「YouTubeのクリック率とは?」
「クリック率の平均や目安は?」
「クリック率を上げるにはどうすればいい?」
こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
YouTubeのクリック率(CTR)は、動画がどれだけ視聴者の目に留まり、クリックされているかを示す重要な指標です。
クリック率が高ければ、より多くのユーザーに動画が届き、チャンネル全体の成長にもつながります。
そこで本記事では、YouTubeのクリック率の定義や平均値・目安、クリック率を上げるための具体的な施策まで、わかりやすく解説します。
チャンネル運用や動画のパフォーマンス改善にぜひお役立てください。
YouTubeサムネイルのクリック率とは?
YouTubeのクリック率とは、動画のサムネイルが表示された回数(インプレッション数)に対して、ユーザーにクリックされた割合のことです。
クリック率は、下記の計算式で導き出せます。
クリック率 = クリックされた回数 ÷ サムネイルが表示された回数 × 100
サムネイルが1,000回表示されたうち、20人がクリックした場合のクリック率は、20÷1,000×100=2%です。
YouTubeのクリック率とインプレッション数
インプレッション数は、厳密にいうと表示されたすべての動画がカウントされるわけではありません。
カウントされる条件として、サムネイルの 半分以上が 1 秒以上表示された場合にのみ、インプレッションとみなされます。
また、サムネイルがクリックされたとしても、インプレッションの表示場所によってはカウントされません。
具体的には、外部アプリやサイトに埋め込まれたリンク、YouTubeモバイルサイトなどは対象外です。
一方で、インプレッションとしてカウントされるのは、モバイルやPCをはじめ、テレビやゲーム機、YouTube検索などです。
詳しい内容は、「YouTubeのインプレッション数を増やすには?見方も解説」も合わせてご確認ください。
ジャンル別のYouTubeクリック率の違い
ジャンルごとにYouTubeのクリック率は大きく異なります。
エンタメやVlogなど親しみやすいジャンルは高め、教育系やビジネス系はやや低めになる傾向があります。
動画の内容やターゲット層によって理想的なクリック率の目安が変動するので、自分のジャンルに合った平均値をチェックし、適切な目標設定が重要です。
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YouTubeのクリック率の目安や平均値
クリック率は、2〜10%が目安と公式サイトが発表しています。
そのため、8%程度以上のクリック率が取れると、高い数値と言えます。
まずは、平均値とも言える4〜5%をクリアすることを目標とし、クリック率が上がるように工夫しましょう。
また、チャンネルを開設して間もない場合や視聴回数が100回を下回る場合は、多くのインプレッションは自身のページから発生しやすいことが特徴です。
そのようなケースでは、クリック率は平均よりも高くなる傾向にあります。
初期は正確なデータが取れにくいため、長期的にクリック率を分析する必要があります。
クリック率が低下する主な損失とは?
YouTubeのクリック率が下がった一因として、サムネイルやタイトルに魅力がない、トレンドから外れている、新規公開直後でデータが安定していないなどが挙げられます。
特に5%未満の場合は「ユーザー選択されない」とYouTubeに判断されやすくなりますので、対策を行った方が良いでしょう。
YouTubeのクリック率が重要な理由
クリック率は、どの程度ユーザーを惹きつけられているかを把握できる他、アルゴリズムにおいても重要な役割を果たします。
YouTubeのクリック率のアルゴリズムの仕組みは、下記を参考にしてください。
- クリック率が上がる
- YouTubeアルゴリズムの評価が上がる
- インプレッション数が増える
- 再生回数が増える
YouTubeのアルゴリズムは、数多くの動画の中から質のよい動画かどうかを判断してランク付けします。
クリック率が高くなると、アルゴリズムの評価が高くなり、おすすめに表示されやすくなることが特徴です。
YouTubeのクリック率の見方
YouTubeのクリック率は、無料で使える公式分析ページ・サイトから確認可能です。
ここでは、下記のデバイス別にクリック率の見方を解説します。
- PC
- Android / iPhone
AndroidとiPhoneのクリック率の見方は同じです。
1. PC
PCからYouTubeのクリック率を確認する手順は以下の通りです。
- YouTube Studio にログインする
- サイドメニューより「アナリティクス」 を選ぶ
- 上部のメニューより「コンテンツ」を選ぶ
「インプレッションと総再生時間の関係」に、インプレッション数や平均視聴時間とともにクリック率が表示されます。
2. Android / iPhone
AndroidとiPhoneからYouTubeのクリック率を確認する手順は、以下の通りです。
- YouTube Studioアプリを開く
- メニューから「コンテンツ」をクリックする
- 該当する動画を選ぶ
- 「アナリティクス」タブをクリックする
- メニューから「リーチ」をクリックする
YouTubeサムネのクリック率を上げる方法5つ
YouTubeのサムネイルのクリック率が上がらなければ、視聴回数や登録者数はなかなか増えません。
ここでは、下記の5つのクリック率を上げる方法について解説します。
- サムネイルの色やデザインを工夫する
- タイトルのキーワードを見直す
- サムネイルとタイトルの整合性を図る
- サムネイルと動画の内容の整合性を図る
- チャンネルの統一感を出す
1. サムネイルの色やデザインを工夫する
クリック率を上げるうえで、もっとも大切なのがサムネイルです。
視聴者は多くのサムネイルがおすすめ表示される中で、視覚的にインパクトがあるものをクリックします。
そのため、配信内容やターゲットに合わせて最適化することが重要です。
特に工夫が必要なポイントは以下の通りです。
- 文字のサイズを大きくする
- 文字のフォントは見やすいものを選ぶ
- 視聴者の心を掴むキーワードを考える
- 魅力的な配色のバランス
サムネイルの文字は、太く大きくすることで視覚的にアピールできます。
また、フォントは文字が読みやすいものを選びましょう。
せっかく大きい文字にしても、何を書いてあるのか分からなければ意味がありません。
また、サムネイルのキーワードはシンプルかつ、動画内容を連想させるものが理想です。
視聴者が思わずクリックしたくなるように、視聴者の心に刺さる文言をチョイスしましょう。
文字の配色も、組み合わせ次第ではボヤけて、読みにくくなってしまいます。
背景色とのコントラストを考えて、視聴者に読みやすい配色を選ぶことがポイントです。
2. タイトルのキーワードを見直す
サムネイルを見て視聴に迷った場合、次に目に入るのがタイトルです。
サムネイルで伝えきれない必須情報をタイトルに含めることで、クリック率の向上につながります。
また、タイトルのキーワードは、VSEOの観点においても効果的なものを選ぶことが重要です。
具体的には、下記の点をすべてクリアしたキーワードは、クリックされやすくVSEOにおいても優位に働きます。
- 検索ボリュームが多い
- ひと目見て動画の特徴がわかる
- 重要キーワードを先頭に持ってくる
ツールを用いて検索ボリュームをリサーチし、ボリュームの多いものをタイトルに使いましょう。
また、タイトルのキーワードは、視聴者がほしい情報や興味を引く内容に関連していることが、一目でわかるような工夫が必要です。
なお、数字や疑問符などをタイトルに含めるのも、効果的です。
3. サムネイルとタイトルの整合性を図る
https://www.youtube.com/watch?v=R-Kn36WmAu4
サムネイルとタイトルの内容が全く違うと、視聴者の混乱を招く原因になります。
サムネイルをまず見て次にタイトルで、間違いなくユーザーが見たい内容であることを、再確認させることが大切です。
たとえば、自社YouTubeアカウント「あるごめとりい」で408万回再生されている動画のサムネイルとタイトルは以下の通りです。
- サムネイル:少女だけが見破った
- タイトル:【実話】10才少女が全国指名手配の殺人鬼を追い詰めた…福岡の大事件・西口彰事件
サムネイルとタイトルの文言は異なりますが、内容はリンクしていることがわかります。
なおかつ、サムネイルを見た人は「少女がなにを見破ったのか?」と、興味をそそられます。
さらに、タイトルでより詳しい情報にアクセスでき、視聴者の「見たい」気持ちを納得させられるよう設計された事例です。
4. サムネイルと動画の内容の整合性を図る
サムネイルと動画内容がまったく異なると、釣りだと思われてしまいます。
期待する内容とかけ離れている場合は、視聴者の早期離脱につながります。
加えて、YouTubeアルゴリズムの評価が落ちる可能性もあるでしょう。
そうするとインプレッション数も減り、クリック率も下がるためメリットはありません。
5. チャンネルの統一感を出す
ホーム画面などから複数の動画を見たときに、統一感のあるチャンネルであることも重要です。
サムネのフォントや配色など、統一性があるとチャンネルのコンセプトが伝わりやすいと言えます。
たとえば、「あるごめとりい」では、未解決事件や怖い話を取り扱っているため、基本的に赤と黒をテーマカラーにしています。
統一感があるとユーザーのイメージに残りやすく、関連動画に出てきたときにもクリックされやすいことが特徴です。
YouTubeクリック率を効果的に改善するコツ
「色々とクリック率を上げる施策はやっているけど、いまいち上手くいかない…」
そんな壁に当たっている方もいるのではないしょうか。
ここでは、クリック率を効果的に改善するコツをご紹介します。
クリック率10%超えサムネイルのポイント
10%超えを目指すにはシンプルでキャッチーな出来事や、人間の顔、感情の伝わる写真、キーワードを大きく配置するなどが有効です。
また、季節感や話題性のある要素を盛り込んで効果的です。
ABテストで複数のパターンを比較し、実績の良いサムネイルを採用しましょう。
投稿タイミングによるクリック率変動
投稿する曜日やゴールデン時間帯によってもクリック率は変動します。
ターゲット層の生活リズムを意識し、アクセスが増えるタイム(夜間や休日など)をしっかりと考えてください。
YouTubeアナリティクスで自チャンネルの視聴者の傾向も分析し最適化を心がけましょう。
YouTubeクリック率についてよくある質問
ここでは、YouTubeクリック率に関してよくある疑問や悩みについて、具体的に答えます。
クリック率の平均はどれくらいですか?
一般的なYouTubeのクリック率平均は4〜8%が目安とされており、8%以上なら非常に高い水準です。
クリック率が下がったときの対策は?
サムネイルやタイトルの見直し、動画内容とサムネの整合性を高め、トレンドワードを反映するなどで改善が期待できます。
また、ABテストや分析分析で原因究明も大切です。
クリック率が高いのに再生回数が伸びない原因は?
クリック率が高くても、動画の維持視聴率やコンテンツが視聴者に期待とズレがある場合、再生回数が伸びません。
脱落ポイントや強みの緩和が解決ポイントとなります。
新規チャンネルの平均クリック率は?
新規開設直後は、知り合い登録や自ページ経由のインプレッションが多いため平均より高く出ます。
データが安定するまで最低30日、傾向を計測しましょう。
まとめ
YouTubeのクリック率の目安や平均値・上げる方法などを解説しました。
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
- クリック率の計算方法は、クリックされた回数 ÷ サムネイルが表示された回数 × 100
- クリック率の目安は2〜10%程度で、最初は4〜6%程度を目標にするのがおすすめ
- クリック率が向上するとアルゴリズムの評価が上がり、インプレッション数も増える
- クリック率を上げるためにはサムネイルの文字の大きさや配色・キーワードを見直す
- サムネイルとタイトル・動画の内容は整合性を図る事が重要
YouTubeクリック率を上げるためには、分析や改善を繰り返し、動画投稿後もサムネイルやタイトルの最適化を行うことがおすすめです。
チャンネルの成長につなげていきましょう。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた累計登録者数200万人超えのノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
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