- 最後に、pamxyに向いているのはどんな人だと思いますか?
一言で言うと、パワーがある人ですかね笑。常に新しいことに取り組んでいる会社なので、挑戦することに億劫にならずに勢い付いて取り組める人が向いていると思います。
ただその上で粛々と進める業務ももちろんあるのでメリハリを持って「パワー」を発揮できるような方と相性が良いと感じます。
そして会社がどのようなフローで事業を立ち上げ運用しているのか一貫して見てみたい人にも向いていると思います。
pamxyは「事業会社」であり「代理店」でもあるので、どちらの業態が自分に向いているのだろうと悩んでいるが「やりたいことは決まっている!」という人は一度お話を聞きに来てみると面白い発見があるかもしれません!