「美容クリニックの集客方法がわからない・・・」
「美容医療マーケティングがうまくできない理由は?」
「美容クリニックの集客で成功するためのコツは?」
このように、美容クリニックの集客についてお悩みの方は多いのではないでしょうか。
競合も多い中、患者さんに自院を選んでもらうためには、効率的な集客方法を選び戦略に基づいて実践する必要があります。
今回は、美容クリニックのおすすめ集客方法や成功のコツ、事例などを解説します。
この記事を執筆するのは、自社SNSアカウントを総計フォロワー数200万人までに成長させた実績を持つpamxy株式会社の編集部です。
記事内では、登録者数126万人のあるごめとりいの運営により培ったノウハウをもとに、SNSを活用した実践的な集客方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
美容クリニックの集客が難しい・できない理由は?
美容クリニックを開院したものの、なかなか患者さんが増えないというケースは少なくありません。
美容クリニックの集客が難しい・できないのには、以下の理由が考えられます。
- 競合クリニックとの差別化ができていない
- 低評価の口コミがついている
- SEOが最適化されていない
- 予約システムを導入していない
- SNSを上手く活用できていない
詳しい内容を解説します。
1. 競合クリニックとの差別化ができていない
多くの美容クリニックがある中で、自社の圧倒的な強みがあると、集客がしやすくなります。
他のクリニックと差別化するポイントが弱い場合は、何かしらの自社の特徴を作り出すことが大切です。
- 導入機器
- 院内ディスプレイ
- キッズスペース
- 託児所
- SNSの発信力
- 医師の実績・知名度
- 専門性
小さな子どもがいる患者さんにとっては、託児所やキッズスペースが設置してある美容クリニックは安心して通いやすく、他社との差別化につながります。
2. 低評価の口コミがついている
口コミサイトやビジネスプロフィールで低評価がついている場合は、集客率の低下につながり兼ねません。
低評価の内容を真摯に受け止め、改善するのはもちろんのこと、可能ならば丁寧な返信もしたほうが、口コミを見る人に好感を与えます。
低評価が気にならないほど高評価がもらえるように、対策をする必要があるでしょう。
多くの評価を集めるためには、来院時に口コミレビューを直接お願いするのも一つの手です。
3. SEOが最適化されていない
ホームページは制作したものの、ずっと更新せずにいては効果が半減してしまいます。
SEO対策を行っている競合に検索順位で負けると、新規の患者さんの獲得が難しくなります。
4. 予約システムを導入していない
デジタル化社会の到来にともない、近年では多くの医療機関が予約システムを導入しています。
それは美容医療業界でも例外ではありません。
患者さんも、わざわざ電話をかけて予約するよりも、スマホで簡単に予約管理や待ち時間を確認できたほうが便利です。
予約システムは、医療業界のスタンダードとなりつつあるため、導入の検討がおすすめです。
5. SNSを上手く活用できていない
SNSのアカウントを作成して投稿もしているけれど、まったく集客につながっていない美容クリニックも多いのではないでしょうか。
ホームページと同様にSNS運用においても、多角的な戦略のもと運用・最適化しなければ、せっかくの投稿も多くの人に届きません。
美容クリニックのおすすめ集客方法5つ
美容クリニックの患者さんは、SNSをはじめとしたネットリテラシーが高いことが特徴です。
下記のオンライン集客をメインに、患者さんにリーチしていきましょう。
- SNSマーケティング
- SEO対策とホームページ設計
- Google Mapへのビジネス登録
- WEB広告の出稿
- ポータルサイトの利用
各集客方法について、詳しく解説します。
美容クリニックの集客①SNSマーケティング
日本のSNSの利用率は、20〜40代までは約90%と高く、美容クリニックのターゲットも多く利用しています。
そのため、SNSを上手く運用することで、効率的に集客が行えます。
また、アカウントの開設は無料で、クリニックの情報を配信できるメディアとなるため、活用しない手はありません。
参考:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 / 総務省
下記の主要SNSの中から、自社のターゲットやサービス内容に合わせて最適なものを選んで運用しましょう。
- YouTube
- X(旧Twitter)
- TikTok
- LINE
SNSマーケティングの成功の鍵は、競合クリニックの分析を行ったうえで、さまざまな施策を組み合わせて実施することです。
SNSの集客では、下記のポイントに重点を置いて、アカウントを成長させていく必要があります。
- SNSの選定
- アカウントの運用
- 競合分析
- SNS広告
- キャンペーンの実施
- ソーシャルリスニング
- インフルエンサーの起用
なお、株式会社pamxyでは、YouTubeやTikTokなどによるSNSマーケティングにおいて豊富な実績があり、美容クリニックにおいても、成果に直結する集客のご提案・運用支援が可能です。
企画から運用までワンストップのサポート体制を整えており、毎月10社様に無料相談をご提供しています。
美容クリニックの集客②SEO対策とホームページ設計
Googleでキーワード検索をされた際に、上位にホームページが表示されるようSEO対策を行うことが重要です。
「美容クリニック ◯◯駅」「クリニック ◯◯手術」など、検索されそうなキーワードを調査・選定します。
ホームページの文章はもちろん、内部ブログも定期的に更新してキーワードを入れましょう。
HTMLタグ・内部リンク・画像なども最適化すると同時に、SNSアカウントとの導線も貼ることがポイントです。
美容クリニックの集客③Google Mapへのビジネス登録
美容クリニックは、地名や駅名で検索されるケースが多いことが特徴です。
Googleビジネスプロフィールに無料登録すると、Mapの検索でも美容クリニックが表示されます。
ホームページリンクや基本情報も掲載でき、新規患者さんの獲得につながります。
口コミも記載されるため、高評価が増えるとより多くの集客が見込めるでしょう。
美容クリニックの集客④WEB広告の出稿
WEB広告は比較的短期間で効果が期待でき、ターゲティングもしやすい集客方法です。
ただし、持続性は低く運用コストも高額になりやすいため、開院時や新しい機器の導入時など、特別な時のみの活用がおすすめです。
主なWEB広告の種類は、以下の通りです。
- リスティング広告:テキストのみの広告で、検索表示画面に固定表示
- ディスプレイ広告:動画やバナー画像・テキストによる広告で関連サービス上で表示
リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードと連動してページの上部に表示され、広告と判断しにくいことも特徴です。
美容クリニックの集客⑤ポータルサイトの利用
美容クリニック専用のポータルサイトを利用するのも一つの手です。
掲載料は各サイトによって異なりますが、月額料金や初期費用が必要なケースもあります。
ポータルサイトは検索上位表示されやすいため、ホームページでの集客が難しい場合にも利用価値はあるでしょう。
ポータルサイトの例は以下の通りです。
美容クリニックの集客|成功させるコツ3つ
美容クリニックの集客で患者さんを増やすためには、下記の3つのコツを実践しましょう。
- 適切なターゲット設定
- UCGの活用
- SNSの導線設計
詳しい内容を解説します。
1. 適切なターゲット設定
ターゲット設定は、集客を成功させるうえでの基本です。
他院との差別化がしっかりできている場合は、ターゲット設定もスムーズに行えます。
まずは、自院の強みとなる差別化要素を確定したうえで、適切なターゲット設定をしましょう。
具体的には、以下を参考にしてください。
- 肌質にコンプレックスを抱える女性20代後半の女性
- 美容意識の高い40代のキャリアウーマン
- シミを除去したい30代後半の女性
2. UCGの活用
近年、UCGの重要性と活用がマーケティングにおいて注目されています。
クリニック側から発信する内容ではなく、ユーザーが自発的にする投稿はリアルな声として、他のユーザーに届きやすいからです。
そのため、自院のUCGをネット上で収集して、活用しましょう。
具体的には、UCGコンテンツの作成者にDMなどで了承を得たうえで、自院サイトやメディアで共有します。
また、UCGを増やすためには、口コミのお願いやキャンペーンなどを展開するのも一つの手です。
3. SNSの導線設計
SNSを運用する際には、ホームページやECサイトなどへの導線をしっかりと設計することが重要です。
ユーザーがSNS投稿を見て興味を持って、もっと詳しい内容を知りたいと思ったとしても、ホームページのリンクが無効になっていたり、自分の探す情報がすぐに見つからなければ意味がありません。
美容クリニックの集客の成功事例3社
SNSを上手く活用して、集客に成功しているクリニックも増えています。
真似できるところは参考にして、自社のマーケティングにも取り入れましょう。
ここでは、下記の美容クリニックの事例をご紹介します。
- 東京美容外科
- ATELIER Medical Clinic
- ルラ美容クリニック
1. 東京美容外科
「東京美容外科」の麻生院長は、チャンネル登録者数22万人の自身のYouTubeチャンネルを定期的に更新しています。
気さくな人柄で多くのインフルエンサーともコラボをしている他、手術動画も公開して集客に成功している事例です。
【活用しているSNS】
- YouTube
- X(旧Twitter)
- LINE
2. ATELIER Medical Clinic
この投稿をInstagramで見る
「ATELIER Medical Clinic」では、美容ナースのリサさんがInstagramとTikTokを運用しています。
定期的に美肌に役立つ情報を配信しており、多くのコメントやいいねなどのエンゲージメントを獲得し、ファンを増やしているクリニックです。
【活用しているSNS】
- TikTok
3. ルラ美容クリニック
この投稿をInstagramで見る
「ルラ美容クリニック」では、InstagramとLINEを活用して集客の導線設計を行っています。
公式LINEでは友達紹介制度も導入しており、特典を用意して集客につなげている事例です。
また、公式ラインの登録により、お得なクーポンも配信しています。
【活用しているSNS】
- LINE
美容クリニックの集客|広告規制
美容クリニックの集客では、医療広告ガイドラインを遵守したうえで、掲載内容や表現に気をつけることが重要です。
規制について、下記のように定められています。
法第6条の5第1項の規定により、内容が虚偽にわたる広告は、患者等に著しく事実に相違する情報を与えること等により、適切な受診機会を喪失したり、不適切な医療を受けるおそれがあることから、罰則付きで禁じられている。
嘘がある広告はペナルティがあるため、十分注意が必要です。
また、法の改定により、広告のみではなく医療機関のウェブサイト等も罰則の対象となっています。
平成 29 年の 通常国会で成立した医療法等の一部を改正する法律(平成 29 年法律第 57 号)により医療機関のウェブサイト等についても、他の広告媒体と同様に規制の対象とし、虚偽又は誇大等の表示を禁止し、是正命令や罰則等の対象とすることとした。
禁止されている広告内容は、以下の通りです。
- 虚偽広告
- 比較優良広告
- 誇大広告
- 公序良俗に反する広告
- 主観的な治療や効果の口コミを掲載した広告
- ビフォーアフター画像の広告
ここでは、それぞれの禁止内容について詳しく解説します。
禁止広告①虚偽広告
「虚偽広告」は嘘の内容を広告に記載することで、該当する場合は罰則が課せられます。
事実に反した治療内容を伝えることにより、不適切な医療を提供することは認められません。
具体的には、以下のような表現が虚偽広告とみなされます。
- 100%安全な手術であることを保証します!
- 厚生労働省も認める専門医が執刀!
- 独自の研究施設で開発(実態がない場合)
また、根拠のない満足度98%などの表記も、虚偽広告とみなされる可能性があります。
禁止広告②比較優良広告
他院と比べて自院の方が実績やサービスが優れているというような、「比較有料広告」の掲載も禁止です。
事実であったとしても、ユーザーに誤認を与えかねません。
「東京一」「日本一」「最高の」といった表現は比較有料広告と判断されるため、注意が必要です。
また、有名人を引き合いにして広告をアピールするのも禁止です。
禁止広告③誇大広告
「誇大広告」は掲載内容は嘘ではないものの、誇張した表現が使われているケースです。
こちらも、ユーザーに誤認させる原因となるため、禁止されています。
具体例は下記を参考にしてください。
- 医師の人数の記載と現状に大きく相違がある場合
- 「知事からの許可を取得」など当然の決まりを特別なこととして宣伝
- 活動実態のない学会から認定された医師としての記載
- ◯◯手術は高い効果が得られます
- この症状がある人は◯◯になるリスクがあります
禁止広告④公序良俗に反する広告
公序良俗に反する広告は、差別的な表現やわいせつ・残虐な映像や画像などが該当します。
いわゆる性的な道徳に反する内容や人種や性別、宗教などによる差別を助長させるような広告は認められていません。
禁止広告⑤主観的な治療や効果の口コミを掲載した広告
主観的な治療や効果の口コミを掲載した広告も、禁止広告の対象です。
ただし、SNSの個人アカウントや個人のサイト、口コミサイトなどでUCGが発生し、案件を依頼していない場合は広告とはみなされません。
禁止広告⑥ビフォーアフター画像の広告
医療広告ガイドラインでは、治療効果や内容などを誤認識させる可能性のある、ビフォーアフターの画像などによる広告も禁止とされています。
しかし、多くのSNS上でもこのような画像は目にしていることでしょう。
下記の条件を満たせば、ビフォーアフターの画像等は例外として認められます。
術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を付した場合についてはこれに当たらない。
ただし、治療効果に関しては下記の記述があります。
なお、治療効果に関する事項は広告可能事項ではないため、第5に定める要件を満たした限定解除の対象でない場合については、術前術後の写真等については広告できない。
医療広告ガイドラインには細かな規定があるため、事前によく内容を把握しておくことが大切です。
また、広告可能事項以外の内容の記載をはじめ、安さやキャンペーンをアピールするような広告も適切でないとされています。
まとめ
美容クリニックのおすすめの集客方法や成功のコツ、事例などを解説しました。
今回の記事内容をまとめると下記の通りです。
- 集客を成功させるためには他院との差別化と適切なターゲティングが必要
- 患者さんが手軽にアクセスできる予約システムを活用するのがおすすめ
- SNSを活用したマーケティングでファンを獲得して集客につなげることが重要
- 虚偽広告や比較有料広告、誇大広告などは禁止されている
- ビフォーアフターの広告は治療内容や費用など一定の記載条件を満たせばOK
医療広告ガイドラインを正しく理解したうえで、SNSやUCGを活用して効率的に美容クリニックの集客を成功させましょう。
SNSの運用事例2選
最後に、株式会社pamxyが実際に行った、企業のSNSアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 株式会社ジンジブ
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のYouTubeチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
株式会社ジンジブ
株式会社ジンジブ様からは、「高校生に自社サービスの認知を行いたい」というご希望を頂き、弊社では「TikTok」を利用した運用代行を行いました。
具体的には、下記のような就活の面接時に使えるコンテンツや、エンタメ要素のあるコンテンツまで幅広く企画しております。
- 最後に質問はありますか?と聞かれたときの答え方
- 進学は考えなかったんですか?高卒就活の答え方
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