企業がSNSマーケティングを行う上で、TikTokを活用する企業も多くなってきました。
しかし、興味はあっても企業としてのTikTokの活用方法が分からない、イメージが湧かない経営者の方や広報部門の方は多いでしょう。
そこで本記事では、TikTokを活用するメリット3つや効果的な活用方法3つ、実際にTikTokで成功した企業事例6つを紹介します。
参考にできる事例が多いので、これからTikTokを活用したいとお考えの方は是非ご参考にしてください。
目次
企業がTikTokを活用するメリット
企業がTikTokに参入するには、参入に値するリターンが見込めることが重要です。
そこで、TikTokに企業が参入するべき理由/メリットを3つご紹介します。
企業がTikTokを活用するメリット
- TikTokの利用者年齢層が上がってきている
- TikTokはコンテンツ支出に積極的である
- TikTokは広告への嫌悪感が少ない
1点ずつ詳しく説明します。
TikTokの利用者年齢層が上がってきている
TikTokは若者のSNSではなくなってきています。2021年のデータでは、
TikTokユーザーは若年層が主体で、平均年齢は34歳。この数字は2019年以降、毎年上昇している。
とデータが発表されています。SNSの全体平均と比較すると既婚子あり男性の比率もやや高くなっているなど、年々リーチする層も増加していると考えられています。
さらに今後リーチできる層が拡大が見込めるため、先手を打ってTikTok運用をしておけるということです。
TikTokはコンテンツの支出に積極的である
TikTokユーザーはコンテンツへの支出に積極的で、その金額は主要プラットフォームの中でもトップの約8万5862円です。全体平均の2倍を超えています。
また、年齢層の上昇により、ユーザーの平均世帯年収がFacebookに次ぐ2位となっています。
つまり、TikTokはInstagram/TwitterなどのSNSよりモノが売れやすく、お金を使ってもらいやすいプラットフォームなのです。
認知獲得のSNSとして有名なTikTokですが、モノを売ることにも強みを持っているのです。
TikTokマーケティングに興味のある方はTikTokマーケティング戦略を徹底解説‼︎他SNSに勝る理由とは‼︎の記事もご覧ください。
参考:「日本のTikTokユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 」
TikTokは広告への嫌悪感が少ない
TikTokの広告は、通常投稿と同じフォーマットで投稿でき、ユーザーへの強制視聴制限もありません。
そのため、ユーザーの広告への満足度が高くなる構造になっています。
実際にTikTokは、日本も調査対象に含まれている世界の広告クリエイティブランキングで1位を獲得しました。(KANTAR参照)
企業がTikTokを活用する際のポイント
ここまでで、「認知獲得」「販売促進」「サービス利用者の増加」「YouTubeへの流入」など、さまざまな目的を持った運用があることを理解できたのではないかと思います。
そこで、どのようにTikTokを活用していくべきかのポイントを2つご紹介します。
目的をはっきりと定める
TikTokは目的をはっきりと定めて運用しましょう。
事例で学んだように、キャンペーンや運用は一つの目的を達成するために行います。
運用目的を定めると、目的から逆算し施策を立てることも可能になるので、伸ばすために必要な「投稿の統一感」も生まれます。
TikTokを理解して運用する
TikTokは、成熟期に入ったSNSとは違い、発展途上のSNSです。
そのため、アルゴリズムの変動や、環境の変化のスピードがどうしても早くなってしまいます。
TikTokのアルゴリズムに関して興味のある方はぜひこちらのTikTokアルゴリズム完全攻略版‼︎おすすめ動画の仕組みとは‼︎ をご覧ください。
またTikTokでの運用のポイントに関してはTikTokで簡単にバズる6つの裏技を徹底解説‼︎でも詳しく解説しています。興味のある方は是非ご覧ください。
企業のTikTok活用事例【広告編】
ここまではTikTokのメリットを説明してきましたが、実際に企業が活用している事例はどのようなものがあるのでしょうか。以下の3社を紹介します。
TikTok広告を活用している3社
- マクドナルド
- ワイモバイル
- コカ・コーラ
マクドナルド
マクドナルドは2019年に「#ティロリチューン」というハッシュタグチャレンジを開催しました。総再生回数が約3週間で1億回を突破するなど、話題性を呼んだ企画です。
マクドナルド「#ティロリチューン」の特徴
- ポテトの揚がる「ティロリ♪」という音に合わせて踊るシンプルな企画
- 商品の訴求が無かったため、振付が一般ユーザーの中でも流行した
- インフルエンサーを起用することで多くのユーザーに一気に拡散された
「商品を販促する」というよりも「多くの人に真似してもらう」という点に注力した企画であり、認知度向上やブランディングを行いたい企業が参考にすべき事例と言えます。
ワイモバイル
ワイモバイルは2018年に「#と思いきやダンス」というハッシュタグチャレンジを開催しました。
ワイモバイル「#と思いきやダンス」の特徴
- TikTokに元々ある「全力〇〇」を派生させた音源を使いユーザーとの親和性を高めた
- 誰しもが聞いたことのある「Everybody Dance Now」を用いて真似しやすさを高めた
- 有名TikTokerの“ねお“さんとコラボし、企画を一気に周知した
ハッシュタグチャレンジの参加者の中から1人にCMの出演権を与えています。ユーザーに創意工夫の余地を与えた点も特徴的ですね。
コカ・コーラ
コカ・コーラは2018年に「#リボンでありがとうチャレンジ」というハッシュタグチャレンジを開催しました。
コカ・コーラの特徴
- 投稿者の中から100人にQUOカード1,000円をプレゼントという特典を用意し参加者を多く集めた
- 人気TikTokerを多数起用し、ユーザーへ一気に拡散させた
- 動画の撮影にはコカ・コーラリボンボトルが必要になるように工夫が凝らされている
商品を用いた企画内容にすれば、企画の参加者を増やすのと同時に商品の売上をアップさせることもできます。売り出したい商品・サービスがある方はぜひ真似してみてください。
企業のTikTok活用事例【運用編】
上記ではTikTok広告を活用する3社を紹介しました。
ここからは、TikTokを運用している企業の事例を3つ紹介します。
TikTokを運用している企業
- クラシル
- ローソン
- CCHANEL
クラシル
画像参照:https://www.tiktok.com/@kurashiru.com
クラシルは料理のレシピ動画を投稿しており、フォロワー数は237万人を超えています。
クラシルの特徴
- 真上から撮影した動画で、簡単にレシピが分かるようになっている
- 最初の2秒に完成した料理を見せることで興味を惹き付けている
- 動画の本編はYouTubeだけに載せ、YouTubeの登録者数増加を図っている
クラシルのYouTube登録者数は約70万人と多く、TikTokからの流入に成功していると考えられます。自社サービスやYouTubeの登録者を増やしたい方はクラシルを参考にすると良いでしょう。
ローソン
画像参照:https://www.tiktok.com/@akiko_lawson?lang=ja-JP
ローソンはキャンペーン投稿や商品紹介動画を投稿しており、フォロワー数は16万人を超えています。
ローソンの特徴
- フォロー&コメントで抽選キャンペーンを行うことで、トップページへの露出回数増加を図っている
- 新商品の紹介動画を投稿し、認知度向上と販売促進をしている
- からあげクンやエルチキンちゃんなど公式キャラクターを起用している
売り出したい商品がある方はローソンのキャンペーン投稿を参考にすると良いでしょう。
C CHANNEL
画像参照:https://www.tiktok.com/@cchannel_girls?lang=ja-JP
C CHANNELはメイク動画やDIY動画を投稿しており、フォロワー数は140万人を超えています。
C CHANNELの特徴
- コメントのリクエストに応じた動画を投稿している
- テンポよく進む動画でユーザーに見飽きさせていない
- ターゲットを女性のみに絞り、女性向けコンテンツを投稿している
動画に興味を持った方が最終的に自社サイトへ遷移するような導線を作っている点が特徴的です。自社サービスの利用者数を増やしたい方は参考にすべき事例でしょう。
まとめ
今回はTikTokの企業活用例を紹介しました。
本記事の内容をまとめます。
- TikTokを活用するメリットは「年齢層が上がっている」「コンテンツ支出に積極的である」「広告に嫌悪感がない」の3点
- TikTokの活用方法は大きく分けて「ハッシュタグチャレンジ広告」と「アカウントの運用」の2つに分けられる
- TikTokを効果的に活用するには「目的を定めた運用」「環境変化に対応する知識」が重要
TikTokは成長途中にあるSNSであるが故に、アルゴリズムの変動や、環境の変化のスピードが活発です。
自社で運用していくのであれば常に情報収集が欠かせません。そこに不安のある方は運用代行やコンサルに任せるというのも一つの手でしょう。
pamxyのTikTok運用代行
株式会社pamxyでは、TikTok運用代行サービスを行っています。
SNS総フォロワー数150万人越のSNSマーケティングの最前線を走る企業として、日々最新情報をキャッチしながら運用を行なっています。
実際に弊社で運用しているアカウントは、累計フォロワー33万人、TikTok内コンテストで2度優勝、TikTok公式クリエイターに認定されています。
アカウント運用の中で培われたノウハウを生かして、SNS累計登録者100万人超のプロのSNSマーケターがTikTok運用を一からサポートします。
「認知度・ブランディングを高めたい」「TikTokを活用してターゲット層にリーチさせたい」「新商品をPRしたい」といった様々な場面におけるニーズにお答えします。
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