- YouTubeでVSEOに取り組むメリットとは?
- YouTubeにおけるVSEO対策について知りたい!
近年は、YouTubeアカウントを開設して運用する企業も増えてきていますが、なかなか伸びずに頭を抱えている担当者も多いのではないでしょうか。
そのような場合は、YouTubeチャンネルのタイトルや概要欄に問題があるかもしれません。
その問題を解決するために必要なことが「VSEO対策」です。
そこで本記事では、YouTubeにおけるVSEOの基礎知識や取り組むメリット・デメリット、実際のVSEO対策などについて解説します。
https://www.youtube.com/watch?v=EcPBrQKLq70
YouTubeにおけるVSEOとは?
VSEOとは「Video Search Engine Optimization」の略称であり、YouTubeのような動画サイトにおいて、検索結果で上位表示させるための施策のことです。
最近は個人だけでなく、企業もYouTubeアカウントを運用していることから、コンテンツも日々大量に生産されています。
そのため、せっかく動画を投稿してもほかの動画に埋もれてしまい、なかなかYouTubeアカウントが成長しないといった事態に陥る可能性も高くなってきています。
しかし、VSEO対策を行うことでそのような問題を解決し、YouTubeアカウントを効率よく成長させることが可能です。
YouTubeでVSEO対策に取り組むメリット・デメリット
YouTubeでVSEO対策に取り組むことで、自分たちの動画が検索結果の上位に表示されやすくなるため、これまで以上に多くのユーザーから視聴してもらうことが可能です。
従来よりも視聴回数やチャンネル登録者数が伸びるようになり、YouTubeアカウントの成長速度も速くなります。
VSEO対策をしていないアカウントも多いので、なるべく早めに取り組むことで優位性を保てるでしょう。
ただし、VSEOはSEO同様に、短期間で成果が出るわけではありません。
長期的に実施することで、次第に成果へとつながるような取り組みであるため、コツコツと継続していくことが重要です。
YouTubeのVSEO対策|キーワード選定
YouTubeのVSEO対策を行う上で、まず始めにやるべきことは「キーワードの選定」です。
動画を制作する際には、事前に需要の多いキーワードをリサーチした上で、企画を練るのが基本です。
特に、チャンネル登録者数が少ない内は、検索からの流入に力を入れることが重要になるため、適切なキーワードを選んで上位表示を狙う必要があります。
- ツールを活用する
- サジェストワードを探る
ツールを活用する
いきなり検索ボリュームが大きいキーワードを選んでしまうと、競合が多く上位表示させることが難しくなります。
反対に、小さすぎるキーワードを選んでしまうと、誰にも検索されないので意味がありません。
そのため、大きすぎず小さすぎない、適切なボリュームのキーワードを選択する必要があります。
検索ボリュームは、Googleキーワードプランナーやahrefsなどのツールによって調べられるため、積極的に活用してみましょう。
サジェストワードを探る
キーワードを選定するにあたって、サジェストワードを探ってみるのも効果的です。
サジェストワードに表示される内容は、ユーザーが頻繁に検索するニーズが高いキーワードといえます。
そのため、サジェストワードを確認することで、ユーザーが求める動画のヒントが得られるでしょう。
YouTubeのVSEO対策|動画設定
YouTubeの動画を設定する際にも、VSEO対策は欠かせません。
動画設定における主なVSEO対策は、以下の5つです。
- タイトルや概要欄の先頭にキーワードを入れる
- ハッシュタグを設定する
- サムネイルにこだわる
- 字幕や翻訳を設定する
- タイムスタンプを活用する
一つずつ解説します。
タイトルや概要欄にキーワードを入れる
タイトルや概要欄に必ずキーワードを入れましょう。
タイトルに入れる際には、できるだけ左側に配置するのがおすすめです。
なお、検索する際に表示される文字は限られているため、タイトルは32文字以内を心がけてください。
また、概要欄もタイトルと同様に、検索エンジンがコンテンツを評価するための要素の一つです。
概要欄では、動画の内容をわかりやすく説明した上で、積極的にキーワードを入れましょう。
どのようにタイトルを付ければいいのかわからないという方は、「YouTubeタイトルの付け方!累計登録者100万人が伝授!」の記事をご覧ください。
また、概要欄の詳しい書き方については、「YouTube概要欄で押さえるべき5つのポイントを徹底解説」を参考にしてみてください。
ハッシュタグを設定する
動画の概要欄には、最大3つまでハッシュタグを設定できます。
ハッシュタグによって動画がカテゴライズされ、同じハッシュタグを設定している動画の関連動画として表示されやすくなるため、視聴回数の増加につながります。
ただし、動画とは無関係のハッシュタグを設定してしまうと、スパム認定される可能性があるためご注意ください。
ハッシュタグについては、「YouTubeハッシュタグの設定方法を紹介!効果も徹底解説! 」の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
サムネイルにこだわる
タイトルと同様に、サムネイルによって動画を視聴するかどうかを決めているユーザーも少なくありません。
そのため、動画の内容をイメージしやすく、ユーザーの興味関心を惹くようなサムネイル作りを意識することが大切です。
サムネイルを作成する際には、以下のような点を意識しましょう。
- 少ない文字数で分かりやすく
- フォントを大きくしてインパクトを与える
- 人の写真を入れる
字幕や翻訳を設定する
字幕や翻訳を設定することで、文字情報として検索エンジンに認識されるようになるため、VSEO対策となります。
また、国内だけでなく、海外のユーザーも視聴者として獲得することも可能になるでしょう。
タイムスタンプを活用する
タイムスタンプの活用もおすすめです。
タイムスタンプによって、ユーザーは興味のあるチャプターまで動画を容易にスキップできるので、ユーザー満足度の向上につながります。
また、タイムスタンプを設定することで、検索結果でも表示されるようになるため、活用することでVSEO対策に期待ができます。
YouTubeのVSEO対策|動画内部
動画内部における主なVSEO対策は、以下の2つです。
- 動画内で高評価やコメントを促す
- 共有数を増やす
順番に解説します。
動画内で高評価やコメントを促す
動画に対する高評価やコメントが多いほど、YouTubeの運営から評価されるようになり、おすすめ動画に表示されやすくなります。
高評価やコメントを得るためには、ユーザーへの呼びかけも大切です。
そのため、動画の冒頭や最後に「高評価とコメントをよろしくお願いします!」といったように、ユーザーにアクションを促しましょう。
共有数を増やす
共有数が多い動画も、おすすめ動画に表示される可能性が高い傾向にあります。
共有数を少しでも増やすためにも、TikTokやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSで拡散を促しましょう。
YouTubeのVSEO対策|アナリティクス
アナリティクスを活用したVSEO対策は、以下の2つです。
- データを確認する
- PDCAを回す
一つずつ解説します。
データを確認する
アナリティクスでは、以下のようなデータを確認できます。
- 視聴者維持率:動画をどれくらいの長さユーザーが視聴していたのかを表したデータ
- サムネイルクリック率:表示されたサムネがどれくらいクリックされたのかを表したデータ
- トラフィックソース:どのような検索ワードで動画に辿り着いたのかを表したデータ
上記のデータを確認することで、自分たちの動画を詳細に分析することが可能となり、改善につなげられます。
視聴者維持率は40%以上、サムネイルクリック率は7%以上を目標にしましょう。
アナリティクスについては、「【YouTubeアナリティクス】分析時の5つの指標を紹介」の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてをご覧ください。
PDCAを回す
アナリティクスを活用して、視聴者維持率やサムネイルクリック率などのデータを分析しただけでは、意味がありません。
分析したデータを次回の動画に活かす必要があるため、定期的にPDCAを回すことを意識しましょう。
- P(Plan)計画
- D(Do)実行
- C(Check)評価
- A(Action)改善
YouTubeのVSEO対策|チャンネル
各動画のVSEO対策をおこなうことも大切ですが、チャンネル自体のVSEO最適化も必要です。
チャンネルの主なVSEO対策は、以下の2つです。
- 概要ページやヘッダー画像を設定する
- 再生リストを作成する
順番に解説します。
概要ページやヘッダー画像を設定する
概要ページやヘッダー画像を設定することで、どのようなコンセプトのチャンネルなのかをユーザーに伝えられます。
概要ページには、以下の内容を記載しましょう。
- コンセプト
- メインキーワードを含めたチャンネル概要
- 自己紹介
- 動画の投稿時間や投稿頻度など登録に関する有益な情報
- 関連リンク
また、ヘッダー画像についてはサイズに明確な規定がありませんが、以下のサイズが推奨されています。
- TVサイズ▶︎2560×1440px
- PCサイズ▶︎2560×423px
- タブレットサイズ▶︎1855×423px
- スマートフォンサイズ▶︎1546×423px
なお、ヘッダー画像には「セーフティエリア」というものが設定されており、1235×338pxに収まっている部分は全デバイスで表示されるようになっています。
ヘッダー画像を設定する際には、セーフティエリア内でおさまるようにしましょう。
再生リストを作成する
再生リストとは、複数の動画をまとめたプレイリストのことです。
再生リストを作成することで、動画を視聴し終えた後も自動で次の動画が再生されるため、視聴回数の増加に期待ができます。
さらに、再生リストのタイトルにメインキーワードを入れることで、再生リスト自体がYouTubeの検索結果に表示されることもあります。
再生リストについては、「YouTubeの再生リストを作成する方法と6つのメリットを解説」の記事内で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
YouTubeの運用事例
最後に、株式会社pamxyが実際に行ったYouTubeアカウントの運用事例をご紹介します。
- ナイツ塙の自由時間
- 腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
ナイツ塙の自由時間
ナイツ塙氏のチャンネルでは「自由時間」の名前の通り幅広い企画を行っています。
弊社では、チャンネル運用・ディレクション・撮影・データ分析までを一貫して提供。
テレビやラジオなど、従来メディアの枠にとらわれず、自由気ままなコンテンツ制作や芸能人コラボ企画を展開しています。
M-1の裏側を語った動画は公開1日で20万回を超える再生数を叩き出し、YouTube急上昇動画7位にランクインしました。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】
山内義弘様からはチャンネル登録者3500名の段階でご相談をいただきました。
実際に自社でYouTube運用をしてきた登録者数100万人超ノウハウをもとに、独自の世界観を企画してあらたに「セルフ整体」動画を配信いたしました。
チャンネル設計・構成制作・動画編集・実配信まで一通りご支援の結果、運用開始一ヶ月でチャンネル登録者10万人を達成しました。
中でも肩甲骨はがしの動画は、590万回超の視聴回数を誇る現在でも人気の動画です。
まとめ
本記事をまとめると、以下のようになります。
- VSEOとは、YouTubeのような動画サイトにおいて、検索結果で上位表示させるための施策のこと
- YouTubeでVSEO対策に取り組むことで、これまで以上に多くのユーザーから視聴してもらえるようになり、アカウントを効率的に成長させられる
- YouTubeのVSEO対策として、タイトルや概要欄の先頭にキーワードを入れたり、タイムスタンプを活用したりするなどの対策がある
YouTubeのVSEO対策に取り組むことは、チャンネルを成長させるうえで重要な鍵となります。
VSEO対策は長期的な施策となるため、コツコツと継続することが大切です。
YouTubeチャンネルがなかなか伸びずにお悩みの方は、ぜひ本記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。
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累計登録者100万人の自社チャンネルで培った、売上につながるYouTube運営のノウハウを存分に活用したYouTube運用代行サービスです。
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